有価証券報告書-第109期(2024/03/01-2025/02/28)
16.法人所得税
(1)繰延税金資産および繰延税金負債
繰延税金資産および繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳および増減は以下のとおりです。
前連結会計年度(自 2023年3月1日 至 2024年2月29日)
(注)「その他」には在外営業活動体の換算差額、および企業結合等による影響額が含まれております。
当連結会計年度(自 2024年3月1日 至 2025年2月28日)
(注)1.「その他」には在外営業活動体の換算差額による影響額が含まれております。
2.前連結会計年度において、繰延税金資産の「その他」に含めておりました「研究開発費」は、金額的重要性が増したため、当連結会計年度より独立掲記しております。この表示方法の変更を反映させるため、前連結会計年度の繰延税金資産の内訳の組替えを行っております。
3.「その他の包括利益を通じて公正価値で測定される金融資産」には、2024年10月31日付にて持分法適用関連会社からの除外時に認識された、煙台東星磁性材料股份有限公司の残存株式の再評価益に関する繰延税金負債が含まれております。当該繰延税金負債は純損益を通じて認識しております。
繰延税金資産を認識していない税務上の繰越欠損金、将来減算一時差異は以下のとおりです。
(注) 将来減算一時差異は、主に株式および出資金、土地に関するものです。
繰延税金資産を認識していない税務上の繰越欠損金の失効期限別内訳は以下のとおりです。
繰延税金負債を認識していない子会社等に対する投資に係る将来加算一時差異の合計額は、前連結会計年度および当連結会計年度において、それぞれ203,124百万円および199,583百万円です。これらは当社グループが一時差異を解消する時期をコントロールでき、かつ予測可能な期間内に当該一時差異が解消しない可能性が高いことから、繰延税金負債を認識しておりません。
(2)法人所得税費用
法人所得税費用の内訳は以下のとおりです。
(3)グローバル・ミニマム課税制度
第2の柱の法制が、当社グループが営業活動を行っている一部の法域で制定または実質的に制定されており、一部の子会社では当連結会計年度から適用されておりますが、当社グループの連結財務諸表へ与える影響は軽微です。
また、当社が所在する日本では、令和5年度税制改正によりBEPSのグローバル・ミニマム課税ルールのうち所得合算ルール(IIR)が導入されており、2025年3月1日以降に開始する連結会計年度から子会社等の税負担が最低税率(15%)に至るまで、当社に対して追加で上乗せ課税が適用されます。当社は、制度対象となる構成会社等の各社の直近の税務申告書、国別報告書および財務諸表に基づき、第2の柱の法人所得税に対する潜在的なエクスポージャーの評価を実施した結果、当社グループの連結財務諸表へ与える影響は軽微であると判断しております。
(1)繰延税金資産および繰延税金負債
繰延税金資産および繰延税金負債の発生の主な原因別の内訳および増減は以下のとおりです。
前連結会計年度(自 2023年3月1日 至 2024年2月29日)
| (単位:百万円) |
| 期首残高 | 純損益を通じて認識 | その他の包括利益において認識 | その他 | 期末残高 | |||||
| 繰延税金資産 | |||||||||
| 退職給付に係る負債 | 7,780 | △157 | 15 | 47 | 7,686 | ||||
| 棚卸資産 | 4,381 | 575 | - | 245 | 5,202 | ||||
| 未実現利益 | 3,683 | 961 | - | 0 | 4,644 | ||||
| 研究開発費 | 533 | 1,716 | - | 56 | 2,306 | ||||
| 未払賞与 | 2,986 | △26 | - | 18 | 2,979 | ||||
| リース負債 | 2,514 | △976 | - | 56 | 1,594 | ||||
| 繰越欠損金 | 1,252 | △271 | - | △438 | 542 | ||||
| 減損損失 | 571 | △122 | - | 63 | 512 | ||||
| 未払有給休暇 | 1,786 | 199 | - | 2 | 1,988 | ||||
| その他 | 5,587 | △356 | - | 634 | 5,865 | ||||
| 合計 | 31,077 | 1,542 | 15 | 686 | 33,321 | ||||
| 繰延税金負債 | |||||||||
| その他の包括利益を通じて公正価値で測定される金融資産 | △6,993 | - | △560 | △165 | △7,719 | ||||
| 退職給付に係る資産 | △3,422 | 176 | △288 | - | △3,534 | ||||
| 子会社等に対する投資 | △1,808 | △1,236 | - | - | △3,044 | ||||
| 使用権資産 | △2,355 | 947 | - | 12 | △1,395 | ||||
| その他 | △4,234 | △884 | △2 | 156 | △4,964 | ||||
| 合計 | △18,814 | △996 | △851 | 3 | △20,659 |
(注)「その他」には在外営業活動体の換算差額、および企業結合等による影響額が含まれております。
当連結会計年度(自 2024年3月1日 至 2025年2月28日)
| (単位:百万円) |
| 期首残高 | 純損益を通じて認識 | その他の包括利益において認識 | その他 | 期末残高 | |||||
| 繰延税金資産 | |||||||||
| 退職給付に係る負債 | 7,686 | 17 | △357 | △16 | 7,330 | ||||
| 棚卸資産 | 5,202 | 727 | - | △66 | 5,864 | ||||
| 未実現利益 | 4,644 | △767 | - | △21 | 3,854 | ||||
