四半期報告書-第70期第2四半期(令和1年10月1日-令和1年12月31日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、企業収益や雇用所得環境の改善等を背景に、全体的には緩やかな回復基調で推移いたしました。一方、米中の通商問題、英国のEU離脱問題や近隣諸国における地政学リスクの高まり等により、依然として先行き不透明な状況が続いております。
このような経営環境の中にあって、当社グループの当第2四半期連結累計期間の経営成績は、売上高32,545百万円(前年同四半期比2.7%減)、営業利益607百万円(前年同四半期比11.1%減)、経常利益802百万円(前年同四半期比27.8%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益389百万円(前年同四半期比25.0%増)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
① 建設関連事業
民間大型工事への建設資材販売が好調であったことに加え、公共工事においても防災減災関連工事へのオリジナル製品納入が順調に推移し、増収増益となりました。
この結果、建設関連事業の売上高は5,742百万円(前年同四半期比11.8%増)、営業利益は152百万円(前年同四半期比2.1%増)となりました。
② 電設資材事業
設備投資案件が減少している状況下にあって積極的な営業活動を行い、前年同四半期並みの売上を確保しました。また、仕入れコストの削減に取組み、増益となりました。
この結果、電設資材事業の売上高は15,237百万円(前年同四半期比0.8%減)、営業利益は296百万円(前年同四半期比10.0%増)となりました。
③ カーライフ関連事業
石油部門では、燃料販売量の減少と豊野SSの台風19号災害による休業に加え、販売費等経費が膨らんだことから減収減益となりました。オート部門では、新車、中古車ともに販売が好調に推移しましたが、台風19号の影響により車検整備工場が被災し営業休止状態となったため、減収減益となりました。
この結果、カーライフ関連事業の売上高は7,371百万円(前年同四半期比10.7%減)、営業利益は49百万円(前年同四半期比13.4%減)となりました。
④ 住宅・生活関連事業
主な事業として、農産物部門では、台風19号の影響により、きのこ培地の工場が一部稼働できなかったことによる生産不足と、天候不順による青果物の取扱量が減少し、減収減益となりました。不動産部門では、建売分譲物件の取扱いが減少し、減収減益となりました。
この結果、住宅・生活関連事業の売上高は4,194百万円(前年同四半期比10.6%減)、営業利益は181百万円(前年同四半期比38.6%減)となりました。
(2)財政状態の分析
(資産)
当第2四半期連結会計期間末における流動資産は19,704百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,041百万円増加いたしました。これは主に受取手形及び売掛金が959百万円増加したことによるものであります。固定資産は15,233百万円となり、前連結会計年度末に比べ124百万円減少いたしました。これは主に有形固定資産が40百万円、無形固定資産が51百万円減少したことによるものであります。
この結果、総資産は、34,937百万円となり、前連結会計年度末に比べ916百万円増加いたしました。
(負債)
当第2四半期連結会計期間末における流動負債は15,711百万円となり、前連結会計年度末に比べ478百万円増加いたしました。これは主に短期借入金が461百万円、賞与引当金が336百万円減少したものの、支払手形及び買掛金が1,293百万円増加したことによるものであります。固定負債は9,034百万円となり、前連結会計年度末に比べ107百万円増加いたしました。これは主に長期借入金が135百万円増加したことによるものであります。
この結果、負債合計は、24,746百万円となり、前連結会計年度末に比べ585百万円増加いたしました。
(純資産)
当第2四半期連結会計期間末における純資産合計は10,191百万円となり、前連結会計年度末に比べ331百万円増加いたしました。これは主に親会社株主に帰属する四半期純利益389百万円によるものであります。
この結果、自己資本比率は28.3%(前連結会計年度末は28.1%)となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べて62百万円減少し、当第2四半期連結会計期間末には3,271百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間において、営業活動の結果獲得した資金は809百万円(前年同四半期は305百万円の使用)となりました。これは主に売上債権の増加額1,026百万円に対し、税金等調整前四半期純利益608百万円及び仕入債務の増加額1,328百万円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間において、投資活動の結果使用した資金は472百万円(前年同四半期は823百万円の使用)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出463百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間において、財務活動の結果使用した資金は398百万円(前年同四半期は1,057百万円の獲得)となりました。これは主に短期借入金の純減額327百万円、長期借入れによる収入1,200百万円、長期借入金の返済による支出1,198百万円によるものであります。
