有価証券報告書-第92期(平成26年4月1日-平成27年3月31日)

【提出】
2015/06/26 16:01
【資料】
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【項目】
115項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(1)当連結会計年度の財政状態の分析
当連結会計年度末の資産は、前連結会計年度末に比べ132億9千5百万円増加し、1,619億7千5百万円となりまし
た。増加の主な内訳は、受取手形及び売掛金が57億9千9百万円、商品及び製品が29億5千6百万円、投資有価証券が32億5千1百万円増加したこと等によります。
負債は、前連結会計年度末に比べ38億4千3百万円増加し、683億6百万円となりました。増加の主な内訳は、支払手形及び買掛金が34億1千万円増加したこと等によります。
純資産は、前連結会計年度末に比べ94億5千2百万円増加し、936億6千9百万円となりました。増加の主な内訳は、利益剰余金が50億1千8百万円、為替換算調整勘定が21億7千9百万円増加したこと等によります。
この結果、D/Eレシオ18.4%(前連結会計年度末比1.3%改善)、自己資本比率は57.8%(前連結会計年度末比1.2%改善)となりました。
(2)当連結会計年度の経営成績の分析
①売上高
売上高は、国内・北米の自動車関連業界及び国内の機械部品加工関連業界向けを中心に堅調な販売を維持したこと等により、1,243億7千3百万円(前連結会計年度比10.0%増)となりました。
②売上総利益、営業利益
売上総利益および営業利益は、中国・東南アジアで競合他社との価格競争の激化により利益率が悪化したものの、売上高の増加により、売上総利益は336億3千9百万円(前連結会計年度比6.5%増)、営業利益は47億8千8百万円(前連結会計年度比3.5%増)となりました。
③経常利益
営業外損益は、持分法による投資利益等により、17億5千3百万円の利益(純額)となり、前連結会計年度に比べ1億2千2百万円利益(純額)が減少いたしました。この結果、経常利益は65億4千2百万円(前連結会計年度比0.6%増)となりました。
④当期純利益
特別損益は、1千9百万円の損失(純額)となり、前連結会計年度に比べ2千5百万円利益(純額)が減少いたしました。この結果、税金等調整前当期純利益は65億2千2百万円(前連結会計年度比0.2%増)となりました。税金費用は、法人税等合計22億1千万円を計上し、当期純利益は43億1千2百万円(前連結会計年度比3.0%減)となりました。
(3)キャッシュ・フローの分析
営業活動による資金は、税金等調整前当期純利益、仕入債務の増加等の収入があったものの、売上債権の増加、たな卸資産の増加等の支出により、4億5千7百万円の減少となりました。
投資活動による資金は、有形固定資産の取得による支出等により、12億8千1百万円の減少となりました。
財務活動による資金は、短期借入金の純増減額の増加の収入があったものの、配当金の支払等により、7億7千4百万円の減少となりました。
この結果、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末に比べ10億7千1百万円減少し、402億8百万円となりました。
なお、当社グループのキャッシュ・フロー関連指標のトレンドは下記のとおりであります。
25年3月期26年3月期27年3月期
自己資本比率(%)55.856.657.8
時価ベースの自己資本比率(%)49.449.947.5
キャッシュ・フロー対有利子負債比率(年)2.35.5-
インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍)35.319.9-

(注)1.自己資本比率:自己資本/総資産
2.時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産
3.キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/営業活動キャッシュ・フロー
4.インタレスト・カバレッジ・レシオ:営業活動キャッシュ・フロー/利払い
5.平成27年3月期の「キャッシュ・フロー対有利子負債比率」及び「インタレスト・カバレッジ・レシオ」については、営業キャッシュ・フローがマイナスのため、記載しておりません。