四半期報告書-第20期第2四半期(令和3年4月1日-令和3年6月30日)
16.金融商品
(1) 公正価値の算定方法
金融商品の公正価値の算定方法は、次のとおりであります。
(a) 現金及び現金同等物、営業債権及びその他の債権
これらは主に短期間で決済されるものであるため、公正価値は帳簿価額と近似しております。
(b) 営業債務及びその他の債務
短期で満期が到来する営業債務及びその他の債務については、公正価値は帳簿価額と近似しております。短期で満期が到来しない営業債務及びその他の債務の公正価値は、新規に同様の借入を行った場合に想定される利率で割り引いた現在価値により算定しており、レベル2に分類しております。
(c) 有価証券
活発な市場における同一銘柄の市場価格が入手できる場合は、当該市場価格を使用して公正価値を測定しており、レベル1に分類しております。市場価格が入手できない場合の公正価値は、主として純資産に基づく方式(株式発行会社の純資産に基づき、必要に応じて時価修正を加えて算出する方法)などにより測定しており、レベル3に分類しております。
(d) 長期借入金
これらの公正価値については、元利金の合計額を、新規に同様の借入を行った場合に想定される利率で割り引いた現在価値により算定しており、レベル2に分類しております。
(e) デリバティブ取引
為替予約および通貨オプションについては、取引先の金融機関から提示された価格等に基づいて算定しており、レベル2に分類しております。また、観察不能なインプットを使用して評価した場合はレベル3に分類しております。
(f) 社債
企業結合により取得した社債の公正価値は、公表されている市場価格を参照して算定しており、レベル2に
分類しております。
(g) その他の金融資産、その他の金融負債
償却原価で測定する3ヶ月超の定期預金、長期未収入金、敷金または預り保証金は、レベル2に分類してお
ります。なお、公正価値は帳簿価額と近似しているため、注記を省略しております。
(2) 公正価値で測定する金融商品のレベル別分類
金融商品の公正価値ヒエラルキーは、レベル1からレベル3までを次のように分類しております。
レベル1: 活発な市場における公表価格により測定された公正価値
レベル2: レベル1以外の、観察可能な価格を直接または間接的に使用して算出された公正価値
レベル3: 観察可能な市場データに基づかないインプットを含む、評価技法から算出された公正価値
公正価値ヒエラルキーのレベル間の振替は、各四半期末日に発生したものとして認識しております。
また、各レベル間の振替はありません。
① 償却原価で測定する金融商品
償却原価で測定する金融商品の帳簿価額と公正価値は、次のとおりであります。なお、公正価値で測定する金融商品および帳簿価額と公正価値が極めて近似している金融商品については、次の表には含めておりません。また、リース負債については、次の表には含めておりません。
前連結会計年度(2020年12月31日)
(単位:百万円)
当第2四半期連結会計期間(2021年6月30日)
(単位:百万円)
② 公正価値で測定する金融商品
公正価値ヒエラルキーのレベルごとに分類された、経常的に公正価値で測定する金融資産および金融負債の内訳は、次のとおりであります。
前連結会計年度(2020年12月31日)
当第2四半期連結会計期間(2021年6月30日)
③ レベル3に分類された金融資産の増減は、次のとおりであります。
レベル3に分類された金融負債の増減は、次のとおりであります。
(注) 1 純損益を通じて公正価値で測定する金融資産および金融負債に関するものであり、金融収益及び金融費用に含まれております。
2 前第2四半期連結累計期間においては、主にその他の包括利益を通じて公正価値で測定する資本性金融資産に関するものであり、要約四半期連結包括利益計算書上の「その他の包括利益を通じて公正価値で測定する資本性金融資産」に表示しております。当第2四半期連結累計期間においては、主に在外営業活動体の換算差額が含まれております。
3 レベル3に分類されている金融商品は、主に非上場株式によって構成されております。非上場株式の公正価値は、当社グループの担当部門がグループ会計方針などに従って、四半期ごとに入手可能な直前の数値を用いて公正価値を測定しております。公正価値測定結果については、適切な権限者がレビュー、承認しております。なお、レベル3に分類された金融商品について、それぞれ合理的と考えられる代替的な仮定に変更した場合に、公正価値の金額に重要な変動はないと考えております。