(4)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
なお、当社は財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針を定めており、その内容等(会社法施行規則第118条第3号に掲げる事項)は次のとおりであります。
① 基本方針の内容
当社は、金融商品取引所に株式を上場している者として、市場における当社株式の自由な取引を尊重し、特定の者による当社株式の大規模買付行為であっても、当社グループの企業価値ひいては株主共同の利益の確保・向上に資するものである限り、これを一概に否定するものではありません。また、最終的には株式の大規模買付提案に応じるかどうかは株主の皆様の決定に委ねられるべきだと考えています。
ただし、株式の大規模買付提案の中には、例えばステークホルダーとの良好な関係を保ち続けることができない可能性がある等、当社グループの企業価値ひいては株主共同の利益を損なう虞のあるものや、当社グループの価値を十分に反映しているとは言えないもの、あるいは株主の皆様が最終的な決定をされるために必要な情報が十分に提供されないものもありえます。
そのような提案に対して、当社取締役会は、株主の皆様から経営を負託された者の責務として、株主の皆様のために、必要な時間や情報の確保、株式の大規模買付提案者との交渉等を行う必要があると考えています。
② 具体的な取組み
a.会社の財産の有効な活用、適切な企業集団の形成その他の基本方針の実現に資する特別な取組み
当社は1951年に地元特産物の商いを目的に起業し、以来60数年に亘って貨物運送・土木工事業、生コン製造販売事業、石油製品小売事業、車両販売修理事業、コンクリート二次製品製造販売事業、産業廃棄物収集運搬事業、ミネラルウォーター製造販売事業、ナチュラルチーズ加工販売等、更なる業績の向上に向けて事業展開を図っております。また、関連子会社では、電設資材販売事業(昭和電機産業株式会社、信州電機産業株式会社)、生コン製造販売事業(中国山東省で溜博高見澤混凝土有限公司等合弁2社4工場)、農業機械製造販売事業(オギワラ精機株式会社)、住宅リフォーム事業(株式会社アグリトライ)、漬物卸販売事業(株式会社ナガトク)、また近年には不動産事業を営む株式会社セイブやガソリンスタンド業の上燃株式会社等の株式取得を実施し、業容の拡大を図っております。
当社グループの企業価値の源泉は、地域密着型企業として地域の皆様に約半世紀以上に亘りお届けしている多種多様な製品とサービスにより築き上げられたブランド力と信頼関係にあると考えております。
また、環境保全への関心が高まっている中、当社グループにおいても自然環境の保護、循環型社会への実現を目指し、環境に配慮し循環資源を利用したリサイクル製品の開発を行ってまいりました。現在長野県の「信州リサイクル認定製品」として多くの当社製品群が認定されております。
環境問題が日本だけでなく地球規模で議論されている中、当社は上記のとおり約半世紀に亘り蓄積された当社の開発技術力をノウハウとし、多種多様な基礎技術や製品を融合することにより、環境配慮型のオリジナル製品の開発をするなどして当社のブランド力及びステークホルダーとの信頼関係を構築してまいりました。今後も当社のブランド力を活かし、更に経済的で高機能な製品の開発に取り組んでまいります。そして当社の将来展望に立ち、時代と社会の要請に応え得る新しい事業の開発を今後も模索し、事業化することで地域社会の皆様に貢献してまいります。
このように、時代のニーズをいち早くキャッチし、それに応え得るべく技術開発を進め、事業化することにより顧客と当社グループには企業価値の源泉である厚い信頼関係が生まれてくるものと確信しております。
当社グループはこのような当社グループの企業価値の源泉を今後も継続し、更に発展させ、地域社会における社会的責任を高めることが、当社グループの企業価値、株主共同利益の確保、向上につながるものと考えております。これらの取組みは、前述の基本方針の実現に資するものと考えております。
b.基本方針に照らして不適切な者に当社の財務及び事業の方針の決定が支配されることを防止するための取組み
当社は、2008年9月26日開催の当社定時株主総会にて株主の皆様のご承認をいただき、「当社株券等の大規模買付行為に関する対応策」(以下、「本プラン」といいます。)を導入し、2011年9月27日及び2017年9月26日開催の当社定時株主総会にて企業価値・株主共同の利益の確保・向上を目的とする、本プランの継続がそれぞれ承認されております。
なお、本プランの詳細については、当社ウェブサイト(https://www.kk-takamisawa.co.jp/ir/)をご覧下さい。
③ 具体的な取組みに対する当社取締役会の判断及びその理由
前記②aに記載した当社の「中長期経営計画」及びそれに基づく様々な施策は、当社の企業価値・株主共同の利益を継続的かつ持続的に向上させるための具体的方策として策定されたものであります。
