有価証券報告書-第25期(平成26年4月1日-平成27年3月31日)

【提出】
2015/06/24 15:11
【資料】
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【項目】
56項目

事業内容

当社グループは、医薬品の研究開発及び販売を主たる事業としており、日本に軸足を置いた国際的なバイオ企業を目指し、グローバルな研究開発活動やライセンス活動などの事業展開を推進しています。
医薬品の開発は、基礎研究により医薬品の種となる化合物(シーズ)を見出し、その後臨床試験によって安全性や有効性の評価を行います。そして当局による承認の後、医薬品の製造販売が可能となります。基礎研究から上市までの期間は10年以上を要するため、多額の先行投資が必要となる半面、その成功確率は1万分の1以下という非常にリスクの高い事業です。そこで、当社のような小規模の医薬品開発企業は、開発がある程度進んだ段階で、潤沢な資金をもつ大手製薬企業に開発権を譲渡もしくはライセンスし、開発の進捗に応じたライセンス料(マイルストン)及び売上の一定率のロイヤリティを得ることで、リスクを抑制するとともに収益を確保することが可能となります。大手製薬企業にとっては有望なシーズを得られるという点でメリットがあります。当社グループは、有望なシーズを生み出しライセンスすることで収益を確保するというビジネスモデルを採用し、事業を展開しています。
当社グループは、当社(そーせいグループ株式会社)及び連結子会社6社により構成されており、その所在地域を主な基準として、国内医薬事業及び海外医薬事業の二つのセグメントに区分しています。各セグメントにおける主要な事業の内容は、以下のとおりです。
事業セグメント会社名事業内容
提出会社の
全社共通業務等
そーせいグループ株式会社グループ全体の経営戦略の企画立案
子会社の管理部門業務受託
国内医薬事業株式会社そーせい医薬品の研究開発、販売
株式会社アクティバスファーマナノ粉砕化技術による医薬品開発
そーせいコーポレートベンチャー
キャピタル株式会社
再生医療ファンドの運営
JITSUBO株式会社ペプチド医薬品の開発、ペプチド原薬製造技術に関するライセンス、ペプチド創薬に関する研究
海外医薬事業Sosei R&D Ltd.ライセンス等による海外開発、事業化推進
Heptares Therapeutics Ltd.GPCRの構造解析、初期のリード化合物の創出、独自開発のStaRⓇ技術による候補品探索

当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当します。このため、インサイダー取引規制における重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。
当社グループの事業系統図は、次のとおりです。
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