4188 三菱ケミカルグループ

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四半期報告書-第12期第2四半期(平成28年7月1日-平成28年9月30日)

【提出】
2016/11/11 16:32
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四半期連結財務諸表注記事項(IFRS)

1.報告企業
株式会社三菱ケミカルホールディングス(以下「当社」という。)は日本国に所在する企業であり、東京証券取引所市場第一部に上場しております。当社の登記している本社の住所は、ホームページ(http://www.mitsubishichem-hd.co.jp/)で開示しております。当社グループの連結財務諸表は3月31日を期末日とし、当社及び子会社並びにその関連会社及び共同支配の取決めに対する持分により構成されております。当社グループは主に「機能商品」、「ヘルスケア」、「素材」の3分野で事業を展開しており、その詳細は「4.事業セグメント」に記載しております。
2.作成の基礎
(1) IFRSに準拠している旨
当社グループの要約四半期連結財務諸表は、四半期連結財務諸表規則第1条の2に掲げる「指定国際会計基準特定会社」の要件を満たしていることから、同93条の規定により、国際会計基準第34号「期中財務報告」に準拠して作成しております。
当社グループは、2016年4月1日に開始する当連結会計年度の第1四半期連結累計期間よりIFRSを初めて適用しており、当連結会計年度の年次の連結財務諸表がIFRSに準拠して作成する最初の連結財務諸表であります。IFRSへの移行日(以下「移行日」という。)は2015年4月1日であります。移行日及び比較年度において、IFRSへの移行が当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に与える影響は「15.初度適用」に記載しております。
(2) 財務諸表の承認
当社グループの要約四半期連結財務諸表は、2016年11月11日に、代表執行役執行役社長 越智仁及び代表執行役執行役専務最高財務責任者 小酒井健吉によって承認されております。
(3) 測定の基礎
当社グループの連結財務諸表は、公正価値で測定する金融商品等を除き、取得原価を基礎として作成しております。
(4) 表示通貨
当社グループの連結財務諸表は、当社の機能通貨である日本円を表示通貨としており、百万円未満を四捨五入して表示しております。
(5) 判断、見積り及び仮定の利用
当社グループのIFRSに準拠した連結財務諸表の作成において、経営者は、会計方針の適用並びに資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす判断、見積り及び仮定の設定を行う必要があります。実際の業績はこれらの見積りとは異なる場合があります。
見積り及びその基礎となる仮定は、継続して見直されます。会計上の見積りの変更による影響は、その見積りが変更された会計期間及び影響を受ける将来の会計期間において認識されます。
当社グループの連結財務諸表に重要な影響を与える可能性のある会計上の判断、見積り及び仮定に関する主な情報は、以下の通りであります。
・非金融資産の減損
・繰延税金資産の回収可能性
・確定給付制度債務の測定
・金融商品の公正価値
・偶発負債
3.重要な会計方針
当社グループの要約四半期連結財務諸表において適用する重要な会計方針は、第1四半期連結会計期間及び第1四半期連結累計期間において適用した会計方針と同一であります。
4.事業セグメント
(1) 報告セグメントの概要
当社グループの報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。なお、報告にあたって事業セグメントの集約は行っておりません。
当社グループは持株会社制を導入しており、持株会社である当社のもと、事業会社である三菱化学㈱、田辺三菱製薬㈱、三菱樹脂㈱、三菱レイヨン㈱、㈱生命科学インスティテュート及び大陽日酸㈱の6社を中心に事業活動を行っております。
当社は、グループの経営を統括する立場から、各社の事業を製品別に区分し、その区分に基づいたポートフォリオ・マネジメントを行っております。従って、当社グループのセグメントは、製品別の事業区分により構成されており、「エレクトロニクス・アプリケーションズ」、「デザインド・マテリアルズ」、「ヘルスケア」、「ケミカルズ」及び「ポリマーズ」の5つを報告セグメントとしております。
各報告セグメントの主要な製品は以下の通りであります。
報告セグメント主要な製品
エレクトロニクス・アプリケーションズ記録材料、電子関連製品、情報機材
デザインド・マテリアルズ食品機能材、電池材料、精密化学品、樹脂加工品、複合材、
無機化学品、化学繊維
ヘルスケア医薬品、診断製品、臨床検査、製剤材料
ケミカルズ基礎石化製品、化成品、合成繊維原料、炭素製品、産業ガス
ポリマーズ合成樹脂

報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、連結財務諸表作成のために採用している方法と同一であります。なお、セグメント間の取引は、主に市場実勢価格に基づいております。
当社は、インド及び中国におけるテレフタル酸事業の譲渡決定(2016年7月27日公表)に伴い両地域における同事業を非継続事業に分類しており、当第2四半期連結累計期間及び前第2四半期連結累計期間のセグメント収益及び業績は、非継続事業を除いた継続事業の金額を表示しております。非継続事業の詳細については、「9.非継続事業」に記載しております。
(2) セグメント収益及び業績
当社グループの報告セグメントによる収益及び業績は、以下の通りであります。
前第2四半期連結累計期間(自 2015年4月1日 至 2015年9月30日)
(単位:百万円)
報告セグメントその他(注1)合計調整額
(注2)
連結
エレクトロニクス・アプリケーションズデザインド・マテリアルズヘルス
ケア
ケミ
カルズ
ポリ
マーズ
売上収益
外部収益58,362408,470262,211546,834402,0261,677,903100,0201,777,923-1,777,923
セグメント間収益1,99416,2021,03764,72335,201119,15761,321180,478△180,478-
合計60,356424,672263,248611,557437,2271,797,060161,3411,958,401△180,4781,777,923
セグメント損益
(コア営業利益)
(注3)
56536,63951,99735,26030,006154,4672,970157,437△3,839153,598

(注)1 「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、その主なものはエンジニアリング、運送及び倉庫業であります。
2 セグメント損益の調整額には、各報告セグメントに配分していない全社費用△3,580百万円及びセグメント間消去取引△259百万円が含まれております。全社費用は、報告セグメントに帰属しない基礎的試験研究費等であります。
3 セグメント損益は、営業利益(又は損失)から非経常的な要因により発生した損益(事業撤退や縮小から生じる損失等)を除いて算出したコア営業利益で表示しております。
当第2四半期連結累計期間(自 2016年4月1日 至 2016年9月30日)
(単位:百万円)
報告セグメントその他(注1)合計調整額
(注2)
連結
エレクトロニクス・アプリケーションズデザインド・マテリアルズヘルス
ケア
ケミ
カルズ
ポリ
マーズ
売上収益
外部収益52,013393,904263,352452,944336,7891,499,00287,2571,586,259-1,586,259
セグメント間収益2,48616,4651,13141,88028,90490,86663,441154,307△154,307-
合計54,499410,369264,483494,824365,6931,589,868150,6981,740,566△154,3071,586,259
セグメント損益
(コア営業利益)
(注3)
△63340,24848,98317,58430,889137,0713,238140,309△3,978136,331

(注)1 「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、その主なものはエンジニアリング、運送及び倉庫業であります。
2 セグメント損益の調整額には、各報告セグメントに配分していない全社費用△3,805百万円及びセグメント間消去取引△173百万円が含まれております。全社費用は、報告セグメントに帰属しない基礎的試験研究費等であります。
3 セグメント損益は、営業利益(又は損失)から非経常的な要因により発生した損益(事業撤退や縮小から生じる損失等)を除いて算出したコア営業利益で表示しております。
セグメント損益から、税引前四半期利益への調整は、以下の通りであります。
(単位:百万円)
前第2四半期連結累計期間
(自 2015年4月1日
至 2015年9月30日)
当第2四半期連結累計期間
(自 2016年4月1日
至 2016年9月30日)
セグメント損益153,598136,331
段階取得に係る差益1,861-
関係会社株式売却益1,717-
減損損失△2,631△7,869
災害関連操業休止期間中の損失-△2,252
特別退職金△36△1,959
固定資産除売却損△184△1,014
関係会社株式売却損△1,404-
その他450△3,169
営業利益153,371120,068
金融収益5,0944,422
金融費用△10,874△12,870
税引前四半期利益147,591111,620


5.企業結合
前第2四半期連結累計期間(自 2015年4月1日 至 2015年9月30日)
1 大陽日酸㈱によるレネゲードガス社の株式取得
当社の連結子会社である大陽日酸㈱は、2015年7月21日開催の取締役会において、豪州でLPG及び産業ガスの販売等を行うレネゲードガス社(以下「RGP社」という。)の全株式について、大陽日酸㈱がRGP社株式の取得及び保有を目的として設立したTNSC(オーストラリア)社(大陽日酸㈱の出資比率は85%)を通じて取得することを決定し、2015年7月31日にRGP社は当社の連結子会社となりました。
(1) 企業結合の概要
①被取得企業の名称及び事業の内容
名称レネゲードガス社(英文名 Renegade Gas Pty Ltd)
事業の内容LPG及び各種産業ガスの充填・販売、関連機器の販売並びにレンタル

②企業結合を行った主な理由
当社の連結子会社である大陽日酸㈱は、中期経営計画“Ortus Stage 1”の戦略の1つであるグローバリゼーションの目標達成に向け、事業地域を拡大すべく未進出国への事業展開について検討をすすめております。豪州は世界12位のGDP規模を持ち、先進国の中では高い年率1~2%という人口増加率に支えられ、住宅投資や個人消費の伸びにより、今後も年率3%程度の堅調な経済成長が見込まれております。産業ガス市場としては、住宅建設やインフラ関連需要の堅調な伸びに加え、資源・エネルギー関連での新たな需要も期待されております。
RGP社を豪州並びにオセアニアの産業ガス市場開拓のための橋頭堡とし、同社の既存ネットワークを活用した取扱い製品の拡充や事業地域の拡大を図ります。
当社グループ会社とのシナジー効果も発揮させ、豪州における確固たる産業ガス事業基盤の確立に向け、取組みを開始いたします。
③取得日 2015年7月31日
④被取得企業の支配の獲得方法
当社連結子会社であるTNSC(オーストラリア)社による、現金を対価とする株式取得及び株式交換
⑤取得した議決権付資本持分の割合 100%
(2) 取得対価及びその内訳
(単位:百万円)
取得日
(2015年7月31日)
現金12,717
TNSC(オーストラリア)社株式2,244
取得対価合計14,961

