(1) 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づいて作成しております。この連結財務諸表の作成に際し、当連結会計年度における資産・負債の数値並びに収入・費用の数値に影響を与える見積りを行っております。当社グループは見積りを行うに当たり、貸倒引当金、賞与引当金、退職給付債務、税金関係項目(未払税金、繰延税金資産)等に関する過去の実績や合理的と判断される方法を継続して適用しております。
(2) 当連結会計年度の財政状態及び経営成績の分析
①売上高
当社グループの当連結会計年度の売上高は、158億92百万円となりました。このおもな要因は、合成樹脂関連事業において自動車部品関連の売上が好調に伸び133億30百万円となったことと物流機器関連事業において大口案件の受注拡大に努めた結果、売上が25億61百万円になったことによるものです。
②売上総利益
円安による原価高が続きましたが、売上高が順調に推移したことや原価低減に取組んだことにより売上総利益は19億7百万円となりました。
③販売費及び一般管理費
経費削減に努めてまいりましたが、海外において最低賃金のアップによる人件費の増加等により販売費及び一般管理費は16億74百万円となりました。
④営業利益
売上原価、販売費及び一般管理費等の経費は増加しましたが、売上高が順調に推移したことにより営業利益は、2億32百万円となりました。
⑤営業外損益(純額)
営業外収益は、受取手数料8百万円やその他8百万円等により20百万円となり、営業外費用は、支払利息41百万円、債券売却損9百万円等により62百万円となりました。
⑥特別損益(純額)
特別利益は、固定資産売却益25千円となり、特別損失は、固定資産処分損30百万円や投資有価証券評価損19百万円等により53百万円となりました。
⑦税金当調整前当期純利益
これらの結果、税金当調整前当期純利益は、1億37百万円となり前連結会計年度と比べ3百万円増益となりました。
⑧当期純損益
法人税、住民税及び事業税51百万円や法人税等調整額8百万円により当期純利益は77百万円となり、前連結会計年度と比べ4百万円減益となりました。
⑨資産
資産合計は71億35百万円となり、前連結会計年度末と比べ5億25百万円増加しました。これは主に、現金及び預金4億99百万円増加、建物及び構築物が1億43百万円増加したことによるものです。
⑩負債
負債合計は48億42百万円となり、前連結会計年度末と比べ2億18百万円増加しました。これは主に、支払手形及び買掛金が1億8百万円増加、短期借入金が2億69百万円増加し、長期借入金が1億25百万円減少したことによるものです。
⑪純資産
純資産合計は22億92百万円となり、前連結会計年度末と比べ3億6百万円増加しました。これは主に、利益剰余金が1億51百万円増加、為替換算調整勘定が1億50百万円増加したことによるものです。
(3) 資本の財源と資金の流動性についての分析
「第2 事業の状況 1 業績等の概要(2)キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。