有価証券報告書-第72期(平成29年4月1日-平成30年3月31日)

【提出】
2018/06/22 15:06
【資料】
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【項目】
106項目
(1)経営成績等の概要
当連結会計年度における当社企業グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度における日本経済は、企業収益や雇用環境の改善を背景に緩やかな回復基調が続きましたが、米国の政策動向や急激な為替変動リスクなど景気の先行きは不透明な状況が続いております。
世界経済につきましては、米国及び欧州経済は雇用環境の改善から個人消費が堅調に推移するなど回復基調が続きました。中国をはじめ新興国経済は世界経済の回復を受け総じて底堅く推移いたしました。
このような環境のもとで、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は下記のとおりとなりました。
a.財政状態
当連結会計年度における資産合計は、前連結会計年度に比べ1億17百万円減少し283億51百万円となりました。負債合計は、前連結会計年度に比べ10億66百万円減少し61億51百万円となりました。純資産合計は、前連結会計年度に比べ9億49百万円増加し222億円となりました。
b.経営成績
当連結会計年度における売上高は169億78百万円となり、前連結会計年度に比べ19億82百万円の減収となりました。営業利益は22億12百万円となり、前連結会計年度と比べ5億86百万円の減少となりました。経常利益は20億30百万円となり、前連結会計年度と比べ8億1百万円の減少となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は12億70百万円となり、前連結会計年度と比べ8億32百万円の減少となりました。
なお、当連結会計年度における各セグメントの概況は、次のとおりです。
工業用ミシン事業
当セグメントにつきましては、縫製産地の流動化に応じた販売戦略の展開に努めましたが、アジア市場や米州市場の需要回復の遅れを受け売上高は142億6百万円(前年同期比12.6%減)となりました。営業利益はコストダウンに努めましたが31億26百万円(前年同期比10.5%減)となりました。
ダイカスト部品事業
当セグメントにつきましては、販路の拡大に向けた販売活動を行い、売上高は27億72百万円(前年同期比2.3%増)となりましたが、在庫調整による操業度の低下などにより営業利益は2億4百万円(前年同期比42.6%減)となりました。
②キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は63億16百万円となり、前連結会計年度末に比べ3億53百万円の増加となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、前連結会計年度に比べ5億33百万円増加し24億3百万円となりました。これは主として法人税等の支払額5億44百万円、たな卸資産の増加額3億78百万円に対し、税金等調整前当期純利益19億54百万円、減価償却費6億52百万円などによります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果支出した資金は、前連結会計年度に比べ7億32百万円増加し5億82百万円となりました。これは主として投資有価証券の償還による収入1億7百万円に対し、有形固定資産の取得による支出6億40百万円などによります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果支出した資金は、前連結会計年度に比べ81百万円増加し14億78百万円となりました。これは主として長期借入れによる収入額4億20百万円に対し、長期借入金の返済による支出額8億60百万円、配当金の支払額5億21百万円、社債の償還による支出額4億29百万円などによります。
③生産、受注及び販売の状況
a. 生産実績
当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称金額(千円)前年同期比(%)
工業用ミシン7,065,590△4.2
ダイカスト部品2,185,1365.8
合計9,250,727△2.0

(注) 1 上記の金額は、製造原価によっております。
2 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
b. 受注実績
当社企業グループは、受注生産形態をとらないため、該当事項はありません。
c. 販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称金額(千円)前年同期比(%)
工業用ミシン14,206,488△12.6
ダイカスト部品2,772,2422.3
合計16,978,731△10.5