(3) 株式の種類別の交換比率及びその算定方法並びに交付した株式数
①株式の種類別の交換比率
RGP社の普通株式1株:TNSC(オーストラリア)社の普通株式100株
②株式交換比率の算定方法
第三者算定機関から提出を受けた株式価値評価レポート等を参考に、当事者間で協議の上、算定しております。
③交付した株式数
TNSC(オーストラリア)社株式 15,868,013株
(4) 取得資産、引受負債の公正価値及びのれん
(単位:百万円)
取得日
(2015年7月31日)
流動資産
現金及び現金同等物249
営業債権1,338
棚卸資産279
その他88
非流動資産
有形固定資産7,787
無形資産700
取得資産の公正価値10,441
流動負債1,796
非流動負債4,623
引受負債の公正価値6,419
取得資産及び引受負債の公正価値(純額)4,022
のれん(注)10,939

取得対価は、取得日における公正価値を基礎として、取得した資産及び引き受けた負債に配分しています。前第4四半期連結会計期間において、取得対価の配分が完了したことにより当初の暫定的な金額を修正しております。主な修正内容は次のとおりです。
RGP社の公正価値に関して、追加的な分析を行ったことにより、有形固定資産が816百万円、無形資産が657百万円、繰延税金負債が442百万円増加しました。その結果、のれんが1,031百万円減少しました。
(注) のれん
のれんの主な内容は、個別に認識要件を満たさない、取得から生じることが期待される既存事業とのシナジー効果と超過収益力であります。また、のれんは、税務上損金算入不能なものです。
(5) 取得関連費用
取得関連費用は、193百万円であり、要約四半期連結損益計算書上、「販売費及び一般管理費」に含めております。
当第2四半期連結累計期間(自 2016年4月1日 至 2016年9月30日)
1 マチソン・トライガス社による産業ガス事業の取得
当社の連結子会社である大陽日酸㈱は、同社の100%子会社であるマチソン・トライガス社を通じてエア・リキード・インダストリアル・ユーエス社及びエア・ガス社の米国での産業ガス事業の一部並びに関連する事業資産を取得しました。
(1) 企業結合の概要
①相手企業の名称及びその事業の内容
相手企業の名称 エア・リキード・インダストリアル・ユーエス社及びエア・ガス社
(英文名 Air Liquide Industrial U.S. LP及びAirgas, Inc.)
事業の内容 セパレートガス事業、炭酸ガス事業、パッケージガス事業、亜酸化窒素事業
②企業結合を行った主な理由
米国東部及び中西部でのセパレートガス事業のネットワークを拡大することにより、ナショナルサプライヤーとしての地位を獲得し、メーカーポジションをより強固にして、全米での安定供給・顧客信用力を向上、さらには、炭酸ガス事業における生産能力強化、アラスカ州でのパッケージガス事業、亜酸化窒素事業への参入により、新領域で事業を伸長させ、世界最大の産業ガス市場である米国において、積極的な事業拡大を行い基盤事業の強化並びに収益性向上を目的としています。
③取得日 2016年9月8日
④被取得企業の支配の獲得方法
当社連結子会社であるマチソン・トライガス社がエア・リキード・インダストリアル・ユーエス社及びエア・ガス社の米国での産業ガス事業の一部並びに関連する事業資産を事業譲受により取得したことによります。
(2) 取得対価及びその内訳
(単位:百万円)
取得日
(2016年9月8日)
現金77,000
取得対価合計77,000

(3) 取得資産、引受負債の公正価値及びのれん
(単位:百万円)
取得日
(2016年9月8日)
流動資産
棚卸資産406
非流動資産
有形固定資産24,826
無形資産27,969
取得資産の公正価値53,201
非流動負債3,744
引受負債の公正価値3,744
取得資産及び引受負債の公正価値(純額)49,457
のれん(注)27,543

取得対価は、取得日における公正価値を基礎として、取得した資産及び引き受けた負債に配分しております。なお、これらの配分は完了していないため、上記金額は現時点での最善の見積りによる暫定的な公正価値であり、取得日時点で存在していた事実や状況に関する追加的な情報が得られ評価される場合は、取得日から1年間は上記金額を修正することがあります。
(注) のれん
のれんの主な内容は、個別に認識要件を満たさない、取得から生じることが期待される既存事業とのシナジー効果と超過収益力であります。また、のれんは、全額税務上一定期間にわたり損金計上されます。
(4) 取得関連費用
取得関連費用は、125百万円であり、要約四半期連結損益計算書上、「販売費及び一般管理費」に含めております。
(5) 当社グループの業績に与える影響
取得日以降の損益情報及び企業結合が当第2四半期連結累計期間期首である2016年4月1日に行われたと仮定した場合のプロフォーマ情報は、要約四半期連結財務諸表に対する影響額に重要性がないため開示しておりません。
6.その他の営業収益及びその他の営業費用
その他の営業収益の内訳は、以下の通りであります。
(単位:百万円)
前第2四半期連結累計期間
(自 2015年4月1日
至 2015年9月30日)
当第2四半期連結累計期間
(自 2016年4月1日
至 2016年9月30日)
段階取得に係る差益1,861-
関係会社株式売却益1,717-
その他5,5384,217
合計9,1164,217

その他の営業費用の内訳は、以下の通りであります。
(単位:百万円)
前第2四半期連結累計期間
(自 2015年4月1日
至 2015年9月30日)
当第2四半期連結累計期間
(自 2016年4月1日
至 2016年9月30日)
減損損失2,8357,957
固定資産除売却損1,6883,276
災害関連操業休止期間中の損失-2,252
特別退職金361,959
関係会社株式売却損1,404-
その他5,4467,212
合計11,40922,656

当社は、当年度よりテレフタル酸事業を非継続事業に分類しており、その他の営業収益及びその他の営業費用から除いております。非継続事業の詳細については、「9.非継続事業」に記載しております。
7.減損損失
当社グループは、原則としてビジネスユニットを基本として事業、製造工程、地域等の関連性に基づき資金生成単位を識別しております。また、遊休資産については、個別資産別に減損損失の認識の判定を行っております。
前第2四半期連結累計期間(自 2015年4月1日 至2015年9月30日)
当第2四半期連結累計期間において、2,835百万円を減損損失として要約四半期連結損益計算書の「その他の営業費用」に計上しました。減損損失を認識した主要な資産は以下の通りであります。
用途場所種類報告セグメント減損損失
(百万円)
トナー製造設備三菱化学イメージング社建物及び構築物、機械装置等エレクトロニクス・アプリケーションズ1,920
製品倉庫及び共通建屋(アメリカ・バージニア州)

減損損失の内訳
・トナー製造設備、製品倉庫及び共通建屋
1,920百万円(内、建物及び構築物1,668百万円、機械装置232百万円、その他20百万円)
米国の三菱化学イメージング社のトナー製造設備、製品倉庫及び共通建屋については、市場環境悪化により収益性が大幅に低下したことから当該プラントの操業停止の決定を行い、その結果、投資の回収が見込めなくなったため、帳簿価額を回収可能価額まで減額いたしました。なお、回収可能価額は使用価値により測定し、将来キャッシュ・フローを12.5%(税引前)で割り引いて算定しております。
当第2四半期連結累計期間(自 2016年4月1日 至2016年9月30日)
当第2四半期連結累計期間において、7,957百万円を減損損失として要約四半期連結損益計算書の「その他の営業費用」に計上しました。減損損失を認識した主要な資産は以下の通りであります。
用途場所種類報告セグメント減損損失
(百万円)
ポリテトラメチレンエーテMCC高新聚合産品(寧波)社機械装置等ケミカルズ3,121
ルグリコール製造設備(中国・浙江省)
高機能フィルム製造設備三菱樹脂㈱長浜工場及び浅井工場機械装置及び
建物等
デザインド・マテリアルズ3,017
(滋賀県長浜市)

減損損失の内訳
・ポリテトラメチレンエーテルグリコール製造設備
3,121百万円(内、機械装置1,765百万円、建物及び構築物1,005百万円、その他351百万円)
中国のMCC高新聚合産品(寧波)社のポリテトラメチレンエーテルグリコール製造設備については、事業環境の変化に伴い今後の収益改善が見込めないこと、加えて、売却を行う寧波三菱化学社の敷地内に立地しユーティリティーの供給を受けており、寧波三菱化学社売却後独立して事業を継続するためには新たな投資が必要となること等により、操業停止の上、同社持分の売却を意思決定したため、帳簿価額を回収可能価額まで減額いたしました。回収可能価額は売却費用控除後の公正価値により測定しております。なお、公正価値は売却先との交渉価格等に基づいて決定しており、ヒエラルキーはレベル3であります。
・高機能フィルム製造設備
3,017百万円(内、機械装置1,966百万円、建物800百万円、その他251百万円)
三菱樹脂㈱の高機能フィルム製品のうち、一部については、販売数量の低迷により今後大幅な販売の縮小が見込まれることから、構造改革を実施しております。当該製品の製造設備のうち、将来において使用予定が見込まれない設備について、回収可能価額まで減額いたしました。なお、回収可能価額は使用価値により測定しております。また、将来キャッシュ・フローがマイナスであるため割引率の記載を省略しております。
8.1株当り四半期利益
基本的及び希薄化後1株当り四半期利益の算定上の基礎は、以下の通りであります。
(第2四半期連結累計期間)
(1)基本的1株当り四半期利益
前第2四半期連結累計期間
(自 2015年4月1日
至 2015年9月30日)
当第2四半期連結累計期間
(自 2016年4月1日
至 2016年9月30日)
基本的1株当り四半期利益の計算に使用する
四半期利益(百万円)
親会社の所有者に帰属する継続事業からの
四半期利益
72,38779,269
親会社の所有者に帰属する非継続事業からの
四半期損失
△4,538△115
親会社の所有者に帰属する四半期利益67,84979,154
期中平均普通株式数(千株)1,464,8251,464,833
基本的1株当り四半期利益(円)
継続事業49.4254.11
非継続事業△3.10△0.07
基本的1株当り四半期利益46.3254.04

