有価証券報告書-第18期(令和2年4月1日-令和3年3月31日)

【提出】
2021/06/28 17:13
【資料】
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【項目】
128項目
26.売上収益
(1)収益の分解
当社グループは、売上収益を財又はサービスの別及び販売経路別に分解しております。分解した売上収益と報告セグメントとの関連は、以下のとおりです。
前連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
(単位:百万円)

種類販売経路ヘルスケア・美容ライフスタイルインベストメント合計
小売25,55184,01712,750122,319
卸売3,27811,98815,65830,924
役務提供サービス小売21,7012,6497,02931,380
卸売343237,6878,054
金融サービス小売781--781
合計51,65898,67843,125193,461

当連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
(単位:百万円)

種類販売経路ヘルスケア・美容ライフスタイルインベストメント合計
小売24,48476,95711,444112,885
卸売2,74213,70912,39528,847
役務提供サービス小売14,8482,1535,75922,761
卸売661413,8544,556
金融サービス小売597--597
合計43,33392,86233,453169,649

当社グループは、主な収益を下記のとおり認識しています。
(ヘルスケア・美容)
ヘルスケア・美容セグメントでは、パーソナルトレーニングジム「RIZAP(ライザップ)」を始めとするRIZAP関連事業の運営、体型補整用下着、美容関連用品・化粧品・健康食品等の販売等を行っております。
RIZAP関連事業においては、会員に対して契約期間にわたりサービスを提供する義務を負っております。当該履行義務は、サービスを提供した時点で充足されるため、顧客によるセッション消化に応じて収益を認識しております。また、一部の契約は対価の回収が長期にわたり、重大な金融要素を含んでいるため、その影響を調整しております。その際、IFRS第15号第63項の実務上の便法を適用し、対価の回収期間が1年以内である場合には、金融要素の影響の調整を省略しております。また、サービスの提供前に対価を受け取る場合には、契約負債を計上しております。
体型補整用下着及び美容関連商品等の販売においては、顧客に商品を引き渡した時点で履行義務を充足したと判断し、同時点で収益を認識しております。また、収益を認識後、概ね1ヵ月以内に支払いを受けておりますが、一部の契約は対価の回収が長期にわたり、重大な金融要素を含んでいるため、その影響を調整しております。その際、IFRS第15号第63項の実務上の便法を適用し、対価の回収期間が1年以内である場合には、金融要素の影響の調整を省略しております。契約獲得の増分コストについても実務上の便法を適用し、発生時に費用として認識しています。返品見込額は収益から控除し、返金負債を計上しております。
(ライフスタイル)
ライフスタイルセグメントでは、エンターテイメント商品等の小売及びリユース事業の店舗運営、インテリア雑貨、アパレルおよびアパレル雑貨の企画・開発・製造および販売、スポーツ用品の販売等を行っております。
いずれも、顧客に商品を引き渡した時点で履行義務を充足したと判断し、同時点で収益を認識しております。また、収益を認識後、概ね1ヵ月以内に支払いを受けております。返品見込額は収益から控除し、返金負債を計上しております。
(インベストメント)
インベストメントセグメントでは、意匠撚糸等の企画・開発・製造及び販売、注文住宅・リフォーム事業及びフリーペーパーの編集・発行等を行っております。
意匠撚糸等の販売及び注文住宅・リフォーム事業等においては、顧客に商品を引き渡した時点で履行義務を充足したと判断し、同時点で収益を認識しております。また、収益を認識後、概ね1ヵ月以内に支払いを受けております。返品見込額は収益から控除し、返金負債を計上しております。
フリーペーパーの発行においては、広告を掲載した情報誌を発行した時点で履行義務を充足したと判断し、同時点で収益を認識しております。また、収益を認識後、概ね1ヵ月以内に支払いを受けております。
(2)契約資産及び契約負債
当社グループの契約資産及び契約負債の内訳は以下の通りです。
前連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
(単位:百万円)

2019年4月1日2020年3月31日
顧客との契約から生じた債権
受取手形及び売掛金31,61924,740
契約負債8,4547,159
返金負債81124

当連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
(単位:百万円)

2020年4月1日2021年3月31日
顧客との契約から生じた債権
受取手形及び売掛金24,74017,363
契約負債7,1596,174
返金負債1243

前連結会計年度及び当連結会計年度に認識した収益のうち、期首時点の契約負債残高に含まれていたものは、それぞれ8,416百万円及び7,131百万円です。
また、前連結会計年度において、株式会社ぱど及び株式会社三鈴の全株式を譲渡したことにより顧客との契約から生じた債権が1,418百万円、契約負債が46百万円減少しております。当連結会計年度において、株式会社エス・ワイ・エス、北斗印刷株式会社及び株式会社日本文芸社の全株式を譲渡したことにより顧客との契約から生じた債権が2,682百万円、契約負債が0百万円、返金負債が175百万円減少しております。
(3)残存履行義務に配分した取引価格
残存履行義務に配分した取引価格の総額及び収益の見込まれる期間は以下のとおりであります。
当社グループの当連結会計年度末現在で未充足の履行義務に係る将来認識されると見込まれる収益に重要性はありません。
なお、当社グループは、実務上の便法を適用し、当初の予想残存期間が1年以内の残存履行義務に関する情報の開示を省略しております。
(4)顧客との契約の獲得又は履行のためのコストから認識した資産
当社グループにおいては、顧客との契約の獲得または履行のためのコストから認識した資産はありません。