有価証券報告書-第50期(平成26年4月1日-平成27年3月31日)

【提出】
2015/06/26 16:23
【資料】
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【項目】
107項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(1)財政状態の分析
(資産の部)
当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末に比べ7,529百万円増加し、162,158百万円となりました。
その主な要因は、現金預金、販売用不動産ならびに未収入金の増加等によるものです。
(負債の部)
負債は、前連結会計年度末に比べ2,545百万円増加し、63,027百万円となりました。
その主な要因は、未成工事受入金の増加等によるものです。
(純資産の部)
純資産は、前連結会計年度末に比べ4,983百万円増加し、99,131百万円となりました。
その主な要因は、当期純利益6,343百万円の計上および配当金の支払900百万円の結果、株主資本が5,121百万円増加した一方、少数株主持分が1,386百万円減少したこと等によるものです。
以上の結果、純資産の額から少数株主持分を控除した自己資本の額は86,350百万円となり、自己資本比率は、前連結会計年度末に比べ1.6ポイント上昇し53.3%となりました。
(2)経営成績の分析
(売上高)
当連結会計年度の売上高は、堅調な公共投資や好調な業績にともなう民間投資の回復への動き等を背景に順調に伸び、前期比6.5%増の189,212百万円となりました。その内訳は、建築事業87,331百万円(前期比7.6%増)、土木事業91,821百万円(前期比5.0%増)、不動産事業10,059百万円(前期比9.6%増)であります。
(営業利益)
売上高の順調な伸びに対し、建設技能労働者の確保難等、利益面では厳しい経営環境が続きましたが、引き続き原価低減や経費節減に努め、売上高総利益率は11.5%(前期は11.0%)と、ほぼ前期並みの利益率を維持することができた結果、営業利益は前期比9.9%増の7,155百万円となりました。その内訳は、建築事業4,304百万円(前期比4.7%減)、土木事業4,169百万円(前期比48.7%増)、不動産事業866百万円(前期比23.6%減)の各セグメント利益、およびセグメント利益の調整額△2,184百万円(各報告セグメントに帰属しない一般管理費等によるもの△2,186百万円他)であります。
(経常利益)
経常利益は前期比7.9%増の7,212百万円となりました。
(当期純利益)
当期純利益は、特別利益として2014年3月期に持分変動利益326百万円および負ののれん発生益2,092百万円を計上しましたが、当連結会計年度も青木あすなろ建設㈱のA種株式を普通株式に転換したことによる負ののれん発生益2,199百万円を計上した結果、前期比3.1%増の6,343百万円となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況の分析
当連結会計年度の現金及び現金同等物は、営業活動により3,823百万円増加、投資活動により280百万円増加し、財務活動により1,185百万円減少いたしました。
その結果、現金及び現金同等物の当連結会計年度末残高は、前連結会計年度末に比べ2,918百万円増加の71,762百万円となりました。
なお、キャッシュ・フローの詳細は、「1業績等の概要(2)キャッシュ・フローの状況」に記載しております。