有価証券報告書-第73期(平成30年4月1日-平成31年3月31日)

【提出】
2019/06/25 12:13
【資料】
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【項目】
170項目

研究開発活動

当連結会計年度における研究開発活動は、既存商品を強化するとともに、当社グループの基本方針である『お客様に「安心」「安全」を提供できる「進化する快適環境のソリューショングループ」をめざして』を推進すべく、お客様の使途、用途に的確に対応できる提案型商品の開発を主要なテーマとして、ポスト2020を見据えた新商品、新事業の企画開発を行った。また、エコ・防災・新技術をキーワードとした新商品を開発し、順次改善を行った。
その結果投じた研究開発費は2,222百万円となった。セグメント別の研究開発の概要は次の通りである。
シャッター関連製品事業においては、ガレージ向けシャッター「小町様」、「エスプリ」のシャッター上昇スピードを約2倍にアップして快適性を向上させた。また、建築需要が旺盛な大型物流倉庫向けとして、重量シャッターとオーバースライディングドアに耐風圧性能を有した高耐風圧仕様をラインナップした。窓シャッターでは、後付用の「マドマスタータップ2」に換気採光モデルを追加した。また、電動窓シャッターを外出先からスマートフォンで操作可能、かつスマートスピーカーでも操作可能なIoT機器として「セレコネクト2」を開発し、当連結会計年度の研究開発費は1,933百万円となった。
建材関連製品事業の住宅用建材においては、屋外鉄骨階段廊下「段十廊Ⅱ」にバリエーションを追加し対応力を強化した。ビル用建材においては、病院や福祉施設などに静かで快適な居室環境を提供する引き戸「カームスライダー遮音タイプ」を開発した。また、狭い開口部でも壁面内にスッキリと収まる引き戸「カームスライダー壁収納二連引込」をラインナップに加え、同時に特定防火設備仕様もラインナップし、当連結会計年度の研究開発費は288百万円となった。