有価証券報告書-第66期(平成25年4月1日-平成26年3月31日)

【提出】
2014/06/27 12:48
【資料】
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【項目】
118項目

対処すべき課題

当社を取り巻く環境は、新興国経済の減速や欧州経済の停滞長期化に加え、国内では消費増税による需要減退や原材料価格及び運賃の高騰等が懸念され、先行き不透明で厳しい状況が続くと予想されます。このような厳しい経営環境を乗り越え、安定した収益基盤と環境変化に強い経営体質を構築することが、対処すべき課題であります。
上記の課題に対して、中期的には営業力の強化、グローバル化の推進、収益源の多様化、業務の効率化により対応してまいります。具体的には、ハウスウエア合成樹脂製品分野につきましては、引き続き高付加価値の新製品開発やきめ細かい営業サービスにより、他社との差別化を図りながら、売上高の増加に注力いたします。工業品合成樹脂製品分野につきましては、タイのTENMA (THAILAND) CO.,LTD.で 第2工場が今年2月に完成し、稼働を開始いたしました。また、インドネシアではダイキョーニシカワ株式会社との合弁会社PT. DaikyoNishikawa Tenma Indonesiaが、新工場を建設中で、今年11月に完工の予定であります。高成長を続ける中国および東南アジア地域は、世界の成長センターですので、当社グループは引き続きこの地域を重視し、生産拠点ネットワークの拡充を図ることにより、グローバル企業としての総合力を一段と強化してまいります。将来の成長に向け収益源の多様化を図るため、異素材の家庭日用品等を含め、新規分野の製品開発にも引き続き注力いたします。業務の改革・改善を通じて原価・経費の低減を図るため、工場部門をはじめとする全社的な業務改善、コスト削減活動を強力に推進してまいります。