有価証券報告書-第102期(平成25年4月1日-平成26年3月31日)

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2014/06/26 15:18
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有報資料

当社グループに関する財政状態および経営成績の分析・検討内容は、原則として連結財務諸表に基づいております。
この報告書には、当社独自の予測や評価に基づいた将来に関する記述を含んでおります。当社グループが営業活動を行っている電動工具市場は、経済情勢の急激な変化、住宅需要、為替レート、競合他社との競業状況の変化およびその他の要因に影響を受けます。このようなリスクや状況の変化により、記載内容と実際の結果が著しく異なることがあります。従って、文中の将来に関する記述は当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであり、その実現の可能性を述べているものではありません。
概況および業績
当社グループは世界のプロユーザー向けの電動工具の製造・販売を主な事業としております。当連結会計年度の連結売上高の約83%が海外売上です。電動工具の需要は、住宅建築や修繕、商業施設・プラント建設、その他の公共投資・個人投資の影響を受けます。
主要製品は、ドリル、ハンマドリル、震動ドリル、ハンマ、グラインダ、充電式インパクトドライバ等の電動工具であり、連結売上高の70%以上を占めております。
エンジン式ブラシカッタおよびコードレスクリーナ等の園芸用機器および家庭用機器の販売が当社の連結売上高の約15%を占めます。
DIY市場が確立されている北米および欧州などの先進国では、電動工具需要は消費動向によって大きく影響を受けます。一方、発展途上国では、電動工具需要は経済成長が増加すれば拡大すると予測されます。
技術的な革新は電動工具市場を活性化させ、特に近年では小型軽量化され高性能化されたリチウムイオンバッテリ充電式電動工具は、これまでのニカドやニッケル水素バッテリに代わり新たな需要を喚起しております。
当社グループは、電動工具メーカーとして世界で確固たる地位を築いておりますが、世界レベルでの競争は更に激しくなっております。
当社グループの連結業績は、魅力ある新製品の投入と当社の強みである販売・サービス体制を活かした拡販が奏功し、売上高は前期を23.8%上回る383,207百万円となりました。西欧では欧州債務問題以降低迷していた景気に緩やかな回復が見られました。米国経済は、概ね堅調な住宅市場を背景に回復が続いたものの、年明けにかけての寒波の影響が見られました。アジアでは、中国経済に底堅さが見られるなど景気は概ね堅調に推移しました。また、ブラジル経済は、消費は底堅い一方、投資や輸出の減速により、低成長が続いております。原油価格の動向に影響を受けるロシア経済は減速傾向を示しました。オーストラリア経済は、年度後半からは、個人消費や住宅投資の改善により、景気は総じて持ち直しの動きが続きました。日本では、消費増税前の駆け込み需要もあり住宅着工件数が高水準で推移するなど景気の回復が見られました。
このような情勢の中で当社は、全社を挙げてコスト削減活動に取り組むとともに経営基盤の整備を着実に進めました。
開発面では、高容量のリチウムイオンバッテリ製品や、ブラシレスモータを搭載し小型・高出力を実現した製品など、多くの新製品を投入しラインアップの充実を図りました。生産面では、需要の変化に対応した生産体制を整備するため、主として中国工場およびルーマニア工場の機能を強化するとともに、高品質ブランドを維持するための品質管理体制の充実に努めました。
営業面では、国内において2013年7月に充電式草刈機のテレビCMを放映し、電動工具のみならずOPE(注)分野におけるブランドイメージの浸透を図りました。海外においては、マレーシア現地法人が本格的に営業活動を開始したほか、パナマおよびブラジル北部のベレンに支店を新設するなど、お客様に密着した販売・アフターサービス体制の維持・向上に努めました。
(注)OPEは、園芸用・農業用・林業用など屋外で使用する各種工具機器(Outdoor Power Equipment)の略称です。

当社グループの目標は、グループ全体の持続的成長により、高い利益体質を確立し、連結ベースで売上高に対する営業利益率10%を維持することです。さらに、中長期的な戦略として、当社グループは、高いブランド力を構築し、世界各地域におけるプロ用電動工具をはじめ、エア工具、園芸用機器など工具の国際的総合サプライヤーとしてトップシェアの維持・獲得を目指しております。
当社グループは、プロユーザー満足度の高い新製品開発、高品質とコスト競争力を両立させたグローバルな生産体制、国内および海外各地域における販売・アフターサービス体制を常に強化していくことにより、これらの目標を達成できると確信しております。この経営戦略を実行するために、当社グループは、為替相場変動リスク、地理的リスク、経営上の主要な機能や生産拠点の集中から生じるリスクなど、予期せぬ経済環境の変動に耐えうる確固たる財務体質を維持することに努めております。