(2)希薄化後1株当り四半期利益
前第2四半期連結累計期間
(自 2015年4月1日
至 2015年9月30日)
当第2四半期連結累計期間
(自 2016年4月1日
至 2016年9月30日)
希薄化後1株当り四半期利益の計算に使用する
四半期利益(百万円)
基本的1株当り四半期利益の計算に使用する
継続事業からの四半期利益
72,38779,269
四半期利益調整額--
希薄化後1株当り四半期利益の計算に使用する継続事業からの四半期利益72,38779,269
希薄化後1株当り四半期利益の計算に使用する非継続事業からの四半期損失△4,538△115
希薄化後1株当り四半期利益の計算に使用する
四半期利益
67,84979,154
希薄化後の期中平均普通株式数(千株)
期中平均普通株式数1,464,8251,464,833
希薄化効果を有する潜在的普通株式の影響
新株予約権845952
希薄化後の期中平均普通株式数1,465,6701,465,785
希薄化後1株当り四半期利益(円)
継続事業49.3954.07
非継続事業△3.10△0.07
希薄化後1株当り四半期利益46.2954.00

(第2四半期連結会計期間)
(1)基本的1株当り四半期利益
前第2四半期連結会計期間
(自 2015年7月1日
至 2015年9月30日)
当第2四半期連結会計期間
(自 2016年7月1日
至 2016年9月30日)
基本的1株当り四半期利益の計算に使用する
四半期利益(百万円)
親会社の所有者に帰属する継続事業からの
四半期利益
36,62454,264
親会社の所有者に帰属する非継続事業からの
四半期損失
△4,406△1,188
親会社の所有者に帰属する四半期利益32,21853,076
期中平均普通株式数(千株)1,464,8191,464,865
基本的1株当り四半期利益(円)
継続事業25.0037.04
非継続事業△3.01△0.81
基本的1株当り四半期利益21.9936.23

(2)希薄化後1株当り四半期利益
前第2四半期連結会計期間
(自 2015年7月1日
至 2015年9月30日)
当第2四半期連結会計期間
(自 2016年7月1日
至 2016年9月30日)
希薄化後1株当り四半期利益の計算に使用する
四半期利益(百万円)
基本的1株当り四半期利益の計算に使用する
継続事業からの四半期利益
36,62454,264
四半期利益調整額--
希薄化後1株当り四半期利益の計算に使用する継続事業からの四半期利益36,62454,264
希薄化後1株当り四半期利益の計算に使用する非継続事業からの四半期損失△4,406△1,188
希薄化後1株当り四半期利益の計算に使用する
四半期利益
32,21853,076
希薄化後の期中平均普通株式数(千株)
期中平均普通株式数1,464,8191,464,865
希薄化効果を有する潜在的普通株式の影響
新株予約権859994
希薄化後の期中平均普通株式数1,465,6781,465,859
希薄化後1株当り四半期利益(円)
継続事業24.9937.02
非継続事業△3.01△0.81
希薄化後1株当り四半期利益21.9836.21

9.非継続事業
(1)非継続事業の概要
当社は、インド及び中国におけるテレフタル酸事業の譲渡決定(2016年7月27日公表)に伴い、マテリアルズ・ケミカルズ・アンド・パフォーマンス・インターミディアリーズ社(旧エムシーシー・ピーティーエー・インディア社)及び寧波三菱化学社に関わる損益を、当第2四半期連結累計期間において非継続事業に分類し、継続事業と非継続事業を区分して表示しております。
(2)非継続事業の損益
(単位:百万円)
前第2四半期連結累計期間
(自 2015年4月1日
至 2015年9月30日)
当第2四半期連結累計期間
(自 2016年4月1日
至 2016年9月30日)
非継続事業の損益
売上収益67,57754,716
売上原価△69,479△51,461
売上総利益(又は売上総損失)△1,9023,255
販売費及び一般管理費△1,991△2,071
その他の営業収益105149
その他の営業費用△110△334
営業利益(又は営業損失)△3,898999
金融収益18551
金融費用△1,767△976
税引前四半期利益(又は税引前四半期損失)△5,48074
法人所得税△372△189
四半期損失△5,852△115
四半期損失の帰属
親会社の所有者△4,538△115
非支配持分△1,314-
1株当り四半期利益
基本的1株当り四半期損失(円)△3.10△0.07
希薄化後1株当り四半期損失(円)△3.10△0.07


非継続事業に係るキャッシュ・フローは、以下の通りであります。
(単位:百万円)
前第2四半期連結累計期間
(自 2015年4月1日
至 2015年9月30日)
当第2四半期連結累計期間
(自 2016年4月1日
至 2016年9月30日)
営業活動によるキャッシュ・フロー△5,2461,191
投資活動によるキャッシュ・フロー△249△422
財務活動によるキャッシュ・フロー5,553△53,933
合計58△53,164


10.売却目的で保有する資産及び売却目的で保有する資産に直接関連する負債
売却目的で保有する資産及びそれに直接関連する負債の内訳は、以下の通りであります。
(単位:百万円)
移行日
(2015年4月1日)
前連結会計年度
(2016年3月31日)
当第2四半期
連結会計期間
(2016年9月30日)
売却目的で保有する資産
現金及び現金同等物--10,454
営業債権--1,566
棚卸資産2,767-16,624
有形固定資産5,9832308,500
その他の金融資産-3,1083,685
その他2-5,863
合計8,7523,33846,692
売却目的で保有する資産に
直接関連する負債
営業債務--2,250
社債及び借入金--6,611
その他の金融負債--1,538
その他--903
合計--11,302

移行日において売却目的で保有する主な資産は、ヘルスケアセグメントにおける当社の連結子会社である田辺三菱製薬工場㈱が国内製造拠点の再編を目的とした鹿島工場の譲渡に係る対象資産、及びこれに関連して当社の連結子会社である三菱化学㈱が譲渡する不動産等であります。
当第2四半期連結会計期間末において売却目的で保有する資産及びそれに直接関連する負債は、ケミカルズセグメントにおける当社の連結子会社であるインドのマテリアルズ・ケミカルズ・アンド・パフォーマンス・インターミディアリーズ社(旧エムシーシー・ピーティーエー・インディア社)及び中国の寧波三菱化学社並びにMCC高新聚合産品(寧波)社に係わるもの等です。
マテリアルズ・ケミカルズ・アンド・パフォーマンス・インターミディアリーズ社(旧エムシーシー・ピーティーエー・インディア社)及び寧波三菱化学社は、インド及び中国におけるテレフタル酸事業の再編のため、第3四半期連結会計期間に売却することを予定しております。当連結子会社の資産及び負債は、売却費用控除後の公正価値(売却予定価額)が帳簿価額を上回っているため、帳簿価額により測定しております。
MCC高新聚合産品(寧波)社は、中国におけるポリテトラメチレンエーテルグリコール事業の再編のため、加えて、寧波三菱化学社の敷地内に立地していることから、寧波三菱化学社と合わせて、第3四半期連結会計期間に売却することを予定しております。当連結子会社の資産及び負債は、売却費用控除後の公正価値(売却予定価額)で測定しており、その結果として当第2四半期連結累計期間において減損損失を認識しております。(「7.減損損失」参照)
前連結会計年度末及び当第2四半期連結会計期間末において、売却目的で保有する資産に関連するその他の資本の構成要素は、それぞれ△591百万円及び9,788百万円であります。
11.社債
前第2四半期連結累計期間(自 2015年4月1日 至 2015年9月30日)
発行した社債は次の通りであります。
(単位:百万円)
発行総額
㈱三菱ケミカルホールディングス
第16回無担保社債期間 2015年-2022年利率 0.433%10,000
第17回無担保社債期間 2015年-2025年利率 0.755%10,000


当第2四半期連結累計期間(自 2016年4月1日 至 2016年9月30日)
償還した社債は次の通りであります。
(単位:百万円)
償還金額
㈱三菱ケミカルホールディングス
第1回無担保社債期間 2011年-2016年利率 0.499%20,000
㈱ウェルシィ
第8回無担保社債期間 2011年-2016年利率 0.650%10

発行した社債は次の通りであります。
(単位:百万円)
発行総額
㈱三菱ケミカルホールディングス
第21回無担保社債期間 2016年-2021年利率 0.120%10,000
第22回無担保社債期間 2016年-2026年利率 0.320%10,000
第23回無担保社債期間 2016年-2036年利率 0.850%20,000


12.配当
前第2四半期連結累計期間(自 2015年4月1日 至 2015年9月30日)
(1) 配当金支払額
決議株式の種類配当金の総額
(百万円)
1株当り
配当額(円)
基準日効力発生日
2015年6月24日
定時株主総会
普通株式10,25372015年3月31日2015年6月25日

(2) 基準日が当第2四半期連結累計期間に属する配当のうち、配当の効力発生日が当第2四半期連結会計期間の末日後となるもの
決議株式の種類配当金の総額
(百万円)
1株当り
配当額(円)
基準日効力発生日配当の原資
2015年11月5日
取締役会
普通株式10,25372015年9月30日2015年12月2日利益剰余金

当第2四半期連結累計期間(自 2016年4月1日 至 2016年9月30日)
(1) 配当金支払額
決議株式の種類配当金の総額
(百万円)
1株当り
配当額(円)
基準日効力発生日
2016年5月18日
取締役会
普通株式11,71882016年3月31日2016年6月3日

(2) 基準日が当第2四半期連結累計期間に属する配当のうち、配当の効力発生日が当第2四半期連結会計期間の末日後となるもの
決議株式の種類配当金の総額
(百万円)
1株当り
配当額(円)
基準日効力発生日配当の原資
2016年11月8日
取締役会
普通株式11,71882016年9月30日2016年12月2日利益剰余金


