有価証券報告書-第80期(平成27年4月1日-平成28年3月31日)
有報資料
(1) 当連結会計年度の経営成績の分析
① 売上高
連結売上高は1,670億1千6百万円(前期比 10.0%増)で23期連続の増収となりました。
日本では、消費税増税の影響が一巡し店頭の消費が戻り、すべてのカテゴリーにおいて好調でありました。新製品では、リニューアルした「ロートジー」の限定ブルーボトルが好評でした。スキンケアでは、じんましんの治療薬の「メンソレータム ジンマート」やワキの黒ずみ対策の「メンソレータム ワキレ ホワイト」といった新製品が新規ニーズを掘り起こしました。内服・食品関連では昨春から新しく承認された機能性表示食品の目のサプリメント「ロートⅤ5粒」も好調でした。また、目薬や「メラノCC」、「肌ラボ」、一部メンソレータム関連品ではインバウンド効果も売上に貢献いたしました。
海外では、アメリカは、暖冬の影響もあり「ソフトリップス」や「肌ラボ TOKYO」が伸び悩む中、目薬につきましては、新製品として清涼感の高い「ロート クーリングアイドロップス」がアイテムに加わるとともに、販路の拡大もあり好調に推移いたしました。ヨーロッパは、トップブランドの消炎鎮痛剤「ディープヒート」シリーズが堅調に推移し、また前連結会計年度内に取得したダクス・コスメティクス社による売上の増加により、増収となりました。アジアは、中国ではリップクリーム、日やけ止めが、ベトナムではスキンケア関連品、目薬が好調で増収となりました。
② 売上原価、販売費及び一般管理費
売上原価(返品調整引当金繰入額を含む)は677億9千万円(前期比 10.8%増)となりました。売上原価率は、当社の売上原価率が38.4%から38.9%と0.5ポイント上昇したことに加え、一部子会社の売上原価率上昇もあり、前連結会計年度の40.3%から40.6%へと0.3ポイントの上昇となりました。また、当連結会計年度において返品調整引当金繰入額5億3千9百万円(前連結会計年度は2億2千万円の戻入額)を計上しております。
販売費及び一般管理費は835億4千3百万円と、前連結会計年度に比べ61億2百万円増加いたしました。日本、アジアを中心に積極的な広告・販売促進活動を行ったことにより、販売促進費が21億3千8百万円、広告宣伝費が11億8千6百万円増加いたしました。一方、売上高に占める販売費及び一般管理費の割合は前連結会計年度の51.0%から1.0ポイント低下し50.0%となりました。
③ 営業利益
営業利益は156億8千3百万円(前期比 19.2%増)と増収及び販売費及び一般管理費率の低下により増益となりました。売上高営業利益率は、前連結会計年度の8.7%から0.7ポイント上昇し9.4%となりました。
④ 営業外収益/費用
営業外収益は9億1千8百万円となり、前連結会計年度より5億8千万円減少いたしました。
営業外費用は12億6千2百万円となり、前連結会計年度より7億2百万円増加いたしました。
⑤ 経常利益
経常利益は153億3千9百万円(前期比 8.8%増)となりました。売上高経常利益率は、前連結会計年度の9.3%から0.1ポイント低下し9.2%となりました。
⑥ 特別利益/損失
特別利益につきましては、投資有価証券売却益7千1百万円を計上いたしました。特別損失につきましては、減損損失4億6千2百万円、関係会社株式評価損3億9百万円、貸倒引当金繰入額2億7千5百万円等、合計11億7百万円を計上いたしました。
⑦ 親会社株主に帰属する当期純利益
以上の結果、親会社株主に帰属する当期純利益は90億9千8百万円(前期比 5.4%増)と過去最高を更新いたしました。なお、1株当たり当期純利益は80円04銭、潜在株式調整後1株当たり当期純利益は79円70銭となりました。
(2) 当連結会計年度の財政状態の分析
当連結会計年度末における資産総額は1,795億7千3百万円となり、前連結会計年度末より20億6千4百万円増加いたしました。これは、電子記録債権が51億4千万円、受取手形及び売掛金が49億2百万円増加した一方、投資有価証券が29億1千9百万円、現金及び預金が26億5千9百万円、有形固定資産が23億2千9百万円減少したこと等によるものであります。
負債総額は683億1百万円となり、前連結会計年度末より13億8百万円増加いたしました。これは、未払法人税等が27億6千2百万円、電子記録債務が25億1千1百万円増加した一方、短期借入金が38億9千7百万円減少したこと等によるものであります。
また、純資産につきましては1,112億7千1百万円となり、前連結会計年度末より7億5千5百万円増加いたしました。これは、利益剰余金が63億6千万円増加した一方、為替換算調整勘定が41億8千2百万円、その他有価証券評価差額金が12億8百万円減少したこと等によるものであります。