また、本プランは、当社の企業価値・株主共同の利益を確保・向上させる目的をもって導入されたものであり、当社の基本方針に沿うものであります。特に、本プランは、株主総会において株主の承認を得ていること、その内容として合理的な客観的発動要件が設定されていること、業務執行を担当する取締役を監督する立場にある社外取締役、社外監査役又は弁護士・公認会計士等の社外有識者から構成される独立委員会が設置されており、本プランの発動に際しては必ず独立委員会の判断を経ることが必要とされていること、独立委員会は当社の費用で第三者専門家の助言を得ることができるとされていること、有効期間を約3年間に限定している上、取締役会により、何時でも廃止できるとされていることなどにより、その公正性・客観性が担保されており、高度の合理性を有し、企業価値ひいては株主共同の利益に資するものであって、当社の会社役員の地位の維持を目的とするものではありません。
(6)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、22百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(7)経営成績に重要な影響を与える要因
当社グループの主たる事業である建設関連事業及び電設資材事業において影響が大きいものは、公共工事の動向であります。長野県内外での営業エリア拡大を図り、公共工事への依存から民間工事へシフトしていくことによって視野を拡げてまいります。カーライフ関連事業では、燃料油の消費動向であります。ハイブリッド車をはじめとする次世代自動車の増加や人口減少により販売数量の減少が予想されますが、上燃株式会社とのシェアアップによりシナジー効果を更に上げ、石油製品や車両販売拡大につなげてまいります。また、住宅・生活関連事業では、主には不動産マーケットの動向であります。特に一般住宅販売においては、株式会社セイブ等との連携を密にし、其々のノウハウを積極的に取り入れ、シナジー効果による拡大を図ってまいります。
当社グループとしては、上記以外の業績に与えるリスク要因についても、予め可能な限り対処策を講じることで影響の軽減に努めてまいります。
(8)資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社グループの運転資金需要のうち主なものは、石油製品や電設資材の購入費用及び販売用不動産の購入のほか、製造費用、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、設備投資等によるものであります。
当社グループは、事業運営上必要な流動性と資金の安定性を確保することを基本方針としております。
短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資や長期運転資金の調達につきましては、金融機関からの長期借入を基本としております。
なお、当第2四半期連結会計期間末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は12,215百万円であります。また、当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物の残高は3,271百万円であります。
(1)経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、企業収益や雇用所得環境の改善等を背景に、全体的には緩やかな回復基調で推移いたしました。一方、米中の通商問題、英国のEU離脱問題や近隣諸国における地政学リスクの高まり等により、依然として先行き不透明な状況が続いております。
このような経営環境の中にあって、当社グループの当第2四半期連結累計期間の経営成績は、売上高32,545百万円(前年同四半期比2.7%減)、営業利益607百万円(前年同四半期比11.1%減)、経常利益802百万円(前年同四半期比27.8%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益389百万円(前年同四半期比25.0%増)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
① 建設関連事業
民間大型工事への建設資材販売が好調であったことに加え、公共工事においても防災減災関連工事へのオリジナル製品納入が順調に推移し、増収増益となりました。
この結果、建設関連事業の売上高は5,742百万円(前年同四半期比11.8%増)、営業利益は152百万円(前年同四半期比2.1%増)となりました。
② 電設資材事業
設備投資案件が減少している状況下にあって積極的な営業活動を行い、前年同四半期並みの売上を確保しました。また、仕入れコストの削減に取組み、増益となりました。
この結果、電設資材事業の売上高は15,237百万円(前年同四半期比0.8%減)、営業利益は296百万円(前年同四半期比10.0%増)となりました。
③ カーライフ関連事業
石油部門では、燃料販売量の減少と豊野SSの台風19号災害による休業に加え、販売費等経費が膨らんだことから減収減益となりました。オート部門では、新車、中古車ともに販売が好調に推移しましたが、台風19号の影響により車検整備工場が被災し営業休止状態となったため、減収減益となりました。
この結果、カーライフ関連事業の売上高は7,371百万円(前年同四半期比10.7%減)、営業利益は49百万円(前年同四半期比13.4%減)となりました。
④ 住宅・生活関連事業
主な事業として、農産物部門では、台風19号の影響により、きのこ培地の工場が一部稼働できなかったことによる生産不足と、天候不順による青果物の取扱量が減少し、減収減益となりました。不動産部門では、建売分譲物件の取扱いが減少し、減収減益となりました。
この結果、住宅・生活関連事業の売上高は4,194百万円(前年同四半期比10.6%減)、営業利益は181百万円(前年同四半期比38.6%減)となりました。
(2)財政状態の分析
(資産)
