四半期報告書-第91期第3四半期(平成29年10月1日-平成29年12月31日)

【提出】
2018/02/09 9:12
【資料】
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【項目】
24項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


(1)業績の状況
当第3四半期累計期間における我が国経済は、企業業績や雇用情勢の改善などにより景気は緩やかな回復基調を維持しているものの、米国政権の政策動向や不安定な中近東情勢、更には核開発をめぐる北朝鮮問題など多くの懸念材料を抱え、依然として先行き不透明な状況が続いております。
このような環境下、売上高につきましては、高機能樹脂コンパウンドでの一部の受託製品終了等により、前年同期比減収となりました。また、利益面におきましても、固定費の削減や原価低減を推進しておりますが、原料及びユーティリティー価格の高騰による影響により、前年同期比減益となりました。
その結果、当期の業績は売上高5,864百万円(前年同期比2.7%減)、営業利益263百万円(前年同期比5.1%減)経常利益260百万円(前年同期比3.8%減)、四半期純利益218百万円(前年同期比26.4%減)となりました。
(セグメント別の状況)
(ゴム事業)
ゴム事業全体の売上高は前年同期を172百万円上回る4,457百万円(前年同期比4.0%増)となりました。
<ゴムコンパウンド>自動車関連の受注が堅調に推移し、前年同期を上回る売上高となりました。
<シート・マット>シートにおきましては受注が堅調に推移し、概ね前年同期並みの売上高となりましたが、マットにおきましてはクッションマットでの受注が低調であったこと、及び前年同期は工事案件でのスポット受注があったことにより、前年同期を下回る売上高となりました。
<成形品>クッションタイヤの受注が好調に推移したことにより前年同期を上回る売上高となりました。
(樹脂事業)
樹脂事業全体の売上高は、前年同期を328百万円下回る1,390百万円(前年同期比19.1%減)となりました。
<高機能樹脂コンパウンド>一部の受託製品が終了したことにより、前年同期を下回る売上高となりました。
<樹脂洗浄剤等>樹脂洗浄剤および制電性樹脂ECXの受注は堅調に推移したものの、リサイクルナイロンの販売終了により、前年同期を下回る売上高となりました。
(2)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(3)研究開発活動
当第3四半期累計期間における研究開発活動の金額は、46百万円であります。
なお、当第3四半期累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。