有価証券報告書-第16期(令和2年4月1日-令和3年3月31日)
14.のれん及び無形資産
(1) 増減表
無形資産の取得原価、償却累計額及び減損損失累計額の増減並びに帳簿価額は、以下のとおりであります。
前連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
取得原価
償却累計額及び減損損失累計額
帳簿価額
当連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
取得原価
償却累計額及び減損損失累計額
帳簿価額
前連結会計年度及び当連結会計年度において、重要な自己創設資産はありません。
無形資産の償却費は、連結損益計算書の「売上原価」、「販売費及び一般管理費」及び「非継続事業からの当期利益」に含まれております。
(2) 重要な無形資産
連結財政状態計算書に計上されている重要な無形資産は、以下のとおりであります。
・2010年3月の当社による三菱レイヨン㈱(現 三菱ケミカル㈱)の株式取得により取得した「技術に係る無形資産」
帳簿価額は前連結会計年度15,532百万円、当連結会計年度13,239百万円であり、残存償却年数は4~8年であります。
・2014年11月の当社による大陽日酸㈱(現 日本酸素ホールディングス㈱)の株式取得により取得した「顧客に係る無形資産」
帳簿価額は前連結会計年度26,083百万円、当連結会計年度23,979百万円であり、残存償却年数は7~12年であります。
・2017年10月の田辺三菱製薬㈱によるニューロダーム社の買収により取得した「技術に係る無形資産」
帳簿価額は前連結会計年度131,467百万円、当連結会計年度45,280百万円であり、耐用年数を確定できない無形資産に分類しております。なお、当連結会計年度において当該無形資産の帳簿価額の一部を減損しており、注記「16.減損損失」に記載のとおりであります。
・2018年12月の大陽日酸㈱(現 日本酸素ホールディングス㈱)による欧州事業の取得等により計上したニッポン・ガシズ・ユーロ・ホールディング社が保有する「顧客に係る無形資産」
帳簿価額は前連結会計年度186,453百万円、当連結会計年度187,385百万円であり、残存償却年数は主に27年であります。
・2020年10月の三菱ケミカルアメリカ社によるジェレスト社の買収により取得した「技術に係る無形資産」
帳簿価額は当連結会計年度28,111百万円であり、残存償却年数は主に14年であります。
(3) 耐用年数を確定できない無形資産
耐用年数を確定できない無形資産の帳簿価額は、前連結会計年度末及び当連結会計年度末おいて、それぞれ168,180百万円及び79,474百万円であり、主なものはヘルスケアセグメントの田辺三菱製薬㈱が2017年にニューロダーム社を買収した際に認識された仕掛研究開発費であり、「技術に係る無形資産」に含まれております。当該資産は研究開発の段階にあり、未だ規制当局の販売承認が得られていないもので使用可能な状態にないため、将来の経済的便益が流入する期間が予見可能でないと判断し、耐用年数を確定できない無形資産及び未だ使用可能でない無形資産に分類しております。
当該資産については、減損の兆候の有無にかかわらず毎年一定の時期に減損テストを実施しております。減損テストに際し、無形資産の回収可能価額は、使用価値により測定しております。
使用価値の算定にあたっては、経営者によって承認された事業計画を基礎とした将来キャッシュ・フローの見積額を使用しております。事業計画は、過去の経験及び外部からの情報に基づいたものであり、原則として、合理的な理由がある場合を除き、5年を限度としており、主要な仮定は、規制当局の販売承認の取得の可能性、上市後の売上収益の予測及び割引率であります。
割引率については、税引前の加重平均資本コストを使用しており、前連結会計年度は7.7%~13.0%、当連結会計年度は8.1%~10.4%であります。また、ニューロダーム社に係る仕掛研究開発費の年次の減損テストにおける割引率は、前連結会計年度は13.0%、当連結会計年度は10.4%であります。なお、当連結会計年度は割引率が0.3%上昇した場合に、回収可能価額と帳簿価額が等しくなる可能性があります。
これらの仮定について、経営者は妥当と判断しておりますが、将来の不確実な経済条件の変動の結果によって影響を受ける可能性があり、前提とした状況が変化すれば回収可能価額の算定結果が異なる可能性があります。
また、耐用年数を確定できない無形資産について認識した減損損失は、注記「16.減損損失」に記載のとおりであります。
(4) のれん
資金生成単位(資金生成単位グループ)に配分されたのれんの帳簿価額は、以下のとおりであります。
