有価証券報告書-第91期(平成31年4月1日-令和2年3月31日)
文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1)会社の経営の基本方針
当社グループは基本理念として「事業は人なり」「商いの基は品質にあり」「革新なくして未来なし」を掲げております。この理念を組織全体に浸透させ社会的責任を果たし持続的な成長を実現することにより、株主・取引先・社員・地域社会の信頼と期待にお応えできると確信しております。
上記の理念を経営の根幹に持ちつつ事業環境の変化に対応するために革新を進めてまいります。
(2)目標とする経営指標
目標とする経営指標としては、ROE(自己資本利益率)の向上によって企業価値の増大を目指してまいります。第94期(2023年3月期)にROE3%以上を達成し、長期的には5%以上という目標を掲げ、その達成に向けて収益力の向上と資産効率の改善に積極的に取り組んでまいります。
(3)中長期的な会社の経営戦略
当社グループは、長期ビジョンとしての“ありたい姿”を「環境に配慮しながら安心・安全を提供し、次世代に誇りを持って引き継ぐために成長し続ける企業グループ」と定義いたしました。近年、外部環境の変化が加速している中でこのありたい姿を実現するためには、当社が掲げる3つの基本理念に立ち返って事業に取り組んでいくことが大切であると考え、これからも革新を求め、様々な課題に挑戦していくことが肝要であるとの思いをこめて、「Change and Challenge with You」を次期3ヵ年の新しいスローガンとし、2020年4月からスタートする新中期経営計画3ヵ年を策定いたしました。新中期経営計画では以下の5つの経営方針を推進してまいります。
①環境変化に適応した運営体制の構築
事業環境が大きく変わる中、改革意識と改善活動をさらに各職場へ展開して浸透させ、環境変化に伴う課題解決に柔軟に適応できる運営体制づくりを行ってまいります。生産・供給体制の最適化、事業セグメント内の相乗効果を発揮できる体制を早期に整えることで、迅速に環境変化に対応してまいります。
②投資効率の追求と収益体質の確立
ROE3%以上を達成するために、収益力の強化、改善活動による生産コストの削減、グループ資産運用効率の向上等に取り組んでまいります。
③事業の拡大と成長戦略の推進
企業として活力を維持し、既存事業の販売拡大に努め、継続的に新製品の開発を行い、成長性のある新市場と新規事業への参入、またはM&Aによりさらなる事業範囲の拡大・成長に繋がる活動を継続してまいります。
④社会のニーズに応える製品・サービスの展開
国内外の社会ニーズとその変化をとらえ、持続可能な開発目標(SDGs)を考慮した高品質な製品とサービスを開発・提供することで、社会に貢献してまいります。
⑤従業員の能力が最大限発揮される職場環境の構築と次世代の育成
これからの世代交代を迎える中、当社グループの成長と運営を持続させるため、新しい世代の教育にさらに取り組み、これまで蓄積されてきた技術と知識を次世代に引き継いでまいります。また、定年退職者が引き続き社会貢献できる機会を増やすため雇用延長に対応した職場づくりにも積極的に取り組んでまいります。さらに、ダイバーシティを推進しながら、個々の人材の能力を高める機会を増やし、その能力を発揮しやすい環境を整備してまいります。
(4)会社の優先的に対処すべき課題
上記の経営方針に基づき、次のとおり課題達成に向けて努力してまいります。
①ガラスびん関連事業
国内ガラスびんは、少子高齢化が進むことによる人口減少や天候不順・自然災害等の外的な要因、また他素材容器への転換が進んでいることから、需要の減少は避けられない状況にあります。さらには2020年初からの新型コロナウイルス感染症拡大の影響で世界的にも今後の経済情勢は予断を許さず、原油価格や為替の動向も見通しが難しく、値動きが激しい展開も予想されます。ガラスびん関連事業は品質確保や安定供給のために実施する溶解窯の更新が必要であり、更新後は減価償却費の増加が見込まれます。このような状況において、山村グループの主力事業としてグループ内の連携を強化しながら収益体質の確立に取り組んでまいります。そのため、販売方法の見直しや環境面での優位性をもつガラスびんのブランド化による需要創造に向けたマーケティング戦略、海