| 研究開発費 | 2,306 | 1,020 | - | △17 | 3,309 | ||||
| 未払賞与 | 2,979 | △317 | - | △4 | 2,657 | ||||
| リース負債 | 1,594 | 282 | - | △34 | 1,842 | ||||
| 繰越欠損金 | 542 | 242 | - | △19 | 765 | ||||
| 減損損失 | 512 | △98 | - | △4 | 409 | ||||
| 未払有給休暇 | 1,988 | 5 | - | △0 | 1,993 | ||||
| その他 | 5,865 | 222 | - | △430 | 5,657 | ||||
| 合計 | 33,321 | 1,335 | △357 | △615 | 33,684 | ||||
| 繰延税金負債 | |||||||||
| その他の包括利益を通じて公正価値で測定される金融資産 | △7,719 | △6,656 | △5,016 | 1,799 | △17,592 | ||||
| 退職給付に係る資産 | △3,534 | △374 | 6 | 14 | △3,888 | ||||
| 子会社等に対する投資 | △3,044 | 127 | - | - | △2,917 | ||||
| 使用権資産 | △1,395 | △336 | - | 31 | △1,700 | ||||
| その他 | △4,964 | 312 | △19 | 220 | △4,451 | ||||
| 合計 | △20,659 | △6,928 | △5,029 | 2,065 | △30,551 |
(注)1.「その他」には在外営業活動体の換算差額による影響額が含まれております。
2.前連結会計年度において、繰延税金資産の「その他」に含めておりました「研究開発費」は、金額的重要性が増したため、当連結会計年度より独立掲記しております。この表示方法の変更を反映させるため、前連結会計年度の繰延税金資産の内訳の組替えを行っております。
3.「その他の包括利益を通じて公正価値で測定される金融資産」には、2024年10月31日付にて持分法適用関連会社からの除外時に認識された、煙台東星磁性材料股份有限公司の残存株式の再評価益に関する繰延税金負債が含まれております。当該繰延税金負債は純損益を通じて認識しております。
繰延税金資産を認識していない税務上の繰越欠損金、将来減算一時差異は以下のとおりです。
| (単位:百万円) |
| 前連結会計年度 (2024年2月29日) | 当連結会計年度 (2025年2月28日) | ||
| 税務上の繰越欠損金 | 4,764 | 4,743 | |
| 将来減算一時差異 | 11,170 | 11,124 | |
| 合計 | 15,934 | 15,867 |
(注) 将来減算一時差異は、主に株式および出資金、土地に関するものです。
繰延税金資産を認識していない税務上の繰越欠損金の失効期限別内訳は以下のとおりです。
| (単位:百万円) |
| 前連結会計年度 (2024年2月29日) | 当連結会計年度 (2025年2月28日) | ||
| 1年以内 | - | 21 | |
| 1年超5年以内 | 1,882 | 3,432 | |
| 5年超および無期限 | 2,881 | 1,289 | |
| 合計 | 4,764 | 4,743 |
繰延税金負債を認識していない子会社等に対する投資に係る将来加算一時差異の合計額は、前連結会計年度および当連結会計年度において、それぞれ203,124百万円および199,583百万円です。これらは当社グループが一時差異を解消する時期をコントロールでき、かつ予測可能な期間内に当該一時差異が解消しない可能性が高いことから、繰延税金負債を認識しておりません。
(2)法人所得税費用
法人所得税費用の内訳は以下のとおりです。
| (単位:百万円) |
| 前連結会計年度 (自 2023年3月 1日 至 2024年2月29日) | 当連結会計年度 (自 2024年3月 1日 至 2025年2月28日) | ||
| 当期税金費用 | 18,024 | 15,165 | |
| 繰延税金費用 | △546 | 5,592 | |
| 一時差異等の発生および解消 | 303 | 5,562 | |
| その他 | △850 | 30 | |
| 合計 | 17,477 | 20,758 |
| 法定実効税率と平均実際負担税率との差異要因は以下のとおりです。 (単位:%) |
| 前連結会計年度 (自 2023年3月 1日 至 2024年2月29日) | 当連結会計年度 (自 2024年3月 1日 至 2025年2月28日) | ||
| 法定実効税率 | 30.5 | 30.5 | |
| 未認識繰延税金資産の変動 | △0.1 | △0.4 | |
| 税額控除 | △2.0 | △3.9 | |
| 在外子会社の税率差異等 | △3.6 | △2.8 | |
| 外国子会社からの配当等の源泉税等 | 2.7 | 1.9 | |
| その他 | △2.2 | 1.2 | |
| 平均実際負担税率 | 25.3 | 26.5 |
(3)グローバル・ミニマム課税制度
第2の柱の法制が、当社グループが営業活動を行っている一部の法域で制定または実質的に制定されており、一部の子会社では当連結会計年度から適用されておりますが、当社グループの連結財務諸表へ与える影響は軽微です。
また、当社が所在する日本では、令和5年度税制改正によりBEPSのグローバル・ミニマム課税ルールのうち所得合算ルール(IIR)が導入されており、2025年3月1日以降に開始する連結会計年度から子会社等の税負担が最低税率(15%)に至るまで、当社に対して追加で上乗せ課税が適用されます。当社は、制度対象となる構成会社等の各社の直近の税務申告書、国別報告書および財務諸表に基づき、第2の柱の法人所得税に対する潜在的なエクスポージャーの評価を実施した結果、当社グループの連結財務諸表へ与える影響は軽微であると判断しております。