当事業年度の株主還元施策としては、中間期配当として2013年11月に1株当たり18円を支払い、そして、2014年6月25日開催の株主総会において1株当たり73円の配当が決議されております。
通貨変動
当社グループは外国為替相場の変動に影響を受けます。当社グループは特に円/ユーロ、円/米ドル為替相場の影響を受け、同様に、当社グループが事業展開しているそれぞれの国の為替変動の影響も受けます。当社グループの連結財務諸表は日本円で表示されるため、換算リスクと取引リスクを通じて為替変動に影響を受けます。
換算リスクは、それぞれの国に展開する連結子会社が作成する財務諸表を日本円に換算するときの通貨価値の変動リスクを意味します。日本円に対する通貨価値の変動は大きく影響しますが、あくまで財務諸表への影響であり営業の実績とは一致しません。
取引リスクは当社グループの費用と負債の通貨構成が、収益と資産の通貨構成と異なるというリスクを意味します。当社グループは取引リスクの一部をヘッジするために先物為替予約等を行っております。そのため、日本円に対するリスクは軽減されておりますが解消されるものではないため、為替レートの変動は、将来重大な影響を与える可能性があります。
一般に、円安(特にユーロに対する円安)は、当社グループの営業利益と当期利益に好影響を及ぼし、円高(特にユーロに対する円高)は、悪影響を及ぼします。当連結会計年度は、ユーロに対しては円安、また、米ドルに対しても円安に推移しました。
売上高
当連結会計年度の連結売上高は、前連結会計年度比23.8%(73,577百万円)増加して383,207百万円となりました。当連結会計年度の円ドル為替相場の平均レートは、前連結会計年度に比べ20.8%の円安、1ドル=100.17円でした。円ユーロ為替相場の平均レートは、25.7%の円安、1ユーロ=134.21円でした。全通貨の加重平均では19.0%の円安、為替による売上高の増加額は50,623百万円となります。このドル高およびユーロ高といった為替の影響を除いた場合、当社グループの連結売上高は7.4%(22,954百万円)増加となります。当連結会計年度の販売台数は前連結会計年度比5.2%増加となりましたが、販売単価の上昇傾向により部分的に嵩上げされたものです。
製品等グループ別にみると、電動工具等の売上高が20.7%(46,165百万円)増加、園芸用機器・家庭用機器・その他製品の売上が35.9%(15,145百万円)増加、部品、修理およびアクセサリー売上が27.6%(12,267百万円)増加しております。全製品の販売金額に対する充電式製品比率は前年の37.3%から39.7%に増加しております。
地域別売上高
当連結会計年度の連結売上高は前連結会計年度比で、日本市場は16.7%(9,464百万円)増加し66,019百万円となりました。欧州市場は32.3%(40,333百万円)増加し165,357百万円、北米市場は20.3%(8,408百万円)増加し49,891百万円、アジア市場(日本を除く)は20.3%(5,898百万円)増加し35,004百万円、中南米、オセアニア、中近東・アフリカを含むその他地域市場は16.5%(9,474百万円)増加し66,936百万円となりました。
国内は、インパクトドライバを中心としたリチウムイオンバッテリ製品群の拡充や、消費税率引き上げを控えた需要増などにより販売が引き続き好調であったことから、前期比16.7%増の66,019百万円となりました。
欧州は、前期と比べて為替レートが大幅な円安ユーロ高となったことに加え、西欧主要国の販売が堅調に推移したことなどから、前期比32.3%増の165,357百万円となりました。現地通貨ベースでは、西欧が8.6%増、東欧・ロシア3.1%増と、欧州全体としては現地での販売は好調であり、対円でユーロが前年比25.7%上昇したため、円換算後の売上金額は嵩上げされる結果となりました。為替変動の影響をのぞくと、欧州の売上は6.1%(7,677百万円)増加となります。円ベースでは、東欧・ロシアの売上は前年比28.5%増加、イギリスは39.0%増加、ドイツでは31.2%増加、フランスは42.7%増加となりました。
北米は、寒波の影響により売上が一時的に減速したものの、前期と比べて大幅に円安ドル高に推移したことなどから、前期比20.3%増の49,891百万円となりました。また、米ドルは対円で20.8%上昇となりました。為替変動の影響を除くと、北米の売上は0.6%(229百万円)増加となります。
アジアは、東南アジア諸国の需要は国によって強弱感があったものの、中国での販売が持ち直したことなどから、前期比20.3%増の35,004百万円となりました。為替変動の影響を除くとアジアの売上は10.3%(3,009百万円)増加となりました。
その他地域では、中南米は景気低迷にも関わらず好調な販売を維持し、前期比22.5%増の28,069百万円となり、オセアニアは前期比10.4%増の20,805百万円となりました。一方、中近東・アフリカは政情不安の影響で現地販売が停滞したものの、前期と比べて大幅な円安現地通貨高となったことから、前期比15.1%増の18,062百万円となりました。豪ドルは対円で前年比9.3%上昇、ブラジル・レアルは8.4%上昇となりました。為替変動の影響を除くと、その他の地域の売上は4.5%(2,575百万円)増加となります。