(3) 当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況の分析
「第2 事業の状況 1 業績等の概要 (2) キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
(4) 経営成績に重要な影響を与える要因について
「第2 事業の状況 4 事業等のリスク」に記載のとおりであります。
(5) 戦略的現状と見通し
当社グループは、創業以来『こだわり』と『挑戦』の企業努力で目薬、胃腸薬、外皮用薬をはじめヘルスケアにかかわる広範な商品の開発と新市場の開拓に力をそそいでまいりました。そして、この度「NEVER SAY NEVER」という新コーポレートアイデンティティを制定し、一人ひとりを、社会を、より一層健康にしていくために、社員一同、常識を超えるようなユニークで新しい商品やサービスを生み出し、世界中に美と健康を届けることを目指してまいります。
同時に、株主、消費者、取引先、従業員、社会というすべてのステークホルダーの信頼と期待に応えるとともに、共存共栄を図っております。
今後の経済情勢につきましては、米国など先進国は底堅く推移すると見られる一方、中国など新興国や資源国を中心に景気の減速感が広がっております。我が国におきましても、年明け以降の円高・株安による消費者マインドの下振れなど景気停滞が懸念される状況にあります。
このような状況のもと、当社グループはさまざまな事業環境変化に対応し、さらなる事業の拡大と業績向上へ向けて、お客様ニーズの変化に的確に対応した新製品、新ブランドを創出するとともに、幅広い企業との連携を図るなど様々な改革に挑戦してまいります。当面は、成長の牽引役であるアジアも円高による為替換算や中国経済の減速などによりスローダウンしてきていることに加え、主力の日本でもインバウンド需要の一巡を想定しております。一方、厳しい事業環境ではありますが、将来の成長の糧となる新規分野や研究開発などへの投資については積極的に行い、ロート製薬が目指す健康社会の実現に向けて努力してまいる所存です。
本項においては、将来に関する事項が含まれておりますが、当該事項は当連結会計年度末現在において判断したものであります。
① 売上高
連結売上高は1,670億1千6百万円(前期比 10.0%増)で23期連続の増収となりました。
日本では、消費税増税の影響が一巡し店頭の消費が戻り、すべてのカテゴリーにおいて好調でありました。新製品では、リニューアルした「ロートジー」の限定ブルーボトルが好評でした。スキンケアでは、じんましんの治療薬の「メンソレータム ジンマート」やワキの黒ずみ対策の「メンソレータム ワキレ ホワイト」といった新製品が新規ニーズを掘り起こしました。内服・食品関連では昨春から新しく承認された機能性表示食品の目のサプリメント「ロートⅤ5粒」も好調でした。また、目薬や「メラノCC」、「肌ラボ」、一部メンソレータム関連品ではインバウンド効果も売上に貢献いたしました。
海外では、アメリカは、暖冬の影響もあり「ソフトリップス」や「肌ラボ TOKYO」が伸び悩む中、目薬につきましては、新製品として清涼感の高い「ロート クーリングアイドロップス」がアイテムに加わるとともに、販路の拡大もあり好調に推移いたしました。ヨーロッパは、トップブランドの消炎鎮痛剤「ディープヒート」シリーズが堅調に推移し、また前連結会計年度内に取得したダクス・コスメティクス社による売上の増加により、増収となりました。アジアは、中国ではリップクリーム、日やけ止めが、ベトナムではスキンケア関連品、目薬が好調で増収となりました。
② 売上原価、販売費及び一般管理費
売上原価(返品調整引当金繰入額を含む)は677億9千万円(前期比 10.8%増)となりました。売上原価率は、当社の売上原価率が38.4%から38.9%と0.5ポイント上昇したことに加え、一部子会社の売上原価率上昇もあり、前連結会計年度の40.3%から40.6%へと0.3ポイントの上昇となりました。また、当連結会計年度において返品調整引当金繰入額5億3千9百万円(前連結会計年度は2億2千万円の戻入額)を計上しております。
販売費及び一般管理費は835億4千3百万円と、前連結会計年度に比べ61億2百万円増加いたしました。日本、アジアを中心に積極的な広告・販売促進活動を行ったことにより、販売促進費が21億3千8百万円、広告宣伝費が11億8千6百万円増加いたしました。一方、売上高に占める販売費及び一般管理費の割合は前連結会計年度の51.0%から1.0ポイント低下し50.0%となりました。
