有価証券報告書-第32期(2025/01/01-2025/12/31)

【提出】
2026/03/25 16:00
【資料】
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【項目】
127項目
(1) 経営成績等の状況の概要
① 財政状態の状況
(資産)
当事業年度末の資産合計は4,611,489千円となり、前事業年度末に比べ180,276千円(3.8%)減少いたしました。
流動資産は、前事業年度末に比べ623,632千円(16.1%)減少し、3,258,676千円となりました。これは主に、下半期シーズン向けの商品仕入が増加したことに伴い、商品が49,081千円(12.1%)増加、また、下半期シーズン向けの商品出荷が増加していることに伴い、受取手形及び売掛金が60,793千円(15.1%)増加した一方で、中国における合弁会社設立に伴う出資や、前事業年度末の未払法人税等の支払、商品仕入に係る支払が増加していること等により、現金及び預金が792,566千円(27.3%)減少したこと等によるものであります。
固定資産の残高は、前事業年度末に比べ443,356千円(48.7%)増加し、1,352,812千円となりました。これは主に、中国事業展開に向けた合弁会社を設立したことに伴い、関係会社株式が295,480千円(前事業年度末は計上なし)増加、2025年6月にMARK&LONA 御殿場プレミアム・アウトレット、2025年8月にMARK&LONA りんくうプレミアム・アウトレットを開店したこと、並びに2025年9月にMARK&LONA 松坂屋名古屋店をリニューアルオープンしたことにより、敷金及び保証金が34,774千円(15.9%)、建物及び構築物が22,001千円(5.8%)増加したこと等によるものであります。
(負債)
当事業年度末の負債合計は、569,050千円となり、前事業年度末に比べ240,129千円(29.7%)減少いたしました。
流動負債の残高は、前事業年度末に比べ261,839千円(39.2%)減少し、405,271千円となりました。これは主に、前事業年度末に比べて決算月における次シーズン向けの仕入が減少していることに伴い、買掛金が69,813千円(43.4%)減少し、次シーズン向け商品の前受代金の減少に伴い、契約負債が159,858千円(58.4%)減少したこと等によるものであります。
固定負債の残高は、前事業年度末に比べ21,710千円(15.3%)増加し、163,778千円となりました。これは主に、MARK&LONA 御殿場プレミアム・アウトレット、MARK&LONA りんくうプレミアム・アウトレットの開店、並びにMARK&LONA 松坂屋名古屋店のリニューアルオープン等に伴い資産除去債務が21,103千円(17.4%)増加したことによるものであります。
(純資産)
当事業年度末の純資産の残高は、4,042,438千円となり、前事業年度末に比べ59,852千円(1.5%)増加いたしました。これは、当期純利益を計上したことにより利益剰余金が増加したこと、譲渡制限付株式報酬としての新株式を発行したことによるものであります。
この結果、当事業年度末における自己資本比率は、87.7%となりました。
② 経営成績の状況
当事業年度(2025年1月1日~2025年12月31日)における我が国経済は、堅調な企業収益や賃上げの進展が見られたものの、米国の通商政策を含めた不安定な海外情勢と原材料価格等の高止まりが下押し圧力となり、景気は一進一退の状況で推移いたしました。
当社の属する衣料品販売業界においても、原材料費や物流費、電力料の高騰等、厳しい経営環境が続き、また、物価の上昇等から購買行動の慎重化が顕著となっております。
このような環境の中、当社はオンライン・オフラインの双方から、国内外における販売強化に努めてまいりました。
これらの結果として、当事業年度における売上高は4,863,553千円(前年同期比0.0%減)となり、営業利益は59,324千円(前年同期比64.3%減)、経常利益は63,987千円(前年同期比62.4%減)、当期純利益は34,847千円(前年同期比68.0%減)となりました。
なお、当社は衣料品等の企画販売事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載はしておりません。
③ キャッシュ・フローの状況
当事業年度末の現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は930,062千円と、前事業年度末に比べ1,493,752千円(61.6%)の減少となりました。当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とその要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果使用した資金は254,381千円(前期は238,115千円の収入)となりました。これは主に、税引前当期純利益を63,987千円、減価償却費134,291千円を計上したものの、売上債権が61,321千円、商品が49,081千円増加し、仕入債務が69,813千円、契約負債が159,858千円減少したことに加え、法人税等の支払額を73,618千円計上したこと等によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は1,238,961千円(前期は172,623千円の支出)となりました。これは主に、資金の効率的運用の観点から、定期預金払戻による収入1,260,573千円を計上したものの、定期預金の預入による支出1,961,759千円を計上したこと、ならびに中国における合弁会社設立に伴う関係会社株式の取得による支出295,480千円、店舗設備の取得等に伴う有形固定資産の取得による支出122,805千円を計上したこと等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果得られた資金及び使用した資金はありません。
④ 生産、受注及び販売の実績
イ.生産実績
当社は生産活動を行っておりませんので、該当事項はありません。
ロ.仕入実績
当事業年度の仕入実績は次のとおりであります。なお、当社は、衣料品等の企画販売事業の単一セグメントであります。
セグメントの名称金額(千円)前年同期比(%)
衣料品等の企画販売事業1,998,39094.3
合計1,998,39094.3