(1) 公正価値の算定方法
金融商品の公正価値の算定方法は、次のとおりであります。
(a) 現金及び現金同等物、営業債権及びその他の債権
これらは主に短期間で決済されるものであるため、公正価値は帳簿価額と近似しております。
(b) 営業債務及びその他の債務
短期で満期が到来する営業債務及びその他の債務については、公正価値は帳簿価額と近似しております。短期で満期が到来しない営業債務及びその他の債務の公正価値は、新規に同様の借入を行った場合に想定される利率で割り引いた現在価値により算定しており、レベル2に分類しております。
(c) 有価証券
活発な市場における同一銘柄の市場価格が入手できる場合は、当該市場価格を使用して公正価値を測定しており、レベル1に分類しております。市場価格が入手できない場合の公正価値は、主として純資産に基づく方式(株式発行会社の純資産に基づき、必要に応じて時価修正を加えて算出する方法)などにより測定しており、レベル3に分類しております。
(d) 長期借入金
これらの公正価値については、元利金の合計額を、新規に同様の借入を行った場合に想定される利率で割り引いた現在価値により算定しており、レベル2に分類しております。
(e) デリバティブ取引
為替予約および通貨オプションについては、取引先の金融機関から提示された価格等に基づいて算定しており、レベル2に分類しております。また、観察不能なインプットを使用して評価した場合はレベル3に分類しております。
(f) 社債
企業結合により取得した社債の公正価値は、公表されている市場価格を参照して算定しており、レベル2に
分類しております。
(g) その他の金融資産、その他の金融負債
償却原価で測定する3ヶ月超の定期預金、長期未収入金、敷金または預り保証金は、レベル2に分類してお
ります。なお、公正価値は帳簿価額と近似しているため、注記を省略しております。
(2) 公正価値で測定する金融商品のレベル別分類
金融商品の公正価値ヒエラルキーは、レベル1からレベル3までを次のように分類しております。
レベル1: 活発な市場における公表価格により測定された公正価値
レベル2: レベル1以外の、観察可能な価格を直接または間接的に使用して算出された公正価値
レベル3: 観察可能な市場データに基づかないインプットを含む、評価技法から算出された公正価値
公正価値ヒエラルキーのレベル間の振替は、各四半期末日に発生したものとして認識しております。
また、各レベル間の振替はありません。
① 償却原価で測定する金融商品
償却原価で測定する金融商品の帳簿価額と公正価値は、次のとおりであります。なお、公正価値で測定する金融商品および帳簿価額と公正価値が極めて近似している金融商品については、次の表には含めておりません。また、リース負債については、次の表には含めておりません。
前連結会計年度(2020年12月31日)
(単位:百万円)
帳簿価額 | 公正価値 | ||||
レベル1 | レベル2 | レベル3 | 合計 | ||
金融負債 | |||||
借入金 | 679,733 | ― | 680,962 | ― | 680,962 |
社債 | 11 | ― | 11 | ― | 11 |
未払金 | 47,433 | ― | 46,736 | ― | 46,736 |
合計 | 727,177 | ― | 727,709 | ― | 727,709 |
当第2四半期連結会計期間(2021年6月30日)
(単位:百万円)
帳簿価額 | 公正価値 | ||||
レベル1 | レベル2 | レベル3 | 合計 | ||
金融負債 | |||||
借入金 | 633,679 | ― | 638,196 | ― | 638,196 |
社債 | 12 | ― | 12 | ― | 12 |
未払金 | 63,570 | ― | 63,155 | ― | 63,155 |
合計 | 697,261 | ― | 701,363 | ― | 701,363 |
② 公正価値で測定する金融商品
