四半期報告書-第64期第3四半期(平成29年10月1日-平成29年12月31日)

【提出】
2018/02/14 12:57
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【項目】
30項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1)業績の状況
当第3四半期連結累計期間における世界経済情勢は、主要国においてほぼ安定して推移しました。米国経済は、積極財政への期待から拡大基調が持続、欧州ではドイツを始め主要国で景気回復が鮮明になってきました。アジアでは、中国が構造調整を進めつつも安定的な成長を持続し、インド、東南アジア諸国にも景気持ち直しの兆しが見られました。一方で東アジア、中東の地政学リスクやEU内一部地域の独立を目指す動き等、不透明な要素も引き続き残る状況となりました。
日本経済においては、比較的落ち着いた為替環境のもと企業収益は改善、個人消費の伸びはまだ弱い状況ですが、景況感は徐々に回復しつつあります。
このような経済環境のもと当社事業においては、自動車・建設機械業界向け事業は堅調に推移し、一般産業機械業界向け事業も需要が増加いたしました。
その結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は1,118億61百万円(前年同期比8.5%増)、営業利益は89億36百万円(前年同期比12.4%増)、経常利益は109億78百万円(前年同期比27.5%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は85億51百万円(前年同期比64.0%増)となりました。
セグメント別の事業状況は次のとおりであります。
[自動車・建設機械業界向け事業]
当事業は、自動車向け製品の販売が国内はもとより中国・欧州市場も引き続き堅調に推移するとともに、建設機械市場も好調であり、当セグメントの売上高は738億93百万円(前年同期比11.4%増)となりました。営業利益は53億36百万円(前年同期比2.5%減)となりました。
[一般産業機械業界向け事業]
当事業は、国内半導体業界向け製品が引き続き好調であり、またインド・東南アジアなど海外での販売が堅調に推移したことから、当セグメントの売上高は261億15百万円(前年同期比12.7%増)、営業利益は30億44百万円(前年同期比33.8%増)となりました。
[舶用業界向け事業]
当事業は、新造船需要に底打ちの兆しがみられ、修繕需要は、まだら模様ながら欧州、東南アジア地域で回復がみられたことから、当セグメントの売上高は79億38百万円(前年同期比4.5%増)、営業利益は5億8百万円(前年同期比604.6%増)となりました。
[航空宇宙業界向け事業]
当事業は、前期に含めていた光工学業界向け事業の撤退に伴う販売減により、当セグメントの売上高は39億14百万円(前年同期比34.4%減)、営業利益は48百万円(前年同期比64.4%減)となりました。
(2)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について、重要な変更はありません。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について、重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は17億43百万円であります。なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。