当第2四半期連結会計期間末における流動資産は19,704百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,041百万円増加いたしました。これは主に受取手形及び売掛金が959百万円増加したことによるものであります。固定資産は15,233百万円となり、前連結会計年度末に比べ124百万円減少いたしました。これは主に有形固定資産が40百万円、無形固定資産が51百万円減少したことによるものであります。
この結果、総資産は、34,937百万円となり、前連結会計年度末に比べ916百万円増加いたしました。
(負債)
当第2四半期連結会計期間末における流動負債は15,711百万円となり、前連結会計年度末に比べ478百万円増加いたしました。これは主に短期借入金が461百万円、賞与引当金が336百万円減少したものの、支払手形及び買掛金が1,293百万円増加したことによるものであります。固定負債は9,034百万円となり、前連結会計年度末に比べ107百万円増加いたしました。これは主に長期借入金が135百万円増加したことによるものであります。
この結果、負債合計は、24,746百万円となり、前連結会計年度末に比べ585百万円増加いたしました。
(純資産)
当第2四半期連結会計期間末における純資産合計は10,191百万円となり、前連結会計年度末に比べ331百万円増加いたしました。これは主に親会社株主に帰属する四半期純利益389百万円によるものであります。
この結果、自己資本比率は28.3%(前連結会計年度末は28.1%)となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べて62百万円減少し、当第2四半期連結会計期間末には3,271百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間において、営業活動の結果獲得した資金は809百万円(前年同四半期は305百万円の使用)となりました。これは主に売上債権の増加額1,026百万円に対し、税金等調整前四半期純利益608百万円及び仕入債務の増加額1,328百万円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間において、投資活動の結果使用した資金は472百万円(前年同四半期は823百万円の使用)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出463百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間において、財務活動の結果使用した資金は398百万円(前年同四半期は1,057百万円の獲得)となりました。これは主に短期借入金の純減額327百万円、長期借入れによる収入1,200百万円、長期借入金の返済による支出1,198百万円によるものであります。
(4)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
なお、当社は財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針を定めており、その内容等(会社法施行規則第118条第3号に掲げる事項)は次のとおりであります。
① 基本方針の内容
当社は、金融商品取引所に株式を上場している者として、市場における当社株式の自由な取引を尊重し、特定の者による当社株式の大規模買付行為であっても、当社グループの企業価値ひいては株主共同の利益の確保・向上に資するものである限り、これを一概に否定するものではありません。また、最終的には株式の大規模買付提案に応じるかどうかは株主の皆様の決定に委ねられるべきだと考えています。
ただし、株式の大規模買付提案の中には、例えばステークホルダーとの良好な関係を保ち続けることができない可能性がある等、当社グループの企業価値ひいては株主共同の利益を損なう虞のあるものや、当社グループの価値を十分に反映しているとは言えないもの、あるいは株主の皆様が最終的な決定をされるために必要な情報が十分に提供されないものもありえます。
そのような提案に対して、当社取締役会は、株主の皆様から経営を負託された者の責務として、株主の皆様のために、必要な時間や情報の確保、株式の大規模買付提案者との交渉等を行う必要があると考えています。
② 具体的な取組み
a.会社の財産の有効な活用、適切な企業集団の形成その他の基本方針の実現に資する特別な取組み
当社は1951年に地元特産物の商いを目的に起業し、以来60数年に亘って貨物運送・土木工事業、生コン製造販売事業、石油製品小売事業、車両販売修理事業、コンクリート二次製品製造販売事業、産業廃棄物収集運搬事業、ミネラルウォーター製造販売事業、ナチュラルチーズ加工販売等、更なる業績の向上に向けて事業展開を図っております。また、関連子会社では、電設資材販売事業(昭和電機産業株式会社、信州電機産業株式会社)、生コン製造販売事業(中国山東省で溜博高見澤混凝土有限公司等合弁2社4工場)、農業機械製造販売事業(オギワラ精機株式会社)、住宅リフォーム事業(株式会社アグリトライ)、漬物卸販売事業(株式会社ナガトク)、また近年には不動産事業を営む株式会社セイブやガソリンスタンド業の上燃株式会社等の株式取得を実施し、業容の拡大を図っております。
当社グループの企業価値の源泉は、地域密着型企業として地域の皆様に約半世紀以上に亘りお届けしている多種多様な製品とサービスにより築き上げられたブランド力と信頼関係にあると考えております。