公正価値ヒエラルキーのレベルごとに分類された、経常的に公正価値で測定する金融資産および金融負債の内訳は、次のとおりであります。
前連結会計年度(2020年12月31日)
(単位:百万円) | ||||
レベル1 | レベル2 | レベル3 | 合計 | |
金融資産 | ||||
純損益を通じて公正価値で測定する金融資産 | ||||
投資信託 | 4,160 | ― | ― | 4,160 |
非上場株式 | ― | ― | 2,498 | 2,498 |
その他の包括利益を通じて 公正価値で測定する資本性 金融資産 | ||||
非上場株式 | ― | ― | 2,242 | 2,242 |
合計 | 4,160 | ― | 4,740 | 8,900 |
当第2四半期連結会計期間(2021年6月30日)
(単位:百万円) | ||||
レベル1 | レベル2 | レベル3 | 合計 | |
金融資産 | ||||
純損益を通じて公正価値で測定する金融資産 | ||||
投資信託 | 4,949 | ― | ― | 4,949 |
非上場株式 | ― | ― | 3,458 | 3,458 |
デリバティブ資産 | ― | 5,283 | 17 | 5,300 |
その他の包括利益を通じて 公正価値で測定する資本性 金融資産 | ||||
非上場株式 | ― | ― | 2,395 | 2,395 |
合計 | 4,949 | 5,283 | 5,870 | 16,102 |
金融負債 | ||||
純損益を通じて公正価値で測定 する金融負債 | ||||
デリバティブ負債 | ― | 346 | 58 | 404 |
合計 | ― | 346 | 58 | 404 |
③ レベル3に分類された金融資産の増減は、次のとおりであります。
(単位:百万円) | |||
前第2四半期連結累計期間 (自 2020年1月1日 至 2020年6月30日) | 当第2四半期連結累計期間 (自 2021年1月1日 至 2021年6月30日) | ||
期首残高 | 3,926 | 4,740 | |
当期の利得または損失合計 | △587 | 1,130 | |
損益 (注)1 | △92 | 761 | |
その他の包括利益 (注)2 | △495 | 369 | |
購入 | 52 | ― | |
売却 | ― | ― | |
決済 | ― | ― | |
企業結合による取得 | ― | ― | |
その他 | ― | ― | |
期末残高 | 3,391 | 5,870 |
レベル3に分類された金融負債の増減は、次のとおりであります。
(単位:百万円) | |||
前第2四半期連結累計期間 (自 2020年1月1日 至 2020年6月30日) | 当第2四半期連結累計期間 (自 2021年1月1日 至 2021年6月30日) | ||
期首残高 | ― | ― | |
当期の利得または損失合計 | ― | 58 | |
損益 | ― | ― | |
その他の包括利益 | ― | 58 | |
購入 | ― | ― | |
売却 | ― | ― | |
決済 | ― | ― | |
企業結合による取得 | ― | ― | |
その他 | ― | ― | |
期末残高 | ― | 58 |
(注) 1 純損益を通じて公正価値で測定する金融資産および金融負債に関するものであり、金融収益及び金融費用に含まれております。
2 前第2四半期連結累計期間においては、主にその他の包括利益を通じて公正価値で測定する資本性金融資産に関するものであり、要約四半期連結包括利益計算書上の「その他の包括利益を通じて公正価値で測定する資本性金融資産」に表示しております。当第2四半期連結累計期間においては、主に在外営業活動体の換算差額が含まれております。
3 レベル3に分類されている金融商品は、主に非上場株式によって構成されております。非上場株式の公正価値は、当社グループの担当部門がグループ会計方針などに従って、四半期ごとに入手可能な直前の数値を用いて公正価値を測定しております。公正価値測定結果については、適切な権限者がレビュー、承認しております。なお、レベル3に分類された金融商品について、それぞれ合理的と考えられる代替的な仮定に変更した場合に、公正価値の金額に重要な変動はないと考えております。