製品グループ別業績
電動工具等
電動工具等には、ドリル、グラインダ、サンダ、ハンマドリル、充電式インパクトドライバ、カッタ、丸ノコ等があります。このグループは当社グループの連結売上高のうち最も大きな割合を占めております。当連結会計年度におけるこの分野の売上高は前連結会計年度比20.7%増の269,234百万円で、連結売上高の70.3%となりました。このうち国内は前連結会計年度比20.9%増の34,099百万円で、国内売上高の51.7%となりました。海外は前連結会計年度比20.7%増の235,135百万円で、海外売上高の74.1%となりました。
当連結会計年度に発売した新製品としては、ブラシレスモータの搭載などによりボディの小型化と作業量の向上を両立させた充電式のインパクトドライバとドライバドリル、先進的な低振動機構(Advanced Anti Vibration Technology)を搭載し従来機に比べ振動値を約30%低減したハンマドリル、マキタの主力である18Vのリチウムイオンバッテリを2本使用し36Vバッテリとすることでバッテリ汎用性とハイパワーを両立させた充電式ハンマドリルなどがあります。
園芸用機器・家庭用機器・その他製品
園芸用機器・家庭用機器・その他製品には、チェンソーやエンジン式草刈機、掃除機、充電式クリーナ等があります。当連結会計年度におけるこの分野の売上高は前連結会計年度比35.9%増の57,281百万円で、連結売上高の14.9%となりました。このうち国内は前連結会計年度比11.6%増の18,189百万円で、国内売上高の27.6%となりました。海外は前連結会計年度比51.3%増の39,092百万円で、海外売上高の12.3%となりました。
当連結会計年度に発売した製品としては、マキタの主力である18Vのリチウムイオンバッテリを2本使用し36Vバッテリとすることでバッテリの汎用性とエンジン式に匹敵するハイパワーを両立させた、充電式の芝刈機や、ブロワ、草刈機、ヘッジトリマ、チェンソーなどがあります。
当社グループはエンジン式園芸用機器およびリチウムイオンバッテリを主体とする充電式園芸用機器の生産を行っており、騒音や排気ガスといった点で環境にやさしい製品の拡販に努めております。
部品・修理・アクセサリー
当社グループはアフターサービスとして部品・アクセサリーの販売や修理を行っております。当連結会計年度におけるこの分野の売上高は前連結会計年度比27.6%増の56,692百万円で、連結売上高の14.8%となりました。このうち国内は前連結会計年度比14.0%増の13,731百万円で、国内売上高の20.8%となりました。海外は前連結会計年度比32.7%増の42,961百万円で、海外売上高の13.5%となりました。
売上総利益
当連結会計年度の売上総利益は、前連結会計年度から21.2%(24,383百万円)増加し139,154百万円になりました。元高等の為替の影響により、売上原価率が前期の62.9%から当期63.7%へと0.8ポイント上昇しました。この結果、売上総利益率は、前連結会計年度の37.1%から36.3%になりました。
販売費及び一般管理費等
当連結会計年度の販売費及び一般管理費等は、円安による為替換算の影響で、海外販社の円ベースの販売費及び一般管理費等が約94億円増加しました。これに加えて、当期末に沼津事業所を閉鎖したことに伴う一時費用、約41億円が生じたことにより、前連結会計年度と比較して21.4%(14,835百万円)増加し84,240百万円となりました。為替変動の影響を除くと販売費及び一般管理費等は7.8%(5,395百万円)の増加となります。販売費及び一般管理費等の対売上高比率は前連結会計年度に比べ0.4ポイント改善し、22.4%から22.0%になりました。
営業利益
上記の結果、営業利益は前期比21.0%増の54,914百万円となりました。営業利益率は0.4ポイント悪化し、前連結会計年度の14.7%から14.3%になりました。
営業外損益
営業外損益は、前連結会計年度が営業外収益325百万円であったのに対し、当連結会計年度は営業外収益2,060百万円となりました。これは、当連結会計年度は、為替差損が1,700百万円に増加したものの、日本の株式市場が好調を維持し、有価証券実現益が1,636百万円に増加したことや受取利息及び配当金が2,326百万円に増加したことによります。
当社は主に自己資金で経営しており、当社グループの各子会社に対してグループ内で融資を行っているため、支払利息の変動は軽微となっております。
税金等調整前当期純利益
当連結会計年度の税金等調整前当期純利益は、前連結会計年度から24.7%(11,283百万円)増加し56,974百万円になりました。税金等調整前当期純利益率は0.1ポイント改善し、前連結会計年度の14.8%から14.9%になりました。
法人税等
当連結会計年度の法人税等は、前連結会計年度から25.7%(3,724百万円)増加し18,231百万円になりました。当連結会計年度の実効税率は、前連結会計年度の31.8%から0.2ポイント上昇して32.0%となりました。
