有価証券報告書-第147期(2024/04/01-2025/03/31)

【提出】
2025/06/18 9:39
【資料】
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【項目】
220項目
(2)人財戦略
味の素グループは、2030ロードマップで定めた挑戦的なASV指標の達成には、4つの無形資産(技術・人財・顧客・組織)の更なる蓄積と成長が必要だと考えており、技術資産と顧客資産をつなぎ、イノベーションを生み出す人財資産への取組を特に強化しています。人財領域における主たる課題は下記のとおりですが、その解決に向けて“志”、“挑戦”、”多様性”、”Well-being”の4つの軸で”つなげる”というコンセプトのもと、グローバルに施策を展開しています(人財投資額(*8):2024年度約100億円/23-30年累計1,000億円以上)。これら人財資産の強化は組織資産としても蓄積され、技術資産および顧客資産を支える大きな土台となり、4つの無形資産の全体の更なる強化にもつながると考えています。
*8 機会投資含む金額
4つの無形資産
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[人財領域における主たる課題や更に強化すべき点]
・味の素グループ全体で共有する「Our Philosophy(志、ASV、AGW)」の更なる浸透。
・創業以来、大切にしている価値観であるAGW(新しい価値の創造、開拓者精神、社会への貢献、人を大切にする)をベースとした、「味の素グループらしい挑戦」を実行する機会の提供とそれを後押しする支援の強化。
・グローバルに食品とバイオ&ファインケミカル、地域、ジェンダー、キャリア、障がい等の観点で多様な人財を融合するダイバーシティ・エクイティ&インクルージョンの考え方のもと、「知・経験×属性」が融合されたクロスセクショナルチームで取り組み、イノベーションを共創する力の強化。特に国内においてはジェンダーの多様性の更なる促進。
・全ての基盤としての従業員およびその家族の心身の健康と幸せ。
[4つの“つなげる”戦略]
我々は会社の志に共感した社内外の仲間が集い、各人が知と経験を活かして挑戦に臨める環境があることがASV創出に必要と考えています。最重要基盤として、多様な人財が同じ方向を向けるよう、ASVマネジメントサイクルを更に加速し、会社と人財を志で「つなげる」ことを目指します。
挑戦味の素グループは、2030ロードマップで掲げる挑戦的な高い目標を実現するためには、AGW(新しい価値の創造、開拓者精神、社会への貢献、人を大切にする)のより一層の活性化が重要と考えています。失敗を恐れずに味の素グループらしい挑戦の機会とリーダーシップを提供し、従業員一人ひとりがコンフォートゾーンを超える文化を醸成し、戦略と人財を挑戦で「つなげる」ことを目指します。
多様性
(DE&I)
味の素グループは、グローバルに食品とバイオ&ファインケミカル、地域、ジェンダー、キャリア、障がい等の観点で多様な人財を社内外から求め、融合する事がイノベーション創出に重要であると考えます。お互いを尊重する文化の醸成とマネジメントの高度化を通じて、グローバルで多様な人財を「つなげる」ことを目指します。
Well-being味の素グループは従業員やその家族の生活基盤である身体的・精神的な健康、経済的な豊かさの向上が人財資産の基盤であると考えています。味の素グループで働いていると自然と健康になる環境・マネジメントや資産形成支援を通じてWell-beingと従業員を「つなげる」ことを目指します。

人財戦略の基本コンセプト
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味の素グループでは、ASVの自分ごと化を高める取組として、「理解/納得」、「共感/共鳴」、「実行/実現」、「モニタリング/改善」のステップからなるASVマネジメントサイクルを導入しています。会社と人財を志で「つなげる」取組において、2024年度は会社の志と個人の志の重なりを言語化するマイパーパスワークショップを実施するアンバサダーを49名育成、85社に展開し、「理解・納得」プロセスの強化を実施しました。2025年度は「実行/実現」プロセス強化に向けて、個人の志の言語化によって高められた内発的動機付けを行動変容に移す取組をグローバルで展開します。また、ASVエンゲージメントの進度を測る為に、エンゲージサーベイにおいてASV実現プロセススコア(*9)をグローバルでモニタリングしています。(実績:2024年度76%、目標:2025年度80%/2030年度85%)。2024年度は「チャレンジの推奨」や「インクルージョンによる共創」に関連する設問のスコアが上昇した一方で、「生産性向上(承認プロセスの課題)」に関連する設問、具体的には「私は、この会社では、日常業務で物事を決定するまでに、かなり多くの承認を得なければならないと思う」の好意的回答が20%(前年差△8%)に低下し、全体のスコアは昨年と同水準である76%にとどまりました。承認プロセスの改善はグループ全体で取り組むべき経営課題として捉えています。
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*9 ASV実現プロセスとは:個人によるASVの「自分ごと化」から、組織として成果を創出するまでの一連のプロセスと連動するエンゲージメントサーベイの9設問で構成(「志への共感」「顧客志向」「ASVの自分ごと化」「チャレンジの奨励」「インクルージョンによる共創(2問)」「生産性向上」「イノベーション創出」「社会・経済価値の創出」)

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