有価証券報告書-第51期(平成25年4月1日-平成26年3月31日)

【提出】
2014/06/30 9:21
【資料】
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【項目】
111項目

対処すべき課題

今後の経営環境は、新政府の金融政策により円安傾向が継続することで、日本製品の価格競争力が増し歓迎できる経済環境に変わっていくものと思います。しかしこのような経済環境下にあっても当社の主なお客様である自動車産業の現地調達化の方針は変わることがなく、部品調達の現地化がますます加速していきます。従って量的な国内需要の減少は避けられません。このような環境の中で当社グループは技術力強化により国内内需品の受注強化、タイ王国での受注拡大の方針で成長、利益重視の経営で盤石な経営基盤を築いてまいります。
① 売り上げの拡大
自動車産業の電装製品、安全走行製品、シートベルト・エアバッグ、メーター関連製品などさらに受注拡大を狙います。
その他、内需産業のスマートグリッド関連製品について受注活動を強化します。
② 収益力強化
工場では、自動化、省人化、材料歩留改善、工程内不良低減、内製化など、製品原価の見える化を推進し、製造原価低減や不採算製品の改善を継続的に推進させます。
③ グローバル化に対応
海外連結子会社THAI SANKO CO.,LTD.の生産体制を早期に確立させ、お客様のニーズに応えます。タイ国内の販売はデジタルカメラ関連製品、自動車関連のエアバッグや電装製品がメインです。
④ 技術力強化
プラスチック事業の拡大を強力に進めていきます。プラスチック金型の内製化率を高め、インサートなどプレス部品との複合加工製品に競合各社との差別化を図ります。プレス事業では、鍛造加工など新たな加工方法を取り入れ自動車産業の受注拡大を図ります。