四半期報告書-第40期第3四半期(平成28年7月1日-平成28年9月30日)
有報資料
(1) 業績の状況
当第3四半期累計期間における我が国の経済は、日銀によるマイナス金利政策が導入されましたが、新興国経済の減速懸念、英国のEU離脱等の影響により、急速な円高・株安が進み、景気の先行きは依然として不透明な状況が続いております。
国内の医療業界におきましては、効率的かつ質の高い医療提供体制の構築を図るため、平成28年度の診療報酬改
定案では、全体では0.84%引き下げ、8年ぶりに医療報酬マイナス改定となり、医療機関の経営にとっては厳しい内容となっております。
このような事業環境のもと、当社は、昨年発売した新製品の臨床検査情報システム「CLINILAN GL-3」(以下、GL-3)及び検体検査自動化システム「CLINILOG STraS」の初期導入後のサポート対応に注力しながら、新規顧客の獲得及び更新需要の対応に努めてまいりました。電解質OEMビジネスにつきましては、既存OEM先との関係強化及びOEM製品の品質向上に注力することに加え、国内の新規OEM先を1社増やし、一部製品の販売を開始いたしました。原価低減の取り組みにつきましては、江刺・湘南の両工場を中心に利益率の改善に継続的に努めております。
研究開発につきましては、臨床検査情報システムのサブシステム(輸血・細菌検査等)の開発に加え、検体検査自動化システムの海外規制対応及び分析前工程モジュール(MPAM)をベースとした新たなコンセプトシステムの開発を推進しております。また、コア技術である電解質センサーの品質・性能向上及び海外規制に対応した開発を継続しております。さらに、新たな事業基盤を創出するため、平成28年4月より、藤田保健衛生大学に寄附講座「先進診断システム探索研究部門」を開設し、基礎技術の研究・開発に取り組んでおります。設備投資につきましては、平成28年6月27日発表「江刺工場の増設に関するお知らせ」のとおり、当社は江刺工場敷地内の空地を利用し、生産工場の増設(延床面積 約7,300㎡)を行うこととし、平成28年9月28日に起工式を開催いたしました(平成29年8月末に竣工予定)。また、今回の江刺工場の増設に伴い、湘南サイト全体の改修・改善及び生産品の一部移管等を視野に入れた製造・開発の最適化を検討しております。
海外展開につきましては、米国提携先へのOEM供給を継続しております。また、中国事業の展開につきましては、当社の関係会社であった東軟安徳医療科技有限公司(以下、東軟安徳)の事業再編に向け、平成28年2月5日に瀋陽東軟医療系統有限公司(以下、東軟医療)並びに中国の臨床検査試薬会社である威特曼生物科技(南京)有限公司(以下、威特曼;法定代表者 熊菁)の3当事者間で合弁契約等を締結し、平成28年6月1日に当局より合弁会社の営業ライセンスを取得いたしました。これにより、東軟安徳は当該合弁会社の完全子会社となり、当社の関係会社ではなくなっております。当該合弁会社の最終的な持分比率は、東軟医療55.00%、熊氏33.65%、当社11.35%となっております。また、平成28年9月1日より、中国(上海)駐在員事務所を開設し、中国の臨床検査市場のマーケティング情報及び市場需要の独自調査、現地ネットワークの構築に努めております。
当第3四半期累計期間の販売実績を製品系列別に表示すると、次のとおりであります。
① 臨床検査機器システム
臨床検査機器システムにつきましては、検体検査装置は前年並みに推移いたしました。臨床検査情報システムは、新製品GL-3の初期導入後の対応に注力したことに加え、前年同期において新規大型案件の獲得が好調だった反動により、大型案件数が減少いたしました。一方、検体検査自動化システムは国内・海外大型案件数が増加した結果、売上高は3,460,147千円(前年同期比3.1%減)となりました。
② 臨床検査試薬
臨床検査試薬につきましては、主に直接販売及び海外販売が低調に推移した結果、売上高は1,740,104千円(同3.0%減)となりました。
③ 消耗品
消耗品につきましては、OEMで販売した検体検査装置の稼働台数及び分析前工程モジュール(MPAM)の販売台数が増加したことで、消耗品販売も堅調に推移し、売上高は1,380,687千円(同2.8%増)となりました。
④ その他
その他につきましては、臨床検査情報システム及び検体検査自動化システムの国内大型案件に付随する他社製品の販売が増加し、売上高は679,473千円(同82.4%増)となりました。
この結果、当第3四半期累計期間の業績につきましては、売上高は7,260,412千円(同2.5%増)となりました。利益面につきましては、主に大型案件に付随する他社製品の販売が増加したことに加え、臨床検査情報システム及び臨床検査試薬の減収により、売上総利益は3,339,784千円(同1.4%減)となりました。販売費及び一般管理費につきましては、人件費の増加に対して、効率的な人員配置を行いつつ、開発案件につきましては、集中と選択により経費抑制に努めてまいりました。その結果、営業利益は692,384千円(同10.4%減)、経常利益は679,024千円(同10.3%減)となりました。また、四半期純利益は、東軟安徳の事業再編に伴い、事業分離における移転損失114,987千円を特別損失に計上した結果、411,703千円(同16.0%減)となりました。
(2) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期累計期間において当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(3) 研究開発活動
当第3四半期累計期間における研究開発活動の金額は、716,156千円であります。
なお、当第3四半期累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(4) 主要な設備
当第3四半期累計期間において、新たに確定した重要な設備の新設等の計画は次のとおりであります。