13.金融商品
(1) 金融商品の公正価値
金融商品の公正価値ヒエラルキーは、レベル1からレベル3までを以下のように分類しております。
レベル1: 同一の資産又は負債の活発な市場における無調整の公表価格により測定された公正価値
レベル2: レベル1以外の、観察可能な価格を直接又は間接的に使用して算出された公正価値
レベル3: 重要な観察可能な市場データに基づかないインプットを含む、評価技法から算出された公正価値
レベル間の重要な振替が行われた金融商品の有無は期末日ごとに判断しております。前連結会計年度及び当第2四半期連結累計期間において、レベル間の重要な振替が行われた金融商品はありません。
①経常的に公正価値で測定する金融商品
公正価値で測定している金融資産及び金融負債は、以下の通りであります。
移行日(2015年4月1日)
(単位:百万円)
レベル1レベル2レベル3合計
資産
株式及び出資金190,649-80,175270,824
仕組債--6,0626,062
デリバティブ資産-1,653-1,653
合計190,6491,65386,237278,539
負債
デリバティブ負債-2,231-2,231
合計-2,231-2,231

前連結会計年度(2016年3月31日)
(単位:百万円)
レベル1レベル2レベル3合計
資産
株式及び出資金115,046-75,766190,812
売却目的で保有する
株式及び出資金
3,108--3,108
仕組債--2,0252,025
デリバティブ資産-3,171-3,171
合計118,1543,17177,791199,116
負債
デリバティブ負債-2,940-2,940
合計-2,940-2,940

当第2四半期連結会計期間(2016年9月30日)
(単位:百万円)
レベル1レベル2レベル3合計
資産
株式及び出資金109,472-76,979186,451
売却目的で保有する
株式及び出資金
3,301-23,303
仕組債--932932
デリバティブ資産-422-422
合計112,77342277,913191,108
負債
デリバティブ負債-2,395-2,395
合計-2,395-2,395

株式及び出資金
レベル1に分類される市場性のある株式の公正価値は、同一の資産又は負債の活発な市場における無調整の公表価格によっております。
レベル3に分類される活発な市場における公表価格が入手できない非上場株式及び出資金の公正価値は、合理的に入手可能なインプットにより、類似企業比較法又はその他適切な評価技法を用いて算出しております。
仕組債
レベル3に分類される仕組債の公正価値は、取引先金融機関から提示された価格に基づき算定しております。仕組債の測定に関する重要な観察不能なインプットは、取引先金融機関が価格を算出するために基礎としたパラメーター等の情報であり、その変動により仕組債の公正価値は増加又は減少します。
デリバティブ資産及びデリバティブ負債
レベル2に分類されるデリバティブ資産及びデリバティブ負債の公正価値は、取引先金融機関から提示された価格、又は為替レート及び金利等の観察可能なインプットに基づき算定しております。
レベル3に分類される金融商品は、適切な権限者に承認された公正価値算定に係る評価方法を含む評価方針及び手続に従い、評価者が各対象金融商品の評価方法を決定し、公正価値を算定しております。その結果は適切な権限者がレビュー及び承認しております。
レベル3に分類された金融商品の増減は、以下の通りであります。
(単位:百万円)
前第2四半期連結累計期間
(自 2015年4月1日
至 2015年9月30日)
当第2四半期連結累計期間
(自 2016年4月1日
至 2016年9月30日)
期首残高86,23777,791
その他の包括利益(注)1,2021,012
購入95516
売却・償還△4,061△1,059
その他の増減△3,798△347
期末残高79,67577,913

(注)連結包括利益計算書の「その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産」に含まれております。
②償却原価で測定する金融商品
償却原価で測定している金融資産及び金融負債の帳簿価額と公正価値は、以下の通りであります。
移行日(2015年4月1日)
(単位:百万円)
帳簿価額公正価値
レベル1レベル2レベル3合計
資産
債券20,1603,21311,4535,81020,476
合計20,1603,21311,4535,81020,476
負債
長期借入金737,614-740,561-740,561
社債325,050-331,337-331,337
合計1,062,664-1,071,898-1,071,898

前連結会計年度(2016年3月31日)
(単位:百万円)
帳簿価額公正価値
レベル1レベル2レベル3合計
資産
債券7,1692,9003,4381,0107,348
合計7,1692,9003,4381,0107,348
負債
長期借入金685,811-690,862-690,862
社債365,010-372,515-372,515
合計1,050,821-1,063,377-1,063,377

当第2四半期連結会計期間(2016年9月30日)
(単位:百万円)
帳簿価額公正価値
レベル1レベル2レベル3合計
資産
債券6,8832,5543,4251,0116,990
合計6,8832,5543,4251,0116,990
負債
長期借入金638,390-646,087-646,087
売却目的で保有する資産に
直接関連する長期借入金
1,169-1,169-1,169
社債385,000-391,881-391,881
合計1,024,559-1,039,137-1,039,137

償却原価で測定する金融資産及び金融負債については、債券、長期借入金及び社債を除いて、公正価値は帳簿価額と合理的に近似しております。
債券
レベル1に分類される債券の公正価値は、市場価格によっております。
レベル2に分類される債券の公正価値は、取引先金融機関から提示された価格に基づき算定しており、またレベル3に分類される劣後債等の債券の公正価値は、取引先金融機関から提示された価格を参照し算定しております。
長期借入金
レベル2に分類される長期借入金の公正価値は、元利金の合計額を、新規に同様の借入を行った場合に想定される利率で割り引いた現在価値に基づき算定しております。
社債
レベル2に分類される社債の公正価値は、市場価格に基づき算定しております。
14.偶発負債
(1) 保証債務等
ジョイント・ベンチャー、関連会社及び一般取引先の金融機関からの借入金について行っている保証及び保証類似行為は、以下の通りであります。
(単位:百万円)
前連結会計年度
(2016年3月31日)
当第2四半期連結会計期間
(2016年9月30日)
ジョイント・ベンチャー18,74116,047
関連会社126519
一般取引先1,8601,622
その他1,7051,684
合計22,43219,872

(2) 訴訟事項
当社の連結子会社であるバーベイタム社(アメリカ)は、ブラジルにおいて商標権侵害訴訟の提起を受けており、これに関連して2007年5月、同国アマゾナス州マナウスの裁判所が、原告の申し立て金額である377百万レアル(日本円換算11,690百万円)を損害額とする下級審判決を公示いたしました。同社は、商標権侵害はなかったものと判断しており、また、当該判決には、原告申し立て金額を容認した理由も明示されていないこと等から、直ちにブラジリアの連邦高等裁判所に控訴いたしました。2008年2月、同連邦高等裁判所は、商標権侵害訴訟に関する同社主張を認め、マナウスの裁判所に差し戻して再審理を求める判決を下しました。
その後、差戻審において不利な決定が出たため、バーベイタム社(アメリカ)は、当該決定を不服としてブラジリアの連邦高等裁判所に特殊上訴を行い、審理を求めていたところ、2011年6月、同連邦高等裁判所は、商標権侵害訴訟を却下するとともに、上記下級審判決により損害額が公示された損害額算定訴訟についても却下する旨の判断を下しました。但し、2012年4月、原告が同連邦高等裁判所に同判決の明確化を請求しており、今後、原告から反論が申し立てられる可能性を完全に否定することはできません。
当社グループは、全世界的な規模で事業活動を行っており、日本及びそれ以外の地域の諸監督機関の指導監督の下に活動しております。この様な事業活動は、リスクを伴うこともあり、時として提訴されたり、クレーム等を受けることもあります。当第2四半期連結会計期間末においても、種々の未解決の事項がありますが、将来、当社グループの連結財務諸表に重要な影響を与えるものはありません。
15.初度適用
当社グループは、第1四半期連結累計期間からIFRSに準拠した要約四半期連結財務諸表を開示しております。日本基準に準拠して作成された直近の連結財務諸表は2016年3月31日に終了する連結会計年度に関するものであり、IFRSへの移行日は2015年4月1日であります。
IFRSでは、IFRSを初めて適用する会社に対して、原則として、IFRSで要求される基準を遡及して適用することを求めております。ただし、IFRS第1号「国際財務報告基準の初度適用」では、IFRSで要求される基準の一部について任意に免除規定を適用することができるものを定めております。
当社グループが日本基準からIFRSへ移行するにあたり、採用した免除規定は以下の通りであります。
・企業結合
IFRS移行日前に行われた企業結合に対して、IFRS第3号「企業結合」を遡及適用しないことを選択することが認められております。当社グループは、当該免除規定を適用し、移行日前に行われた企業結合に対して、IFRS第3号を遡及適用しないことを選択しております。なお、のれんについては、減損の兆候の有無に関わらず、移行日時点で減損テストを実施しております。
・みなし原価
IFRS第1号では、有形固定資産及び無形資産にIFRS移行日現在の公正価値を当該日現在のみなし原価として使用することが認められております。当社グループは、一部の有形固定資産について、移行日現在の公正価値を当該日におけるIFRS上のみなし原価として使用しております。
・在外営業活動体の換算差額
IFRS第1号では、IFRS移行日現在の在外営業活動体の換算差額の累計額をゼロとみなすことを選択することが認められております。当社グループは、在外営業活動体の換算差額の累計額を移行日現在でゼロとみなすことを選択しております。
・IFRS移行日以前に認識した金融商品の指定
IFRS第1号では、IFRS第9号における分類について、当初認識時点で存在する事実及び状況ではなく、移行日時点の事実及び状況に基づき判断することが認められております。また、移行日時点に存在する事実及び状況に基づき資本性金融資産をその他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産として指定することが認められております。当社グループは、IFRS第9号における分類について、移行日時点で存在する事実及び状況に基づき判断を行っており、一部を除く資本性金融資産についてその他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産として指定しております。
IFRSの初度適用において開示が求められる調整表は以下の通りであります。なお、調整表の「表示組替」には利益剰余金及び包括利益に影響を及ぼさない項目を、「認識及び測定の差異」には利益剰余金及び包括利益に影響を及ぼす項目を含めて表示しております。
前第2四半期連結累計期間(自 2015年4月1日 至 2015年9月30日)の純損益及び包括利益に対する調整
(単位:百万円)
日本基準表示科目日本基準表示組替認識及び
測定の差異
IFRS注記IFRS表示科目
売上高1,884,627△88,382△18,3221,777,923(1)売上収益
売上原価△1,387,41191,53017,076△1,278,805(1)売上原価
売上総利益497,2163,148△1,246499,118売上総利益
販売費及び一般管理費△360,8654508,913△351,502(2)販売費及び一般管理費
-7,1761,9409,116(3)その他の営業収益
-△11,114△295△11,409その他の営業費用
-5,9662,0828,048(5)持分法による投資利益
営業利益136,3515,62611,394153,371営業利益
営業外収益16,269△16,269--
営業外費用△17,42817,428--
特別利益5,974△5,974--
特別損失△6,7066,706--
-9,198△4,1045,094(6)金融収益
-△11,391517△10,874金融費用
税金等調整前
四半期純利益
134,4605,3247,807147,591税引前四半期利益
法人税、住民税及び
事業税
法人税等調整額
△46,051528469△45,054法人所得税
88,4095,8528,276102,537継続事業からの四半期利益
-△5,852-△5,852非継続事業からの四半期損失
四半期純利益88,409-8,27696,685四半期利益