また、環境保全への関心が高まっている中、当社グループにおいても自然環境の保護、循環型社会への実現を目指し、環境に配慮し循環資源を利用したリサイクル製品の開発を行ってまいりました。現在長野県の「信州リサイクル認定製品」として多くの当社製品群が認定されております。
環境問題が日本だけでなく地球規模で議論されている中、当社は上記のとおり約半世紀に亘り蓄積された当社の開発技術力をノウハウとし、多種多様な基礎技術や製品を融合することにより、環境配慮型のオリジナル製品の開発をするなどして当社のブランド力及びステークホルダーとの信頼関係を構築してまいりました。今後も当社のブランド力を活かし、更に経済的で高機能な製品の開発に取り組んでまいります。そして当社の将来展望に立ち、時代と社会の要請に応え得る新しい事業の開発を今後も模索し、事業化することで地域社会の皆様に貢献してまいります。
このように、時代のニーズをいち早くキャッチし、それに応え得るべく技術開発を進め、事業化することにより顧客と当社グループには企業価値の源泉である厚い信頼関係が生まれてくるものと確信しております。
当社グループはこのような当社グループの企業価値の源泉を今後も継続し、更に発展させ、地域社会における社会的責任を高めることが、当社グループの企業価値、株主共同利益の確保、向上につながるものと考えております。これらの取組みは、前述の基本方針の実現に資するものと考えております。
b.基本方針に照らして不適切な者に当社の財務及び事業の方針の決定が支配されることを防止するための取組み
当社は、2008年9月26日開催の当社定時株主総会にて株主の皆様のご承認をいただき、「当社株券等の大規模買付行為に関する対応策」(以下、「本プラン」といいます。)を導入し、2011年9月27日及び2017年9月26日開催の当社定時株主総会にて企業価値・株主共同の利益の確保・向上を目的とする、本プランの継続がそれぞれ承認されております。
なお、本プランの詳細については、当社ウェブサイト(https://www.kk-takamisawa.co.jp/ir/)をご覧下さい。
③ 具体的な取組みに対する当社取締役会の判断及びその理由
前記②aに記載した当社の「中長期経営計画」及びそれに基づく様々な施策は、当社の企業価値・株主共同の利益を継続的かつ持続的に向上させるための具体的方策として策定されたものであります。
また、本プランは、当社の企業価値・株主共同の利益を確保・向上させる目的をもって導入されたものであり、当社の基本方針に沿うものであります。特に、本プランは、株主総会において株主の承認を得ていること、その内容として合理的な客観的発動要件が設定されていること、業務執行を担当する取締役を監督する立場にある社外取締役、社外監査役又は弁護士・公認会計士等の社外有識者から構成される独立委員会が設置されており、本プランの発動に際しては必ず独立委員会の判断を経ることが必要とされていること、独立委員会は当社の費用で第三者専門家の助言を得ることができるとされていること、有効期間を約3年間に限定している上、取締役会により、何時でも廃止できるとされていることなどにより、その公正性・客観性が担保されており、高度の合理性を有し、企業価値ひいては株主共同の利益に資するものであって、当社の会社役員の地位の維持を目的とするものではありません。
(6)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、22百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(7)経営成績に重要な影響を与える要因
当社グループの主たる事業である建設関連事業及び電設資材事業において影響が大きいものは、公共工事の動向であります。長野県内外での営業エリア拡大を図り、公共工事への依存から民間工事へシフトしていくことによって視野を拡げてまいります。カーライフ関連事業では、燃料油の消費動向であります。ハイブリッド車をはじめとする次世代自動車の増加や人口減少により販売数量の減少が予想されますが、上燃株式会社とのシェアアップによりシナジー効果を更に上げ、石油製品や車両販売拡大につなげてまいります。また、住宅・生活関連事業では、主には不動産マーケットの動向であります。特に一般住宅販売においては、株式会社セイブ等との連携を密にし、其々のノウハウを積極的に取り入れ、シナジー効果による拡大を図ってまいります。
当社グループとしては、上記以外の業績に与えるリスク要因についても、予め可能な限り対処策を講じることで影響の軽減に努めてまいります。
(8)資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社グループの運転資金需要のうち主なものは、石油製品や電設資材の購入費用及び販売用不動産の購入のほか、製造費用、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、設備投資等によるものであります。
当社グループは、事業運営上必要な流動性と資金の安定性を確保することを基本方針としております。
短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資や長期運転資金の調達につきましては、金融機関からの長期借入を基本としております。
なお、当第2四半期連結会計期間末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は12,215百万円であります。また、当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物の残高は3,271百万円であります。