有価証券報告書-第143期(平成31年4月1日-令和2年3月31日)
- 【提出】
- 2020/06/24 15:07
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注記事項-持分法で会計処理されている投資、連結財務諸表(IFRS)
14 持分法で会計処理されている投資
(1) 重要性のある関連会社
武田テバファーマ株式会社(以下、「武田テバファーマ」)は、当社グループとイスラエルに本社をおくTeva Pharmaceutical Industries Ltd.(以下、「テバ社」)が設立した合弁会社であります。
当社グループは、2016年4月1日付で、当社グループの特許期間および再審査期間が満了した日本における医療用医薬品事業(以下、「長期収載品事業」)を会社分割(吸収分割)により武田テバファーマの連結子会社である武田テバ薬品株式会社(以下、「武田テバ薬品」)に承継し、対価として武田テバファーマの発行済株式総数の49.0%の株式の交付を受けました。武田テバファーマの残りの株式は、テバ社の子会社が所有しています。なお、承継した長期収載品事業の処分日における帳簿価額は3,755百万円でありました。当社グループは、武田テバファーマに対して重要な影響力を有していると判断しており、持分法を適用しております。当社グループは、IAS第28号「関連会社及び共同支配企業に対する投資」に従って、受領した対価(武田テバファーマの株式)の公正価値と当該事業の帳簿価額との差額のうち、実現した範囲で譲渡益を認識し、49%の譲渡益は繰り延べております。繰り延べられた未実現利益は、取得価格の配分過程にて識別した無形資産と同じ15年にわたり償却しております。未実現利益の償却はその他の営業収益に計上しております。
武田テバファーマはジェネリック医薬品事業を営んでおり、長期収載品事業およびジェネリック医薬品事業を営む武田テバ薬品と日本において一体となって事業を行っております。当社グループは、武田テバ薬品に対して長期収載品の供給を行うことにより製品売上収益を認識するとともに、武田テバファーマおよび武田テバ薬品のジェネリック医薬品も含めた製品を当社グループがその流通網を通じて医療機関に提供することにより役務収益を認識しております。
武田テバ薬品を含めた武田テバファーマの要約連結財務情報は以下のとおりであります。
2019年3月期および2020年3月期において、武田テバ薬品を含めた武田テバファーマの当期損失には、日本における薬価制度改革や事業環境の変化に伴い計上された減損損失がそれぞれ117,890百万円、68,546百万円が含まれており、当社グループの持分相当はそれぞれ50,183百万円、30,070百万円であります。
2019年3月期および2020年3月期においては、当社グループは武田テバファーマから配当金を受領しておりません。武田テバファーマが配当を行うには、合弁会社2社の合意が必要であります。
(2) 個々に重要性のない関連会社
個々に重要性のない関連会社に関する財務情報は、以下のとおりであります。
なお、これらの金額は、当社グループの所有割合に基づくものであります。
個々に重要性のない関連会社に対する投資の帳簿価額は、以下のとおりであります。
(1) 重要性のある関連会社
武田テバファーマ株式会社(以下、「武田テバファーマ」)は、当社グループとイスラエルに本社をおくTeva Pharmaceutical Industries Ltd.(以下、「テバ社」)が設立した合弁会社であります。
当社グループは、2016年4月1日付で、当社グループの特許期間および再審査期間が満了した日本における医療用医薬品事業(以下、「長期収載品事業」)を会社分割(吸収分割)により武田テバファーマの連結子会社である武田テバ薬品株式会社(以下、「武田テバ薬品」)に承継し、対価として武田テバファーマの発行済株式総数の49.0%の株式の交付を受けました。武田テバファーマの残りの株式は、テバ社の子会社が所有しています。なお、承継した長期収載品事業の処分日における帳簿価額は3,755百万円でありました。当社グループは、武田テバファーマに対して重要な影響力を有していると判断しており、持分法を適用しております。当社グループは、IAS第28号「関連会社及び共同支配企業に対する投資」に従って、受領した対価(武田テバファーマの株式)の公正価値と当該事業の帳簿価額との差額のうち、実現した範囲で譲渡益を認識し、49%の譲渡益は繰り延べております。繰り延べられた未実現利益は、取得価格の配分過程にて識別した無形資産と同じ15年にわたり償却しております。未実現利益の償却はその他の営業収益に計上しております。
武田テバファーマはジェネリック医薬品事業を営んでおり、長期収載品事業およびジェネリック医薬品事業を営む武田テバ薬品と日本において一体となって事業を行っております。当社グループは、武田テバ薬品に対して長期収載品の供給を行うことにより製品売上収益を認識するとともに、武田テバファーマおよび武田テバ薬品のジェネリック医薬品も含めた製品を当社グループがその流通網を通じて医療機関に提供することにより役務収益を認識しております。
武田テバ薬品を含めた武田テバファーマの要約連結財務情報は以下のとおりであります。
(単位:百万円) | ||
前年度 (自2018年4月1日 至2019年3月31日) | 当年度 (自2019年4月1日 至2020年3月31日) | |
売上収益 | 89,686 | 79,987 |
当期損失 | △87,106 | △49,443 |
その他の包括利益 | ― | ― |
当期包括利益合計 | △87,106 | △49,443 |
当期包括利益合計(49.0%) | △42,682 | △24,227 |
その他の連結調整 | 211 | 32 |
当期包括利益合計の当社グループ持分 | △42,471 | △24,195 |
(単位:百万円) | ||
前年度 (2019年3月31日) | 当年度 (2020年3月31日) | |
非流動資産 | 111,379 | 93,221 |
流動資産 | 108,423 | 114,827 |
非流動負債 | △15,615 | △11,365 |
流動負債 | △18,695 | △17,631 |
資本 | 185,492 | 179,052 |
資本のうち当社グループ持分(49.0%) | 90,891 | 87,735 |
のれん | 32,921 | 10,921 |
未実現利益 | △39,881 | △24,689 |
持分法で会計処理されている投資の帳簿価額 | 83,931 | 73,967 |
2019年3月期および2020年3月期において、武田テバ薬品を含めた武田テバファーマの当期損失には、日本における薬価制度改革や事業環境の変化に伴い計上された減損損失がそれぞれ117,890百万円、68,546百万円が含まれており、当社グループの持分相当はそれぞれ50,183百万円、30,070百万円であります。
2019年3月期および2020年3月期においては、当社グループは武田テバファーマから配当金を受領しておりません。武田テバファーマが配当を行うには、合弁会社2社の合意が必要であります。
(2) 個々に重要性のない関連会社
個々に重要性のない関連会社に関する財務情報は、以下のとおりであります。
なお、これらの金額は、当社グループの所有割合に基づくものであります。
(単位:百万円) | ||
前年度 (自2018年4月1日 至2019年3月31日) | 当年度 (自2019年4月1日 至2020年3月31日) | |
当期利益(△は損失) | △1,156 | 208 |
その他の包括利益 | △94 | △181 |
当期包括利益合計 | △1,250 | 27 |
個々に重要性のない関連会社に対する投資の帳簿価額は、以下のとおりであります。
(単位:百万円) | ||
前年度 (2019年3月31日) | 当年度 (2020年3月31日) | |
持分法で会計処理されている投資の帳簿価額 | 24,254 | 33,367 |