ハ.販売実績
当事業年度の販売実績は次のとおりであります。なお、当社は、衣料品等の企画販売事業の単一セグメントであります。
セグメントの名称金額(千円)前年同期比(%)
衣料品等の企画販売事業4,863,553100.0
合計4,863,553100.0

(注) 最近2事業年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。
相手先第31期事業年度
(自 2024年1月1日
至 2024年12月31日)
第32期事業年度
(自 2025年1月1日
至 2025年12月31日)
金額(千円)割合(%)金額(千円)割合(%)
JC FAMILY CO., LTD.1,476,05430.31,323,49227.2


(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。
① 重要な会計方針及び見積り並びに当該見積りに用いた仮定
当社の財務諸表はわが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に準拠して作成されております。この財務諸表の作成にあたり、見積りが必要な事項につきましては、一定の会計基準の範囲内にて合理的な基準に基づき、会計上の見積りを行っております。
財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1) 財務諸表 注記事項 重要な会計上の見積り」に記載しております。
② 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
イ.経営成績の分析
当事業年度の経営成績につきましては、「(1) 経営成績等の状況の概要 ② 経営成績の状況」に記載しております。なお、特に重要な指標の内容は以下のとおりであります。
(売上高)
当事業年度の売上高は4,863,553千円(前期比0.0%減)となりました。前事業年度に引き続き、デジタル化の推進と海外展開の拡大に向けて、オフライン・オンラインの販売チャネルの融合、新規店舗の出店も含めた集客・販売力の強化を図り、国内リテール、国内EC、及び海外ECにおいて売上の拡大に努めております。また、韓国卸、中国卸、海外卸、及び国内卸の各卸においても、特に海外における新規取引先の獲得等を進め、売上の拡大を図っております。
当社の事業区分別の内訳は、次のとおりであります。
相手先第31期事業年度
(自 2024年1月1日
至 2024年12月31日)
第32期事業年度
(自 2025年1月1日
至 2025年12月31日)
金額(千円)割合(%)金額(千円)割合(%)
国内リテール1,762,88236.22,086,31442.9
国内EC915,90318.8820,18216.9
海外EC132,9142.7103,1142.1
韓国卸1,476,05430.31,323,49227.2
中国卸--100,4962.1
海外卸216,3784.4147,3583.0
国内卸318,3366.5264,7395.4
その他41,2960.817,8550.4

