有価証券報告書-第104期(2025/04/01-2026/03/31)

【提出】
2026/06/25 10:38
【資料】
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【項目】
158項目
(1) 経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
当社グループの関連業界におきましては、電力業界では原子力発電所の再稼働への対応、カーボンニュートラルの実現へ向けて再生可能エネルギー比率の拡大、レベニューキャップ制度による事業計画など、事業環境が変化しています。通信業界においては5Gの普及もあり、基地局への設備投資が増加しました。交通等インフラ業界では燃料代や鋼材価格の高止まりが続き、建設業・運送業では働き方改革に伴う労働力不足等が現実的になりコスト上昇など厳しい状況が続いております。
このような状況の中、今年度、当社グループは2029年の創立100周年・100年企業ブランドに向けて、3ヵ年の「2027中期経営計画」を策定しスタートしております。2025年度はその第三次計画の初年度にあたり、創立100周年の「ありたい姿」の実現に向けて引き続き取り組みを行いました。
その結果、売上高は237億47百万円(前連結会計年度比3.5%増)、営業利益は31億47百万円(同13.0%増)、経常利益は33億97百万円(同15.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は24億83百万円(同31.7%増)となりました。
セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。
なお、当連結会計年度より、従来「交通インフラ事業」としていた報告セグメントの名称を「交通等インフラ事業」に変更しております。当該変更は報告セグメントの名称変更のみであり、セグメント情報に与える影響はありません。
(電力・通信インフラ事業)
電力インフラ事業においては、小規模鉄塔の受注が減少したものの大型幹線鉄塔の受注により業量を確保しました。通信インフラ事業においては、通信会社の5G基地局の資機材受注に積極的に取り組みました。
その結果、売上高は195億89百万円(前連結会計年度比4.3%増)となりました。
(交通等インフラ事業)
交通等インフラ事業においては、高速道路関係およびインフラ設備工事での大型案件減少等が影響し、売上高は41億58百万円(同0.2%減)となりました。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物残高は82億18百万円となり、前連結会計年度末より7億94百万円増加いたしました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益の増加や仕入債務の減少幅が縮小したこと等により、前連結会計年度に比べ収入が9億42百万円増加し、26億52百万円の収入となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは投資有価証券の取得や有形固定資産の取得による支出が減少したこと等により、前連結会計年度に比べ支出が14億26百万円減少し、3億29百万円の支出となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入金の返済による支出が減少したものの、長期借入れによる収入の減少や配当金の支払額の増加、社債の償還による支出による増加等により、前連結会計年度に比べ支出が2億27百万円増加し、15億28百万円の支出となりました。
③ 生産、受注及び販売の実績
a. 生産実績
当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称生産高(千円)前年同期比(%)
電力・通信インフラ事業15,110,802+10.7
交通等インフラ事業2,782,601-6.3
合計17,893,403+7.6

(注) 金額は販売価格によっており、セグメント間の内部振替前の数値によっております。
b. 受注実績
当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称受注高(千円)前年同期比(%)受注残高(千円)前年同期比(%)
電力・通信インフラ事業19,222,604+2.74,114,337-8.2
交通等インフラ事業4,196,281-1.3977,256+4.1
合計23,418,886+1.95,091,594-6.1

c. 販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称販売高(千円)前年同期比(%)
電力・通信インフラ事業19,589,265+4.3
交通等インフラ事業4,158,034-0.2
合計23,747,299+3.5

(注) 1.セグメント間の取引については、相殺消去しております。
2.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。
相手先前連結会計年度当連結会計年度
販売高(千円)割合(%)販売高(千円)割合(%)
東京電力パワーグリッド㈱8,335,93036.37,385,10831.1
大明通産㈱498,8482.22,534,96510.7
東北電力㈱2,391,27510.42,229,1849.4


(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社グループの当連結会計年度の財政状態及び経営成績等は、以下のとおりであります。
経営成績の分析
(売上高)
当連結会計年度における売上高は、237億47百万円(前連結会計年度比3.5%増)となり、前連結会計年度に比べ8億7百万円増加いたしました。セグメント別の売上高については、「(1) 経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」に記載しております。
(営業利益)
当連結会計年度における販売費及び一般管理費は、前連結会計年度に比べ51百万円減少し、20億40百万円(同2.5%減)となりました。その結果、営業利益は前連結会計年度に比べ3億62百万円増加し、31億47百万円(同13.0%増)となりました。
(経常利益)
当連結会計年度における営業外収益は、前連結会計年度に比べ85百万円増加し、5億9百万円(同20.2%増)となり、営業外費用は、前連結会計年度に比べ10百万円減少し、2億59百万円(同3.9%減)となりました。その結果、経常利益は前連結会計年度に比べ4億58百万円増加し、33億97百万円(同15.6%増)となりました。
財政状態の分析
総資産は、前連結会計年度末に比べ39億20百万円増加し、475億63百万円となりました。
流動資産は、前連結会計年度末に比べ12億47百万円増加し、192億円となりました。主な要因は現金及び預金が7億94百万円、売上債権が4億31百万円増加したことによるものです。
固定資産は、前連結会計年度末に比べ26億73百万円増加し、283億62百万円となりました。主な要因は投資有価証券が37億30百万円増加し、有形固定資産が10億21百万円減少したことによるものです。
負債は、前連結会計年度末に比べ4億74百万円減少し、140億25百万円となりました。
流動負債は、前連結会計年度末に比べ5億71百万円増加し、65億3百万円となりました。主な要因は1年内返済予定の長期借入金が13億50百万円増加したことによるものです。
固定負債は、前連結会計年度末に比べ10億45百万円減少し、75億22百万円となりました。主な要因は繰延税金負債が11億3百万円増加し、長期借入金が19億76百万円減少したことによるものです。
純資産は、前連結会計年度末に比べ43億95百万円増加し、335億37百万円となりました。主な要因はその他有価証券評価差額金が23億83百万円、利益剰余金が19億58百万円増加したことによるものです。
②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
キャッシュ・フローの分析については、「(1) 経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
当社グループの資本の財源及び資金の流動性につきましては、次のとおりであります。
当社グループの運転資金需要のうち主なものは、原材料や副資材の仕入のほか、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、主に設備投資によるものであります。
当社グループは、事業運営上必要な資金の流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。
短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資や長期運転資金の調達につきましては、金融機関からの長期借入及び社債を基本としております。
なお、当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は41億29百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は82億18百万円となっております。
③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたっては当連結会計年度における財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与えるような見積り、予測を必要としております。当社グループは、過去の実績値や状況を踏まえ合理的と判断される前提に基づき、継続的に見積り、予測を行っております。そのため実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。
連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。

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