有価証券報告書-第88期(平成28年4月1日-平成29年3月31日)

【提出】
2017/06/29 10:59
【資料】
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【項目】
124項目
(1)会社の経営の基本方針
当社グループの基本理念は「事業は人なり」「商いの基は品質にあり」「革新なくして未来なし」を掲げております。この理念を組織全体に浸透させ社会的責任を果たし持続的な成長を実現することにより、株主・取引先・社員・地域社会の信頼と期待にお応えできると確信しております。
上記の理念をぶれない軸として持ちつつ事業環境の変化に対応するために改革を進めてまいります。
(2)目標とする経営指標
山村グループのコアビジネスであるパッケージング事業が長期的に成長できるよう、国内事業での安定した収益の確保と海外子会社の経営基盤の確立、また、ニューガラス事業の拡大に取り組み、成長と収益確保を図ってまいります。
目標とする経営指標としては、収益力強化と成長性の課題を達成するために売上高増収率、売上高経常利益率、海外子会社売上高営業利益率を重視し、また、グループ経営資源を効率的に活用していくためにROA(総資産経常利益率)の向上を重視し、企業価値の増大を目指し株主価値の向上を図ってまいります。
(3)中長期的な会社の経営戦略
当社グループは、2018年3月期からスタートする新中期経営計画3ヵ年を策定いたしました。新中期経営計画では、「世界のYAMAMURAへ -心と技術を伝えたい-」のビジョンは継承し、『全体戦略』と『事業戦略』として、下記の4つの経営方針を推進してまいります。
1)全体戦略
①グループ総合力の深化
②研究開発の推進
2)事業戦略
①パッケージング事業の収益力強化
②ニューガラス事業の拡大
(4)会社の対処すべき課題
上記の経営方針に基づき、次のとおり課題達成に向けて努力してまいります。
①ガラスびん関連事業
国内ガラスびんの需要は、長期的には少子高齢化の進行や他素材容器への転換が見込まれ、今後も緩やかに減少していく事業環境が続くと予想されます。原油価格や為替は今後の見通しが難しく、値動きが激しい展開も予想されます。また、炉修による減価償却費の増加が見込まれています。このような状況において、山村グループの主力事業としてグループ内の連携を強化しながら収益力強化に取り組んでまいります。収益力強化としては、更なる軽量化の提案や加飾技術開発による新製品開拓等での販売促進、新規設備を導入し良品率を改善することによる生産性向上、適地生産化や在庫適正化の推進等による物流費削減等のコスト削減に取り組んでまいります。開発分野に関しましては、近い将来の人材不足を見据えた省人化技術や多品種少ロット技術等に取り組んでまいります。エネルギーコスト低減のための対応や環境問題の取り組みとしましては、環境負荷低減のNOx低減技術開発についてテスト段階から実機での導入や、廃熱回収技術の開発、また、その他環境に関する技術開発を目指してまいります。
YGQにおきましては、炉修を実施したことによる品質アップを行い顧客の信頼を獲得することや、平成28年3月に設立したYGQカリフォルニアの拠点を活用し、カスタマーサービスの強化や顧客の在庫状況を確認しながら適時納入を行うことにより、今後もアメリカへの輸出を中心とした中国国外への売上拡大に重点を置いてまいります。また、中国国内における環境規制に関する対応や、更なる生産効率を向上させることにより製造コスト削減を図り、損益改善にも取り組んでまいります。
②プラスチック容器関連事業
国内のキャップ事業では、増加していく品種に対応できるようフレキシブルな生産体制を構築することと、原料価格の変動に対して安定した原料調達ができるように取り組む等、様々な環境変化に対応できる体制を構築してまいります。また、キャップのラインナップを拡充するため、新製品開発のスピードアップを図ってまいります。平成28年に上市したディープグリップボトルについては、新規顧客への拡販を実現するために、ライン増設を検討してまいります。海外においては、中国およびインドネシアの既存子会社間で相互に連携をしながら、アジア全域への販売強化を目指してまいります。
③物流関連事業
物流事業では、請負作業中心の会社からの脱却を目指し、荷主との直接取引を拡大させ、クライアントとの関係強化を柱とした顧客戦略による飲食料品市場や製造物流市場の開拓、物流機能全般を一括して請け負う3PL(サード・パーティー・ロジスティクス)の推進により業容の拡大に取り組んでまいります。また、作業品質や効率改善に努め、不採算営業所の収支改善や撤退の検討を行い、適正な利益確保に努めてまいります。
④ニューガラス関連事業
ニューガラス事業では、山村フォトニクス株式会社の主力製品であるキャップ部品の既存取引先のシェア維持や生産性の改善に努めてまいります。また、光学分野において、当社ニューガラスカンパニーとシナジー効果を創出しながら、高付加価値レンズキャップの開発・販売等に取り組んでまいります。
当社ニューガラスカンパニーでは、引き続きエネルギー関連、情報通信関連および自動車関連の分野に注力し、売上拡大を目指してまいります。また、新分野の研究開発の継続やコア技術の開発強化により、事業領域の拡大を目指してまいります。
・海外事業におきましては、経済成長著しいアジア地域の包装容器関連市場において、当社の関係会社や提携先を通じ業容の拡大を進めてまいります。また、北米やASEANを中心に市場調査を行い、マーケティングを重視した新たな海外戦略の立案を検討してまいります。
・研究開発センターにおきましては、葉菜類等の栽培について、事業化に向けて売上拡大を目指すため、機能性野菜や高付加価値野菜の販路開拓に取り組んでまいります。
また、次世代パッケージの開発を推進し、早期の製品化を目指し、新たな収益源となるような事業を早期に立ち上げできるように取り組んでまいります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

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