(単位:百万円)
日本基準表示科目日本基準表示組替認識及び
測定の差異
IFRS注記IFRS表示科目
四半期純利益88,409-8,27696,685四半期利益
その他の包括利益(9)その他の包括利益
その他有価証券評価
差額金
△11,298-1,373△9,925その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産
退職給付に係る調整額△393-△3,478△3,871確定給付制度の再測定
為替換算調整勘定△7,469-△509△7,978在外営業活動体の
換算差額
繰延ヘッジ損益△108-106△2キャッシュ・フロー・ヘッジの公正価値の純変動の有効部分
持分法適用会社に
対する持分相当額
△1,153-△1,060△2,213持分法適用会社におけるその他の包括利益に対する持分
四半期包括利益67,988-4,70872,696四半期包括利益


前第2四半期連結会計期間(自 2015年7月1日 至 2015年9月30日)の純損益及び包括利益に対する調整
(単位:百万円)
日本基準表示科目日本基準表示組替認識及び
測定の差異
IFRS注記IFRS表示科目
売上高943,593△44,572△11,880887,141(1)売上収益
売上原価△700,14948,65710,370△641,122(1)売上原価
売上総利益243,4444,085△1,510246,019売上総利益
販売費及び一般管理費△178,049△2855,112△173,222(2)販売費及び一般管理費
-3,0701,6684,738(3)その他の営業収益
-△6,339△75△6,414その他の営業費用
-2,4971,2913,788(5)持分法による投資利益
営業利益65,3953,0286,48674,909営業利益
営業外収益6,521△6,521--
営業外費用△11,29711,297--
特別利益2,454△2,454--
特別損失△3,8253,825--
-3,127△2,287840(6)金融収益
-△6,958258△6,700金融費用
税金等調整前
四半期純利益
59,2485,3444,45769,049税引前四半期利益
法人税、住民税及び
事業税
法人税等調整額
△21,7272883,934△17,505(8)法人所得税
37,5215,6328,39151,544継続事業からの四半期利益
-△5,632-△5,632非継続事業からの四半期損失
四半期純利益37,521-8,39145,912四半期利益

(単位:百万円)
日本基準表示科目日本基準表示組替認識及び
測定の差異
IFRS注記IFRS表示科目
四半期純利益37,521-8,39145,912四半期利益
その他の包括利益(9)その他の包括利益
その他有価証券評価
差額金
△21,241-368△20,873その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産
退職給付に係る調整額189-△8,354△8,165確定給付制度の再測定
為替換算調整勘定△12,767-△6,089△18,856在外営業活動体の
換算差額
繰延ヘッジ損益△1-△47△48キャッシュ・フロー・ヘッジの公正価値の純変動の有効部分
持分法適用会社に
対する持分相当額
△208-△1,452△1,660持分法適用会社におけるその他の包括利益に対する持分
四半期包括利益3,493-△7,183△3,690四半期包括利益


前連結会計年度(自 2015年4月1日 至 2016年3月31日)の純損益及び包括利益に対する調整
(単位:百万円)
日本基準表示科目日本基準表示組替認識及び
測定の差異
IFRS注記IFRS表示科目
売上高3,823,098△157,743△122,0033,543,352(1)売上収益
売上原価△2,779,584160,32490,957△2,528,303(1)売上原価
売上総利益1,043,5142,581△31,0461,015,049売上総利益
販売費及び一般管理費△763,48882143,583△719,084(2)販売費及び一般管理費
-18,750△14718,603その他の営業収益
-△57,712△2,093△59,805(4)その他の営業費用
-10,1053,87813,983(5)持分法による投資利益
営業利益280,026△25,45514,175268,746営業利益
営業外収益34,066△34,066--
営業外費用△43,47643,476--
特別利益38,278△38,278--
特別損失△110,646110,646--
-44,563△35,6448,919(6)金融収益
-△28,1533,279△24,874(7)金融費用
税金等調整前
当期純利益
198,24872,733△18,190252,791税引前利益
法人税、住民税及び
事業税
法人税等調整額
△92,6481,13617,448△74,064(8)法人所得税
105,60073,869△742178,727継続事業からの当期利益
-△73,869-△73,869非継続事業からの当期損失
当期純利益105,600-△742104,858当期利益

(単位:百万円)
日本基準表示科目日本基準表示組替認識及び
測定の差異
IFRS注記IFRS表示科目
当期純利益105,600-△742104,858当期利益
その他の包括利益(9)その他の包括利益
その他有価証券評価
差額金
△29,729-20,863△8,866その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産
退職給付に係る調整額△26,328-4,283△22,045確定給付制度の再測定
為替換算調整勘定△36,732-1,031△35,701在外営業活動体の
換算差額
繰延ヘッジ損益298-48346キャッシュ・フロー・ヘッジの公正価値の純変動の有効部分
持分法適用会社に
対する持分相当額
△5,414-1,124△4,290持分法適用会社におけるその他の包括利益に対する持分
包括利益7,695-26,60734,302当期包括利益

純損益及び包括利益に対する調整に関する注記
(1) 売上収益、売上原価
当社グループは、日本基準では同業者間の交換取引を売上収益及び売上原価として総額で表示しておりましたが、IFRSでは当該取引に関して純額で表示しております。また、マチソン・トライガス社は、日本基準において従来12月31日としていた決算日を、連結決算日である3月31日に変更したことで日本基準とIFRSにおける連結会計期間が相違しております。従って、売上収益及び売上原価が減少しております。
(2) 販売費及び一般管理費
当社グループは、日本基準では一定期間でのれんの償却を行っておりましたが、IFRSではのれんの償却を行っていないため販売費及び一般管理費が減少しております。
(3) その他の営業収益
当社グループは、IFRSを適用するにあたって、持分法の適用範囲を見直し、新たにジョイント・ベンチャーとなった株式を売却したことで、その他の営業収益が増加しております。
(4) その他の営業費用
当社グループは、日本基準では製品、技術の導入契約に伴い発生した費用のうち、主に当局への承認申請前に発生したものを研究開発費に計上しておりましたが、IFRSではこれらの費用のうち、一定の要件を満たしたものを無形資産として計上しております。IFRSを適用するにあたって追加で認識した無形資産のうち、開発の中止等が決定されたものについては帳簿価額を回収可能価額まで減額し減損損失として認識していること等により、その他の営業費用が増加しております。
(5) 持分法による投資利益
当社グループは、IFRSを適用するにあたって持分法の適用範囲を見直し、新たにサウディ石油化学㈱が関連会社になったことで、持分法による投資利益が増加しております。
(6) 金融収益
当社グループは、日本基準では、資本性金融資産の売却損益を純損益として認識しておりましたが、IFRSではその他の包括利益を通じて公正価値で測定すると指定した資本性金融資産については、公正価値の変動額をその他の包括利益として認識することにより、金融収益が減少しております。
(7) 金融費用
当社グループは、日本基準では、資本性金融資産の減損損失を純損益として認識しておりましたが、IFRSではその他の包括利益を通じて公正価値で測定すると指定した資本性金融資産については、公正価値の変動額をその他の包括利益として認識することにより、金融費用が減少しております。
(8) 法人所得税
当社グループは、資本性金融資産の売却に伴う税金費用をその他の包括利益に振り替えるなどIFRS適用に伴う認識及び測定の差異により、法人所得税が減少しております。
(9) その他の包括利益
・その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融資産
当社グループは、日本基準では非上場株式を主として移動平均法による原価法により評価しておりましたが、IFRSでは公正価値で評価することにより、その他の包括利益が増加しております。
・確定給付制度の再測定
当社グループは、日本基準では確定給付制度による退職後給付について、利息費用及び期待運用収益を純損益として認識していましたが、IFRSでは純利息費用は確定給付資産(債務)の純額に割引率を乗じた金額を純損益として認識することにより、その他の包括利益が増加しております。
また、IFRSでは四半期ごとに制度資産を公正価値評価しており、それにともなって発生した数理計算上の差異をその他の包括利益として認識していることにより、その他の包括利益が減少しております。
・在外営業活動体の換算差額
クオドラント社は、日本基準において従来12月31日としていた決算日を、連結決算日である3月31日に変更しました。その結果、日本基準とIFRSの連結会計期間の相違により、その他の包括利益が増加又は減少しております。
(10) 表示組替
IFRSでは非継続事業を区分表示しており、非継続事業に関する売上収益から法人所得税については、表示組替に含めております。当該影響は「9.非継続事業」に記載しております。
移行日(2015年4月1日)現在の資本に対する調整
(単位:百万円)
日本基準表示科目日本基準表示組替認識及び
測定の差異
IFRS注記IFRS表示科目
資産の部資産
流動資産流動資産
現金及び預金236,1866,8689,695252,749(1)現金及び現金同等物
受取手形及び売掛金759,850△4,698△817754,335営業債権
有価証券127,805△127,805--
商品及び製品374,684△374,684--
仕掛品40,000△40,000--
原材料及び貯蔵品180,821407,9595,000593,780(2)棚卸資産
-171,159△70171,089その他の金融資産
その他142,601△86,7021,52857,427(3)その他の流動資産
貸倒引当金△4,6984,698--
小計1,857,249△43,20515,3361,829,380小計
-8,676768,752売却目的で保有する資産
流動資産合計1,857,249△34,52915,4121,838,132流動資産合計
固定資産非流動資産
有形固定資産1,498,146△2,764△10,1571,485,225(4)有形固定資産
無形固定資産
のれん243,797-1,878245,675(3)のれん
その他181,5055,97210,868198,345(5)無形資産
投資その他の資産
投資有価証券355,743△249,55523,081129,269(6)持分法で会計処理
されている投資
-321,70818,168339,876(7)その他の金融資産
その他188,066△141,58641346,893その他の非流動資産
-99,286△13,70385,583(8)繰延税金資産
貸倒引当金△1,4681,468--
固定資産合計2,465,78934,52930,5482,530,866非流動資産合計
資産合計4,323,038-45,9604,368,998資産合計