当社株主に帰属する当期純利益
上記の結果、当連結会計年度の当社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度から23.7%(7,377百万円)増加し38,453百万円になりました。当社株主に帰属する当期純利益率は、前連結会計年度と同じく10.0%でした。
1株当たり利益
1株当たり当社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度の228.9円から283.3円に増加しました。
地域別セグメント
セグメント情報は当社および連結子会社の所在地に基づき決定されます。セグメント売上は出荷元基準であり、それぞれの市場における売上高を示す地域別売上とは異なります。
当社は全てのオペレーティング・セグメントの業績を米国で一般に公正妥当と認められた会計基準により評価しております。各セグメントの営業利益の算出方法は、連結損益計算書における営業利益の算出方法と一致しており、受取利息及び配当金、支払利息、為替差損益、および有価証券実現損益などを含みません。
セグメント間の取引は、独立企業間価格で行われております。
日本セグメント
当連結会計年度の日本セグメントの売上高は、前年同期比16.3%増加し145,452百万円となりました。この内、外部顧客に対する売上高は、前年同期比14.8%増の88,605百万円(連結売上高の23.1%)となりました。この増加は、国内市場で、インパクトドライバを中心としたリチウムイオンバッテリ製品の拡充や、消費税率引き上げを控えた需要増などにより販売が引き続き好調であったことが影響しております。また、営業利益は、沼津事業所の閉鎖に伴う一時費用の計上はあったものの、好調な販売に加え、円安の影響もあり、営業利益率は12.1%から12.9%と0.8ポイント改善しました。この結果、当連結会計年度のこのセグメントの営業利益は24.1%増加し18,790百万円となりました。
欧州セグメント
当連結会計年度の欧州セグメントの売上高は31.6%増加し171,452百万円となりました。外部顧客に対する売上高は32.0%増加して166,768百万円となりました。これは連結売上高の43.5%にあたります。これは、前期と比べて為替レートが大幅な円安ユーロ高となったことに加え、西欧主要国の販売が堅調に推移したことが要因となります。ドル・ユーロでユーロ高に推移したため、中国工場から輸入している欧州販社の売上原価は低下しましたが、シェア拡大に向けて積極的な販売政策をとったため、粗利益率は微減となりました。一方、販売費及び一般管理費の対売上比率は微減となりました。営業利益率は9.1%から9.0%と0.1ポイント低下しました。この結果、当連結会計年度のこのセグメントの営業利益は30.6%増加し15,416百万円となりました。
北米セグメント
当連結会計年度の北米セグメントの売上高は、前年同期比22.0%増加し54,103百万円となりました。この内、外部顧客に対する売上高は、前年同期比21.1%増の50,730百万円(連結売上高の13.2%)となりました。これは、寒波の影響により売上が一時的に減速したものの、前期と比べて大幅に円安ドル高に推移したことなどによるものです。北米では、依然として競争が厳しく、販売価格が低下し、粗利益率は微減となりました。一方、経費抑制により、販売費及び一般管理費が減少しました。営業利益率は3.7%から4.4%と0.7ポイント上昇しました。この結果、当連結会計年度のこのセグメントの営業利益は43.5%増加し2,385百万円となりました。
アジアセグメント
当連結会計年度のアジアセグメントの売上高は40.0%増加し174,475百万円となりました。外部顧客に対する売上は36.3%増加して17,860百万円となりました。外部顧客に対する売上は連結売上高の4.7%にあたります。これは、東南アジア諸国の需要は国によって強弱感あったものの、中国での販売が持ち直したことなどによるものです。アジアでは、中国工場での調達コストの低減や生産効率の向上などにより、粗利益が増加する一方で、販売費及び一般管理費は微増に留まりました。営業利益率は11.6%から12.5%と0.9ポイント上昇しました。この結果、当連結会計年度のこのセグメントの営業利益は51.6%増加し21,868百万円となりました。
その他の地域セグメント
当連結会計年度のその他の地域セグメントの売上高は15.9%増加し59,347百万円となりました。外部顧客に対する売上高は16.0%増加し59,244百万円となりました。外部顧客に対する売上高は連結売上高の15.5%にあたります。これは、中南米では、景気が低迷するなか販売が堅調に推移したこと、また、需要が低迷したオセアニアや政情不安により経済活動が停滞した中近東・アフリカでは、現地販売が停滞したものの、前期と比べて大幅な円安現地通貨高となったこと等によります。この地域では、オーストラリアでは年度後半から住宅投資・個人消費が回復してきたものの、通期では需要が低迷し、また、仕入通貨である米ドルに対して豪ドルが安くなっていることにより利益率が低下しております。また、人件費および広告宣伝費等が増加したため、販売費及び一般管理費が増加しました。営業利益率は9.9%から5.8%と4.1ポイント低下しました。この結果、当連結会計年度のこのセグメントの営業利益は32.4%減少し3,417百万円となりました。
