有価証券報告書-第3期(2023/04/01-2024/03/31)
(1)経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度における国内経済は、個人消費や設備投資が持ち直し、景気の緩やかな回復基調が続きました。
世界経済は、資源エネルギー価格の高騰や中国経済の減速等、依然として先行き不透明な状況が続いております。
このような環境の下で当社グループは、国内外の市場における顧客への取引深耕に積極的に取り組んでまいりましたが、難燃剤事業における需要減少の影響を受けた結果、当連結会計年度における当社グループの業績は、売上高は9,686百万円(前期比△2,166百万円、18.3%減)、営業損失は105百万円(前連結会計年度は991百万円の営業利益)、経常損失は10百万円(前連結会計年度は1,179百万円の経常利益)、親会社株主に帰属する当期純利益は82百万円(前期比△738百万円、89.9%減)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
ファインケミカル事業
ファインケミカル事業につきましては、電子材料製品市場の低迷が継続したことに加え、一部の医薬関連製品の需要が減少したことにより売上高は減少いたしました。
この結果、売上高3,905百万円(前期比△438百万円、10.1%減)、セグメント利益は615百万円(同△152百万
円、19.8%減)となりました。
難燃剤事業
難燃剤事業につきましては、国内外の市場環境悪化が継続しており、電子材料部材や家電製品等に使用される一部プラスチック用難燃剤需要の大幅な減少が継続しております。これに伴い、販売数量・単価ともに下落したことにより売上高は大きく減少いたしました。
この結果、売上高は4,386百万円(同△1,858百万円、29.8%減)、セグメント利益は350百万円(同△963百万
円、73.3%減)となりました。
ヘルスサポート事業
ヘルスサポート事業につきましては、主力の人工透析用原料等は安定した国内需要を維持いたしました。
この結果、売上高は1,394百万円(同+129百万円、10.3%増)、セグメント利益は62百万円(同+30百万円、
99.3%増)となりました。
財政状態に関しましては、次のとおりであります。
(資産、負債及び純資産の状況)
当社グループの当連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末に比べて913百万円減少し、14,098百万円となりました。これは主に、現預金及び売掛金が減少したことによるものであります。
負債は、前連結会計年度末に比べて1,123百万円減少し、2,848百万円となりました。これは主に、買掛金の減
少、及び株式譲渡により八幸通商株式会社を連結の範囲から除外したことによる短期借入金等の減少によるものであります。
純資産は、前連結会計年度末に比べて210百万円増加し、11,249百万円となりました。これは主に、その他有価証券評価差額金が増加したことによるものであります。
②キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ435百万円
減少し、当連結会計年度末には3,286百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果使用した資金は118百万円(前年は1,647百万円の獲得)となりました。これは主に、税金等調整
前当期純利益の減少によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は231百万円(前年は199百万円の獲得)となりました。これは主に、有形固定資産
の取得によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は75百万円(前年は125百万円の支出)となりました。これは主に、配当金の支払
によるものであります。
③生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
b.商品仕入実績
当連結会計年度の商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
c.受注実績
当社グループは見込み生産を行っているため、該当事項はありません。
d.販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注)最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において判断したものであります。
①重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる企業会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当たり、採用している重要な会計方針は「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等 (1)連結財務諸表注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載のとおりであります。
当社グループの連結財務諸表の作成において、損益又は資産の状況に影響を与える見積り及び判断は、過去の実績や当該取引の状況、入手可能な情報に基づいておりますが、見積りは不確実性を伴うため、実際の結果はこれらと異なる場合があります。
連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。
②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
売上高
売上高は前連結会計年度に比べ2,166百万円減少の9,686百万円(前期比18.3%減)となりました。これは、ファインケミカル事業において、電子材料製品市場の低迷が継続したことに加え、一部の医薬関連製品の需要が減少したこと、及び難燃剤事業において、国内外の市場環境悪化の継続により、電子材料部材や家電製品等に使用される一部プラスチック用難燃剤需要が大幅に減少したことが主な要因であります。
営業損失
営業損失は105百万円(前連結会計年度は991百万円の営業利益)となりました。これはファインケミカル事業及び難燃剤事業において、需要減少の影響を受けたことが主な要因であります。
経常損失
経常損失は10百万円(前連結会計年度は1,179百万円の経常利益)となりました。これは、営業損失と同様の要因であります。
