有価証券報告書-第101期(2023/04/01-2024/03/31)

【提出】
2024/06/17 15:16
【資料】
PDFをみる
【項目】
158項目
b.戦略
当社は、「TG2050環境チャレンジ」に基づき、これまでもCO2削減に取り組んできました。昨今の社会的
要請の高まりを受け、工場CO2排出量ゼロの達成時期を2050年から2030年に前倒し、さらに2030年再生可能
エネルギー導入率100%とより高い目標に見直しました。
その実現のため、国連気候変動に関する政府間パネル(IPCC)が公表した「4℃シナリオ(注6)」、
「1.5℃/2.0℃シナリオ(注7)」などを考慮し、下記のとおり事業活動に与える気候関連のリスク
(物理リスクおよび移行リスク)と機会を抽出し、対応しています。
(注6)4℃シナリオ:産業革命前と比べ4℃前後上昇するシナリオ
(注7)1.5/2.0℃シナリオ:産業革命前に比べ21世紀末に世界平均気温の上昇幅が1.5/2.0℃に抑えられる
シナリオ
< 物理リスク >気候変動による災害など物理的影響に関連するリスク
影響する項目リスク影響
(注8)
機会影響(注8)対応
急性・異常気象による大規模災害・河川の氾濫、巨大台風、サプライチェーンの分断、渇水などに
よる生産支障
・BCPのレジリエンス強化による盤石な生産体制の確保と競争力の向上・BCPのレジリエンス体制・訓練の強化
・緊急時における重要インフラの確保
・土地・建屋の耐久性、浸水リスクの
点検・改修
・耐久、耐水、耐熱性に優れた機能性材料開発および新製品開発
慢性・気温上昇
・降水、気象パターンの変化
・温暖化による製品耐久
性の不足で品質不具合
・製品の耐久性の充実で付加価値が向上し、収益向上

< 移行リスク >脱炭素社会への移行に伴い発生するリスク
影響する項目リスク影響
(注8)
機会影響
(注8)
対応
政策

規制
・電動化の促進施策
(ZEV(注9)、
燃費、ガソリン車
規制)
・政府のカーボン
ニュートラル宣言
(CP(注10)
制度、補助金の
拡大)
・BEV開発の加速に伴うガソリン車専用部品の売上減少
・炭素税の導入による
コスト競争力の低下

・ZEVであるBEV/FCEVの製品開発が進み売上増加
・国の支援(補助金等)を活用した環境配慮型の製品、工法開発の伸展で競争力を確保
・燃費(電費)向上に向けた軽量化の製品・部品の売上増加



・BEV/FCEV向けの新製品開発
・BEV先行市場・OEMへの拡販
・高分子材料の知見を活かした樹脂・
ゴム製品の高い耐久性・軽量化、脱炭素化
・ICPの導入による取り組みの加速
・2030年へのカーボンニュートラル
前倒し
・省エネ、創エネによる工場・オフィス
のZEB(注11)化
市場・CASE、MaaS市場
拡大
・グリーンテクノロ
ジー(注12)に
よる新分野の市場
拡大
・ユーザーの価値観、
使い方の変化で従来
製品の売上減少
・環境負荷の高い製品の不買化による売上減少

・カーシェアの拡大に伴う除菌/抗菌製品の売上増加
・グリーンテクノロジーの開発による事業拡大

・深紫外線LED技術を活かした除菌/浄化製品の開発
・GaNパワーデバイスの開発・商品化
・自動運転向けの新製品開発
・非自動車ビジネスの拡大(ヘルスケア、エネルギーなど)
技術・エネルギー生産・
転換技術の開発・
普及
・再生可能エネルギ
ー技術の進歩、普及
・省エネ技術の普及
・新たなエネルギー資源への対応による生産
技術コストの増加
・技術普及の乗り遅れによる競争力の低下(CO2削減の鈍化、炭素税によるコスト増)

・省エネ活動によるエネルギーコストの削減による競争力の確保
・環境に配慮した製品開発、工程整備が進み収益向上

・工場エネルギーの最適化を推進
・IoT、デジタル活用による生産プロセスの効率化による省エネ
・再生可能エネルギーの積極的な導入
・CAR to CARリサイクルや製品ライフサイクルでの負荷低減の推進
・水素タンク事業の拡大
評判・顧客の評価の変化
・投資家の評判の
変化
・発注条件に環境配慮(脱炭素、 リサイクル材料など)が加わり対応できず競争力の低減・自動車部品のゴム・樹脂分野で先んじたグリーンテクノロジーの開発による競争力の向上・環境配慮型の製品開発と事業化(高機能材料、バイオ材料、リサイクル材料
開発)

(注8)影響:発生の頻度・規模による事業への影響度。
(注9)ZEV: Zero Emission Vehicleの略。走行時にCO2等の排出ガスを出さないEV/FCEV等。
(注10)CP: Carbon Pricingの略。炭素税や排出量取引により炭素に価格付けを行うこと。
(注11)ZEB: Net Zero Energy Buildingの略。高効率設備や再生可能エネルギー導入により、年間1次エネルギー収支ゼロとする
建築物。
(注12)グリーンテクノロジー:環境問題を解決、あるいは緩和するための技術・製品(例:軽量化や脱炭素に資する技術・製品など)

IRBANK 採用情報

フルスタックエンジニア

  • 10年以上蓄積したファイナンスデータとAIを掛け合わせて、投資の意思決定を加速させるポジションです。
  • UI からデータベースまで一貫して関われるポジションです。

プロダクトMLエンジニア

  • MLとLLMを掛け合わせ、分析から予測までをスピーディかつ正確な投資体験に落とし込むポジションです。

AI Agent エンジニア

  • 開示資料・決算・企業データを横断し、投資家の意思決定を支援するAI Agent機能を設計・実装するポジションです。
  • RAG・検索・ランキングを含む情報取得/推論パイプラインの設計から運用まで一気通貫で担います。

UI/UXデザイナー

  • IRBANK初の一人目デザイナーとして、複雑な金融情報を美しく直感的に届ける体験をつくるポジションです。

Webメディアディレクター

  • 月間500万PVを超える、大規模DBサイトを運営できます。
  • これから勢いよく伸びるであろうサービスの根幹部分を支えるポジションです。

クラウドインフラ & セキュリティエンジニア

  • Google Cloud 上でマイクロサービス基盤の信頼性・可用性・セキュリティを担うポジションです。
  • 大規模金融データを安全かつ高速に処理するインフラを設計・構築できます。

学生インターン

  • 月間500万PVを超える日本最大級のIRデータプラットフォームの運営に携わり、金融・データ・プロダクトの現場を学生のうちから体験できます。

マーケティングマネージャー

  • IRBANKのブランドと文化の構築。
  • 百万人の現IRBANKユーザーとまだIRBANKを知らない数千万人に対してマーケティングをしてみたい方。