訂正有価証券報告書-第157期(平成27年4月1日-平成28年3月31日)

【提出】
2019/08/08 14:03
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【項目】
130項目

対処すべき課題

経済の先行きが依然として不透明な中、当社グループは対処すべき主要課題を次のように捉え、重点的に取り組んでまいります。
(1)中期経営計画の遂行
当社グループは、IoT(Internet of Things)の時流を踏まえ、熱・電気・電磁波コントロール材料を重点分野と定め、当該分野への経営資源の積極的投入により新製品開発を加速させ持続的な成長軌道に戻ることを目指し、平成28年3月期から3ヶ年の第6次中期経営計画を推進してまいりました。
その後1年を経過し、マーケティング及び新製品開発活動のこれまでの成果に加え、Aura社を子会社化するなどのグローバル目線での生産販売体制の強化や、赤字事業に対する抜本的対策の遂行状況も踏まえ、平成31年3月期を最終年度とした第6次中期経営計画のローリングプランを新たに策定し、本年4月よりその達成に向けた取組みを開始いたしました。
具体的には以下の5項目を主要課題に掲げ、第6次中期経営計画のローリングプランの達成を目指してまいります。
①当社の強みを活かせる熱・電気・電磁波コントロール材料関連分野への積極的なリソース投入
②事業部制の長所を活かしつつ全社横断的な取組みを可能にする連邦型事業部制への移行
③グローバル目線での生産販売体制最適化
④赤字事業に対する抜本的対策の立案と遂行
⑤知的財産権のより積極的な取得と参入障壁の構築
(2)ガバナンス体制の強化
当社グループは、創業精神に「誠実」「社会貢献」「開拓者精神」を掲げ、高い企業倫理のもとにグローバルな企業活動を行っております。引き続き内部統制システムの更なる洗練化に努めるとともに、経営の効率性、透明性及び公正性の確保と更なる充実を図り、もって企業活動を支えている全てのステークホルダーの利益を尊重し、持続的な成長を通じて企業価値を高め社会に貢献する会社を目指してまいります。
(3)安全な職場環境の整備
当社グループは、従業員により働きやすい職場を提供するため、「安全は利益に優先する」をスローガンに、5Sの徹底、安全対策工事、災害情報共有、危険予知トレーニング、声かけ運動等の安全活動を推進しております。引き続き、労働災害の撲滅を目指し、安全な職場環境の整備に取り組んでまいります。