親会社株主に帰属する当期純利益
親会社株主に帰属する当期純利益は前連結会計年度に比べ738百万円減少の82百万円(前期比89.9%減)となりました。これは、営業損失と同様の要因であります。
当社グループの経営成績等に重要な影響を与える要因として、国内外の景気動向及び難燃剤の需要動向、当社グループが使用する原材料の市況変動に影響を受ける可能性があります。
資本の財源及び資金の流動性については、当社グループは事業運営上必要な資金の流動性の向上と資金の源泉を安定的に確保することを基本としております。
当社グループの運転資金需要のうち主なものは、原材料の購入費用他、製造費用、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、設備投資及び投資有価証券の取得等であります。
短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資等の資金調達につきましては、自己資金及び金融機関からの長期借入を基本としております。
なお、当連結会計年度末における借入金は該当なく、現金及び現金同等物の残高は3,286百万円となっております。
経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等については、当社グループは投下資本の運用効率と収益を重視し、自己資本利益率(ROE)を経営管理の重要指標として位置付け、2024年6月24日公表のグループ中期計画において目標値を8%以上に設定しております。
当連結会計年度におけるROEは0.7%(前期比6.7ポイント減)であります。これはファインケミカル事業及び難燃剤事業において需要減少の影響を受けたことにより、親会社株主に帰属する当期純利益が減少したことが主な要因であります。引き続き当該指標の改善に向けグループが一体となり取り組んでまいります。
セグメントごとの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
ファインケミカル事業
電子材料製品市場の低迷が継続したことに加え、一部の医薬関連製品の需要が減少したことから、前期比で減収減益となりました。
難燃剤事業
国内外の市場環境悪化が継続しており、電子材料部材や家電製品等に使用される一部プラスチック用難燃剤需要の大幅な減少から、前期比で減収減益となりました。
ヘルスサポート事業
主力の人工透析用原料等は安定した国内需要を維持したことから、前期比で増収増益となりました。
当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度における国内経済は、個人消費や設備投資が持ち直し、景気の緩やかな回復基調が続きました。
世界経済は、資源エネルギー価格の高騰や中国経済の減速等、依然として先行き不透明な状況が続いております。
このような環境の下で当社グループは、国内外の市場における顧客への取引深耕に積極的に取り組んでまいりましたが、難燃剤事業における需要減少の影響を受けた結果、当連結会計年度における当社グループの業績は、売上高は9,686百万円(前期比△2,166百万円、18.3%減)、営業損失は105百万円(前連結会計年度は991百万円の営業利益)、経常損失は10百万円(前連結会計年度は1,179百万円の経常利益)、親会社株主に帰属する当期純利益は82百万円(前期比△738百万円、89.9%減)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
ファインケミカル事業
ファインケミカル事業につきましては、電子材料製品市場の低迷が継続したことに加え、一部の医薬関連製品の需要が減少したことにより売上高は減少いたしました。
この結果、売上高3,905百万円(前期比△438百万円、10.1%減)、セグメント利益は615百万円(同△152百万
円、19.8%減)となりました。
難燃剤事業
難燃剤事業につきましては、国内外の市場環境悪化が継続しており、電子材料部材や家電製品等に使用される一部プラスチック用難燃剤需要の大幅な減少が継続しております。これに伴い、販売数量・単価ともに下落したことにより売上高は大きく減少いたしました。
この結果、売上高は4,386百万円(同△1,858百万円、29.8%減)、セグメント利益は350百万円(同△963百万
円、73.3%減)となりました。
ヘルスサポート事業
ヘルスサポート事業につきましては、主力の人工透析用原料等は安定した国内需要を維持いたしました。
この結果、売上高は1,394百万円(同+129百万円、10.3%増)、セグメント利益は62百万円(同+30百万円、
99.3%増)となりました。
財政状態に関しましては、次のとおりであります。
(資産、負債及び純資産の状況)
当社グループの当連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末に比べて913百万円減少し、14,098百万円となりました。これは主に、現預金及び売掛金が減少したことによるものであります。
負債は、前連結会計年度末に比べて1,123百万円減少し、2,848百万円となりました。これは主に、買掛金の減
少、及び株式譲渡により八幸通商株式会社を連結の範囲から除外したことによる短期借入金等の減少によるものであります。
純資産は、前連結会計年度末に比べて210百万円増加し、11,249百万円となりました。これは主に、その他有価証券評価差額金が増加したことによるものであります。
②キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ435百万円
減少し、当連結会計年度末には3,286百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果使用した資金は118百万円(前年は1,647百万円の獲得)となりました。これは主に、税金等調整
前当期純利益の減少によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は231百万円(前年は199百万円の獲得)となりました。これは主に、有形固定資産
の取得によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は75百万円(前年は125百万円の支出)となりました。これは主に、配当金の支払
によるものであります。
③生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自2023年4月1日 至2024年3月31日) | 前年同期比(%) |