(注) 1 売上高は、外部顧客に対する売上高であります。
2 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
3 総販売実績に対し10%以上に該当する販売先はありません。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社企業グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
①重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。連結財務諸表の作成にあたっては、当連結会計年度における経営成績等の状況に影響を与えるような見積り、予測を行っております。当社グループは、過去の実績値や状況を踏まえ合理的と判断される前提に基づき、継続的に見積り、予測を行っております。そのため実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。
② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
(a) 財政状態の分析
(資産の部)
当連結会計年度における資産の額は、283億51百万円と前連結会計年度に比べ1億17百万円の減少となりました。流動資産につきましては、主として商品及び製品が6億62百万円、現金及び預金が3億70百万円それぞれ増加し、受取手形及び売掛金が4億47百万円、原材料及び貯蔵品が2億41百万円、繰延税金資産が2億38百万円、その他流動資産が1億18百万円、有価証券が1億10百万円それぞれ減少したことなどにより、前連結会計年度に比べ1億98百万円の減少となりました。固定資産につきましては、投資その他の資産が22百万円、無形固定資産が15百万円それぞれ減少し、有形固定資産が1億19百万円増加したことにより、前連結会計年度に比べ81百万円の増加となりました。
(負債の部)
当連結会計年度における負債の額は、61億51百万円と前連結会計年度に比べ10億66百万円の減少となりました。流動負債につきましては、主として1年内返済予定の長期借入金が5億63百万円、未払法人税等が1億56百万円、1年内償還予定の社債が1億33百万円それぞれ減少したことなどにより、前連結会計年度に比べ9億15百万円の減少となりました。固定負債につきましては、主として長期借入金が1億23百万円増加し、社債が3億20百万円減少したことなどにより、前連結会計年度に比べ1億51百万円の減少となりました。また、インパクトローンを活用し為替変動リスクに備えております。
(純資産の部)
当連結会計年度における純資産の額は、222億円と前連結会計年度に比べ9億49百万円の増加となりました。親会社株主に帰属する当期純利益の計上による利益剰余金の増加、為替換算調整勘定の増加などによるものであります。また、自己資本比率75.9%について、変化の激しいグローバルマーケットでの競争に備え、一定水準の自己資本比率は必要との認識でありますが、配当性向30%を目安に業績の変動に左右されない安定的かつ継続的な配当の実施に取り組んでまいります。
(b) 経営成績の分析
(売上高)
当連結会計年度における売上高は169億78百万円となり、前連結会計年度に比べ19億82百万円の減収となりました。主な要因は、一部のアジア市場や米州市場における工業用ミシン需要が前連結会計年度に比べ低調に推移したことなどによります。
(営業損益)
当連結会計年度における営業利益は22億12百万円となり、市場環境に応じた生産体制の整備やコストダウンに努めたものの前連結会計年度と比べ5億86百万円の減少となりました。
(経常損益)
当連結会計年度における経常利益は20億30百万円となり、前連結会計年度と比べ8億1百万円の減少となりました。主な要因は、営業外費用に為替差損が発生したことなどによります。
(親会社株主に帰属する当期純利益)
親会社株主に帰属する当期純利益は12億70百万円となり、前連結会計年度と比べ8億32百万円の減少となりました。主な要因は、特別損失として本社建替えに伴う固定資産撤去費用を計上したことなどよります。
2016年発表の中期経営計画は2020年3月期を最終年度とし、「お客様と共に成長するための顧客対応力強化」を中期経営計画のテーマとして掲げ、「製品・品質・サービス」の三つの差別化徹底等の基本方針に基づいた様々な施策のもと、連結売上高230億円、連結営業利益33億円を業績目標として取組んでおります。
立案当初に比べ、当社企業グループの事業を取り巻く環境の変化もあり、当期は前期対比減収減益で推移しておりますが、目標を達成すべく、各課題施策に取り組んでまいります。
セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は、次のとおりであります。
工業用ミシン事業
工業用ミシン事業は、市場ニーズに対応して価格的戦略機種の増産体制の整備と効率化に努めました。業績におきましては、繊維産業の集積地であった中国からその他のアジアを中心に縫製拠点を移転させる動きが依然として継続しておりますが、一部のアジア市場や米州市場における需要は前連結会計年度に比べ低調に推移したため、売上高は前連結会計年度と比べ12.6%減、営業利益は前連結会計年度と比べ10.5%減となりました。今後につきましては、当期に進めた増産体制の整備と効率化による一層の成果を実現すべく、価格政策や先進的製品の提供等による市場拡大を図るとともに、さらなるコストダウンを推進してまいります。
ダイカスト部品事業
ダイカスト部品事業は、より多くのお客様に対して製品を提供すべく新たな展開に注力するとともに、次の成長を目指しメキシコ子会社の本格的な生産体制構築のために増資を行いました。業績におきましては、取引先の在庫調整が響き売上高は前連結会計年度と比べ2.3%増に留まり、操業度の低下を受け営業利益は前連結会計年度と比べ42.6%減となりました。今後につきましては、生産部品の高付加価値化やIATF6949認証取得による新規顧客開拓の強化を図るとともに、メキシコ子会社の生産体制を整え需要に備えてまいります。
(c) キャッシュ・フローの分析
キャッシュ・フローの分析については、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載しております。

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