(単位:百万円)
日本基準表示科目日本基準表示組替認識及び
測定の差異
IFRS注記IFRS表示科目
負債及び資本
負債の部負債
流動負債流動負債
支払手形及び買掛金459,345△9,4712,982452,856(2)営業債務
短期借入金518,985△518,985--
1年内返済予定の
長期借入金
178,627△178,627--
コマーシャル・
ペーパー
26,000△26,000--
1年内償還予定の社債20,040723,613△941742,712社債及び借入金
未払法人税等36,224△2,018△2534,181未払法人所得税
-229,5047,279236,783(9)その他の金融負債
賞与引当金39,286△39,286--
その他の引当金9,830230△6,4883,572(10)引当金
その他277,610△178,86027,906126,656(11)その他の流動負債
流動負債合計1,565,94710030,7131,596,760流動負債合計
固定負債非流動負債
社債305,010△305,010--
長期借入金554,933305,010△727859,216社債及び借入金
-22,3177,24229,559(12)その他の金融負債
退職給付に係る負債132,921△6974133,889退職給付に係る
負債
訴訟損失等引当金6,467△6,467--
その他の引当金15,63315,797△10,05821,372(10)引当金
その他153,526△128,3539,48434,657(13)その他の
非流動負債
-96,612△5,44791,165(8)繰延税金負債
固定負債合計1,168,490△1001,4681,169,858非流動負債合計
負債合計2,734,437-32,1812,766,618負債合計
純資産の部資本
資本金50,000--50,000資本金
資本剰余金317,714471-318,185資本剰余金
自己株式△16,236--△16,236自己株式
利益剰余金523,149-59,645582,794(14)利益剰余金
その他の
包括利益累計額
106,366-△48,09858,268(15)その他の資本の
構成要素
新株予約権471△471--
981,464-11,547993,011親会社の所有者に
帰属する持分合計
非支配株主持分607,137-2,232609,369非支配持分
純資産合計1,588,601-13,7791,602,380資本合計
負債純資産合計4,323,038-45,9604,368,998負債及び資本合計

資本に対する調整に関する注記
(1) 現金及び現金同等物
当社グループは、IFRSを適用するにあたって持分法の適用範囲を見直し、日本基準では持分法を適用していたザ・サウジ・メタクリレーツ社がジョイント・オペレーションになったことで、現金及び現金同等物が増加しております。
(2) 棚卸資産、営業債務
当社グループは、日本基準では主として出荷基準により売上収益を認識しておりましたが、IFRSにおいては物品の所有に伴う重要なリスク及び経済価値が顧客に移転した時点で売上収益を認識することにより、棚卸資産及び営業債務が増加しております。
(3) その他の流動資産、のれん
マチソン・トライガス社は、日本基準では12月31日を決算日としておりましたが、IFRSでは決算日を連結決算日である3月31日に統一しました。その結果、決算日と連結決算日との間で生じた取引により、その他の流動資産及びのれんが増加しております。
(4) 有形固定資産
当社グループは、IFRSを適用するにあたって、一部の有形固定資産にみなし原価を適用しております。みなし原価を適用した、従前の帳簿価額は41,010百万円、公正価値は21,316百万円であります。その結果、有形固定資産が減少しております。
(5) 無形資産
当社グループは、日本基準では製品、技術の導入契約に伴い発生した費用のうち、主に当局への承認申請前に発生したものを研究開発費に計上しておりましたが、IFRSではこれらの費用のうち、一定の要件を満たしたものを無形資産として計上しております。その結果、無形資産が増加しております。
(6) 持分法で会計処理されている投資
当社グループは、IFRSを適用するにあたって持分法の適用範囲を見直し、新たにサウディ石油化学㈱が関連会社になったことで、持分法で会計処理されている投資が増加しております。
(7) その他の金融資産(非流動資産)
当社グループは、日本基準では非上場株式を主として移動平均法による原価法により評価しておりましたが、IFRSでは公正価値で評価することにより、その他の金融資産(非流動資産)が増加しております。
(8) 繰延税金資産、繰延税金負債
当社グループは、日本基準では繰延税金資産及び負債を流動・固定それぞれの区分において相殺しておりましたが、IFRSでは繰延税金資産及び負債をすべて非流動区分に分類することにより、相殺額が増加し、繰延税金資産及び繰延税金負債が減少しております。
(9) その他の金融負債(流動負債)
当社グループは、日本基準では特定の要件を満たす場合、金利スワップについて特例処理を適用しておりましたが、IFRSでは公正価値で測定することで、その他の金融負債(流動負債)が増加しております。
(10) 引当金(流動負債)、引当金(非流動負債)
当社グループは、日本基準では将来の大規模定期修繕に備えた費用を定期修繕引当金として計上しておりましたが、IFRSでは定期修繕引当金は引当金の要件を満たさないため取り崩しております。その結果、引当金が減少しております。
(11) その他の流動負債
当社グループは、日本基準では認識していなかった従業員の未消化の有給休暇等について、IFRSでは債務として認識することにより、その他の流動負債が増加しております。
(12) その他の金融負債(非流動負債)
当社グループは、日本基準ではインセンティブ(フリーレント等)のあるオペレーティング・リースについて契約で定められた支払金額に基づいて費用を認識しておりましたが、IFRSではインセンティブを含む支払リース料総額をリース期間にわたり定額法で認識することにより、その他の金融負債(非流動負債)が増加しております。
(13) その他の非流動負債
当社グループは、日本基準では技術導出、共同販売及び共同販促に伴う契約一時金を受領時に収益として認識しておりましたが、IFRSでは契約上の義務が履行されていない場合には繰延収益として計上し、当該義務の履行期間にわたって収益を認識しております。その結果、その他の非流動負債が増加しております。
(14) 利益剰余金
IFRS適用に伴う調整による利益剰余金への影響は以下の通りであります。なお、以下の金額は、関連する税効果及び非支配持分を調整した後の金額であります。
(単位:百万円)
移行日
(2015年4月1日)
在外営業活動体の換算差額の累計額に対する調整((15)参照)57,567
持分法の適用範囲の見直し((6)参照)23,079
大規模定期修繕費用に対する調整((10)参照)10,273
従業員有給休暇債務等の認識((11)参照)△ 16,181
みなし原価((4)参照)△ 14,615
その他△ 478
利益剰余金に対する調整合計59,645


(15) その他の資本の構成要素
当社グループは、IFRS第1号に規定されている免除規定を選択し、在外営業活動体の換算差額の累計額を、移行日である2015年4月1日時点においてすべて利益剰余金に振り替えております。
(16) 表示組替
当社グループは、上記の他、IFRSの規定に準拠するために表示組替を行っており、主なものは以下の通りであります。
・日本基準では、預入期間が3ヵ月を超える短期の定期預金を「現金及び預金」に含めて表示しておりましたが、IFRSでは流動資産の「その他の金融資産」に含めて表示しております。
・日本基準では、取得日から3ヵ月以内に償還期限の到来する短期投資を「有価証券」に含めて表示しておりましたが、IFRSでは「現金及び現金同等物」に含めて表示しております。
・繰延税金資産及び繰延税金負債については、流動部分をすべて非流動に組替えております。
・売却の可能性が非常に高く、かつ、現状で直ちに売却可能な状態にある資産を「売却目的で保有する資産」として別掲しております。
・日本基準では、「新株予約権」を別掲しておりましたが、IFRSでは「資本剰余金」に含めております。
前第2四半期連結会計期間末(2015年9月30日)現在の資本に対する調整
(単位:百万円)
日本基準表示科目日本基準表示組替認識及び
測定の差異
IFRS注記IFRS表示科目
資産の部資産
流動資産流動資産
現金及び預金244,89876,2554,153325,306(1)現金及び現金同等物
受取手形及び売掛金731,591△4,67171,722798,642(2)営業債権
有価証券115,000△115,000--
商品及び製品363,549△363,549--
仕掛品50,825△50,825--
原材料及び貯蔵品188,415409,5106,031603,956(3)棚卸資産
-81,028△6,45474,574(2)その他の金融資産
その他130,923△78,81318752,297その他の流動資産
貸倒引当金△4,6704,670--
小計1,820,531△41,39575,6391,854,775小計
-5025151,017売却目的で保有する資産
流動資産合計1,820,531△40,89376,1541,855,792流動資産合計
固定資産非流動資産
有形固定資産1,489,9104,362△6,1561,488,116(4)有形固定資産
無形固定資産
のれん254,801-6,141260,942(5)のれん
その他175,7725,17314,295195,240(6)無形資産
投資その他の資産
投資有価証券321,370△218,53724,978127,811(7)持分法で会計処理
されている投資
-292,16020,019312,179(8)その他の金融資産
その他186,150△137,076△4,96444,110(10)その他の非流動資産
-93,469△15,53277,937(9)繰延税金資産
貸倒引当金△1,3421,342--
固定資産合計2,426,66140,89338,7812,506,335非流動資産合計
資産合計4,247,192-114,9354,362,127資産合計