| ファインケミカル事業(百万円) | 4,385 | 113.2 |
| 難燃剤事業(百万円) | 4,490 | 66.9 |
| ヘルスサポート事業(百万円) | 695 | 101.3 |
| 合計(百万円) | 9,571 | 84.9 |
b.商品仕入実績
当連結会計年度の商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自2023年4月1日 至2024年3月31日) | 前年同期比(%) |
| ファインケミカル事業(百万円) | 457 | 74.3 |
| 難燃剤事業(百万円) | 36 | 104.5 |
| ヘルスサポート事業(百万円) | 679 | 123.7 |
| 合計(百万円) | 1,173 | 97.8 |
c.受注実績
当社グループは見込み生産を行っているため、該当事項はありません。
d.販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 当連結会計年度 (自2023年4月1日 至2024年3月31日) | 前年同期比(%) |
| ファインケミカル事業(百万円) | 3,905 | 89.9 |
| 難燃剤事業(百万円) | 4,386 | 70.2 |
| ヘルスサポート事業(百万円) | 1,394 | 110.3 |
| 合計(百万円) | 9,686 | 81.7 |
(注)最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。
| 相手先 | 前連結会計年度 (自2022年4月1日 至2023年3月31日) | 当連結会計年度 (自2023年4月1日 至2024年3月31日) | ||
| 金額(百万円) | 割合(%) | 金額(百万円) | 割合(%) | |
| 第一工業製薬株式会社 | 2,041 | 17.2 | 1,473 | 15.2 |
| 中尾薬品株式会社 | 863 | 7.3 | 1,056 | 10.9 |
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において判断したものであります。
①重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる企業会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当たり、採用している重要な会計方針は「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等 (1)連結財務諸表注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載のとおりであります。
当社グループの連結財務諸表の作成において、損益又は資産の状況に影響を与える見積り及び判断は、過去の実績や当該取引の状況、入手可能な情報に基づいておりますが、見積りは不確実性を伴うため、実際の結果はこれらと異なる場合があります。
連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。
②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
売上高
売上高は前連結会計年度に比べ2,166百万円減少の9,686百万円(前期比18.3%減)となりました。これは、ファインケミカル事業において、電子材料製品市場の低迷が継続したことに加え、一部の医薬関連製品の需要が減少したこと、及び難燃剤事業において、国内外の市場環境悪化の継続により、電子材料部材や家電製品等に使用される一部プラスチック用難燃剤需要が大幅に減少したことが主な要因であります。
営業損失
営業損失は105百万円(前連結会計年度は991百万円の営業利益)となりました。これはファインケミカル事業及び難燃剤事業において、需要減少の影響を受けたことが主な要因であります。
経常損失
経常損失は10百万円(前連結会計年度は1,179百万円の経常利益)となりました。これは、営業損失と同様の要因であります。
親会社株主に帰属する当期純利益
親会社株主に帰属する当期純利益は前連結会計年度に比べ738百万円減少の82百万円(前期比89.9%減)となりました。これは、営業損失と同様の要因であります。
当社グループの経営成績等に重要な影響を与える要因として、国内外の景気動向及び難燃剤の需要動向、当社グループが使用する原材料の市況変動に影響を受ける可能性があります。
資本の財源及び資金の流動性については、当社グループは事業運営上必要な資金の流動性の向上と資金の源泉を安定的に確保することを基本としております。
当社グループの運転資金需要のうち主なものは、原材料の購入費用他、製造費用、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、設備投資及び投資有価証券の取得等であります。
短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資等の資金調達につきましては、自己資金及び金融機関からの長期借入を基本としております。
なお、当連結会計年度末における借入金は該当なく、現金及び現金同等物の残高は3,286百万円となっております。
経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等については、当社グループは投下資本の運用効率と収益を重視し、自己資本利益率(ROE)を経営管理の重要指標として位置付け、2024年6月24日公表のグループ中期計画において目標値を8%以上に設定しております。
当連結会計年度におけるROEは0.7%(前期比6.7ポイント減)であります。これはファインケミカル事業及び難燃剤事業において需要減少の影響を受けたことにより、親会社株主に帰属する当期純利益が減少したことが主な要因であります。引き続き当該指標の改善に向けグループが一体となり取り組んでまいります。
セグメントごとの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
ファインケミカル事業
電子材料製品市場の低迷が継続したことに加え、一部の医薬関連製品の需要が減少したことから、前期比で減収減益となりました。
難燃剤事業
国内外の市場環境悪化が継続しており、電子材料部材や家電製品等に使用される一部プラスチック用難燃剤需要の大幅な減少から、前期比で減収減益となりました。
ヘルスサポート事業
主力の人工透析用原料等は安定した国内需要を維持したことから、前期比で増収増益となりました。