有価証券報告書-第10期(2024/01/01-2024/12/31)

【提出】
2025/03/28 12:24
【資料】
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【項目】
129項目
当社グループは、当連結会計年度より連結財務諸表を作成しているため、前連結会計年度との比較・分析の記載はしておりません。
(1) 経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という)の状況の概要は次のとおりであります。
① 経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善が進んでいるものの、ウクライナ情勢や中東情勢等の地政学的リスクを背景とした資源・原材料価格の高騰や、円安に伴う物価の上昇から個人消費への影響が懸念されており、引き続き景気の先行きは不透明な状況が続いております。
このような経済環境の下、当社グループは、健康寿命の8年延伸を目指し『+8Y健康長寿社会の実現』をミッションに掲げております。そしてアナログ業務からデジタル業務へのDXを推進して、個人・法人・行政・医療施設をつなぎ、予防医療のアップデートの実現に向け、事業を展開しております。
当社グループのセグメントは、ヘルステック事業の単一でありますが、サービス提供内容に応じて、「予約」「広告」「DX」「ワクチン」に区分しております。
なお、当社グループは、当連結会計年度が連結初年度となるため、以下は当事業年度の経営成績を記載しております。
売上区分2023年12月期2024年12月期
金額(千円)構成比(%)金額(千円)構成比(%)
予 約562,91531.1629,69947.2
広 告253,18314.0303,55422.8
D X173,0459.6236,25517.7
ワクチン820,26845.3163,55012.3
合 計1,809,413100.01,333,059100.0

予約においては、人間ドック・健診予約サイト「MRSO.jp」を通じて、医療施設の予約数拡大に向けたマーケティング支援を行うと共に、利用者に対する人間ドック・健診の予約促進に向けた情報提供等の多様なサービス提供を行っております。当連結会計年度は、継続的な営業活動を通じた「MRSO.jp」の掲載医療施設数の拡大や、医療施設のWEB予約枠拡大に努めました。また、会員数拡大に向けた積極的なマーケティング活動を実施すると共に、引き続き業務提携先である生命保険会社等からの予約取扱高の増加もあり、「MRSO.jp」の予約取扱高は堅調に推移いたしました。医療施設向け人間ドック・健診WEB予約システムである「MRS」は、利用施設数の増加等により予約取扱高は堅調に推移いたしました。
広告においては、「MRSO.jp」トップページに設けた特集ページ等を通じた医療施設の露出量増加や企業との提携を通じた「MRSO.jp」でのプロモーション実施等を行っており、広告サービスの利用数拡大やその利用単価向上に取り組んでまいりました。
DXにおいては、医療施設や市町村を中心とする行政、法人に対して、主に業務効率化に資するWEB予約システムの提供を行っております。医療施設・法人向けDXは昨年並みの推移に加え、大規模開発案件により増加し、行政向けに提供している住民健診については昨年並みに推移いたしました。
ワクチンについては、新型コロナウイルスワクチン接種等に関する各種WEB予約システムについては、国の接種方針の大幅な変更にともない、一部を除き自治体のワクチン接種体制が終了したことから、システム利用が大幅に減少しております。また、大規模接種等サービスにおいては、国や都道府県が設置した各大規模接種会場の終了後も一部の職域接種会場でワクチン接種WEB予約システムを提供しておりましたが、第1四半期末をもってサービス提供を終了いたしております。
これらの結果、当連結会計年度における当社グループの売上高は1,333,059千円、営業利益は157,517千円、経常利益は157,412千円、親会社株主に帰属する当期純利益は101,004千円となりました。
なお、当社グループはヘルステック事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載は省略しております。
② 財政状態の状況
(流動資産)
当連結会計年度末における流動資産は2,106,396千円となり、その主な内訳は、現金及び預金1,809,396千円、売掛金250,633千円であります。
(固定資産)
当連結会計年度末における固定資産は150,416千円となり、その主な内訳は、投資有価証券60,034千円、差入保証金25,814千円、繰延税金資産57,588千円であります。
(流動負債)
当連結会計年度末における流動負債は234,452千円となり、その主な内訳は、買掛金33,002千円、未払金51,802千円、未払法人税等31,432千円、営業預り金67,550千円であります。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産は2,022,360千円となり、その主な内訳は、資本金122,351千円、資本剰余金329,541千円、利益剰余金1,573,995千円であります。
③ キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、1,809,396千円となりました。
各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、使用した資金は77,625千円となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益の計上157,412千円、売上債権の増加額55,860千円、法人税等の支払額50,774千円、契約負債の減少額159,436千円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、使用した資金は59,685千円となりました。これは主に、投資有価証券の取得による支出60,034千円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、得られた資金は22,892千円となりました。これは主に、東京証券取引所グロース市場への上場に伴うオーバーアロットメントによる売出しに関連した第三者割当増資による株式の発行による収入44,702千円、上場関連費用の支出13,703千円、長期借入金の返済による支出7,992千円よるものであります。
④ 生産、受注及び販売の実績
a 生産実績
当社グループ事業は、提供するサービスの性格上、生産実績の記載になじまないため、当該記載を省略しております。
b 受注実績
当社グループ事業は、受注生産形態をとらない事業であることから、当該記載を省略しております。
c 販売実績
当連結会計年度における販売実績をサービス区分別に示すと、次のとおりであります。なお、当社グループは、ヘルステック事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。
売上区分の名称金額(千円)
予 約629,699
広 告303,554
D X236,255
ワクチン163,550
合 計1,333,059

