有価証券報告書-第127期(令和2年4月1日-令和3年3月31日)

【提出】
2021/06/29 15:40
【資料】
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【項目】
150項目

設備の状況(設備投資・新設等)

DNPグループは、当連結会計年度において競争優位を確保するための成長分野への投資と既存分野の改善に重点を置き、資産計上ベースで716億円の設備投資を行いました。セグメントごとの概況は次のとおりであります。
(1)情報コミュニケーション部門
情報コミュニケーション部門における設備投資額は260億円でありました。
主なものとしては、情報イノベーション事業では、決済サービスの事業拡大を図る基盤システムを引き続き強化しました。イメージングコミュニケーション事業では、引き続きIDカード用生産設備を増設しました。出版関連事業では、図書館受託事業の拡大を図るため、図書装備業務用拠点を増設しました。
(2)生活・産業部門
生活・産業部門における設備投資額は300億円でありました。
主なものとしては、包装関連事業では、環境対応製品の拡充を図るためPETボトル用環境対応製品製造設備を導入しました。産業用高機能材関連事業では、需要拡大に対応してリチウムイオン電池用外装材の製造能力増強を図るため、引き続き生産設備の導入を進めました。
(3)エレクトロニクス部門
エレクトロニクス部門における設備投資額は119億円でありました。
主なものとしては、ディスプレイ関連製品事業では、有機ELディスプレイ向けの光学フィルム用製造設備を増強しました。電子デバイス事業では、メモリー用フォトマスクの最先端対応と生産増強を図るため、引き続き生産設備を導入しました。
(4)飲料部門
飲料部門における設備投資額は19億円でありました。
北海道コカ・コーラボトリング㈱において、需要の拡大に対応しアルコール飲料関連製造設備を導入しました。