外子会社と連携した輸出販売に向けての調査に取り組むと同時に、変動する需給バランスに対応した最適な製造販売体制を構築してまいります。またロボット等の省人化技術の導入や、限定生産や適地生産の推進、業務の外注化により人材不足やコスト削減に取り組んでまいります。開発分野に関しましては、環境面と市場のニーズに応えるため、省エネルギーやNOx低減等の高効率技術の実用化や高付加価値品の開発に取り組んでまいります。 海外子会社におきましては、当社から技術的な支援を行い、品質や生産性の向上を目指します。また、中国における環境規制改正への設備対応、さらなる製造コスト削減と営業体制の強化を図り、損益改善に取り組んでまいります。米国において中国ガラスびんメーカーに対して関税措置に関する調査が行われておりますが、グループで連携をして対応してまいります。
②プラスチック容器関連事業
国内のプラスチックキャップ事業では、市場の成長に合わせてさらなる増設やライン変更により効率のよい増産体制を構築してまいります。またマイクロプラスチック問題対応の環境に配慮したキャップ開発および飲食品以外の新規事業の開拓に取り組んでまいります。原料および各種資材の供給不足や価格高騰による製造コストの上昇が予想されますが、様々な取り組みにより安定調達やコスト削減を図り、収益力の強化に取り組んでまいります。海外においては、中国およびインドネシアの子会社と連携しながら、増産体制を構築し、日本への輸入やアジア全域への販売強化を目指してまいります。
③物流関連事業
物流関連事業では、幅広い事業範囲で蓄積したノウハウと機能を活かしながら、M&Aも含めて事業や営業地域の拡大に取り組んでまいります。また、労働環境が変化し人手不足の深刻化が予測される中、人事制度改革や社員教育等を行い、将来を担う人材の確保に努めてまいります。また、不採算部署の収益改善や作業の効率化による生産性改善に取り組み、ムリ・ムダ・ムラの排除で利益体質の確立に努めてまいります。
④ニューガラス関連事業
ニューガラス関連事業では、世界情勢や市場の変動の激しい中、当社の主力分野であるエレクトロニクス関連、エネルギー関連および自動車関連での新製品開発や生産技術開発、自動化による効率化推進に取り組み、事業の拡大を目指してまいります。また、5G対応等、社会のニーズに応えた差異化製品の開発に取り組んでまいります。国内子会社においては、高速光通信用、半導体用およびLED用部品の開発・量産化による販売拡大、ガラスセラミックス製品の販売拡大に取り組んでまいります。また生産ラインの見直しや自動化設備の導入等により生産効率化に努めてまいります。海外子会社においては、営業・開発支援を行い、山村グループの相乗効果を創出し、光通信部品のさらなる高付加価値製品への開発・販売に取り組んでまいります。
・海外事業におきましては、当連結会計年度に米国に設立した関連会社アルガラス山村の工場建設の進捗管理や支援を行い、新たな地域での円滑な生産立ち上げを目指します。また、海外ネットワークの活用により国内外事業の業績に貢献する新市場開拓、製品の拡販、資材調達等の相乗効果をさらに発揮するために国内外の連携を強化してまいります。
・研究開発センターにおきましては、植物工場における葉菜類等の栽培について、機能性野菜を中心とした高付加価値製品の上市により販売を拡大しております。今後も機能性野菜の品種増に向けた取り組みや、栽培条件の改善や効率化を継続し、発展させてまいります。また、オリジナルブランドの『きらきらベジ』についても複数の量販店様等での販売が始まり、一定のご支持を得る状況となっております。新たに独自の販売サイトも立ち上げ、より一層の拡販とブランドの定着に向けた活動を強化してまいります。
