四半期報告書-第19期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)
10.金融商品
(1) 経常的に公正価値で測定される金融商品
金融商品の公正価値ヒエラルキーは、次のように区分しています。
レベル1:同一の資産又は負債に関する活発な市場における無調整の相場価格により測定した公正価値
レベル2:レベル1以外の直接又は間接的に観察可能なインプットを使用して測定した公正価値
レベル3:重大な観察可能でないインプットを使用して測定した公正価値
公正価値の測定に使用される公正価値ヒエラルキーのレベルは、公正価値の測定に用いた重大なインプットのうち、最もレベルの低いインプットに応じて決定しています。
公正価値ヒエラルキーのレベル間の振替は、各四半期末日に発生したものとして認識しています。
公正価値ヒエラルキーの各レベルに分類された、経常的に公正価値で測定される金融資産及び金融負債の内訳は次のとおりです。
前連結会計年度 (2023年3月31日)
(注) FVTPLの金融資産、FVTOCIの金融資産 (資本性) 及びFVTPLの金融負債は、それぞれ要約四半期連結財政状態計算書の「その他の金融資産」及び「その他の金融負債」に含まれています。
当第1四半期連結会計期間 (2023年6月30日)
(注) FVTPLの金融資産、FVTOCIの金融資産 (資本性)、ヘッジ会計を適用しているデリバティブ及びFVTPLの金融負債は、それぞれ要約四半期連結財政状態計算書の「その他の金融資産」及び「その他の金融負債」に含まれています。
レベル3に分類されている金融商品の公正価値の変動は次のとおりです。
前第1四半期連結累計期間 (自 2022年4月1日 至 2022年6月30日)
(a) 金融資産
(単位:百万円)
(注) 要約四半期連結純損益計算書の「金融収益」及び「金融費用」に含まれています。
(b) 金融負債
(単位:百万円)
(注) 要約四半期連結純損益計算書の「その他の収益」及び「その他の費用」に含まれています。
当第1四半期連結累計期間 (自 2023年4月1日 至 2023年6月30日)
(a) 金融資産
(単位:百万円)
(注) 要約四半期連結純損益計算書の「金融収益」及び「金融費用」に含まれています。
(b) 金融負債
(単位:百万円)
(注) 要約四半期連結純損益計算書の「その他の収益」及び「その他の費用」に含まれています。
レベル2に分類されている金融資産は、保険積立金及び為替予約により構成されています。
米国子会社が採用している繰延報酬制度の支払いに備え、当社グループは保険積立金を保有しています。保険積立金の公正価値は、取引保険会社から提示された解約払戻金に基づいて算定しています。
為替予約の公正価値は、取引金融機関から提示された価格に基づいて算定しています。
レベル3に分類されている金融資産は、ファンドへの出資及び非上場株式により構成されています。
出資金の公正価値は、直近の入手可能な情報に基づきファンドの公正価値を見積もった上で、それに対する持分に基づいて算定しています。
非上場株式の公正価値は、直近の入手可能な投資先の純資産又は将来の収益性の見通し等に基づき算定しています。
出資金及び非上場株式の公正価値は、四半期ごとに当社及びグループ各社の担当部門がグループ会計方針等に従って測定し、公正価値の変動の根拠と併せて上位者に報告されています。
レベル2に分類されている金融負債は、為替予約により構成されています。為替予約の公正価値は、取引金融機関から提示された価格に基づいて算定しています。
レベル3に分類されている金融負債は、企業結合により生じた条件付対価です。
条件付対価は、被取得企業が保有していた臨床開発プログラムの開発の進捗等に応じて支払うマイルストンであり、その公正価値は、新薬開発の難易度等と関連したプログラムが成功する可能性や貨幣の時間的価値等を考慮して見積もっています。これらの見積りには不確実性を伴うため、重大な観察可能でないインプットであるプログラムが成功する可能性が高くなった場合、公正価値は増加する等の影響があります。
レベル3に分類されている金融商品について、観察可能でないインプットを合理的に考え得る代替的な仮定に変更した場合に重要な公正価値の変動は見込まれていません。
(2) 社債及び借入金
社債及び借入金の内訳は次のとおりです。
(単位:百万円)
(注) IVERIC bio, Inc. 買収の支払資金に充当するために資金調達を行った結果、残高が増加しています。
(1) 経常的に公正価値で測定される金融商品
金融商品の公正価値ヒエラルキーは、次のように区分しています。
レベル1:同一の資産又は負債に関する活発な市場における無調整の相場価格により測定した公正価値