(注) 当連結会計年度の第2四半期連結会計期間より、クオリカプス㈱及びその子会社の所管セグメントをヘルスケアセグメントから機能商品セグメントに変更しています。これに伴い、前連結会計年度及び当連結会計年度の製剤材料に配分されたのれんの帳簿価格も、変更後の区分方法により作成しております。
資金生成単位グループののれんの回収可能価額は、使用価値により測定しております。
使用価値は、過去の経験と外部からの情報を反映させて作成され、経営者によって承認された5年を限度とする事業計画を基礎とし、事業計画の予測の期間を超えた後は、将来の不確実性を考慮し、成長率を0%と仮定して事業計画の最終年度のキャッシュ・フロー金額と同額で推移すると仮定しております。将来キャッシュ・フローの見積額は主として、売上収益の予測及び市場の成長率に影響を受けます。なお、主要な仮定は、経営者は妥当と判断しておりますが、将来の不確実な経済条件の変動の結果によって影響を受ける可能性があり、前提とした状況が変化すれば回収可能価額の算定結果が異なる可能性があります。
回収可能価額の算定に利用している割引率は、以下のとおりであります。
製剤材料に配分されたのれんについて、前連結会計年度は回収可能価額が帳簿価額を下回ったため、減損損失を計上しております。詳細は、注記「16.減損損失」に記載のとおりであります。当連結会計年度は割引率が1.3%上昇した場合に回収可能価額と帳簿価額が等しくなる可能性があります。
(1) 増減表
無形資産の取得原価、償却累計額及び減損損失累計額の増減並びに帳簿価額は、以下のとおりであります。
前連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
取得原価
| (単位:百万円) | ||||||
| のれん | 無形資産 | |||||
| 技術に係る 無形資産 | 顧客に係る 無形資産 | ソフトウェア | その他 | 合計 | ||
| 2019年4月1日残高 | 648,806 | 291,613 | 332,450 | 79,511 | 66,176 | 769,750 |
| 個別取得 | - | 6,347 | - | 5,985 | 4,644 | 16,976 |
| 企業結合による取得 | 7,992 | 144 | 5,353 | 35 | △278 | 5,254 |
| 売却及び処分 | △268 | △25,524 | △14 | △6,918 | △9,221 | △41,677 |
| 振替 | △546 | - | 831 | △245 | △2 | 584 |
| 在外営業活動体の 換算差額等 | △22,941 | △27,661 | △12,572 | △5,351 | △1,596 | △47,180 |
| 2020年3月31日残高 | 633,043 | 244,919 | 326,048 | 73,017 | 59,723 | 703,707 |
償却累計額及び減損損失累計額
| (単位:百万円) | ||||||
| のれん | 無形資産 | |||||
| 技術に係る 無形資産 | 顧客に係る 無形資産 | ソフトウェア | その他 | 合計 | ||
| 2019年4月1日残高 | - | 61,286 | 44,223 | 57,882 | 37,572 | 200,963 |
| 償却費 | - | 7,227 | 16,606 | 6,947 | 3,169 | 33,949 |
| 減損損失 | 16,274 | 24,102 | 83 | 53 | 22 | 24,260 |
| 売却及び処分 | - | △25,610 | - | △3,693 | △7,992 | △37,295 |
| 在外営業活動体の 換算差額等 | - | △22,302 | △1,269 | △4,441 | △733 | △28,745 |
| 2020年3月31日残高 | 16,274 | 44,703 | 59,643 | 56,748 | 32,038 | 193,132 |
帳簿価額
| (単位:百万円) | ||||||
| のれん | 無形資産 | |||||
| 技術に係る 無形資産 | 顧客に係る 無形資産 | ソフトウェア | その他 | 合計 | ||
| 2019年4月1日残高 | 648,806 | 230,327 | 288,227 | 21,629 | 28,604 | 568,787 |
| 2020年3月31日残高 | 616,769 | 200,216 | 266,405 | 16,269 | 27,685 | 510,575 |
当連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
取得原価
| (単位:百万円) | ||||||
| のれん | 無形資産 | |||||
| 技術に係る 無形資産 | 顧客に係る 無形資産 | ソフトウェア | その他 | 合計 | ||
