四半期報告書-第52期第3四半期(平成30年3月1日-平成30年5月31日)

【提出】
2018/07/13 10:12
【資料】
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【項目】
27項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1)業績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、企業収益及び雇用環境の改善など各種政策の効果により、緩やかな回復傾向にありました。しかしながら海外経済の先行きは米国政権の保護主義的政策への懸念などにより、不透明感が増しております。
このような状況の中、主な販売先であります電動工具業界と自動車業界におきましては、共に国内外市場において堅調に推移し増収増益となりました。
この結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は59億25百万円(前年同四半期比18.5%増)となり、経常利益は93百万円(同3.0%減)となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益は38百万円(同22.9%減)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
①日本
国内は、電動工具部品と自動車部品共に受注増加により、売上高は25億36百万円(同9.5%増)となりましたが、営業損失は24百万円(前年同四半期は営業損失3百万円)となりました。
②中国
中国は、受注増加により、売上高は31億14百万円(同22.6%増)、営業利益は2億9百万円(同83.4%増)となりました。
③タイ
タイは、受注増加により、売上高は2億73百万円(同87.7%増)となりましたが、依然として稼働率が低いため営業損失は83百万円(前年同四半期は営業損失59百万円)となりました。
(2)財政状態の分析
資産合計は、前連結会計年度末と比べ1億93百万円減少し54億96百万円(前連結会計年度末比3.4%減)となりました。これは主に有形固定資産が1億99百万円増加しましたが現金及び預金が2億37百万円、投資その他の資産が1億31百万円それぞれ減少したことによるものであります。
負債合計は、前連結会計年度末と比べ2億77百万円減少し11億74百万円(同19.1%減)となりました。これは主に買掛金が1億96百万円、その他流動負債が74百万円それぞれ減少したことによるものであります。
純資産合計は、前連結会計年度末と比べ84百万円増加し43億22百万円(同2.0%増)となりました。これは主に利益剰余金が16百万円、為替換算調整勘定が66百万円それぞれ増加したことによるものであります。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は3百万円であります。なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。