レベル2:レベル1以外の直接又は間接的に観察可能なインプットを使用して測定した公正価値
レベル3:重大な観察可能でないインプットを使用して測定した公正価値
公正価値の測定に使用される公正価値ヒエラルキーのレベルは、公正価値の測定に用いた重大なインプットのうち、最もレベルの低いインプットに応じて決定しています。
公正価値ヒエラルキーのレベル間の振替は、各四半期末日に発生したものとして認識しています。
公正価値ヒエラルキーの各レベルに分類された、経常的に公正価値で測定される金融資産及び金融負債の内訳は次のとおりです。
前連結会計年度 (2023年3月31日)
(単位:百万円) | ||||
レベル1 | レベル2 | レベル3 | 合計 | |
金融資産 | ||||
FVTPLの金融資産 | ||||
保険積立金 | - | 18,808 | - | 18,808 |
為替予約取引 | - | 106 | - | 106 |
出資金 | - | - | 28,769 | 28,769 |
小計 | - | 18,914 | 28,769 | 47,683 |
FVTOCIの金融資産 (資本性) | ||||
上場株式 | 13,495 | - | - | 13,495 |
非上場株式 | - | - | 28,194 | 28,194 |
小計 | 13,495 | - | 28,194 | 41,690 |
金融資産合計 | 13,495 | 18,914 | 56,963 | 89,372 |
金融負債 | ||||
FVTPLの金融負債 | ||||
為替予約取引 | - | 55 | - | 55 |
条件付対価 | - | - | 118,688 | 118,688 |
小計 | - | 55 | 118,688 | 118,743 |
金融負債合計 | - | 55 | 118,688 | 118,743 |
(注) FVTPLの金融資産、FVTOCIの金融資産 (資本性) 及びFVTPLの金融負債は、それぞれ要約四半期連結財政状態計算書の「その他の金融資産」及び「その他の金融負債」に含まれています。
当第1四半期連結会計期間 (2023年6月30日)
(単位:百万円) | ||||
レベル1 | レベル2 | レベル3 | 合計 | |
金融資産 | ||||
FVTPLの金融資産 | ||||
保険積立金 | - | 22,145 | - | 22,145 |
為替予約取引 | - | 6,101 | - | 6,101 |
出資金 | - | - | 32,027 | 32,027 |
小計 | - | 28,246 | 32,027 | 60,273 |
FVTOCIの金融資産 (資本性) | ||||
上場株式 | 3,113 | - | - | 3,113 |
非上場株式 | - | - | 30,234 | 30,234 |
小計 | 3,113 | - | 30,234 | 33,347 |
ヘッジ会計を適用しているデリバティブ | ||||
為替予約取引 | - | 13,767 | - | 13,767 |
小計 | - | 13,767 | - | 13,767 |
金融資産合計 | 3,113 | 42,013 | 62,260 | 107,386 |
金融負債 | ||||
FVTPLの金融負債 | ||||
為替予約取引 | - | 11,177 | - | 11,177 |
条件付対価 | - | - | 97,969 | 97,969 |
小計 | - | 11,177 | 97,969 | 109,146 |
金融負債合計 | - | 11,177 | 97,969 | 109,146 |
(注) FVTPLの金融資産、FVTOCIの金融資産 (資本性)、ヘッジ会計を適用しているデリバティブ及びFVTPLの金融負債は、それぞれ要約四半期連結財政状態計算書の「その他の金融資産」及び「その他の金融負債」に含まれています。
レベル3に分類されている金融商品の公正価値の変動は次のとおりです。
前第1四半期連結累計期間 (自 2022年4月1日 至 2022年6月30日)
(a) 金融資産
(単位:百万円)
FVTPLの金融資産 | FVTOCIの金融資産 (資本性) | 合計 | |
2022年4月1日残高 | 25,441 | 19,173 | 44,615 |
実現及び未実現損益 | |||
純損益に計上 (注) | △1,236 | - | △1,236 |
その他の包括利益に計上 | - | 236 | 236 |
購入、発行、売却、決済 | |||
購入 | 634 | 640 | 1,274 |
その他 | 447 | 1,148 | 1,595 |
2022年6月30日残高 | 25,286 | 21,198 | 46,484 |