| 2020年4月1日残高 | 633,043 | 244,919 | 326,048 | 73,017 | 59,723 | 703,707 |
| 個別取得 | - | 2,702 | - | 5,661 | 4,181 | 12,544 |
| 企業結合による取得 | 17,202 | 27,801 | 5,658 | 130 | 194 | 33,783 |
| 売却及び処分 | - | △6,446 | - | △1,938 | △320 | △8,704 |
| 振替 | △386 | - | - | 182 | △382 | △200 |
| 在外営業活動体の 換算差額等 | 38,304 | 26,320 | 21,884 | △4,333 | 1,504 | 45,375 |
| 2021年3月31日残高 | 688,163 | 295,296 | 353,590 | 72,719 | 64,900 | 786,505 |
償却累計額及び減損損失累計額
| (単位:百万円) | ||||||
| のれん | 無形資産 | |||||
| 技術に係る 無形資産 | 顧客に係る 無形資産 | ソフトウェア | その他 | 合計 | ||
| 2020年4月1日残高 | 16,274 | 44,703 | 59,643 | 56,748 | 32,038 | 193,132 |
| 償却費 | - | 7,613 | 16,371 | 6,180 | 2,973 | 33,137 |
| 減損損失 | - | 88,408 | - | 55 | 268 | 88,731 |
| 売却及び処分 | - | △6,435 | - | △1,871 | △62 | △8,368 |
| 在外営業活動体の 換算差額等 | - | 26,928 | 2,491 | △5,018 | 155 | 24,556 |
| 2021年3月31日残高 | 16,274 | 161,217 | 78,505 | 56,094 | 35,372 | 331,188 |
帳簿価額
| (単位:百万円) | ||||||
| のれん | 無形資産 | |||||
| 技術に係る 無形資産 | 顧客に係る 無形資産 | ソフトウェア | その他 | 合計 | ||
| 2020年4月1日残高 | 616,769 | 200,216 | 266,405 | 16,269 | 27,685 | 510,575 |
| 2021年3月31日残高 | 671,889 | 134,079 | 275,085 | 16,625 | 29,528 | 455,317 |
前連結会計年度及び当連結会計年度において、重要な自己創設資産はありません。
無形資産の償却費は、連結損益計算書の「売上原価」、「販売費及び一般管理費」及び「非継続事業からの当期利益」に含まれております。
(2) 重要な無形資産
連結財政状態計算書に計上されている重要な無形資産は、以下のとおりであります。
・2010年3月の当社による三菱レイヨン㈱(現 三菱ケミカル㈱)の株式取得により取得した「技術に係る無形資産」
帳簿価額は前連結会計年度15,532百万円、当連結会計年度13,239百万円であり、残存償却年数は4~8年であります。
・2014年11月の当社による大陽日酸㈱(現 日本酸素ホールディングス㈱)の株式取得により取得した「顧客に係る無形資産」
帳簿価額は前連結会計年度26,083百万円、当連結会計年度23,979百万円であり、残存償却年数は7~12年であります。
・2017年10月の田辺三菱製薬㈱によるニューロダーム社の買収により取得した「技術に係る無形資産」
帳簿価額は前連結会計年度131,467百万円、当連結会計年度45,280百万円であり、耐用年数を確定できない無形資産に分類しております。なお、当連結会計年度において当該無形資産の帳簿価額の一部を減損しており、注記「16.減損損失」に記載のとおりであります。
・2018年12月の大陽日酸㈱(現 日本酸素ホールディングス㈱)による欧州事業の取得等により計上したニッポン・ガシズ・ユーロ・ホールディング社が保有する「顧客に係る無形資産」
帳簿価額は前連結会計年度186,453百万円、当連結会計年度187,385百万円であり、残存償却年数は主に27年であります。
・2020年10月の三菱ケミカルアメリカ社によるジェレスト社の買収により取得した「技術に係る無形資産」
帳簿価額は当連結会計年度28,111百万円であり、残存償却年数は主に14年であります。
(3) 耐用年数を確定できない無形資産