(売上総利益及び営業利益)
当事業年度の売上原価は、1,922,335千円(前期比6.5%減)となりました。商品の原価目標を設定した売上原価率の低減を徹底した結果、当事業年度は売上原価率39.5%となっております。この結果、当事業年度の売上総利益は、2,941,217千円(前期比4.8%増)となり、売上総利益率は60.5%となっております。また、当事業年度の販売費及び一般管理費は、2,881,892千円(前期比9.1%増)となりました。中長期的な成長に向け投資を行う中で、業容拡大に向け全社で人材採用を強化した結果として採用活動経費等の業務委託費用、給料手当が増加し、新規店舗の出店に伴い地代家賃及び減価償却費等が増加傾向にあります。この結果、当事業年度の営業利益は59,324千円(前期比64.3%減)となりました。
また、上記指標の計画達成に向けて、事業運営上重要と考えている重要指標として、今後の事業拡大の主たる部分について、海外売上高及びEC売上高の増加を想定していることから、海外売上高比率とEC化率の上昇に取り組んでおりますが、前事業年度及び当事業年度の推移は以下のとおりであります。
2024年12月期2025年12月期
海外売上高比率(%)37.534.4
D2C化率(%)57.861.9
EC化率(%)21.619.0

(注) 1.海外売上高比率=(海外EC売上高+韓国卸売上高+中国卸売上高+海外卸売上高)÷売上高
2.D2C比率=(国内リテール売上高+国内EC売上高+海外EC売上高)÷売上高
3.EC化率=(国内EC売上高+海外EC売上高)÷売上高
ロ.財政状態の分析
財政状態につきましては、「(1) 経営成績等の状況の概要①財政状態の状況」に記載しております。
ハ.キャッシュ・フローの分析
キャッシュ・フローの分析につきましては、「(1) 経営成績等の状況の概要③キャッシュ・フローの状況」に記載しております。
ニ.資本の財源及び資金の流動性の分析
これまでの当社の運転資金需要の主なものは、商品仕入のほか、販売費及び一般管理費等の営業費用によるものです。投資を目的とした資金需要は、主として国内出店・改装等の設備投資によるものです。
当社の運転資金及び出店資金については内部留保で賄っておりますが、外部からの資金調達が必要である場合には銀行借入による調達を行う方針です。
今後は国内出店・改装以外にも国内店舗・自社ECにおけるデジタル化、ICT化の推進、基幹システム整備、物流倉庫の自動化等を目的に設備投資を計画しておりますが、資本と有利子負債の最適配分を見極め、投下資本の効率的な活用を主眼とした事業運営を行ってまいります。
なお、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題」に記載のとおり、現時点において財務上の課題は認識しておりませんが、継続的かつ安定的な事業の拡大を図る上では、手許資金の流動性確保や金融機関との良好な取引関係が重要であると考えており、資金繰りが悪化した場合においては銀行等の金融機関からの借入調達により資金の流動性確保に努めていく方針です。
ホ.経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当社の経営方針・経営戦略については「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (1) 経営方針」、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (2) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等」及び「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (4) 中長期的な会社の経営戦略」に記載のとおり、主な経営指標として売上高、売上総利益、及び営業利益を重視しております。当事業年度における各指標の計画比の達成率は以下のとおりであり、引続き計画達成に向けて対処すべき経営課題の改善を図りながら、経営戦略を推進してまいります。
2025年12月期(計画)2025年12月期(実績)達成率(%)
売上高(千円)5,120,1954,863,55394.9
売上総利益(千円)2,972,2792,941,21798.9
営業利益(千円)236,66359,32425.0

なお、過去2事業年度における売上高、売上総利益、売上総利益率、営業利益、及び営業利益率、並びに補足情報としての在庫回転率の推移は以下のとおりであります。
2024年12月期(実績)2025年12月期(実績)
売上高(千円)4,863,7664,863,553
売上総利益(千円)2,807,0632,941,217
売上総利益率(%)57.760.5
営業利益(千円)166,05259,324
営業利益率(%)3.41.2
在庫回転率(回)(注)5.34.4

(注) 在庫回転率=売上原価÷{(商品期首棚卸高+商品期末棚卸高)÷2}

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