重要な会計方針
以下において、当社グループは連結財務諸表および注記の前提に用いる判断基準や見積り方法を挙げております。
収益の認識
当社グループは取引を裏付ける確固たる証拠が存在すること、物品の引渡しまたは役務の提供が終了すること、売価が確定しているまたは確定しうるものであること、確実な回収可能性が見込まれることのすべての条件を満たした時点で、収益を認識しております。
収益の認識に関しては、当社グループは販売報奨を各種の販売推進プログラムの要件を満たした顧客に行っております。収益はこれらの販売奨励額との純額で計上しております。販売報奨は主として販売数量リベート、広告宣伝協力金および現金割引があります。
販売数量リベートは、月毎、四半期毎、半年毎または1年毎に、現金または売掛金の相殺として顧客に与えられるものであります。売上取引累計額があらかじめ顧客と取り決めた基準を達成した場合に、合意された計算に従い当該売上に対して取り決めた一定割合の販売奨励金が特定の顧客に与えられます。特定顧客に適用される合意された割合および合意された期間内に達成すると見込まれる売上取引累計額に基づき、販売数量リベートの債務は、対象となる売上が認識された時点で、販売報奨金額が売上から控除され、認識されます。
売上額が報奨額を見積った際の設定額を超過するかしないかにより、当社グループの連結財務諸表は重要な影響を受ける可能性があります。
広告宣伝協力金は、特定の顧客に対して広告のための負担または援助として協力金を供与するものです。この広告宣伝協力金の制度は、顧客との契約によって異なります。当社グループの広告宣伝協力金制度により特定の顧客は、当社グループから広告宣伝の証拠書類の提出を要求されず、単に契約に基づき売上高に特定の率を乗じて算出される広告宣伝協力金を受け取る場合があります。この場合の広告宣伝協力金としての負担額は、対象となる売上が認識された時点で、広告宣伝協力金が売上から控除され、認識されます。また広告宣伝協力金は、それぞれの顧客の過去売上実績を反映した売上高の見積りに基づいて計算されます。
現金割引とは、顧客と予め取り決めた契約、または同意した金額に基づく売上請求書金額に対する特定の割合を控除するものであります。現金割引は、将来現金割引が適用されることが確実に見積ることができる対象となる売上が認識された時点で、売上の控除として認識します。現金割引は、定期的に実際の売上取引と過去の実績に基づき見積ります。
棚卸資産の評価
当社グループは、保有期間、販売トレンドおよび近年の取引における収益性など様々な指標を基に棚卸資産の状況を管理しております。棚卸資産は主に平均法に基づく低価法により評価しております。この棚卸資産の評価にあたって、当社グループは販売不可能な不良品だけでなく、陳腐化または過剰在庫も評価することを要求されております。この陳腐化または過剰在庫を決定するためには、当社グループがマクロおよびミクロの経済情勢、競合他社の状況、技術の陳腐化、顧客ニーズの変化等の要因を考慮し、将来の需要予測をする必要があります。この棚卸資産評価に用いる将来の需要予測は収益予測の基礎になり、短期的な生産計画にも一致しております。例えば、当社グループの需要見込みに反し、実際の需要が少なく、当社がそれに対応して減産をしなければ、増加した手元在庫の評価減が必要となります。この棚卸資産評価損は売上総利益を減少させ、その結果、当期純利益にも重要な影響を与えることがあります。
有価証券の減損
当社グループの投資は、原価法によって会計処理されている負債証券および持分証券を含んでおります。持分証券の公正価値が帳簿価額より低くなり、その下落が一時的で無いと判断された場合、公正価値まで評価減を行い、その評価減した金額を損益に計上しております。負債証券について、公正価値の下落が一時的でないと判断し、かつ売却する意思がないとして認識した減損のうち、信用損失に係るものは損益として認識し、その他の要因に係るものはその他の包括利益(損失)累計額に含めております。また、公正価値の下落が一時的でないと判断し、かつ売却する意思があるとして認識した減損については、全て損益として認識しております。当社グループは、個々の有価証券の一時的ではない減損を判定するため、定期的に投資ポートフォリオを評価しております。公正価値の下落が一時的であるかどうかの判定に際し、公正価値が取得原価を下回っている期間およびその度合い、発行企業の財政状態、業績、事業計画および公正価値に影響するその他特定要因、発行企業の信用リスク、公正価値の回復が見込まれるのに十分な期間当社グループが当該証券を保有し続けることができるかどうかなどを考慮しております。
