四半期報告書-第94期第1四半期(平成29年4月1日-平成29年6月30日)
有報資料
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 経営成績の分析
当第1四半期連結累計期間における我が国経済は、雇用・所得環境が改善するなど、緩やかな回復基調が続きました。海外経済は、全体として緩やかに回復しましたが、米国の経済政策運営の影響、中国や新興国の金融市場の動向等の要因により、先行き不透明な状況が続いております。資源価格については、原油の国際価格はやや下落傾向で推移した一方で、銅の国内価格は堅調に推移しました。
この間における我が国の銅電線需要は、全体として堅調に推移し、前年同四半期と比較して概ね横ばいとなりました。また、電子材料分野においては、スマートフォン需要の伸びの鈍化傾向が継続し、厳しい事業環境が続いておりますが、一部スマートフォン新規モデルの発売に向けた機能性フィルム需要が前年度より早く立ち上がりました。
当第1四半期連結累計期間において当社グループは、こうした環境のもと、引き続き、事業運営の効率化、高付加価値品へのシフト等、競争力強化のための各種取り組みを進めるとともに、新規・周辺事業開発を推進してまいりました。その結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は127億3千3百万円(前年同四半期実績比8.6%増)、営業利益は12億8千1百万円(前年同四半期実績比48.8%増)、経常利益は13億2百万円(前年同四半期実績比52.4%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は11億6千7百万円(前年同四半期実績比73.6%増)となりました。
セグメントごとの業績の概況は次のとおりです。
①電線・ケーブル事業
銅価格が前年同四半期累計期間と比較して高値で推移したことを主因に、売上高は73億4千5百万円(前年同四半期実績比7.4%増)となりました。また、製品構成の改善とコストダウンに努めた結果、営業利益は2億1千4百万円(前年同四半期実績比36.2%増)となりました。
②電子材料事業
主要製品である機能性フィルムの需要の立ち上がりが前年度に比べ前倒しとなったことを主因に、売上高は50億4千6百万円(前年同四半期実績比11.8%増)、営業利益は12億8千4百万円(前年同四半期実績比49.9%増)となりました。
③その他事業
光部品事業等が減収となったことにより、売上高は3億4千8百万円(前年同四半期実績比6.7%減)、営業損益は2千9百万円の損失(前年同四半期は9百万円の営業損失)となりました。
(2) 財政状態の分析
当第1四半期連結累計期間における資産合計は、現金及び預金、受取手形及び売掛金の減少はありましたが、短期貸付金および棚卸資産の増加等により、前連結会計年度末に比べ9億1千4百万円増加し、480億6千万円となりました。
負債合計は、未払費用、未払金および未払法人税等の減少はありましたが、支払手形及び買掛金の増加や退職給付に係る負債の増加等により、前連結会計年度末に比べ1億1千7百万円増加し、91億9百万円となりました。
純資産合計は、利益剰余金の増加等により、前連結会計年度末に比べ7億9千7百万円増加し、389億5千万円となりました。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4) 研究開発活動
当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は2億9千3百万円であります。