有価証券報告書-第76期(平成26年4月1日-平成27年3月31日)
(企業結合等関係)
事業分離 (子会社株式の売却) 当社は、連結子会社である株式会社テクニスコ(以下、テクニスコ)の所有株式の全部を、同社経営陣に平成26年10月17日に譲渡いたしました。 | ||||||||||||||
1.事業分離の概要 (1)分離先企業等の名称 ① 合同会社クロスエッジホールディングス ② 株式会社テクニスコ 経営陣 (2)分離した事業の内容 金属並びに非金属の精密切断及び加工・組立、電子機器及び光通信関連用部品の開発・製造・販売、及びそれに付帯関連する一切の事業 (3)事業分離を行った主な理由 テクニスコは当社のコア事業であるKiru・Kezuru・Migaku(切る、削る、磨く)技術を活かした受託加工メーカーとして1970年にスタートした企業です。その後、事業環境に適合するため、Kiru・Kezuru・Migakuとは異なる技術領域を数多く習得し、その事業の幅を広げ、現在では複合先端微細加工(クロスエッジ加工)という技術を中心として経営を展開しています。こうした経緯の中で近年では創業当初のようなKiru・Kezuru・Migaku技術が活かされる領域は小さくなってきており、グループとしての相乗効果が発揮できない状況が継続していました。さらに、事業領域の変化に伴い、量的側面の積極的充実が必要となったテクニスコ事業と、ディスコグループが目指す「質的成長へのフォーカス」という経営の方向性に違いが生まれてきており、グループとしての整合性も大きな課題となっていました。 このような背景において、グループとしての事業ポートフォリオのあるべき姿についての検討を重ねる中で、事業領域が大きく変わった現在では相乗効果の再現は難しいという結論に達し、テクニスコはディスコグループから独立し、独自の経営方針および資金調達に基づき経営を行っていく事が両社の利益になるという判断をいたしました。 (4)事業分離日(株式譲渡日) 平成26年10月17日 (5)法的形式を含むその他取引の概要に関する事項 法的形式:株式譲渡 2.実施した会計処理の概要 (1)移転損益の金額 関係会社株式売却益 658百万円 (2)移転した事業に係る資産及び負債の適正な帳簿価額並びにその主な内訳
(3)会計処理 当該譲渡株式の連結上の帳簿価額と売却額との差額を「関係会社株式売却益」として特別利益に計上しております。 3.分離した事業が含まれていた報告セグメント 精密加工部品事業 4.当連結会計年度の連結損益及び包括利益計算書に計上されている分離した事業に係る損益の概算額
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