有価証券報告書-第92期(平成26年4月1日-平成27年3月31日)

【提出】
2015/06/26 16:01
【資料】
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【項目】
115項目

研究開発活動

当社グループ(当社及び連結子会社)は、国内外の市場の変化や成長する産業分野に貢献するために、当社の技
術・品質本部及び各事業の開発部門が中心となって、生産の高効率化と製品の高機能化、さらにエネルギー・環境に
寄与する新製品創出のための研究開発を行なっております。
当連結会計年度におけるグループ全体の研究開発費は、16億6千3百万円であり、各セグメント別の研究開発の目
的、主要課題及び研究開発費は次のとおりであります。なお、上述の研究開発費には、技術・品質本部で行なってい
る各セグメントに配分できない研究開発費4億6千4百万円が含まれております。
(1)成形機
成形機は、射出成形機とダイカストマシンのハイサイクル化・高精度化、成形品質の向上及び省エネルギー化を目的として、東芝機械エンジニアリング(株)と連携を取りながら、電動式射出成形機、ハイブリッド成形機等の研究開発を行なっております。また、押出成形機については、高機能化を目的として、エネルギー・環境関連や高機能素材関連に注力した新成形システムの研究開発を行なっております。
当セグメントに係る研究開発費は、4億9千1百万円であります。
(2)工作機械
工作機械は、工作機械の高速化・高精度化及び難削材加工や複合加工の実現を目的として、(株)不二精機製造所と連携を取りながら、門形マシニングセンタ、横中ぐり盤、立旋盤等の研究開発を行なっております。精密機械分野では、超精密立形加工機、非球面加工機及び高速主軸等の研究開発を行なっております。
当セグメントに係る研究開発費は、3億2千9百万円であります。
(3)油圧機器
油圧機器は、(株)ハイエストコーポレーションが主となり、高効率・省エネ油圧システム等の研究開発を行なっております。
当セグメントに係る研究開発費は、9千1百万円であります。
(4)その他
制御装置関係では、生産効率の向上に貢献することを目的として、制御の高速化・高精度化と作業の自動化・省人化に対応するため、東栄電機(株)と連携を取りながら、高機能NC制御装置・サーボ制御装置、システムロボット等の研究開発を行なっております。また、微細転写装置分野では、光学用途等のナノインプリント装置の研究開発を行なっております。
当セグメントに係る研究開発費は、2億8千6百万円であります。