(注) 1.当連結会計年度において、ワクチンの販売実績は著しい減少となりました。これは、新型コロナウイルスワクチン接種等に関する各種WEB予約システムについては、国の接種方針の大幅な変更にともない、一部を除き自治体のワクチン接種体制が終了したこと等から第1四半期末をもってサービス提供を終了したことによるものであります。
2.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、当該割合が10%未満であるため記載を省略しております。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は、次のとおりであります。
文中の将来に関する事項は、本報告書提出日において当社グループが判断したものであります。
① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づいて作成されております。連結財務諸表で採用する重要な会計方針は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載のとおりであります。この連結財務諸表の作成にあたりまして、見積りが必要となる事項については、過去の実績や状況に応じ合理的と考えられる様々な要因に関して情報収集を行い、見積り金額を計算しておりますが、実際の結果はこれらの見積りと異なる場合があります。
また、連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。
② 財政状態及び経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
a 財政状態
財政状態の分析については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②財政状態の状況」に記載のとおりです。
b 経営成績の状況
(売上高)
当連結会計年度の売上高は1,333,059千円となりました。売上高の分析・検討内容につきましては「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①経営成績の状況」に記載のとおりです。
(売上原価、売上総利益)
当連結会計年度の売上原価は304,266千円となりました。これは主に「MRSOワクチン」に係るサーバー費用が抑制されたこと等によるものであります。この結果、売上総利益は1,028,793千円となりました。
(販売費及び一般管理費、営業利益)
当連結会計年度の販売費及び一般管理費は871,275千円となりました。これは主に「MRSO.jp」を通じた人間ドック・健診の予約取扱高増加に伴いリスティング広告費の増加や営業活動の外部委託を実施したこと等によるものであります。この結果、営業利益は157,517千円となりました。
(営業外損益、経常利益)
当連結会計年度の営業外収益として193千円、営業外費用として299千円を計上しました。この結果、経常利益は157,412千円となりました。
(特別損益、親会社株主に帰属する当期純利益)
当連結会計年度は特別損益の計上はなく、法人税等が56,407千円となりました。この結果、親会社株主に帰属する当期純利益は101,004千円となりました。
③ キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりです。
当社グループの資金需要のうち主なものは、システム開発投資や広告宣伝投資等が中心となりますが、これらの資金に関する財源は、自己資金及び金融機関からの借入により対応しております。
なお、当連結会計年度末の現金及び現金同等物残高は1,809,396千円、有利子負債(借入金)残高は7,366千円となっており、資金流動性の改善が図られております。
今後の更なる業容拡大に対応するための資金に関しては、自己資金に加えて、株式上場時の調達資金を用いて、成長投資の実行とともに財務基盤の強化を図ってまいります。
④ 経営成績に重要な影響を与える要因について
「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。
⑤ 経営者の問題認識と今後の方針について
「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。
⑥ 経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (4)経営戦略と経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等」に記載の通り、当社は売上高と営業利益を重要な経営指標として設定するとともに、これらの目標達成実現のための重要なKPIとして、サービス形態等に応じて、①「MRSO.jp」及び「MRS」を通じた人間ドック・健診の「予約取扱高」、②「予約取扱高」の母集団形成の基礎となる「MRSO.jp」の「掲載医療施設数」、③地方自治体等に提供する各種DXサービス等を利用する「契約アカウント数」(大規模接種等サービスに属する契約アカウント数を除く)を設定しております。
当連結会計年度は、売上高及び営業利益は減少した一方で、各KPIついて堅調に伸長しております。
重要指標2023年12月期2024年12月期増減率・増減数
売上高(千円)1,809,4131,333,059-
営業利益(千円)618,944157,517-
予約取扱高(千円)10,932,91412,147,18011.1%
MRSO.jp掲載医療施設数(件)1,3661,677311
契約アカウント数(件)877280△597

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