四半期報告書-第52期第3四半期(平成28年7月1日-平成28年9月30日)

【提出】
2016/11/14 9:48
【資料】
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【項目】
26項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(1) 経営成績の分析
当第3四半期連結累計期間における日本の経済は、政府・日銀の各種政策により企業収益や雇用環境の改善傾向は持続しているものの、新興国や資源国の景気減速や英国のEU離脱問題などに伴う世界経済の下振れリスクへの根強い懸念を背景に、為替の円高基調・株式市場の低迷が続くなど、先行き不透明な状況が続いております。
建設業界においては、ゼネコンの最高益更新が目につき、来年、オリンピック需要の盛り上がりが予想されるものの、足元の建設需要が落ち込んでおり、サブコン各社においては対応に苦慮しています。
PCカーテンウォール業界も当面、仕事量はそれほど多くないため、各社、工場の稼働率がそれほど高まっておらず、製造する案件の確保が至上命題となっています。
その中で、当社は今期の生産量はやや低下するものの、来年度のプロジェクト増加に備え、4工場体制を維持する所存です。また、工場の効率化推進、新商品の開発により、収益力の維持向上、マーケットの拡大を図ってゆきます。
当第3四半期連結累計期間における売上高は64億73百万円(前年同四半期比9.8%減)、営業利益10億57百万円(前年同四半期比21.3%減)、経常利益10億73百万円(前年同四半期比20.7%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益10億70百万円(前年同四半期比19.1%減)となりました。
なお、受注高は66億56百万円(前年同四半期比1.3%減)、受注残高は108億53百万円(前連結会計年度末比1.7%増)となりました。
セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。
①PCカーテンウォール事業
当第3四半期連結累計期間においては、工場稼働率が低い時期が続いたため、売上、利益とも低調に留まりました。
当セグメントの売上高は61億41百万円(前年同四半期比9.4%減)、セグメント利益は10億40百万円(前年同四半期比23.8%減)となりました。
②アクア事業
当第3四半期連結累計期間においては、学校関連及びフィットネスクラブのプールの新設・改修の受注が堅調に推移しております。
当セグメントの売上高は2億60百万円(前年同四半期比28.6%減)、セグメント利益は2百万円(前年同四半期は20百万円のセグメント損失)となりました。
③その他
その他は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、システム収納家具事業と建設事業(不動産賃貸事業を含む)であります。
当セグメントの売上高は71百万円(前年同四半期比88.9%増)、セグメント利益は11百万円(前年同四半期は1百万円のセグメント損失)となりました。
(2) 財政状態の分析
①資産の状況
当第3四半期連結会計期間末における資産合計は105億96百万円と前連結会計年度末と比較して13億10百万円の減少となりました。これは主に未成工事支出金が10億72百万円、電子記録債権が5億4百万円及び受取手形・完成工事未収入金等が3億86百万円減少したことによるものであります。
②負債の状況
当第3四半期連結会計期間末における負債合計は41億78百万円と前連結会計年度末と比較して20億38百万円の減少となりました。これは主に支払手形・工事未払金等が1億40百万円、未成工事受入金が12億33百万円及び長期借入金が3億44百万円減少したことによるものであります。
③純資産の状況
当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は64億18百万円と前連結会計年度末と比較して7億28百万円の増加となりました。これは主に利益剰余金が、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により10億70百万円増加したことと、配当金の支払いにより2億67百万円減少したことにより8億3百万円増加したことによるものであります。
(3) 事業上および財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社企業グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更および新たに生じた課題はありません。
(4) 研究開発活動
特記事項はありません。
(5) 従業員数
① 連結会社の状況
当第3四半期連結累計期間において、著しい増減はありません。
② 提出会社の状況
当第3四半期累計期間において、著しい増減はありません。
(6) 生産、受注及び販売の実績
当第3四半期連結累計期間の状況につきましては、(1)経営成績の分析をご参照下さい。
(7) 主要な設備
当第3四半期連結累計期間において、主要な設備の著しい変動及び主要な設備の前連結会計年度末における計画の著しい変更はありません。