また、新規技術開発として産官学連携等を活用した技術開発を進めております。新たな収益源となるよう製品化を目指し、新規事業を早期に立ち上げできるように取り組んでまいります。
(1)会社の経営の基本方針
当社グループは基本理念として「事業は人なり」「商いの基は品質にあり」「革新なくして未来なし」を掲げております。この理念を組織全体に浸透させ社会的責任を果たし持続的な成長を実現することにより、株主・取引先・社員・地域社会の信頼と期待にお応えできると確信しております。
上記の理念を経営の根幹に持ちつつ事業環境の変化に対応するために革新を進めてまいります。
(2)目標とする経営指標
目標とする経営指標としては、ROE(自己資本利益率)の向上によって企業価値の増大を目指してまいります。第94期(2023年3月期)にROE3%以上を達成し、長期的には5%以上という目標を掲げ、その達成に向けて収益力の向上と資産効率の改善に積極的に取り組んでまいります。
(3)中長期的な会社の経営戦略
当社グループは、長期ビジョンとしての“ありたい姿”を「環境に配慮しながら安心・安全を提供し、次世代に誇りを持って引き継ぐために成長し続ける企業グループ」と定義いたしました。近年、外部環境の変化が加速している中でこのありたい姿を実現するためには、当社が掲げる3つの基本理念に立ち返って事業に取り組んでいくことが大切であると考え、これからも革新を求め、様々な課題に挑戦していくことが肝要であるとの思いをこめて、「Change and Challenge with You」を次期3ヵ年の新しいスローガンとし、2020年4月からスタートする新中期経営計画3ヵ年を策定いたしました。新中期経営計画では以下の5つの経営方針を推進してまいります。
①環境変化に適応した運営体制の構築
事業環境が大きく変わる中、改革意識と改善活動をさらに各職場へ展開して浸透させ、環境変化に伴う課題解決に柔軟に適応できる運営体制づくりを行ってまいります。生産・供給体制の最適化、事業セグメント内の相乗効果を発揮できる体制を早期に整えることで、迅速に環境変化に対応してまいります。
②投資効率の追求と収益体質の確立
ROE3%以上を達成するために、収益力の強化、改善活動による生産コストの削減、グループ資産運用効率の向上等に取り組んでまいります。
③事業の拡大と成長戦略の推進
企業として活力を維持し、既存事業の販売拡大に努め、継続的に新製品の開発を行い、成長性のある新市場と新規事業への参入、またはM&Aによりさらなる事業範囲の拡大・成長に繋がる活動を継続してまいります。
④社会のニーズに応える製品・サービスの展開
国内外の社会ニーズとその変化をとらえ、持続可能な開発目標(SDGs)を考慮した高品質な製品とサービスを開発・提供することで、社会に貢献してまいります。
⑤従業員の能力が最大限発揮される職場環境の構築と次世代の育成
これからの世代交代を迎える中、当社グループの成長と運営を持続させるため、新しい世代の教育にさらに取り組み、これまで蓄積されてきた技術と知識を次世代に引き継いでまいります。また、定年退職者が引き続き社会貢献できる機会を増やすため雇用延長に対応した職場づくりにも積極的に取り組んでまいります。さらに、ダイバーシティを推進しながら、個々の人材の能力を高める機会を増やし、その能力を発揮しやすい環境を整備してまいります。
(4)会社の優先的に対処すべき課題
上記の経営方針に基づき、次のとおり課題達成に向けて努力してまいります。
①ガラスびん関連事業
国内ガラスびんは、少子高齢化が進むことによる人口減少や天候不順・自然災害等の外的な要因、また他素材容器への転換が進んでいることから、需要の減少は避けられない状況にあります。さらには2020年初からの新型コロナウイルス感染症拡大の影響で世界的にも今後の経済情勢は予断を許さず、原油価格や為替の動向も見通しが難しく、値動きが激しい展開も予想されます。ガラスびん関連事業は品質確保や安定供給のために実施する溶解窯の更新が必要であり、更新後は減価償却費の増加が見込まれます。このような状況において、山村グループの主力事業としてグループ内の連携を強化しながら収益体質の確立に取り組んでまいります。そのため、販売方法の見直しや環境面での優位性をもつガラスびんのブランド化による需要創造に向けたマーケティング戦略、海