公正価値が容易に算定できる売却可能有価証券の減損の判定に際し、公正価値が長期間、取得価額に比べ下落した場合、公正価値の下落が一時的ではないものと推定されます。投資の公正価値の下落が一時的であるかどうかの判定は、多くの場合主観的であり、発行企業の業績予想、事業計画など特定の前提および見積りが必要となります。そのため、投資価値の下落が一時的であるものと判定している有価証券について継続的な業績の低迷、今後の世界的な株式市況の低迷あるいは市場金利変動の影響などの事後の情報の評価に基づき、今後、公正価値の下落が一時的ではないものと判定され、未実現損失が認識され、将来の利益を減少させる可能性があります。
貸倒引当金
当社グループは、顧客の信用調査を行い過去の支払い状況および顧客の現在の信用力に基づき売掛金限度額を検討し、限度額の調整を行っております。当社グループは、顧客からの回収および支払い状況を継続的に監視しており、妥当とされる貸倒引当金額を計上しております。その貸倒引当金は当社グループの過去の実績に基づく予想や当社グループが定めた基準に基づいております。貸倒見積り額は、一般債権については過去の貸倒実績率、回収懸念債権など特定の債権については顧客毎の信用状況および期日未回収債権の状況調査に基づいて決定しております。なお、破産申請や業績悪化等により顧客の支払能力に疑義が生じた場合においては、個別に追加的な引当金を計上しております。これまでの貸倒損失の実績は、すべて引当金の範囲内です。しかしながら、当社グループは過去に発生した貸倒比率が将来も続くということを保証しておりません。顧客の財政状態の根本的な変化は、当社グループの連結業績と財政状態に重要な影響を及ぼす可能性があります。当社グループは地理的に分散した多数の顧客を有しております。従って、重大な信用リスクが存在しているとは考えておりません。
長期性資産の減損
当社グループは、長期性資産の減損は連結財務諸表にとって重要であると考えております。なぜなら、設備装置等、多額の資産を保有しており、これら長期性資産の回収可能性は経営成績および財政状態に重大な影響を与えるためです。
当社グループは、定期的に、もしくは何らかの事象や状況の変化が、帳簿価額相当が回収できないことを示唆する場合に、長期性資産に対して減損に関するテストを行います。この減損テストは、当社グループの割引前将来キャッシュ・フローに基づき行われております。将来キャッシュ・フローの見積りは、過去の傾向に基づき現在考えられる最も合理的な将来の経営環境を想定しております。当社グループは、将来のキャッシュ・フローの見積りに合理性があると確信しておりますが、キャッシュ・フローの前提条件が異なる場合、当社グループの評価に重要な影響を与える可能性があります。所有資産または資産グループ(以下、資産グループ)の価値の回収可能性は、資産グループの帳簿価額とその資産の使用によりもたらされる割引前キャッシュ・フローとの比較で判断されます。当社グループは、資産グループの市場価値の大幅な低下や継続的なキャッシュ・フロー損失または資産の使用方法の大幅な変更があった場合等、資産グループに減損の兆候が見られる場合、帳簿価額が公正価値を超える部分について資産グループの減損を認識します。売却予定の要件を満たした長期性資産は、帳簿価額または売却に要する費用を控除した公正価値のうちどちらか低い価額で評価されることになります。
公正価値は、類似した資産の最近の取引額や、将来キャッシュ・フローの割引後の見積額、または各種の計算方法により算定された価額を基に決められます。資産を使用している実際の市場および経営状態が経営者の予測より悪化したことにより、もたらされるキャッシュ・フローの金額が少なくなり、また、そのキャッシュ・フローを生む期間が短くなるのであれば、さらに減損損失を認識することになります。加えて、営業活動の前提条件の予測不可能な変化により、公正価値が低く見積られる場合、長期性資産の評価にマイナス影響を与え、当社グループの経営成績および財政状態に影響を及ぼします。
のれんの減損
当社グループは、年1回のれんの減損の判定を実施しております。また、のれんの減損の可能性を示す事象または状況の変化が生じた時点で減損の判定を行っております。のれんの減損に関する年次の判定は、12月31日に行われます。当社グループは2013年3月31日に終了した連結会計年度から会計基準書アップデート第2011-08号「のれんの減損テスト-会計基準編纂書350(無形資産-のれんおよびその他)」を適用しております。このアップデートによると、2段階の手続きによる報告単位の減損テストを実施する前に、報告単位の公正価値がのれんを含むその帳簿価額を下回っている可能性が50%超か否かについての定性的評価を行うことが認められています。事象や状況を総合的に評価した結果、報告単位の公正価値が帳簿価額を下回っている可能性が50%超ではないと判断した場合は、その報告単位について2段階の手続きによる減損テストを行いません。一方、報告単位の公正価値が帳簿価額を下回っている可能性が50%超であると判断した場合は、のれんは2段階の手続によりテストされます。当社は、上記の定性的評価を行った結果、報告単位の公正価値が帳簿価額を下回っている可能性が50%超であると判断した場合にのみ下記の2段階の手続きによる減損テストを行っております。第1段階は、のれんを含む報告単位の公正価値とその帳簿価額とを比較することにより減損の可能性を判定します。報告単位の公正価値がその帳簿価額を上回る場合、その報告単位ののれんは減損していないとみなされ、第2段階には進みません。報告単位の帳簿価額がその公正価値を上回る場合には、減損金額を測定するため、のれんの減損判定のため第2段階に進みます。のれんの減損判定のための第2段階では、報告単位ののれんの公正価値と帳簿価額を比較し、帳簿価額がその公正価値を超過する場合には、その超過分を減損として認識します。のれんの公正価値は企業結合において認識されるのれんの金額と同様の方法により決定されます。
