有価証券報告書-第154期(平成26年6月1日-平成27年5月31日)

【提出】
2015/08/28 9:57
【資料】
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【項目】
124項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。
(1) 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。経営陣は、過去の実績や状況に応じ合理的だと考えられている様々な要因に基づき見積もりや判断を行っておりますが、実際の結果は予測できない環境の変化等の不確実性があるため、見積りと異なる場合があります。
当社グループ連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。
(2) 当連結会計年度の経営成績の分析
① 売上高
売上高は、情報機器事業で減少したものの、交通事業が海外向けで大幅に増加し、産業事業も増加したことから、前期比13.3%増の396億17百万円となりました。
② 売上総利益
売上総利益は、前連結会計年度と比較して11億84百万円増加し、92億82百万円となりました。売上総利益率については、23.2%から23.4%に増加しました。
③ 営業利益
営業利益は売上高の増加等により、前期比5億20百万円増加の15億96百万円となりました。営業利益率については、3.1%から4.0%に増加しました。
④ 営業外損益
営業外収益は、当連結会計年度は円安進展による為替差益の計上に伴い前連結会計年度と比較して4億56百万円増加し、6億52百万円となりました。営業外費用は、前連結会計年度と比較して44百万円減少し、1億92百万円となりました。
⑤ 経常利益
経常利益は、前連結会計年度と比較して10億20百万円増加し、20億56百万円となりました。経常利益率については、3.0%から5.2%に増加しました。
⑥ 特別損益
特別利益は、固定資産売却益の計上により、12百万円となりました。なお、前連結会計年度においては特別利益の計上額はありませんでした。特別損失は、減損損失および環境対策引当金繰入額を計上したことにより、前連結会計年度と比較して49百万円増加し、54百万円となりました。
⑦ 当期純利益
以上の結果、当期純利益は前連結会計年度と比較して、4億61百万円増加し、11億5百万円となりました。
(3) 資本の財源及び資金の流動性についての分析
① 資産の部
当連結会計年度末における資産合計については、仕掛品の減少4億96百万円等がありましたが、保有する上場株式の市場価格上昇による投資有価証券の増加60億63百万円、受取手形及び売掛金の増加20億33百万円等があり、前連結会計年度より82億88百万円増加し、530億41百万円となりました。
② 負債の部
当連結会計年度末における負債合計については、未払費用の減少27億99百万円等がありましたが、電子記録債務の増加30億22百万円、繰延税金負債の増加19億65百万円、長期借入金の増加7億6百万円等があり、前連結会計年度より27億43百万円増加し、281億45百万円となりました。
③ 純資産の部
当連結会計年度末における純資産合計については、退職給付に係る調整累計額の減少84百万円等がありましたが、その他有価証券評価差額金の増加43億27百万円、為替換算調整勘定の増加93百万円等により、前連結会計年度より55億45百万円増加し、248億95百万円となりました。
キャッシュ・フローの状況については、1「業績等の概要」の(2)キャッシュ・フローの状況に記載してあります。