有価証券報告書-第119期(平成29年4月1日-平成30年3月31日)

【提出】
2018/06/27 13:11
【資料】
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【項目】
121項目

(1)財政状態の状況
事業全体及びセグメント情報に記載された区分ごとの状況
総資産は、受取手形及び売掛金の増加等により、前連結会計年度末に比べ701億79百万円増加し8,528億3百万円となりました。
負債は、有利子負債の減少等により、前連結会計年度末に比べ95億51百万円減少し3,247億36百万円となりました。
純資産は、親会社株主に帰属する当期純利益の計上等により、前連結会計年度末に比べ797億30百万円増加し5,280億66百万円となりました。
セグメント別の財政状態は、次のとおりであります。
石 油 化 学 事 業
ポリエチレン樹脂など一部製品の在庫積み増しにより棚卸資産が増加したことなどから、当連結会計年度末のセグメント資産は、前連結会計年度末と比べ77億33百万円増加し1,143億59百万円となりました。
ク ロ ル ・ ア ル カ リ 事 業
ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)や苛性ソーダの売上高増加に伴い営業債権が増加したことに加え、減価償却費を上回る設備投資により固定資産が増加したことなどから、当連結会計年度末のセグメント資産は、前連結会計年度末と比べ293億7百万円増加し2,665億23百万円となりました。
機 能 商 品 事 業
ジルコニアや石英ガラスの売上高増加に伴い営業債権が増加したことに加え、ハイシリカゼオライトなど一部製品の在庫積み増しにより棚卸資産が増加したことなどから、当連結会計年度末のセグメント資産は、前連結会計年度末と比べ136億70百万円増加し2,127億70百万円となりました。
エ ン ジ ニ ア リ ン グ 事 業
水処理事業における営業債権の増加などにより、当連結会計年度末のセグメント資産は、前連結会計年度末と比べ14億5百万円増加し1,088億90百万円となりました。
そ の 他 事 業
商社等その他事業会社の売上高増加に伴う営業債権の増加などにより、当連結会計年度末のセグメント資産は、前連結会計年度末と比べ27億45百万円増加し345億21百万円となりました。

