有価証券報告書-第61期(令和2年4月1日-令和3年3月31日)

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2021/06/30 10:49
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136項目
(1)経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度における我が国の経済は、新型コロナウイルス感染症の影響による消費活動の著しい停滞等を背景に、極めて厳しい状況にあります。二度にわたる緊急事態宣言と解除に伴い、経済活動のレベルが段階的に引き上げられていく中、個人消費や輸出、生産を中心に持ち直しの動きも見られるものの、変異株の発生による感染収束の長期化や感染の再拡大が発生しており、今後の景気動向については先行き不透明な状況が続いております。
印刷業界においては、日本国内においては印刷需要が減少するなか受注競争による単価の下落、また、海外においても現地企業との受注競争の激化等、依然として厳しい経営環境が続いております。
このような状況のもと当社グループは、新型コロナウイルス感染症の拡大により業績の見通しが立たない中、「新・中期経営計画(2020年3月期~2022年3月期)」二年目にあたり、「顧客企業における最高のサプライヤーになる基盤を整備する」を経営の基本方針に掲げ、成長に向けた新たなチャレンジによる売上の拡大と効率化の推進による収益の改善に取り組んでまいりました。
その結果、当連結会計年度の売上高は10,547百万円(前年同期比99.3%)と減少となりました。
利益面につきましては、売上原価、販売費及び一般管理費の削減に努めましたが、営業損失は15百万円(前年同期は24百万円の営業損失)となりました。また、受取配当金等の計上及び為替差益等の計上により経常利益を115百万円(前年同期は8百万円の経常損失)としましたが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴うSP分野での受注不振により子会社トムズ・クリエイティブののれん等について減損損失を150百万円計上したこと等により、親会社株主に帰属する当期純損失は133百万円(前年同期は393百万円の親会社株主に帰属する当期純損失)となりました。
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
日 本
売上高は7,763百万円(前年同期比91.3%)、セグメント損失は60百万円(前年同期は69百万円のセグメント利益)であります。
中 国
売上高は927百万円(前年同期比62.2%)、セグメント利益は27百万円(前年同期は46百万円のセグメント損失)であります。
アセアン
売上高は1,856百万円(前年同期比293.1%)、セグメント利益は31百万円(前年同期は65百万円のセグメント損失)であります。
財政状態につきましては、当連結会計年度末における総資産の残高は12,046百万円となり、前連結会計年度末比769百万円増加いたしました。これは、受取手形及び売掛金が298百万円減少いたしましたが、原材料及び貯蔵品が615百万円、投資有価証券が397百万円増加したことによるものであります。
負債総額は4,233百万円となり、前連結会計年度末比748百万円増加いたしました。これは、主に長期借入金が100百万円減少いたしましたが、電子記録債務が352百万円、短期借入金が388百万円増加したことによるものであります。
また、純資産額は7,813百万円となり、前連結会計年度末比21百万円増加いたしました。これは、主に親会社株主に帰属する当期純損失の計上並びに親会社による配当金の支払により利益剰余金が164百万円、為替換算調整勘定が91百万円減少いたしましたが、その他有価証券評価差額金が277百万円増加したことによるものであります。この結果、自己資本比率は64.9%(前連結会計年度末は69.1%)となりました。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、2,469百万円(前年同期比38百万円増)となりました。
当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により使用した資金は、147百万円(前年同期比60.8%)となりました。これは税金等調整前当期純損失46百万円(前年同期は386百万円の税金等調整前当期純損失)に非資金損益項目や営業活動に係る資産及び負債の増減等を加減算しております。主な加算要因は、減価償却費156百万円、減損損失150百万円、売上債権の減少額180百万円、仕入債務の増加額421百万円等であり、主な減算要因は、為替差益94百万円、たな卸資産の増加額488百万円、その他の流動資産の増加額432百万円等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動により使用した資金は、44百万円(前年同期比17.8%)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出38百万円、無形固定資産の取得による支出100百万円等の資金の減少要因によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により獲得した資金は、248百万円(前年同期比55.5%)となりました。これは主に、短期借入金の純増減額388百万円等の資金の増加要因によるものであります。
③ 生産、受注及び販売の実績
イ.生産及び仕入実績
当連結会計年度の生産及び仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称当連結会計年度
(自 2020年4月1日
至 2021年3月31日)
前年同期比(%)
日本(千円)7,748,21290.6
中国(千円)885,89257.9
アセアン(千円)1,882,719299.1
合計(千円)10,516,82498.2

(注)1.金額は販売価格によっており、セグメント間の取引については相殺消去しております。
2.アセアンセグメントの増加要因に関しましては、「(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容」をご参照ください。
3.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
ロ.受注実績
当連結会計年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称受注高(千円)前年同期比(%)受注残高(千円)前年同期比(%)
日本7,449,00487.3736,45770.1
中国810,58548.1166,69558.7
アセアン1,847,608285.338,08881.8
合計10,107,19893.0941,24068.1

