有価証券報告書-第82期(平成29年4月1日-平成30年3月31日)

【提出】
2018/06/28 14:00
【資料】
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【項目】
109項目

対処すべき課題

文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。
(1)経営方針
当社グル-プは、次の4つの理念を使命として、色彩関連製品を提供するとともに、人と自然環境の融合を理念においた製品づくりを目指しています。
① 色彩を通じて、ゆとりのある生活をみなさまに提供し、社会の繁栄に寄与します。
② グローバリゼーションの中で、地域社会との調和と共生を目指します。
③ 技術革新・サービス向上に努め、お客様のニーズに合った環境に配慮した高品質の製品作りを目指します。
④ 個性溢れる人材を育成し、創造性豊かで活力のある企業集団を目指します。
(2)中長期的な会社の経営戦略
当社グループは、2016年3月に公表した中期経営計画《“Challenge2020”》「-ボ-ダレス化への再編と新生へのステップ-」で、2016年から2020年の5年間を「次世代の柱を確立し、持続的成長への土台を固める5年」としており、次の3つの基本方針を掲げ推進しております。
①次世代に向けた成長戦略への舵取り
・コンパウンド事業中心の現在のビジネスモデルからの早期転換
⇒コンパウンド事業の採算改善を図りつつ、自社製品の拡販に注力
・次世代に向けた事業の創出
⇒新たな易分散体の開発推進
⇒3年後までに一つの事業としての立ち上げを目標
②経営基盤の強化
・収益力の強化
・国内外生産体制の再構築
・グローバル化の推進
・グループ経営体制の拡充
③ブランド価値向上
・研究開発と品質管理の充実化
(3)目標とする経営指標
当社グループは、中期経営計画の目標として、2020年度で売上高51,000百万円、当期純利益1,000百万円程度、資本効率の向上を目指しROE5%超の維持、配当性向30%を掲げております。

(4)経営環境・会社の対処すべき課題
わが国の経済は、雇用や所得環境の改善が継続していく中で、引き続き緩やかな回復基調が継続されていくものと想定されます。一方で、世界情勢の急激な変化やそれに伴う経済情勢や為替相場の動向により、わが国の景気が下振れするリスクもあります。
このような経営環境のもと、当社グループでは、以下の対処すべき主な課題を重点戦略として取り組んでまいります。
①収益力強化
・収益を重視した適正な生産体制の構築
・自社製品の拡販・国内外一体の販売強化
・分野別の販売チーム体制の構築
・機能性カラー分野の資源投入による拡販
・ブランド価値向上
②国内外生産体制の再構築
・生産体制拠点の集約・再編
・拠点毎の生産品特化
・省力化・品質向上
③グローバル化推進
・顧客の海外移管を綿密にフォロー
・国内外一体の販売強化
・ローカル人材育成・活用
・機能性カラー分野の拡販
・提携等でのフィー収入