有価証券報告書-第52期(平成25年6月1日-平成26年5月31日)

【提出】
2014/08/27 13:27
【資料】
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【項目】
105項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(1)経営成績の分析
① 売上高及び営業利益
当社グループは、三方良し(買い手良し、世間良し、売り手良し)の製品・サービスの開発・拡充に努めるとともに、フードビジネス業界向け衛生講習や細菌検査等、衛生管理支援部門の売上拡大にも注力するなど販売活動の強化を図ってまいりました。
その結果、主力製品の積極的な拡販が功を奏し、当連結会計年度の売上高は、135億7千2百万円(前期比 5.9%増)となりました。
営業利益は、自社製品の売上増加とコスト削減に努めた結果、7億9千3百万円(同 21.4%増)となりました。
② 営業外損益及び経常利益
営業外損益は、1千7百万円の損失(純額)となりました。この結果、経常利益は、7億7千6百万円(同 16.2%増)となりました。
③ 特別損益
特別損益は、4千万円の利益(純額)となりました。この結果、税金等調整前当期純利益は、8億1千7百万円(同23.6%増)となりました。
④ 法人税等及び法人税等調整額
当連結会計年度の法人税等は、3億7百万円となりました。税効果会計適用後の法人税等の負担率は、37.6%となりました。
⑤ 当期純利益
当期純利益は、5億9百万円(同 24.6%増)となりました。1株当たり当期純利益金額は、86円23銭となりました。
なお、品目別の売上高の概況については、「1 業績等の概要(1)業績」に記載しております。
(2)財政状態の分析
① 資産、負債及び純資産の状況
前連結会計年度当連結会計年度増減
総資産(百万円)12,57512,954378
純資産(百万円)6,6377,063426
自己資本比率52.8%54.5%1.7p
1株当たり純資産(円)1,124.151,196.3472.19

前連結会計年度末と比較して総資産は3億7千8百万円増加し、純資産は4億2千6百万円増加しました。この結果、自己資本比率は1.7ポイント上昇し54.5%となりました。増減の主なものは次のとおりであります。
流動資産では、現金及び預金が3億円、受取手形及び売掛金が3億1千万円それぞれ増加しております。
有形固定資産では、建物及び構築物(純額)が2億3千9百万円増加し、建設仮勘定が3億4千1百万円減少しております。
流動負債では、ファクタリング債務が1億5百万円、1年内返済予定の長期借入金が1億7千万円それぞれ増加し、短期借入金が6億円減少しております。
固定負債では、長期借入金が3億6千5百万円増加しております。なお、これらの長短借入金の増減は、計画的な借入金の返済を目的として、短期借入金を約定返済のある長期借入金に借り換えたことによるものであります。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は14億6千8百万円(前期比 25.8%増)となりました。主な内訳は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により得られた資金は、12億4千3百万円(前年同期比14.2%増)となりました。主には税金等調整前当期純利益8億1千7百万円、減価償却費6億7百万円、仕入債務の増加(資金は増加)が2億5千5百万円があった一方で、売上債権が3億1千万円増加(資金は減少)したことなどによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動により使用した資金は、6億1千8百万円(前年同期比39.2%減)となりました。主には有形固定資産の取得による支出5億2千7百万円、貸付けによる支出1億円があったことなどによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により使用した資金は、3億3千3百万円(前年同期は8千4百万円の獲得)となりました。主には長期借入れによる収入8億5千万円があった一方で、短期借入金の返済6億円、長期借入金の返済3億1千4百万円、配当金の支払額1億2千3百万円、リース債務の返済1億4千4百万円があったことなどによるものであります。