外子会社と連携した輸出販売に向けての調査に取り組むと同時に、変動する需給バランスに対応した最適な製造販売体制を構築してまいります。またロボット等の省人化技術の導入や、限定生産や適地生産の推進、業務の外注化により人材不足やコスト削減に取り組んでまいります。開発分野に関しましては、環境面と市場のニーズに応えるため、省エネルギーやNOx低減等の高効率技術の実用化や高付加価値品の開発に取り組んでまいります。 海外子会社におきましては、当社から技術的な支援を行い、品質や生産性の向上を目指します。また、中国における環境規制改正への設備対応、さらなる製造コスト削減と営業体制の強化を図り、損益改善に取り組んでまいります。米国において中国ガラスびんメーカーに対して関税措置に関する調査が行われておりますが、グループで連携をして対応してまいります。
②プラスチック容器関連事業
国内のプラスチックキャップ事業では、市場の成長に合わせてさらなる増設やライン変更により効率のよい増産体制を構築してまいります。またマイクロプラスチック問題対応の環境に配慮したキャップ開発および飲食品以外の新規事業の開拓に取り組んでまいります。原料および各種資材の供給不足や価格高騰による製造コストの上昇が予想されますが、様々な取り組みにより安定調達やコスト削減を図り、収益力の強化に取り組んでまいります。海外においては、中国およびインドネシアの子会社と連携しながら、増産体制を構築し、日本への輸入やアジア全域への販売強化を目指してまいります。
③物流関連事業
物流関連事業では、幅広い事業範囲で蓄積したノウハウと機能を活かしながら、M&Aも含めて事業や営業地域の拡大に取り組んでまいります。また、労働環境が変化し人手不足の深刻化が予測される中、人事制度改革や社員教育等を行い、将来を担う人材の確保に努めてまいります。また、不採算部署の収益改善や作業の効率化による生産性改善に取り組み、ムリ・ムダ・ムラの排除で利益体質の確立に努めてまいります。
④ニューガラス関連事業
ニューガラス関連事業では、世界情勢や市場の変動の激しい中、当社の主力分野であるエレクトロニクス関連、エネルギー関連および自動車関連での新製品開発や生産技術開発、自動化による効率化推進に取り組み、事業の拡大を目指してまいります。また、5G対応等、社会のニーズに応えた差異化製品の開発に取り組んでまいります。国内子会社においては、高速光通信用、半導体用およびLED用部品の開発・量産化による販売拡大、ガラスセラミックス製品の販売拡大に取り組んでまいります。また生産ラインの見直しや自動化設備の導入等により生産効率化に努めてまいります。海外子会社においては、営業・開発支援を行い、山村グループの相乗効果を創出し、光通信部品のさらなる高付加価値製品への開発・販売に取り組んでまいります。
・海外事業におきましては、当連結会計年度に米国に設立した関連会社アルガラス山村の工場建設の進捗管理や支援を行い、新たな地域での円滑な生産立ち上げを目指します。また、海外ネットワークの活用により国内外事業の業績に貢献する新市場開拓、製品の拡販、資材調達等の相乗効果をさらに発揮するために国内外の連携を強化してまいります。
・研究開発センターにおきましては、植物工場における葉菜類等の栽培について、機能性野菜を中心とした高付加価値製品の上市により販売を拡大しております。今後も機能性野菜の品種増に向けた取り組みや、栽培条件の改善や効率化を継続し、発展させてまいります。また、オリジナルブランドの『きらきらベジ』についても複数の量販店様等での販売が始まり、一定のご支持を得る状況となっております。新たに独自の販売サイトも立ち上げ、より一層の拡販とブランドの定着に向けた活動を強化してまいります。
また、新規技術開発として産官学連携等を活用した技術開発を進めております。新たな収益源となるよう製品化を目指し、新規事業を早期に立ち上げできるように取り組んでまいります。