四半期報告書-第62期第1四半期(平成27年1月1日-平成27年3月31日)

【提出】
2015/05/13 15:09
【資料】
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【項目】
26項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び当社の連結子会社)が判断したものであります。
(1)業績の状況
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、昨年の消費税増税の影響が未だ残るものの、円安・株高基調が継続し、企業収益に改善がみられるなど、輸出企業を中心に景気は緩やかに回復傾向で推移しました。一方で、中国をはじめとする新興国や欧州を中心とした景気の下振れリスクなど先行きは引き続き不透明な状況となっております。このような経済状況のもとで、当社グループは、多様化する顧客ニーズに的確に対応した新製品開発のスピードアップとさらなる短納期化に努め、国内および中国子会社の営業機能の強化に努め、業績向上に総力を上げて取り組んでおります。
当第1四半期連結累計期間は、設備投資の増加傾向や電機・輸送・工作機械業界の順調な回復もある一方、自動巻線機事業の大型案件の売上延伸により、売上高は11億1千6百万円(前年同四半期比8.4%減)、営業利益は6千万円(前年同四半期は営業損失2千6百万円)、経常利益は5千6百万円(前年同四半期は経常損失1億2千4百万円)となりました。特別利益に投資有価証券売却益8千5百万円を計上する一方、特別損失に厚生年金基金脱退損失1億6千4百万円を計上したことなどにより、四半期純損失は3千2百万円(前年同四半期は四半期純損失1億3千万円)となりました。
セグメントの業績は次のとおりであります。
①送風機事業
国内工作機械・産業機械業界及び電機業界向け部品供給を中心とする当社にあっては、特に中国向け軸流工作機械の生産増加や納期の前倒し等もあり、送風機事業の売上高は7億5千2百万円(前年同四半期比5.3%増)となり、セグメント利益は5千9百万円(前年同四半期比4.8%増)となりました。
②住設事業
浴室照明器具に関しては、住宅着工件数の減少が続くなか、消費増税前の駆け込み需要があった反動もあり、売上高は2億5千9百万円(前年同四半期比5.7%減)を計上し、セグメント利益は1千6百万円(前年同四半期比48.8%増)となりました。
③自動巻線機事業
自動巻線機事業は、電子関連機器向けの引合が継続している中、HEV・EV関連機器が動き出したものの、大型案件の売上が第2四半期に延びたことにより、売上高は8千7百万円(前年同四半期比58.5%減)、開発案件が順調に推移し原価低減も図られた結果、セグメント利益2千9百万円(前年同四半期はセグメント損失4千2百万円)となりました。
④企業再生支援事業
売上高は1千7百万円(前年同四半期比9.0%減)、セグメント利益は8百万円(前年同四半期はセグメント損失3百万円)となりました。
(2)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(3)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間における研究開発活動の金額は、9百万円となっております。
なお、当第1四半期連結累計期間において、研究開発活動の状況に重要な変更はありません。