有価証券報告書-第50期(平成27年4月1日-平成28年3月31日)

【提出】
2016/06/22 16:51
【資料】
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【項目】
128項目

対処すべき課題

カーエレクトロニクス業界では、自動車の情報端末化や運転支援・自動運転技術などが進展するなか、インフォテインメントシステムは、カメラシステム、センサーなどを活用した安全機能との連携が重要性を増しています。更に自動運転分野へのIT業界を始めとする異業種の参入や、ビッグデータ、人工知能(AI)等、高度な情報処理の進化は、自動車産業のビジネスモデルのみならず、モビリティー社会や消費者のライフスタイルも一変させる可能性があります。
このような状況下において、当社グループは、より一層お客様のニーズにあった製品とサービスを提供するとともに、品質・機能を向上させた製品開発に努めます。特にソフト開発力強化を経営上の重要課題と認識し、業務提携やベンチャー企業への資本参加などにより先端技術開発を更に深耕するとともに研究開発投資の効率化を図っていきます。また、アルプス電気株式会社との連携を強化し、先進のコンシューマーエレクトロニクス技術やADAS(先進運転支援システム)のコアとなるデバイスと車載機器との融合に注力、自動車メーカー向けに車載情報システムのトータルソリューションを提供していきます。更にEV(電気自動車)やHV(ハイブリッド自動車)などエコカーへの関心が高まるなか、自動車の軽量・省電力化需要に対応した次世代製品の開発を推進していきます。