訂正有価証券報告書-第85期(平成26年4月1日-平成27年3月31日)

【提出】
2015/06/29 16:53
【資料】
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【項目】
89項目

対処すべき課題

当医療衛生材料業界におきましては、不安定要素の多い経済環境のなか、円安による輸入品調達価格の高止まりが見込まれ、依然として厳しい環境が続くものと思われます。
このような環境下で当社は、開発面では、医療機器製造における専門知識とマーケティング力を最大限に活用して、医療機関や学識経験者との共同開発を推進することで、専門性及び独自性のある製品の開発・製造に注力してまいります。また、ドラッグストアや介護施設に向けては、「口腔ケア用品」等の特長ある介護用品を始めとして、多分野にわたるニーズに沿った安心で安全な製品の開発に一層努めてまいります。
生産面では、大阪工場及び中国上海の協力工場の2拠点体制に生産体制を再編致します。これまで以上に効率的で高品質な自社生産体制を確立するとともに、生産委託先との関係性を強化してまいります。
販売面ではメディカル部門とコンシューマ部門の2営業本部体制にて自社製品の拡販に努めるとともに、海外に向けても展示会への出展等を行い自社製品の販売拡大を図ってまいります。
当社は、医療機関や販売店に対して安定的に製品をお届けすることが重要な使命と考えており、生産設備及び調達・物流体制の整備・拡充を図ることで、供給力の安定化を図ってまいります。
これらの諸策を、全社を挙げて積極的に進めるとともに、一層の経費削減を推進し、中長期的に安定した収益性を確立していく所存であります。