耐用年数を確定できない無形資産の帳簿価額は、前連結会計年度末及び当連結会計年度末おいて、それぞれ168,180百万円及び79,474百万円であり、主なものはヘルスケアセグメントの田辺三菱製薬㈱が2017年にニューロダーム社を買収した際に認識された仕掛研究開発費であり、「技術に係る無形資産」に含まれております。当該資産は研究開発の段階にあり、未だ規制当局の販売承認が得られていないもので使用可能な状態にないため、将来の経済的便益が流入する期間が予見可能でないと判断し、耐用年数を確定できない無形資産及び未だ使用可能でない無形資産に分類しております。
当該資産については、減損の兆候の有無にかかわらず毎年一定の時期に減損テストを実施しております。減損テストに際し、無形資産の回収可能価額は、使用価値により測定しております。
使用価値の算定にあたっては、経営者によって承認された事業計画を基礎とした将来キャッシュ・フローの見積額を使用しております。事業計画は、過去の経験及び外部からの情報に基づいたものであり、原則として、合理的な理由がある場合を除き、5年を限度としており、主要な仮定は、規制当局の販売承認の取得の可能性、上市後の売上収益の予測及び割引率であります。
割引率については、税引前の加重平均資本コストを使用しており、前連結会計年度は7.7%~13.0%、当連結会計年度は8.1%~10.4%であります。また、ニューロダーム社に係る仕掛研究開発費の年次の減損テストにおける割引率は、前連結会計年度は13.0%、当連結会計年度は10.4%であります。なお、当連結会計年度は割引率が0.3%上昇した場合に、回収可能価額と帳簿価額が等しくなる可能性があります。
これらの仮定について、経営者は妥当と判断しておりますが、将来の不確実な経済条件の変動の結果によって影響を受ける可能性があり、前提とした状況が変化すれば回収可能価額の算定結果が異なる可能性があります。
また、耐用年数を確定できない無形資産について認識した減損損失は、注記「16.減損損失」に記載のとおりであります。
(4) のれん
資金生成単位(資金生成単位グループ)に配分されたのれんの帳簿価額は、以下のとおりであります。
| (単位:百万円) | |||
| 報告セグメント | 資金生成単位 (資金生成単位グループ) | 前連結会計年度 (2020年3月31日) | 当連結会計年度 (2021年3月31日) |
| 機能商品 | 高機能エンプラ | 25,497 | 26,500 |
| 製剤材料 | 16,288 | 16,288 | |
| その他 | 36,204 | 53,148 | |
| 合計 | 77,989 | 95,936 | |
| ケミカルズ | MMA | 36,813 | 38,190 |
| その他 | 2,859 | 2,913 | |
| 合計 | 39,672 | 41,103 | |
| 産業ガス | 産業ガス | 441,805 | 476,639 |
| ヘルスケア | 医薬品 | 57,303 | 58,211 |
| 合計 | 616,769 | 671,889 |
(注) 当連結会計年度の第2四半期連結会計期間より、クオリカプス㈱及びその子会社の所管セグメントをヘルスケアセグメントから機能商品セグメントに変更しています。これに伴い、前連結会計年度及び当連結会計年度の製剤材料に配分されたのれんの帳簿価格も、変更後の区分方法により作成しております。
資金生成単位グループののれんの回収可能価額は、使用価値により測定しております。
使用価値は、過去の経験と外部からの情報を反映させて作成され、経営者によって承認された5年を限度とする事業計画を基礎とし、事業計画の予測の期間を超えた後は、将来の不確実性を考慮し、成長率を0%と仮定して事業計画の最終年度のキャッシュ・フロー金額と同額で推移すると仮定しております。将来キャッシュ・フローの見積額は主として、売上収益の予測及び市場の成長率に影響を受けます。なお、主要な仮定は、経営者は妥当と判断しておりますが、将来の不確実な経済条件の変動の結果によって影響を受ける可能性があり、前提とした状況が変化すれば回収可能価額の算定結果が異なる可能性があります。
回収可能価額の算定に利用している割引率は、以下のとおりであります。
| 報告セグメント | 資金生成単位 (資金生成単位グループ) | 前連結会計年度 (2020年3月31日) | 当連結会計年度 (2021年3月31日) |
| 機能商品 | 高機能エンプラ | 7.5% | 7.1% |
| 製剤材料 | 7.2% | 6.2% | |
| ケミカルズ | MMA | 5.9% | 5.8% |
| 産業ガス | 産業ガス | 5.9% | 5.8% |
| ヘルスケア | 医薬品 | 7.7% | 8.1% |
製剤材料に配分されたのれんについて、前連結会計年度は回収可能価額が帳簿価額を下回ったため、減損損失を計上しております。詳細は、注記「16.減損損失」に記載のとおりであります。当連結会計年度は割引率が1.3%上昇した場合に回収可能価額と帳簿価額が等しくなる可能性があります。