訂正有価証券報告書-第77期(平成30年1月1日-平成30年12月31日)

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2019/03/29 15:06
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101項目
当連結会計年度の当グループに関する財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は、以下のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末(平成30年12月31日)現在において当グループが判断したものであります。
また、当グループは、食品事業の単一セグメントであるため、セグメント情報に記載された区分ごとの状況については、記載を省略しております。
(1) 財政状態の分析
① 事業全体の状況
a. 資産の部
当連結会計年度末の資産合計は19,470百万円となり前連結会計年度末より545百万円減少しました。
流動資産は、前連結会計年度末に比べ現金及び預金が232百万円及び売掛金385百万円減少したことなどにより、残高6,751百万円と前連結会計年度末より712百万円減少しました。
有形固定資産は、575百万円の設備投資などにより、残高8,127百万円と前連結会計年度末より192百万円増加しました。
投資その他の資産は、残高4,458百万円となり前連結会計年度末より0百万円増加しました。
b. 負債の部
当連結会計年度末の負債合計は10,520百万円となり前連結会計年度末より109百万円減少しました。
流動負債は、前連結会計年度末と比べ未払金212百万円増加したことなどにより、残高4,358百万円と前連結会計年度末より131百万円増加しました。
固定負債は、前連結会計年度末と比べ長期借入金208百万円減少したことなどにより、残高6,162百万円と前連結会計年度末より240百万円減少しました。
c. 純資産の部
当連結会計年度末の純資産合計は8,949百万円となり前連結会計年度末より436百万円減少しました。前連結会計年度末に比べ、利益剰余金が531百万円減少したことなどによります。
(2) 経営成績の状況
① 事業全体の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善が続く中で、景気は緩やかに回復しておりますが、米中貿易摩擦、英国のEU離脱問題などによる海外経済の不確実性が増しております。また、米国金利の上昇に連動して、トルコ・アルゼンチンといった新興国でインフレが加速するなど、金融資本市場での不安感が増大し、依然として先行き不透明な状況が続いております。
食品業界におきましては、消費者の節約・低価格志向は変わる気配がなく、それに伴って価格競争の激化は継続するという、厳しい事業環境が続いております。
このような状況下において、当グループでは基本方針に「ルールの確認と再徹底」、「全社一丸での収益改善」、「オンリーワン商品群の創造と供給体制づくり」を掲げ、厳しい経営環境の中でも耐えられる収益基盤の構築を行い、更なる企業価値の向上を目指してまいりました。
オンリーワン商品については、特定原材料7品目(卵、乳、小麦、えび、かに、そば、落花生)不使用、国産米粉100%を使用した米パンの新ブランド「FAHAN(ふぁはん)」を立ち上げ、「食事パン玄米」を発売いたしました。この商品は、『暮らしの質の向上を図ると共に、社会の課題やテーマの解決にデザインを活かすこと』を目的に毎年実施されているグッドデザイン賞(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を平成30年10月に受賞いたしました。
また、国内最大級の食品クチコミサイト「もぐナビ」が発表する「ベストフードアワード2018」 菓子パン部門において、「まるで本物のスイートポテトのような味わい」や「常温でも冷やしてでも焼いてもおいしい」など、濃厚な食感や様々な食べ方で楽しめる点が評価され、「スイートポテト蒸し」が2年連続第一位を獲得いたしました。
売上高に関しては、当社の売上の柱である「キャラクター商品」は、カードゲームの人気再来等の環境により需要が喚起され、映画キャンペーンやゲームと連動した企画により、売上を押し上げました。一方、夏場の記録的猛暑によるパン需要の減退や、台風の上陸に伴う、関西地方における大規模な停電により、当社工場も被災したため、短期間ながら商品の製造と供給の中断を余儀なくされた等により、売上が想定通りには推移いたしませんでした。
コスト面に関しては、原材料コストが上昇するなど、依然として厳しい事業環境が続く中、改善活動による生産効率の向上、原価管理の強化、物流費の改善に努めてまいりましたが、エネルギーコスト、働き方改革に伴う充分な人材を確保するための労務費・人件費の上昇等、厳しい状況が続きました。
以上の結果、当連結会計年度のパン部門の売上高は18,652百万円(前連結会計年度比1,436百万円の減少)、和洋菓子部門の売上高は3,331百万円(同273百万円の減少)、その他の売上高は3,161百万円(同252百万円の増加)となりました。よって売上高は25,145百万円(同1,457百万円の減少)となりました。営業損失は571百万円(同529百万円の悪化)、経常損失は賃貸収入など営業外収益270百万円、支払利息など営業外費用137百万円を計上した結果438百万円(同523百万円の悪化)となりました。親会社株主に帰属する当期純損失につきましては、投資有価証券売却による特別利益39百万円、不採算取引撤退に伴う物流拠点の見直しによる特別損失78百万円を計上した結果531百万円(同589百万円の悪化)となりました。
② 目標とする経営指標の達成状況等
当社はパン製造工場を保有し、そこで生産される製品を販売することを主たる事業としております。この観点よりお客様への販売実績、製造原価及び販売に関わる管理費用が収益を算定する上での重要項目と認識しており、これらの項目から算出される営業利益が最も重要な指標と考えております。
消費者の節約志向が続く中、当連結会計年度の売上高は25,145百万円(前連結会計年度26,602百万円)と前連結会計年度に比べ5.5%の減収となりました。
営業損益は、売上の減少に加え、原材料調達価格の上昇、エネルギーコストの上昇、働き方見直しに伴う人件費・労務費の増加などにより、571百万円の損失(前連結会計年度41百万円の損失)を計上いたしました。
この実績より、2年前に掲げた中期計画の最終年度にあたる2019年連結会計年度の指標「売上高35,000百万円、営業利益3%を目指すこと」を見直さざるを得ない状態と考えており、2019年連結会計年度の計画は売上高25,100百万円、営業損失50百万円としております。
しかしながら、2年前に掲げたオンリーワン企業を目指し各種施策に取り組み続けること、具体的には当社独自の商品を創り出すと共に、それを支える効率的な生産、物流体制を構築することで着実に採算を改善してまいります。同時に当社の強みであるキャラクター商品の拡販を促進し、洋菓子、ロングライフ商品など新規周辺領域に取り組むことで、2021年連結会計年度に売上高26,000百万円、営業利益2%を目指してまいります。
③生産、受注及び販売の状況
a. 生産実績
当連結会計年度における生産実績を単一セグメント内の部門別に示すと、次のとおりであります。
部門名金額(百万円)前年同期比(%)
食品事業
パン部門16,97793.0
和洋菓子部門3,03292.5
その他2,859107.8
合計22,86994.6