(2)経営成績の状況
① 事業全体及びセグメント情報に記載された区分ごとの状況
当連結会計年度のわが国経済は、企業収益や国内設備投資が改善するなど景気は緩やかな回復基調で推移しました。世界経済については、欧米を中心とした先進国の景気拡大を背景に総じて緩やかな回復傾向が続きましたが、中東地域における地政学リスクの高まりや国際的に深刻化する貿易摩擦への不安など、その先行きは依然として不透明な状況が続いております。
このような情勢下、当社グループの連結業績については、売上高は、ナフサ等の原燃料価格の上昇に伴う石油化学製品の価格上昇や海外製品市況の上昇により、8,228億57百万円と前連結会計年度に比べ798億29百万円(10.7%)の増収となりました。営業利益は、販売価格の上昇が原燃料高の影響を上回ったことにより交易条件が改善し、1,305億80百万円と前連結会計年度に比べ193億64百万円(17.4%)の増益となりました。経常利益は、1,322億56百万円と前連結会計年度に比べ191億62百万円(16.9%)の増益となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は、887億95百万円と前連結会計年度に比べ131億30百万円(17.4%)の増益となりました。
セグメント別の経営成績は、次のとおりであります。
石 油 化 学 事 業
オレフィン製品については、エチレン、キュメンの出荷が減少いたしましたが、ナフサ価格等の上昇を反映して製品価格は上昇いたしました。
ポリエチレン樹脂は、国内出荷が増加し、ナフサ価格の上昇を反映して国内価格が上昇いたしました。クロロプレンゴムは、好調な海外需要に牽引され出荷が増加し、輸出価格が上昇いたしました。
この結果、売上高は前連結会計年度に比べ130億20百万円(8.0%)増加し1,747億68百万円となり、営業利益は前連結会計年度に比べ24億48百万円(12.2%)増加し225億21百万円となりました。
ク ロ ル ・ ア ル カ リ 事 業
苛性ソーダは、国内価格の是正及び海外市況の上昇により製品価格は上昇いたしました。塩化ビニルモノマー及び塩化ビニル樹脂は、出荷が堅調に推移し、国内価格の是正及び海外市況の上昇により塩化ビニル樹脂の製品価格は上昇いたしました。
セメントは、国内輸出とも出荷は堅調に推移いたしました。
ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)は、輸出価格が海外市況を反映して上昇いたしました。
この結果、売上高は前連結会計年度に比べ553億39百万円(19.8%)増加し3,350億23百万円となり、営業利益は交易条件の改善により、前連結会計年度に比べ186億93百万円(39.0%)増加し666億20百万円となりました。
機 能 商 品 事 業
エチレンアミンは、北米向けの出荷が増加いたしました。
計測関連商品は、液体クロマトグラフィー用充填剤の出荷が増加いたしました。診断関連商品は、体外診断用医薬品の出荷が増加いたしました。
ハイシリカゼオライトは、欧州向けの出荷が増加いたしました。ジルコニアは、歯科材料用途や装飾品用途での出荷が増加いたしました。石英ガラスは半導体製造装置向けの出荷が増加いたしました。
この結果、売上高は前連結会計年度に比べ112億36百万円(6.4%)増加し1,871億16百万円となりましたが、営業利益は前連結会計年度に比べ14億83百万円(4.2%)悪化し338億99百万円となりました。
エ ン ジ ニ ア リ ン グ 事 業
水処理事業においては、国内・中国での活発な設備投資を背景に電子産業分野で売上が拡大いたしましたが、一般産業分野において前連結会計年度に大型案件があったことや電力・上下水分野での低調な国内投資及び東南アジア地域での投資計画の中止や遅れなどにより売上高は減少いたしました。
建設子会社の売上高は増加いたしました。
この結果、売上高は前連結会計年度に比べ17億42百万円(2.0%)減少し848億24百万円となり、営業利益は前連結会計年度に比べ2億76百万円(5.4%)悪化し48億68百万円となりました。
そ の 他 事 業
商社等その他事業会社の売上高は増加いたしました。
この結果、売上高は前連結会計年度に比べ19億74百万円(5.0%)増加し411億24百万円となりましたが、営業利益は前連結会計年度に比べ18百万円(0.7%)悪化し26億71百万円となりました。
② 目標とする経営指標の達成状況等
目標とする経営指標の達成状況等については、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題
等」に記載しております。
③ 生産、受注及び販売の状況
(1) 生産実績
(単位:百万円)
セグメントの名称当連結会計年度
(自 平成29年4月1日
至 平成30年3月31日)
前年同期比(%)
石油化学事業188,662109.7%
クロル・アルカリ事業337,298120.0%
機能商品事業160,502108.6%
エンジニアリング事業63,86294.5%
その他事業
合計750,326112.3%

(注) 1 セグメント間取引については、相殺消去しております。
2 原則として、生産金額は、生産総量から自家使用量を差引いた販売向け生産量に、当連結会計年度中の平均販売単価を乗じて算出しております。
3 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2) 受注実績
主として見込み生産であります。
(3) 販売実績
(単位:百万円)
セグメントの名称当連結会計年度
(自 平成29年4月1日
至 平成30年3月31日)
前年同期比(%)
石油化学事業174,768108.0%
クロル・アルカリ事業335,023119.8%
機能商品事業187,116106.4%
エンジニアリング事業84,82498.0%
その他事業41,124105.0%
合計822,857110.7%

(注) 1 セグメント間取引については、相殺消去しております。
2 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(3)キャッシュ・フローの状況
現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ207億18百万円増加し、1,061億78百万円となりました。
営業活動によるキャッシュ・フローは、1,154億29百万円の収入となりました。法人税等の支払額の増加等により、前連結会計年度に比べ2億86百万円収入が減少いたしました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、431億29百万円の支出となりました。設備投資による支出額の増加等により、前連結会計年度に比べ84億5百万円支出が増加いたしました。
この結果、フリー・キャッシュ・フローは前連結会計年度に比べ86億91百万円収入が減少し、723億円の収入となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、517億44百万円の支出となりました。借入金の返済額の減少等により、前連結会計年度に比べ170億84百万円支出が減少いたしました。
なお、当連結会計年度の設備投資の資金調達は主に自己資金及び借入金により賄っております。

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