第1段階において、報告単位の将来見積キャッシュ・フローの現在価値および残存価値を算出するためインカムアプローチを用いております。これは、報告単位を取り巻く経済状況など有益な情報を提供するものであり、広く認められた評価手法であります。当社グループは将来見積キャッシュ・フローの算出にあたり、幾つかの基礎となる前提を用いておりますが、これは今後の(ⅰ)収益成長率、(ⅱ)収益性、(ⅲ)加重平均資本コストおよび(ⅳ)永続成長率を含んでおります。当社グループはまた、比較可能な市場価額を参照するマーケットアプローチを用いて公正価値を見積っております。当社グループが見積りに用いている前提条件を修正した場合には、評価の結果が変わり、将来の業績が悪影響を受ける可能性があります。
退職給付引当金
当社グループは、予測給付債務と年金費用の見積りに使用する前提条件は当社グループの財政状態と経営成績に対し、重大な影響を与えるため、連結財務諸表作成の上で、退職給付会計を重要視しております。退職給付引当金は年度末の退職給付債務と制度資産に基づいて決定されます。予測給付債務と年金費用の水準は、様々な年金保険数理計算に基づいて計算されます。主要な前提条件には、割引率、制度資産の長期期待収益率、予定昇給率および死亡率とその他の予測率があります。割引率は、測定日における信用度の高い固定利付債券の利率に基づき、毎年算定されます。
制度資産の長期期待収益率は、制度資産ポートフォリオの構成と、これらポートフォリオから期待できる長期収益率を基に毎年算定されます。長期期待収益率は、従業員の勤続に対して、年金債務を保証する制度資産の実際利回りに基づいて算定されます。この長期期待収益率の合理性を判断するために、制度資産ポートフォリオの実際利回りや予想収益率等数多くの要素を使用しております。
従って、これらの前提条件は毎年評価され、退職給付債務は、最新の前提条件に基づいて各連結会計年度末に再計算されます。米国における一般に公正妥当と認められる会計基準に従い、見積りと実績の差は、従業員の平均残存勤続年数にわたって償却され、当社グループの将来にわたる経営成績に影響を与えます。
当社グループは日本において全従業員を対象とする確定給付年金制度を有しております。
制度資産の価値は世界の証券市場によって影響を受けます。市場が大幅に下降もしくは上昇した場合は将来の費用は大きな影響を受けます。
法人税
当社グループは、各国税法に基づいて法人税を見積っております。この過程では、会計上と税務上の差異による一時差異とともに当期税額の見積りが含まれております。この一時差異は連結貸借対照表上の繰延税金資産と繰延税金負債になります。また、繰延税金資産が将来の課税所得によって回収される可能性を考慮する必要があり、回収の可能性が少ないと認識した場合、評価性引当金を計上しなければなりません。
当期税額、繰延税金資産、繰延税金負債および評価性引当金を決定する際には重要な経営者による判断が要求されます。当社グループが将来関連する税務管轄地域において十分な課税所得を稼得できなかった場合、評価性引当金が積み増され、法人税費用が増加してしまう可能性があります。繰延税金資産の回収の可能性には不確実性が伴いますが、経営者は、承認された経営計画から判断し、繰延税金資産のすべてから評価性引当金を控除したものが実現されると考えております。しかしながら、実現可能であると考えられる繰延税金資産純額に対する見積りは近い将来において変更される可能性があります。また、繰越期間における将来の課税所得の見積りが変更される場合、当社グループの業績および財政状態に重要な影響を与える可能性があります。
当社グループの実効税率には、日本および海外における事業で必要とされる運転資本や長期投資の必要性を考慮に入れたグローバル管理方針に基づき再投資を永久的に行うことを意図しているため、海外子会社で発生した未配分利益で日本の法人税の対象とはならない部分の未配分利益の影響が反映されています。もし将来の何らかの事象、例えば現金、運転資本および長期投資の要件に重要な変更が発生したことにより、これらの未配分利益に関連する一定の資産が親会社へ配当される場合には、日本の法人税率で計算される追加的な税金費用および関連する繰延税金負債が必要となり、当社グループの将来の実効税率に重要な影響を与える可能性があります。
日本の税法上、海外子会社からの配当の95%は課税されません。当社グループは、2014年3月31日現在、海外連結子会社の未配分利益のうち、無期限に再投資する予定のため繰延税金負債を認識していない未配分利益がありますが、実務上困難であることからその未認識の繰延税金負債の算定は行っておりません。
