訂正有価証券報告書-第122期(平成29年4月1日-平成30年3月31日)
(1) 経営成績等の概要
当連結会計年度における当グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度における世界経済は、欧米での順調な回復に加え、中国をはじめとするアジアでも持ち直しの動きが見られ、総じて堅調に推移しました。また、我が国経済においても、雇用・所得環境の改善が持続し、回復基調が続きました。
当グループが関連する自動車業界におきましては、国内や中国を含むアジア等の新興国では堅調に推移し、世界の自動車生産台数は緩やかな増加となりました。
当グループは、国内外自動車メーカーへの拡販を推しすすめたことにより、売上高は559億32百万円と前年同期比7.3%増となりました。
損益面では原材料の高騰影響等がありましたが、増産や原価低減の効果により営業利益は38億90百万円と前年同期比20.2%増、経常利益は為替差益の発生により41億89百万円と44.5%増となりました。なお、親会社株主に帰属する当期純利益は一時的な法人税等調整額の増加や特別損失の発生により22億86百万円と前年同期比5.3%減となりました。
なお、セグメントの業績を示すと次のとおりであります。
自動車関連製品事業
自動車関連製品事業は、国内外自動車メーカーへの拡販を推しすすめたことにより、売上高は485億31百万円(前年同期比7.0%増)となり、セグメント利益は44億37百万円(前年同期比13.1%増)となりました。
舶用・その他の製品事業
舶用・その他の製品事業は、産業機械用製品等の需要拡大により、売上高は21億93百万円(前年同期比15.7%増)となり、セグメント損失は2億9百万円(前年同期はセグメント損失3億97百万円)となりました。
その他
商品等の販売事業を含むその他における売上高は、52億7百万円(前年同期比7.1%増)となりました。なお、セグメント利益は2億9百万円(前年同期比47.1%増)となりました。
(注) 「セグメント利益又は損失」は連結財務諸表の「営業利益」と調整を行っております。
・資産
当連結会計年度末の総資産は前連結会計年度末に比べ、6億15百万円減少し、665億19百万円となりました。これは主に、「投資有価証券」の減少16億47百万円、「有形固定資産」の減少12億74百万円に対し、「受取手形及び売掛金」の増加16億34百万円、「たな卸資産」の増加4億14百万円、「現金及び預金」の増加2億77百万円があったこと等によるものであります。
・負債
負債におきましては、前連結会計年度末に比べ22億15百万円減少し、340億36百万円となりました。これは主に、「退職給付に係る負債」の減少17億33百万円、「営業外電子記録債務」の減少6億22百万円、「有利子負債」の減少5億32百万円に対し、「電子記録債務」の増加3億51百万円、「繰延税金負債」の増加1億46百万円があったこと等によるものであります。
・純資産
純資産におきましては、前連結会計年度末に比べ15億99百万円増加し、324億82百万円となりました。これは主に、「利益剰余金」の増加17億51百万円に対し、「その他有価証券評価差額金」の減少3億66百万円があったこと等によるものであります。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度の資金状況は、営業活動の結果により得られた資金は、60億94百万円の収入(前年同期は64億34百万円の収入)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益が38億94百万円となり、減価償却費が42億2百万円あったこと、売上債権が14億22百万円、たな卸資産が1億91百万円、仕入債務が1億99百万円とそれぞれ増加したこと等によるものであります。
投資活動によるキャッシュ・フローは、48億56百万円の支出(前年同期は50億23百万円の支出)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出が47億55百万円あったことによるものであります。
財務活動によるキャッシュ・フローは、11億4百万円の支出(前年同期は7億51百万円の支出)となりました。これは主に、長期借入金を31億66百万円借入し、32億11百万円を返済したこと、また配当金を5億35百万円支払ったこと等によるものであります。
上記の結果、現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ、2億77百万円増加し、49億11百万円となりました。
③ 生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 生産高(百万円) | 前年同期比(%) |
| 自動車関連製品事業 | 50,392 | 6.1 |
| 舶用・その他の製品事業 | 2,357 | 30.7 |
| 報告セグメント計 | 52,750 | 7.0 |
| その他 | - | - |
| 合計 | 52,750 | 7.0 |
(注)1 金額は販売価格によっております。
2 上記金額には、消費税等は含まれておりません。
b.受注実績
当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 受注高(百万円) | 前年同期比(%) | 受注残高(百万円) | 前年同期比(%) |
| 自動車関連製品事業 | 50,040 | 10.2 | 6,500 | 30.2 |
| 舶用・その他の製品事業 | 2,199 | 19.3 | 260 | 2.4 |
| 報告セグメント計 | 52,240 | 10.6 | 6,761 | 28.9 |
| その他 | 5,413 | 9.9 | 1,098 | 23.2 |
| 合計 | 57,654 | 10.5 | 7,860 | 28.0 |
(注) 上記金額には、消費税等は含まれておりません。
c.販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 販売高(百万円) | 前年同期比(%) |
| 自動車関連製品事業 | 48,531 | 7.0 |
| 舶用・その他の製品事業 | 2,193 | 15.7 |
| 報告セグメント計 | 50,725 | 7.3 |
| その他 | 5,207 | 7.1 |
| 合計 | 55,932 | 7.3 |
(注) 上記金額には、消費税等は含まれておりません。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
① 重要な会計方針及び見積り
当グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づき作成されております。
当グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、第5「経理の状況」の(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)に記載しております。
② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
当グループの当連結会計年度の経営成績は、売上高は559億32百万円、営業利益は38億90百万円、経常利益は41億89百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は22億86百万円となりました。
上記の他、当連結会計年度における経営成績の前連結会計年度との比較分析については、「(1)経営成績等の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載しております。
③ 資金の財源及び資金の流動性についての分析
a.キャッシュ・フロー
当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析につきましては、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
b.資金需要
当グループの資金需要の主なものは、設備投資等の長期資金需要と、製品製造のための製造費用、商品の仕入れ、販売費及び一般管理費等の営業費用などの運転資金需要であります。
c.財務政策
当グループは、事業活動のため適切な資金調達、適切な流動性の維持及び財務構造の安定化を図ることを財務方針としており、必要な運転資金及び設備投資資金につきましては、自己資金及び金融機関からの借入により調達することとしております。
なお、当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は164億16百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は49億11百万円となっております。