(単位:百万円)
日本基準表示科目日本基準表示組替認識及び
測定の差異
IFRS注記IFRS表示科目
負債及び資本
負債の部負債
流動負債流動負債
支払手形及び買掛金449,060△9,809△3,174436,077(2)営業債務
短期借入金439,214△439,214--
1年内返済予定の
長期借入金
183,913△183,913--
コマーシャル・
ペーパー
10,000△10,000--
1年内償還予定の社債40,030633,127112,864786,021(2)社債及び借入金
未払法人税等28,226△2,7981,47626,904(12)未払法人所得税
-207,671△24,722182,949(2)その他の金融負債
賞与引当金39,899△39,899--
その他の引当金9,365△1,344△5,4722,549(11)引当金
その他239,013△153,73826,459111,734(13)その他の流動負債
流動負債合計1,438,72083107,4311,546,234流動負債合計
固定負債非流動負債
社債305,000△305,000--
長期借入金559,725305,000△13,522851,203(14)社債及び借入金
-25,2712,48327,754(15)その他の金融負債
退職給付に係る負債133,754-3,716137,470(10)退職給付に係る
負債
訴訟損失等引当金6,080△6,080--
その他の引当金14,15415,733△8,84221,045(11)引当金
その他154,179△130,08012,89436,993(16)その他の
非流動負債
-95,073△8,28686,787(9)繰延税金負債
固定負債合計1,172,892△83△11,5571,161,252非流動負債合計
負債合計2,611,612-95,8742,707,486負債合計
純資産の部資本
資本金50,000--50,000資本金
資本剰余金317,835523△4318,354資本剰余金
自己株式△16,223--△16,223自己株式
利益剰余金572,418-65,069637,487(17)利益剰余金
その他の
包括利益累計額
91,519-△46,47645,043(18)その他の資本の
構成要素
新株予約権523△523--
1,016,072-18,5891,034,661親会社の所有者に
帰属する持分合計
非支配株主持分619,508-472619,980非支配持分
純資産合計1,635,580-19,0611,654,641資本合計
負債純資産合計4,247,192-114,9354,362,127負債及び資本合計

(注) 取得原価の配分の見直し
上記の調整表における日本基準の金額は、2015年9月30日現在の連結貸借対照表を基礎としておりますが、企業結合に伴うRenegade Gas Pty Ltdの取得原価の配分について、前連結会計年度末に確定したため遡及修正しております。その結果、有形固定資産が816百万円、無形固定資産のその他が657百万円、繰延税金負債が442百万円増加し、無形固定資産ののれんが1,031百万円減少しております。
資本に対する調整に関する注記
(1) 現金及び現金同等物
当社グループは、IFRSを適用するにあたって持分法の適用範囲を見直し、日本基準では持分法を適用していたザ・サウジ・メタクリレーツ社がジョイント・オペレーションになったことで、現金及び現金同等物が増加しております。
(2) 営業債権、その他の金融資産(流動資産)、営業債務、社債及び借入金(流動負債)、その他の金融負債(流動負債)
当社グループは、日本基準では、債権流動化取引について営業債権を譲渡した際に、全額金融資産としての認識を中止しておりましたが、IFRSでは、一部の営業債権に関して金融資産の認識の中止要件を満たさないことから、営業債権及び借入金を両建て計上しております。その結果、営業債権及び社債及び借入金(流動負債)が増加し、その他の金融資産(流動資産)、営業債務及びその他の金融負債(流動負債)が減少しております。
(3) 棚卸資産
当社グループは、日本基準では主として出荷基準により売上収益を認識しておりましたが、IFRSにおいては物品の所有に伴う重要なリスク及び経済価値が顧客に移転した時点で売上収益を認識することにより、棚卸資産が増加しております。
(4) 有形固定資産
当社グループは、IFRSを適用するにあたって、一部の有形固定資産にみなし原価を適用しております。みなし原価を適用した、従前の帳簿価格は41,010百万円、公正価値は21,316百万円であります。その結果、有形固定資産が減少しております。
(5) のれん
当社グループは、日本基準では一定期間でのれんの償却を行っておりましたが、IFRSではのれんの償却を行っていないためのれんの金額が増加しております。
(6) 無形資産
当社グループは、日本基準では製品、技術の導入契約に伴い発生した費用のうち、主に当局への承認申請前に発生したものを研究開発費に計上しておりましたが、IFRSではこれらの費用のうち、一定の要件を満たしたものを無形資産として計上しております。その結果、無形資産が増加しております。
(7) 持分法で会計処理されている投資
当社グループは、IFRSを適用するにあたって持分法の適用範囲を見直し、新たにサウディ石油化学㈱が関連会社になったことで、持分法で会計処理されている投資が増加しております。
(8) その他の金融資産(非流動資産)
当社グループは、日本基準では非上場株式を主として移動平均法による原価法により評価しておりましたが、IFRSでは公正価値で評価することにより、その他の金融資産(非流動資産)が増加しております。
(9) 繰延税金資産、繰延税金負債
当社グループは、日本基準では繰延税金資産及び負債を流動・固定それぞれの区分において相殺しておりましたが、IFRSでは繰延税金資産及び負債をすべて非流動区分に分類することにより、相殺額が増加し、繰延税金資産及び繰延税金負債が減少しております。
(10) その他の非流動資産、退職給付に係る負債
当社グループは、日本基準では期末決算のみ確定給付制度の資産を公正価値評価しておりましたが、IFRSでは四半期ごとに確定給付制度の資産を公正価値評価していることにより、退職給付に係る負債が増加し、その他の非流動資産が減少しております。
(11) 引当金(流動負債)、引当金(非流動負債)
当社グループは、日本基準では将来の大規模定期修繕に備えた費用を定期修繕引当金として計上しておりましたが、IFRSでは定期修繕引当金は引当金の要件を満たさないため取り崩しております。その結果、引当金が減少しております。
(12) 未払法人所得税
当社グループは、日本基準では四半期においても年次の方法と同様の方法で法人所得税の計算をしておりましたが、IFRSでは見積年次平均実効税率を使用した簡便的な方法で法人所得税を計算することにより、未払法人所得税が増加しております。
(13) その他の流動負債
当社グループは、日本基準では認識していなかった従業員の未消化の有給休暇等について、IFRSでは債務として認識することにより、その他の流動負債が増加しております。
(14) 社債及び借入金(非流動負債)
マチソン・トライガス社は、日本基準では12月31日を決算日としておりましたが、IFRSでは決算日を連結決算日である3月31日に統一しました。その結果、決算日と連結決算日との間で生じた取引により、社債及び借入金(非流動負債)が減少しております。
(15) その他の金融負債(非流動負債)
当社グループは、日本基準ではインセンティブ(フリーレント等)のあるオペレーティング・リースについて契約で定められた支払金額に基づいて費用を認識しておりましたが、IFRSではインセンティブを含む支払リース料総額をリース期間にわたり定額法で認識することにより、その他の金融負債(非流動負債)が増加しております。
(16) その他の非流動負債
当社グループは、日本基準では技術導出、共同販売及び共同販促に伴う契約一時金を受領時に収益として認識しておりましたが、IFRSでは契約上の義務が履行されていない場合には繰延収益として計上し、当該義務の履行期間にわたって収益を認識しております。その結果、その他の非流動負債が増加しております。
(17) 利益剰余金
IFRS適用に伴う調整による利益剰余金への影響は以下の通りであります。なお、以下の金額は、関連する税効果及び非支配持分を調整した後の金額であります。
(単位:百万円)
前第2四半期
連結会計期間末
(2015年9月30日)
在外営業活動体の換算差額の累計額に対する調整((18)参照)57,567
持分法の適用範囲の見直し((7)参照)25,305
従業員有給休暇債務等の認識((13)参照)△ 16,221
みなし原価((4)参照)△ 14,615
その他13,033
利益剰余金に対する調整合計65,069


(18) その他の資本の構成要素
当社グループは、IFRS第1号に規定されている免除規定を選択し、在外営業活動体の換算差額の累計額を、移行日である2015年4月1日時点においてすべて利益剰余金に振り替えております。
(19) 表示組替
当社グループは、上記の他、IFRSの規定に準拠するために表示組替を行っており、主なものは以下の通りであります。
・日本基準では、預入期間が3ヵ月を超える短期の定期預金を「現金及び預金」に含めて表示しておりましたが、IFRSでは流動資産の「その他の金融資産」に含めて表示しております。
・日本基準では、取得日から3ヵ月以内に償還期限の到来する短期投資を「有価証券」に含めて表示しておりましたが、IFRSでは「現金及び現金同等物」に含めて表示しております。
・繰延税金資産及び繰延税金負債については、流動部分をすべて非流動に組替えております。
・売却の可能性が高く、かつ、現状で直ちに売却可能な状態にある資産を「売却目的で保有する資産」として別掲しております。
・日本基準では、「新株予約権」を別掲しておりましたが、IFRSでは「資本剰余金」に含めております。
前連結会計年度末(2016年3月31日)現在の資本に対する調整
(単位:百万円)
日本基準表示科目日本基準表示組替認識及び
測定の差異
IFRS注記IFRS表示科目
資産の部資産
流動資産流動資産
現金及び預金314,782△51,0123,378267,148(1)現金及び現金同等物
受取手形及び売掛金703,996△4,03169,129769,094(2)営業債権
有価証券123,500△123,500--
商品及び製品331,398△331,398--
仕掛品39,506△39,506--
原材料及び貯蔵品176,922366,1116,428549,461(3)棚卸資産
-220,794△6,309214,485(2)その他の金融資産
繰延税金資産32,339△32,339--
その他99,091△46,36446453,191その他の流動資産
貸倒引当金△4,0324,032--
小計1,817,502△37,21373,0901,853,379小計
-3,338-3,338売却目的で保有する資産
流動資産合計1,817,502△33,87573,0901,856,717流動資産合計
固定資産非流動資産
有形固定資産
建物及び構築物
(純額)
340,070△340,070--
機械装置及び運搬具(純額)584,748△584,748--
土地304,888△304,888--
建設仮勘定88,551△88,551--
その他(純額)72,470△72,470--
-1,395,3728,0651,403,437(4)有形固定資産
無形固定資産
のれん248,164-19,686267,850(5)のれん
その他170,8604,32520,351195,536(6)無形資産
投資その他の資産
投資有価証券266,926△161,70323,849129,072(7)持分法で会計処理
されている投資
長期貸付金5,084△5,084--
退職給付に係る資産17,811△17,811--
-229,59422,208251,802(8)その他の金融資産
-29,85753230,389その他の非流動資産
繰延税金資産62,21132,339△5,57988,971(9)繰延税金資産
その他83,678△83,678--
貸倒引当金△1,3911,391--
固定資産合計2,244,07033,87589,1122,367,057非流動資産合計
資産合計4,061,572-162,2024,223,774資産合計