キャッシュ・フロー
営業活動から得たキャッシュ・フローは、前連結会計年度の38,364百万円から3,322百万円増加し、当連結会計年度は41,686百万円となりました。前連結会計年度と比べた主な増減理由は以下のとおりです。
(キャッシュ・フロー増加要因)
・売上増加などによる顧客からの回収が68,012百万円増加
(キャッシュ・フロー減少要因)
・増産による仕入の増加などによる支出が47,099百万円増加
・売上増加による販売費の増加などによる支出が15,894百万円増加
・税金支払額が2,778百万円増加
投資活動に使用したキャッシュ・フローは、前連結会計年度の15,414百万円から4,670百万円増加し、当連結会計年度は20,084百万円となりました。前連結会計年度と比べた主な増減理由は以下のとおりです。
(キャッシュ・フロー増加要因)
・売却可能有価証券の売却・償還が5,525百万円増加
・定期預金の預入が5,279百万円減少
(キャッシュ・フロー減少要因)
・定期預金の解約が8,662百万円減少
・売却可能有価証券の購入が8,292百万円増加
財務活動に使用したキャッシュ・フローは、前連結会計年度の10,650百万円から3,285百万円減少し、当連結会計年度は7,365百万円となりました。前連結会計年度と比べた主な増減理由は以下のとおりです。
(キャッシュ・フロー増加要因)
・返済期限3ヶ月超の借入金による調達が1,730百万円増加
・返済期限3ヶ月超の借入金の返済が1,308百万円減少
上記活動の結果および為替レートの変動による影響により、当社グループの現金及び現金同等物の期末残高は前連結会計年度の62,283百万円から19,449百万円増加し、当連結会計年度は81,732百万円となりました。
当連結会計年度については、顧客からの売上代金回収の増加が、増産による仕入れ、販売費並びに法人税の支出増加を上回り、当社グループの現金及び現金同等物の期末残高は、前連結会計年度と比較して19,449百万円増加しました。
当社グループは、グローバルな生産体制の強化を図ってきております。世界の電動工具需要が、新興国で力強く成長しており、多くの先進国で世界不況以前の水準に戻りつつあり、各販売子会社の在庫の適正化が進んだため、前連結会計年度末と比較して、当連結会計年度末は低い在庫水準となりました。
翌連結会計年度の設備投資計画は、当社の各工場での金型投資や機械設備投資などがあり、当連結会計年度と比較して設備投資は増加する予定です。
財政状態
当社グループの流動性の主な源泉は、手元現預金、営業活動から得た現預金および与信限度枠内の借入金で構成されます。当社グループは当連結会計年度末現在81,732百万円の現金及び現金同等物を保有しております。このほかに当社の海外子会社は、13,656百万円の与信限度枠を持っており、与信限度枠のうち4,134百万円を使用しておりますが、9,522百万円は未使用でありました。当連結会計年度末現在の連結貸借対照表において4,147百万円の短期借入金が計上されており、その内訳は、銀行からの借入金およびキャピタル・リース債務で構成されます。短期借入金は主に海外子会社の日々の営業活動に使用されております。長期債務からの振り替え額を除く短期借入金は4,134百万円で、145.2%(2,448百万円)増加しております。平均レート等短期借入れに関する情報は連結財務諸表の注記9を参照下さい。
現在、当社グループは資金調達について、グループ内金融を主体に行っており、子会社の余剰資産は他の資金不足の子会社へ融資することにしております。当社は自己資金で経営しており、当社グループの各子会社についてもグループ内融資主体のため支払利息に重要性はありません。
当連結会計年度末現在の短期借入金および長期債務の合計(借入債務)は前連結会計年度末の1,703百万円から2,460百万円増加し4,163百万円になりました。長期債務は8百万円から16百万円になりました。自己資本借入債務比率は1.0%でした。
当社グループは運転資本の需要に応じて随時資金調達が可能です。しかし、当社グループは翌連結会計年度において、重要な資金調達の潜在的需要はありません。
当社グループは、従前より高い流動資産比率を維持してきており、当連結会計年度末は81,732百万円の現金及び現金同等物があります。当社の経営者はこれらの現金および今後当社グループの営業活動によって生み出される現金で、将来にわたる運転資本の需要、設備投資および研究開発等を十分行えると見込んでおります。当社の経営者は、運転資本は、当社グループの現在の必要性に十分であると考えております。
なお、株主還元の施策として2013年11月に1株当たり18円の中間配当金が支払われ、2014年6月25日開催の株主総会において1株当たり73円の配当が決議されており、配当金総支払額は12,352百万円です。
当社グループは、営業活動に必要な資金を資本市場から通常の取引条件で十分に調達できる能力を有しております。

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