(注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。
2.アセアンセグメントの増加要因に関しましては、「(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容」をご参照ください。
3.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
ハ.販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称当連結会計年度
(自 2020年4月1日
至 2021年3月31日)
前年同期比(%)
日本(千円)7,763,31791.3
中国(千円)927,84162.2
アセアン(千円)1,856,067293.1
合計(千円)10,547,22699.3

(注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。
2.アセアンセグメントの増加要因に関しましては、「(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容」をご参照ください。
3.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。
相手先前連結会計年度
(自 2019年4月1日
至 2020年3月31日)
当連結会計年度
(自 2020年4月1日
至 2021年3月31日)
金額(千円)割合(%)金額(千円)割合(%)
SONY TECHNOLOGY(THAILAND)CO.,LTD226,0942.11,755,26016.6

4.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
① 重要な会計方針及び見積り
連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)に記載のとおりであります。
② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社グループは、「新・中期経営計画(2020年3月期~2022年3月期)」二年目にあたり、「顧客企業における最高のサプライヤーになる基盤を整備する」を経営の基本方針に掲げ、成長に向けた新たなチャレンジによる売上の拡大と効率化の推進による収益の改善に取り組んでまいりました。しかしながら、新型コロナウイルス感染症拡大の影響による受注減により、当連結会計年度の売上高は、10,547百万円(前年同期比99.3%)と減収となりました。利益面につきましては、売上原価、販売費及び一般管理費の削減に努めましたが、営業損失は15百万円(前年同期は24百万円の営業損失)となりましたが、為替差益等の計上があり経常利益は115百万円(前年同期は8百万円の経常損失)、また新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴うSP分野での受注不振により子会社トムズ・クリエイティブののれん等について減損損失を150百万円計上したこと等により、親会社株主に帰属する当期純損失は133百万円(前年同期は393百万円の親会社株主に帰属する当期純損失)となりました。
当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、持続的な成長のための積極的な投資と株主への最大限の利益還元に必要な資金の確保、並びに強固な財政基盤の維持を目指し、安定的な営業キャッシュ・フローの創出に努めております。
その他運転資金及び設備投資資金については、主として自己資金から充当し、必要に応じて金融機関からの借入れにより調達していく方針であります。
経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標については、2019年6月に策定いたしました、当社グループの「新・中期経営計画(2020年3月期~2022年3月期)」おいて、市場環境や弊社の現況等を総合的に検討し、2021年3月期の連結営業利益率目標を0.4%並びに連結営業利益目標を50百万円としておりました。
当連結会計年度については、印刷需要が減少するなか受注競争による単価の下落等、依然として厳しい経営環境が続いておりますが、連結営業利益率、連結営業利益ともに目標を下回る結果となりました。
セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
日 本
パネル関連製品については、幅広い営業展開と品質管理の徹底並びに技術力を有する企業との連携を進めてまいりました。またシール・ラベル製品については、受注確保のため既存取引先の深耕のほか衛生関連、日用品関連等の新規分野への営業展開を積極的に行い、製造面については、歩留率の改善等による効率化を重点的に進めてまいりました。
しかしながら、シール・ラベル製品を中心に減収となったこと及び新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴うSP分野での受注不振により、当連結会計年度の売上高は7,763百万円(前年同期比91.3%)となりました。また利益面については、工程改善のほか販売費及び一般管理費の削減に努めましたが、セグメント損失は60百万円(前年同期は69百万円のセグメント利益)となりました。
日本セグメントに所属する連結子会社は、株式会社トムズ・クリエイティブであります。
中 国
中国セグメントにつきましては、連結子会社燦光電子(深圳)有限公司について2019年8月に製造工場を閉鎖し、販売会社として国内のグローバル営業部及び生産提携先との連携を強化するとともに、中国市場における業績の安定化を目指して積極的な営業展開をいたしました。
この結果、当連結会計年度の売上高は927百万円(前年同期比62.2%)となったものの、セグメント利益は27百万円(前年同期は46百万円のセグメント損失)となりました。なお、中国セグメントに所属する連結子会社は、光華産業有限公司及び燦光電子(深圳)有限公司であります。
アセアン
アセアンセグメントに所属する連結子会社サンコウサンギョウ(マレーシア)SDN.BHD.、サンコウサンギョウ(バンコク)CO.,LTD.及びサンコウサンギョウ(ベトナム)CO.,LTD.につきましては、日本国内外からの営業面・製造面の支援を受け、積極的な営業活動及び製造工程の改善等を図った結果、パネル製品を中心に受注が増加し、当連結会計年度の売上高は1,856百万円(前年同期比293.1%)となり、セグメント利益は31百万円(前年同期は65百万円のセグメント損失)となりました。

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