(注) 1 金額は、販売価格によっております。
2 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
b. 受注実績
当連結会計年度において受注実績は、金額に重要性がないため記載を省略しております。
c. 販売実績
当連結会計年度における販売実績を単一セグメント内の部門別に示すと、次のとおりであります。
部門名金額(百万円)前年同期比(%)
食品事業
パン部門18,65292.9
和洋菓子部門3,33192.4
その他3,161108.7
合計25,14594.5

(注) 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。

(3) キャッシュ・フローの状況
① 現金及び現金同等物
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ232百万円減少し、2,692百万円となりました。
② 営業活動によるキャッシュ・フロー
当連結会計年度における営業活動の資金収支は、減価償却費680百万円などにより348百万円の資金を得ることができました。
なお、前連結会計年度に比べ101百万円の収入の増加となりました。
③ 投資活動によるキャッシュ・フロー
当連結会計年度における投資活動の資金収支は、有形固定資産の取得による支出575百万円などにより542百万円の支出となりました。
なお、前連結会計年度に比べ287百万円の支出の増加となりました。
④ 財務活動によるキャッシュ・フロー
当連結会計年度における財務活動の資金収支は、短期借入金の返済額133百万円、社債の発行による収入350百万円、社債の償還による支出159百万円などにより37百万円の支出となりました。
なお、前連結会計年度に比べ80百万円の支出の増加となりました。
⑤ 資本の財源及び資金の流動性に係る情報
a. 主要な資金需要
当グループの資金需要のうち主なものは、製品製造のための原材料の購入、商品の仕入及び、製造経費、販売費及び一般管理費等の営業経費によるものであります。営業経費の主なものは、委託運送費、広告宣伝費などであります。
また、当グループは、生産設備の合理化・更新など継続的に設備投資を実施しております。
b. 重要な資本的支出の予定
重要な資本的支出の予定はありませんが、空調設備及びミキサー等の生産設備の更新560百万円の設備投資を計画しております。
これらの資金需要につきましては、自己資金及び金融機関からの借入及び社債発行等による資金調達にて充当する予定であります。
また、突発的な資金需要に対しては、迅速かつ確実に資金を調達できるようにコミットメントライン契約を締結し、流動性リスクに備えております。
(4) 重要な会計方針と見積り
当グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づいて作成しております。
この連結財務諸表の作成にあたり、連結会計年度末における資産、負債の金額、及び連結会計年度における収益、費用の金額に影響を与える重要な会計方針及び各種引当金等の見積り方法(計上基準)につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。
(5) 事業等のリスクに記載した重要事象等を改善するための対応策
当社は、「第2 事業の状況 2 事業等のリスク 」に記載のとおり、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような状況が存在しております。
しかしながら、以下の資金面を中心とした手当て及び改善策の実施により、現時点では継続企業の前提に関する重要な不確実性はないものと判断しております。
連結での営業キャッシュ・フローはプラスであり、資金面においては、平成29年5月18日に主力行の株式会社みずほ銀行と他の参加行の合意を得て総貸付極度額20億円のコミットメントライン契約を締結いたしました(コミットメント期間:平成29年5月18日から平成32年5月18日)。これらにより主要取引銀行の支援体制も十分に確保できております。
また、売上面につきましては、当社の強みであるキャラクター商品に注力し、新しい企画や新キャラクターの採用を進め、売上の増大を図ってまいります。生産面につきましては、DPS活動の継続により、品質の安定化と生産効率の改善を進めることはもとより、効率化・省人化を企図する設備投資により、労務費等の削減を図ってまいります。営業面につきましては、配送システムの効率化を促進することでコスト抑制に繋げてまいります。原材料の調達価格や労務費・人件費の上昇等、厳しい環境が見込まれますが、これらの施策により、早期の黒字化を目指してまいります。

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