有価証券報告書-第87期(2022/04/01-2023/03/31)
1.戦略
当社の気候変動に関するリスクおよび機会が事業に及ぼす影響を主に財務面でのインパクトを中心に評価いたしました。当社は主要な展開国においては現地に開発・生産拠点を保有し、気候変動に伴うバリューチェーンの分断に強い体制を築いております。ここでは主要なグローバル拠点である日本、中国、ベトナム、米国等を総合し、2℃シナリオを想定してそのインパクトを分析しております。移行リスク・物理的リスクそれぞれにおける事業インパクト、影響度および現時点での対応は以下の表の通りであります。現時点では2℃シナリオのみの分析となりますが、今後継続的に分析と評価を進め、多様なシナリオにおいての対策検討を実施するとともに、不確実な将来に向けてのレジリエンスを高めてまいります。
移行リスクと機会
物理的リスクと機会
当社の気候変動に関するリスクおよび機会が事業に及ぼす影響を主に財務面でのインパクトを中心に評価いたしました。当社は主要な展開国においては現地に開発・生産拠点を保有し、気候変動に伴うバリューチェーンの分断に強い体制を築いております。ここでは主要なグローバル拠点である日本、中国、ベトナム、米国等を総合し、2℃シナリオを想定してそのインパクトを分析しております。移行リスク・物理的リスクそれぞれにおける事業インパクト、影響度および現時点での対応は以下の表の通りであります。現時点では2℃シナリオのみの分析となりますが、今後継続的に分析と評価を進め、多様なシナリオにおいての対策検討を実施するとともに、不確実な将来に向けてのレジリエンスを高めてまいります。
移行リスクと機会
| リスク項目 | 事業インパクト | 影響度 | 現時点での対応 | |
| 大分類 | 小分類 | 2℃シナリオ | ||
| 政策/規制 | 炭素税の導入 | 輸送コストの上昇に伴い、売上原価および販管費が増加すること(リスク) | 中 | 効率的な配送やパレタイズの推進 |
| 不良品等の廃棄コストの上昇に伴い、売上原価が増加すること(リスク) | 中 | 在庫の縮減や返品の削減・旧品や返品のエシカル販売 | ||
| CO2排出量の制限規制 | 再生可能エネルギーへの切替えに係る電力代上昇に伴い、売上原価および販管費が増加すること(リスク) | 中 | 太陽光発電システム(自家発電)や排熱利用システムの導入 | |
| 市場 | 需要の変化・消費志向の変化 | 環境に配慮した製品の開発に伴う費用および原材料費の増加に伴い、売上原価が増加すること(リスク) | 中 | ラベルレスの採用や添付文書の削減による原材料の使用量削減 |
| 環境に配慮した製品のニーズ拡大に伴う売上向上と当該取組みに対する市場からの評価向上(機会) | 中 | ラベルレスの採用や添付文書の削減および環境に配慮した原材料の使用 | ||
物理的リスクと機会
| リスク項目 | 事業インパクト | 影響度 | 現時点での対応 | |
| 大分類 | 小分類 | 2℃シナリオ | ||
| 慢性 | 平均気温上昇・異常気象 | 天然原材料の供給不足などの影響で調達コストが上昇すること(リスク) | 中 | 分散調達の推進ならびに在庫水準の適正化 |
| 冷暖房設備の稼働延長に伴い、光熱費負担が増加すること(リスク) | 小 | サマータイムやビジネスカジュアルの導入・省エネ推進 働き方改革の推進等による無駄な残業の削減 | ||
| 海面の上昇 | 低海抜拠点の工場やオフィスが浸水すること(リスク) | - | 現時点はほぼ影響なしと分析 | |
| 季節商材の需要変動 | 乾燥対策商品の売上が減少すること(リスク) | 中 | 特定商品に依存しないポートフォリオ | |
| 日やけ止め等の売上が増加すること(機会) | 中 | |||
| 急性 | 台風等の自然災害・異常気象 | サプライチェーンの寸断により調達および供給が停止され、収益が減少すること(リスク) | 大 | サプライヤーおよび販売代理店との緊密な連携、分散調達の推進 |