③ 営業利益
営業利益は156億8千3百万円(前期比 19.2%増)と増収及び販売費及び一般管理費率の低下により増益となりました。売上高営業利益率は、前連結会計年度の8.7%から0.7ポイント上昇し9.4%となりました。
④ 営業外収益/費用
営業外収益は9億1千8百万円となり、前連結会計年度より5億8千万円減少いたしました。
営業外費用は12億6千2百万円となり、前連結会計年度より7億2百万円増加いたしました。
⑤ 経常利益
経常利益は153億3千9百万円(前期比 8.8%増)となりました。売上高経常利益率は、前連結会計年度の9.3%から0.1ポイント低下し9.2%となりました。
⑥ 特別利益/損失
特別利益につきましては、投資有価証券売却益7千1百万円を計上いたしました。特別損失につきましては、減損損失4億6千2百万円、関係会社株式評価損3億9百万円、貸倒引当金繰入額2億7千5百万円等、合計11億7百万円を計上いたしました。
⑦ 親会社株主に帰属する当期純利益
以上の結果、親会社株主に帰属する当期純利益は90億9千8百万円(前期比 5.4%増)と過去最高を更新いたしました。なお、1株当たり当期純利益は80円04銭、潜在株式調整後1株当たり当期純利益は79円70銭となりました。
(2) 当連結会計年度の財政状態の分析
当連結会計年度末における資産総額は1,795億7千3百万円となり、前連結会計年度末より20億6千4百万円増加いたしました。これは、電子記録債権が51億4千万円、受取手形及び売掛金が49億2百万円増加した一方、投資有価証券が29億1千9百万円、現金及び預金が26億5千9百万円、有形固定資産が23億2千9百万円減少したこと等によるものであります。
負債総額は683億1百万円となり、前連結会計年度末より13億8百万円増加いたしました。これは、未払法人税等が27億6千2百万円、電子記録債務が25億1千1百万円増加した一方、短期借入金が38億9千7百万円減少したこと等によるものであります。
また、純資産につきましては1,112億7千1百万円となり、前連結会計年度末より7億5千5百万円増加いたしました。これは、利益剰余金が63億6千万円増加した一方、為替換算調整勘定が41億8千2百万円、その他有価証券評価差額金が12億8百万円減少したこと等によるものであります。
(3) 当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況の分析
「第2 事業の状況 1 業績等の概要 (2) キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
(4) 経営成績に重要な影響を与える要因について
「第2 事業の状況 4 事業等のリスク」に記載のとおりであります。
(5) 戦略的現状と見通し
当社グループは、創業以来『こだわり』と『挑戦』の企業努力で目薬、胃腸薬、外皮用薬をはじめヘルスケアにかかわる広範な商品の開発と新市場の開拓に力をそそいでまいりました。そして、この度「NEVER SAY NEVER」という新コーポレートアイデンティティを制定し、一人ひとりを、社会を、より一層健康にしていくために、社員一同、常識を超えるようなユニークで新しい商品やサービスを生み出し、世界中に美と健康を届けることを目指してまいります。
同時に、株主、消費者、取引先、従業員、社会というすべてのステークホルダーの信頼と期待に応えるとともに、共存共栄を図っております。
今後の経済情勢につきましては、米国など先進国は底堅く推移すると見られる一方、中国など新興国や資源国を中心に景気の減速感が広がっております。我が国におきましても、年明け以降の円高・株安による消費者マインドの下振れなど景気停滞が懸念される状況にあります。
このような状況のもと、当社グループはさまざまな事業環境変化に対応し、さらなる事業の拡大と業績向上へ向けて、お客様ニーズの変化に的確に対応した新製品、新ブランドを創出するとともに、幅広い企業との連携を図るなど様々な改革に挑戦してまいります。当面は、成長の牽引役であるアジアも円高による為替換算や中国経済の減速などによりスローダウンしてきていることに加え、主力の日本でもインバウンド需要の一巡を想定しております。一方、厳しい事業環境ではありますが、将来の成長の糧となる新規分野や研究開発などへの投資については積極的に行い、ロート製薬が目指す健康社会の実現に向けて努力してまいる所存です。
本項においては、将来に関する事項が含まれておりますが、当該事項は当連結会計年度末現在において判断したものであります。