報告期間末に保有している資産について純損益に 計上された当四半期の未実現損益の変動 (注) | △1,236 | - | △1,236 |
(注) 要約四半期連結純損益計算書の「金融収益」及び「金融費用」に含まれています。
(b) 金融負債
(単位:百万円)
FVTPLの金融負債 | |
2022年4月1日残高 | 66,569 |
実現及び未実現損益 | |
純損益に計上 (注) | 14,351 |
その他 | 1,674 |
2022年6月30日残高 | 82,594 |
報告期間末に保有している負債について純損益に 計上された当四半期の未実現損益の変動 (注) | 14,351 |
(注) 要約四半期連結純損益計算書の「その他の収益」及び「その他の費用」に含まれています。
当第1四半期連結累計期間 (自 2023年4月1日 至 2023年6月30日)
(a) 金融資産
(単位:百万円)
FVTPLの金融資産 | FVTOCIの金融資産 (資本性) | 合計 | |
2023年4月1日残高 | 28,769 | 28,194 | 56,963 |
実現及び未実現損益 | |||
純損益に計上 (注) | 539 | - | 539 |
その他の包括利益に計上 | - | 362 | 362 |
購入、発行、売却、決済 | |||
購入 | 1,806 | 98 | 1,903 |
その他 | 913 | 1,580 | 2,494 |
2023年6月30日残高 | 32,027 | 30,234 | 62,260 |
報告期間末に保有している資産について純損益に 計上された当四半期の未実現損益の変動 (注) | 539 | - | 539 |
(注) 要約四半期連結純損益計算書の「金融収益」及び「金融費用」に含まれています。
(b) 金融負債
(単位:百万円)
FVTPLの金融負債 | |
2023年4月1日残高 | 118,688 |
実現及び未実現損益 | |
純損益に計上 (注) | 7,518 |
決済 | △29,444 |
その他 | 1,207 |
2023年6月30日残高 | 97,969 |
報告期間末に保有している負債について純損益に 計上された当四半期の未実現損益の変動 (注) | 5,331 |
(注) 要約四半期連結純損益計算書の「その他の収益」及び「その他の費用」に含まれています。
レベル2に分類されている金融資産は、保険積立金及び為替予約により構成されています。
米国子会社が採用している繰延報酬制度の支払いに備え、当社グループは保険積立金を保有しています。保険積立金の公正価値は、取引保険会社から提示された解約払戻金に基づいて算定しています。
為替予約の公正価値は、取引金融機関から提示された価格に基づいて算定しています。
レベル3に分類されている金融資産は、ファンドへの出資及び非上場株式により構成されています。
出資金の公正価値は、直近の入手可能な情報に基づきファンドの公正価値を見積もった上で、それに対する持分に基づいて算定しています。
非上場株式の公正価値は、直近の入手可能な投資先の純資産又は将来の収益性の見通し等に基づき算定しています。
出資金及び非上場株式の公正価値は、四半期ごとに当社及びグループ各社の担当部門がグループ会計方針等に従って測定し、公正価値の変動の根拠と併せて上位者に報告されています。
レベル2に分類されている金融負債は、為替予約により構成されています。為替予約の公正価値は、取引金融機関から提示された価格に基づいて算定しています。
レベル3に分類されている金融負債は、企業結合により生じた条件付対価です。
条件付対価は、被取得企業が保有していた臨床開発プログラムの開発の進捗等に応じて支払うマイルストンであり、その公正価値は、新薬開発の難易度等と関連したプログラムが成功する可能性や貨幣の時間的価値等を考慮して見積もっています。これらの見積りには不確実性を伴うため、重大な観察可能でないインプットであるプログラムが成功する可能性が高くなった場合、公正価値は増加する等の影響があります。
レベル3に分類されている金融商品について、観察可能でないインプットを合理的に考え得る代替的な仮定に変更した場合に重要な公正価値の変動は見込まれていません。
(2) 社債及び借入金
社債及び借入金の内訳は次のとおりです。
(単位:百万円)
前連結会計年度 (2023年3月31日) | 当第1四半期連結会計期間 (2023年6月30日) | |
社債 | 50,000 | 50,000 |
コマーシャル・ペーパー | 75,000 | 309,000 |
社債及び借入金合計 | 125,000 | 359,000 |
(注) IVERIC bio, Inc. 買収の支払資金に充当するために資金調達を行った結果、残高が増加しています。