有価証券報告書-第76期(平成31年4月1日-令和2年3月31日)

【提出】
2020/06/25 11:00
【資料】
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【項目】
155項目
文中における将来に関する事項は当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。
(1) 会社の経営の方針
当社は創立50周年(2009年10月)に「積水化成品グループ100年ビジョン」を策定しました。
当社グループが創立100周年に目指す姿として、当社の創業の精神や新たな経営理念をベースに、「インダストリー」「ヒューマンライフ」「環境・エネルギー」の分野でグローバルに事業展開するとともに、「CSR」「全員経営」をグループ全体に展開し、「グローバルに顧客から信頼されるソリューション・カンパニー」を目指してまいります。
(2) 中長期的な会社の経営戦略と目標とする経営指標
当社グループは「積水化成品グループ100年ビジョン」をベースに策定した、2019年度からの3カ年中期経営計画「Make Innovations Stage-Ⅱ」を推進しております。
<基本方針>「事業ポートフォリオの変革」と「収益体質強化に向けた戦略の実行」を進化させるとともに、環境リーディングカンパニーの位置付けを確固たるものへ
<重点施策>① 事業ポートフォリオの進化による企業価値の向上
全社を牽引する重要開発テーマとして、3事業領域・2重点製品を設定し、経営資源を集中的に投入し、注力してまいります。
3事業領域
➢ 自動車構造材分野 :自動車部品のサプライヤーとしての基盤構築
Proseatグループと一体となった推進
➢ 機能性食品容器分野 :容器、包装材価値向上を進め、グローバルに貢献
➢ 医療健康分野 :部材提供とシステム化を通じ、医療健康分野に深耕
2重点製品
➢ ピオセラン :高付加価値部材、梱包システムで製品価値、輸送効率向上を提供
➢ テクポリマー:有機微粒子のリーディングカンパニーとして、高機能素材開発で飛躍
② グループ経営基盤の強化
事業を支える経営基盤の強化、ガバナンス体制の強化をグループ横断でグローバルに推進してまいります。
組織力向上
➢ 組織再編(グループ会社、本社機構の体制見直し)
➢ ガバナンス体制、委員会体制の見直しと強化
➢ グループ経営体制の強化(グローバルな連携強化)
生産性向上
➢ 生産(部門横断での競争力強化、IoT等による生産性向上)
➢ 管理(AI、IoT化による業務効率向上)
➢ 営業(マーケティング強化による営業効率向上)
人材力向上
➢ 働き方改革の推進
➢ ダイバーシティの推進(女性活躍、グローバル人材育成)
➢ 各種人事制度改革
③ 持続可能社会への貢献(環境リーディングカンパニーへ)
持続可能な社会の実現に向け、これまでの取り組みのさらなる強化に加え、低環境負荷素材の実用化、その製品の普及に繋がる活動を積極的に推し進め、環境リーディングカンパニーとなるべく、取り組んでまいります。
➢ 既存製品の進化(付加価値創造による環境貢献の促進)
➢ 新たな素材の実用化(環境負荷の低い素材の実用化)
➢ 社会に負荷をかけない事業活動(生産活動、リサイクル活動での環境負荷低減)
経営指標としては、国外売上高を伸長させるとともに、売上高営業利益率や自己資本当期純利益率(ROE)の向上に努めてまいります。
中期経営計画「Make Innovations Stage-Ⅱ」の考え方
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(3) 対処すべき課題
当社グループは、中期経営計画「Make Innovations Stage-Ⅱ」の2年目を迎え、前述の「事業ポートフォリオの変革」と「収益体質強化に向けた戦略の実行」を進化させるとともに、環境リーディングカンパニーの位置づけを確固たるものにするため、①事業ポートフォリオのさらなる進化、②グループ経営基盤の強化、そして③持続可能社会への貢献を3本柱に、施策を着実に実行してまいります。
グローバルにおきましては、自動車、家電・ITなど工業分野を中心としてグローバルに事業拡大を推進しております。自動車業界においてはEV(電気自動車)シフトが加速すると考えられ、車体の軽量化に資する当社製品にとっては拡大の見込まれる市場と考えております。欧州における業績拡大の布石として、2019年2月に自動車部材メーカーであるProseatグループを買収しました。今期は欧州自動車メーカーの販売不振の影響で業績が低迷しておりますが、PMI(買収後統合活動)プロジェクトチームを編成し進捗管理を徹底するなど、商品開発や顧客拡大、ガバナンス強化を推進しております。
家電・IT、情報産業、医療・健康などの領域においても、発泡プラスチックスの新技術、有機微粒子ポリマー、バイオプラスチックスをはじめとする新素材開発を行い、これらの効率的な生産と販売拡大について取り組んでまいります。
またCSRの取り組みとして「環境リーディングカンパニー」を目指し、「“活”プラ」をはかるべく、従来から注力している3R活動(Reduce、Reuse、Recycle)に加え、2R(Replace、Re-Create)を含んだ「SKG-5R」活動を推進しております。スポーツシューズのミッドソールで採用が進んでいる「エラスティル」の製品ラインアップとして開発した、既存製品が持つ高いパフォーマンスを維持した「エラスティルBIO」をはじめ、「ライトロンBIO」、「ST-EleveatBIO」など植物由来グレードの製品を上市しました。これらは、「SKG-5R」活動における「Replace」の開発のひとつであり、石油由来の素材から持続可能な植物由来の材料に置き換えた一例であります。当社のCSRの取り組みはこれらの開発にとどまらず、事業を通じて持続可能な社会に貢献してまいります。
新型コロナウイルス感染症拡大の影響が世界的な経済活動にも甚大な影響を与えており、その収束の時期、更には収束した後の経済活動の状況など広範囲にわたって不透明な状況にあります。現在、各セグメントで予想される主な影響は下記のとおりであります。
新型コロナ感染症により予想される当社グループの経営成績等への影響(セグメント別)
生活分野外出自粛や訪日外国人の減少により行楽、観光関連資材の需要低下
スーパー・コンビニ、飲食店における持ち帰り容器などの需要拡大
工業分野日本、グローバルでの自動車、家電生産状況やサプライチェーンの変化などにより、部材用途、部品梱包用途での需要低下
家電・IT関連において液晶パネル光拡散用途での需要回復が不透明

このような状況下、2021年3月期の連結業績見通しにつきましては、現時点で適正かつ合理的な算定が困難であると判断し、未定とさせていただきます。今後、業績等への影響を慎重に見極めつつ、合理的な予想の公表が可能となった段階で速やかに開示致します。

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