(単位:百万円)
日本基準表示科目日本基準表示組替認識及び
測定の差異
IFRS注記IFRS表示科目
負債及び資本
負債の部負債
流動負債流動負債
支払手形及び買掛金408,315△ 11,937△ 2,313394,065(2)営業債務
短期借入金394,688△ 394,688--
1年内返済予定の
長期借入金
138,471△ 138,471--
コマーシャル・
ペーパー
30,000△ 30,000--
1年内償還予定の社債40,010563,159103,536706,705(2)社債及び借入金
未払法人税等39,914△ 3,4981836,434未払法人所得税
-208,121△ 22,181185,940(2)その他の金融負債
賞与引当金42,516△ 42,516--
1年内使用予定の
定期修繕引当金
6,683△ 6,683--
1年内固定資産整理
損失引当金
3,893△ 3,893--
-13,508△ 9,9053,603(10)引当金
その他241,754△ 152,94326,144114,955(11)その他の流動負債
流動負債合計1,346,24415995,2991,441,702流動負債合計
固定負債非流動負債
社債325,000△ 325,000--
長期借入金537,583325,00110,286872,870(1)社債及び借入金
-24,8674,15229,019(12)その他の金融負債
退職給付に係る負債143,713-466144,179退職給付に係る負債
役員退職慰労引当金2,146△2,146--
訴訟損失等引当金9,106△9,106--
定期修繕引当金1,571△1,571--
固定資産整理損失
引当金
982△982--
関係会社整理損失
引当金
415△415--
環境対策引当金2,334△ 2,334--
-26,040△ 2,42423,616(10)引当金
その他60,956△ 34,71215,14341,387(13)その他の非流動負債
繰延税金負債76,994199△ 2,34374,850(9)繰延税金負債
固定負債合計1,160,800△ 15925,2801,185,921非流動負債合計
負債合計2,507,044-120,5792,627,623負債合計
純資産の部資本
資本金50,000--50,000資本金
資本剰余金317,037515△ 8317,544資本剰余金
自己株式△ 16,240--△ 16,240自己株式
利益剰余金549,430-61,479610,909(14)利益剰余金
その他の包括利益
累計額
32,025-△ 22,0419,984(15)その他の資本の
構成要素
新株予約権515△ 515--
932,767-39,430972,197親会社の所有者に帰属する持分合計
非支配株主持分621,761-2,193623,954非支配持分
純資産合計1,554,528-41,6231,596,151資本合計
負債純資産合計4,061,572-162,2024,223,774負債及び資本合計

資本に対する調整に関する注記
(1) 現金及び現金同等物、社債及び借入金(非流動負債)
当社グループは、IFRSを適用するにあたって持分法の適用範囲を見直し、日本基準では持分法を適用していたザ・サウジ・メタクリレーツ社がジョイント・オペレーションになったことで、現金及び現金同等物及び社債及び借入金(非流動負債)が増加しております。
(2) 営業債権、その他の金融資産(流動資産)、営業債務、社債及び借入金(流動負債)、その他の金融負債(流動負債)
当社グループは、日本基準では、債権流動化取引について営業債権を譲渡した際に、全額金融資産としての認識を中止しておりましたが、IFRSでは、一部の営業債権に関して金融資産の認識の中止要件を満たさないことから、営業債権及び借入金を両建て計上しております。その結果、営業債権及び社債及び借入金(流動負債)が増加し、その他の金融資産(流動資産)、営業債務及びその他の金融負債(流動負債)が減少しております。
(3) 棚卸資産
当社グループは、日本基準では主として出荷基準により売上収益を認識しておりましたが、IFRSにおいては物品の所有に伴う重要なリスク及び経済価値が顧客に移転した時点で売上収益を認識することにより、棚卸資産が増加しております。
(4) 有形固定資産
当社グループは、IFRSを適用するにあたって、一部の有形固定資産にみなし原価を適用しております。みなし原価を適用した、従前の帳簿価額は41,010百万円、公正価値は21,316百万円であります。
一方で、IFRSを適用するにあたって持分法の適用範囲を見直し、日本基準では持分法を適用していたザ・サウジ・メタクリレーツ社がジョイント・オペレーションになったことで、有形固定資産が増加しております。
(5) のれん
当社グループは、日本基準では一定期間でのれんの償却を行っておりましたが、IFRSではのれんの償却を行っていないためのれんの金額が増加しております。
(6) 無形資産
当社グループは、日本基準では製品、技術の導入契約に伴い発生した費用のうち、主に当局への承認申請前に発生したものを研究開発費に計上しておりましたが、IFRSではこれらの費用のうち、一定の要件を満たしたものを無形資産として計上しております。その結果、無形資産が増加しております。
(7) 持分法で会計処理されている投資
当社グループは、IFRSを適用するにあたって持分法の適用範囲を見直し、新たにサウディ石油化学㈱が関連会社になったことで、持分法で会計処理されている投資が増加しております。
(8) その他の金融資産(非流動資産)
当社グループは、日本基準では非上場株式を主として移動平均法による原価法により評価しておりましたが、IFRSでは公正価値で評価することにより、その他の金融資産(非流動資産)が増加しております。
(9) 繰延税金資産、繰延税金負債
当社グループは、日本基準では繰延税金資産及び負債を流動・固定それぞれの区分において相殺しておりましたが、IFRSでは繰延税金資産及び負債をすべて非流動区分に分類することにより、相殺額が増加し、繰延税金資産及び繰延税金負債が減少しております。
(10) 引当金(流動負債)、引当金(非流動負債)
当社グループは、日本基準では将来の大規模定期修繕に備えた費用を定期修繕引当金として計上しておりましたが、IFRSでは定期修繕引当金は引当金の要件を満たさないため取り崩しております。その結果、引当金が減少しております。
(11) その他の流動負債
当社グループは、日本基準では認識していなかった従業員の未消化の有給休暇等について、IFRSでは債務として認識することにより、その他の流動負債が増加しております。
(12) その他の金融負債(非流動負債)
当社グループは、日本基準では特定の要件を満たす場合、金利スワップについて特例処理を適用しておりましたが、IFRSでは公正価値で測定することで、その他の金融負債(非流動負債)が増加しております。
(13) その他の非流動負債
当社グループは、日本基準では技術導出、共同販売及び共同販促に伴う契約一時金を受領時に収益として認識しておりましたが、IFRSでは契約上の義務が履行されていない場合には繰延収益として計上し、当該義務の履行期間にわたって収益を認識しております。その結果、その他の非流動負債が増加しております。
(14) 利益剰余金
IFRS適用に伴う調整による利益剰余金への影響は以下の通りであります。なお、以下の金額は、関連する税効果及び非支配持分を調整した後の金額であります。
(単位:百万円)
前連結会計年度末
(2016年3月31日)
在外営業活動体の換算差額の累計額に対する調整((15)参照)57,567
持分法の適用範囲の見直し((7)参照)23,462
のれん非償却((5)参照)20,115
従業員有給休暇債務等の認識((11)参照)△ 16,119
みなし原価((4)参照)△ 14,615
確定給付制度の再測定から生じたその他の資本の構成要素の利益剰余金への振替△ 11,799
その他2,868
利益剰余金に対する調整合計61,479

(15) その他の資本の構成要素
当社グループは、IFRS第1号に規定されている免除規定を選択し、在外営業活動体の換算差額の累計額を、移行日である2015年4月1日時点においてすべて利益剰余金に振り替えております。
(16) 表示組替
当社グループは、上記の他、IFRSの規定に準拠するために表示組替を行っており、主なものは以下の通りであります。
・日本基準では、預入期間が3ヵ月を超える短期の定期預金を「現金及び預金」に含めて表示しておりましたが、IFRSでは流動資産の「その他の金融資産」に含めて表示しております。
・日本基準では、取得日から3ヵ月以内に償還期限の到来する短期投資を「有価証券」に含めて表示しておりましたが、IFRSでは「現金及び現金同等物」に含めて表示しております。
・繰延税金資産及び繰延税金負債については、流動部分をすべて非流動に組替えております。
・売却の可能性が非常に高く、かつ、現状で直ちに売却可能な状態にある資産を「売却目的で保有する資産」として別掲しております。
・日本基準では、「新株予約権」を別掲しておりましたが、IFRSでは「資本剰余金」に含めております。
前第2四半期連結累計期間(自 2015年4月1日 至 2015年9月30日)及び前連結会計年度(自 2015年4月1日 至 2016年3月31日)のキャッシュ・フローに対する調整に関する注記
日本基準に基づいた連結キャッシュ・フロー計算書とIFRSに基づいた連結キャッシュ・フロー計算書との主な差異は、金融資産の認識の中止の要件を満たさずに譲渡した債権及び連結子会社の決算期の変更に係るものであります。

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