当第3四半期累計期間における我が国の経済は、日銀によるマイナス金利政策が導入されましたが、新興国経済の減速懸念、英国のEU離脱等の影響により、急速な円高・株安が進み、景気の先行きは依然として不透明な状況が続いております。
国内の医療業界におきましては、効率的かつ質の高い医療提供体制の構築を図るため、平成28年度の診療報酬改
定案では、全体では0.84%引き下げ、8年ぶりに医療報酬マイナス改定となり、医療機関の経営にとっては厳しい内容となっております。
このような事業環境のもと、当社は、昨年発売した新製品の臨床検査情報システム「CLINILAN GL-3」(以下、GL-3)及び検体検査自動化システム「CLINILOG STraS」の初期導入後のサポート対応に注力しながら、新規顧客の獲得及び更新需要の対応に努めてまいりました。電解質OEMビジネスにつきましては、既存OEM先との関係強化及びOEM製品の品質向上に注力することに加え、国内の新規OEM先を1社増やし、一部製品の販売を開始いたしました。原価低減の取り組みにつきましては、江刺・湘南の両工場を中心に利益率の改善に継続的に努めております。
研究開発につきましては、臨床検査情報システムのサブシステム(輸血・細菌検査等)の開発に加え、検体検査自動化システムの海外規制対応及び分析前工程モジュール(MPAM)をベースとした新たなコンセプトシステムの開発を推進しております。また、コア技術である電解質センサーの品質・性能向上及び海外規制に対応した開発を継続しております。さらに、新たな事業基盤を創出するため、平成28年4月より、藤田保健衛生大学に寄附講座「先進診断システム探索研究部門」を開設し、基礎技術の研究・開発に取り組んでおります。設備投資につきましては、平成28年6月27日発表「江刺工場の増設に関するお知らせ」のとおり、当社は江刺工場敷地内の空地を利用し、生産工場の増設(延床面積 約7,300㎡)を行うこととし、平成28年9月28日に起工式を開催いたしました(平成29年8月末に竣工予定)。また、今回の江刺工場の増設に伴い、湘南サイト全体の改修・改善及び生産品の一部移管等を視野に入れた製造・開発の最適化を検討しております。
海外展開につきましては、米国提携先へのOEM供給を継続しております。また、中国事業の展開につきましては、当社の関係会社であった東軟安徳医療科技有限公司(以下、東軟安徳)の事業再編に向け、平成28年2月5日に瀋陽東軟医療系統有限公司(以下、東軟医療)並びに中国の臨床検査試薬会社である威特曼生物科技(南京)有限公司(以下、威特曼;法定代表者 熊菁)の3当事者間で合弁契約等を締結し、平成28年6月1日に当局より合弁会社の営業ライセンスを取得いたしました。これにより、東軟安徳は当該合弁会社の完全子会社となり、当社の関係会社ではなくなっております。当該合弁会社の最終的な持分比率は、東軟医療55.00%、熊氏33.65%、当社11.35%となっております。また、平成28年9月1日より、中国(上海)駐在員事務所を開設し、中国の臨床検査市場のマーケティング情報及び市場需要の独自調査、現地ネットワークの構築に努めております。
当第3四半期累計期間の販売実績を製品系列別に表示すると、次のとおりであります。
| 区分 | 前第3四半期累計期間 | 当第3四半期累計期間 | 前年同期比 | |||
| 金額 (千円) | 構成比 (%) | 金額 (千円) | 構成比 (%) | 金額 (千円) | 増減率 (%) | |
| 臨床検査機器システム | 3,571,883 | 50.4 | 3,460,147 | 47.7 | △111,736 | △3.1 |
| 検体検査装置 | 561,103 | 7.9 | 557,045 | 7.7 | △4,057 | △0.7 |
| 臨床検査情報システム | 2,264,273 | 32.0 | 1,705,927 | 23.5 | △558,345 | △24.7 |
| 検体検査自動化システム | 746,506 | 10.5 | 1,197,173 | 16.5 | 450,666 | 60.4 |
| 臨床検査試薬 | 1,793,391 | 25.3 | 1,740,104 | 24.0 | △53,287 | △3.0 |
| 消耗品 | 1,343,148 | 19.0 | 1,380,687 | 19.0 | 37,538 | 2.8 |
| その他 | 372,528 | 5.3 | 679,473 | 9.3 | 306,944 | 82.4 |
| 合計 | 7,080,953 | 100.0 | 7,260,412 | 100.0 | 179,459 | 2.5 |
① 臨床検査機器システム
臨床検査機器システムにつきましては、検体検査装置は前年並みに推移いたしました。臨床検査情報システムは、新製品GL-3の初期導入後の対応に注力したことに加え、前年同期において新規大型案件の獲得が好調だった反動により、大型案件数が減少いたしました。一方、検体検査自動化システムは国内・海外大型案件数が増加した結果、売上高は3,460,147千円(前年同期比3.1%減)となりました。
② 臨床検査試薬
臨床検査試薬につきましては、主に直接販売及び海外販売が低調に推移した結果、売上高は1,740,104千円(同3.0%減)となりました。
③ 消耗品
消耗品につきましては、OEMで販売した検体検査装置の稼働台数及び分析前工程モジュール(MPAM)の販売台数が増加したことで、消耗品販売も堅調に推移し、売上高は1,380,687千円(同2.8%増)となりました。
④ その他
その他につきましては、臨床検査情報システム及び検体検査自動化システムの国内大型案件に付随する他社製品の販売が増加し、売上高は679,473千円(同82.4%増)となりました。
この結果、当第3四半期累計期間の業績につきましては、売上高は7,260,412千円(同2.5%増)となりました。利益面につきましては、主に大型案件に付随する他社製品の販売が増加したことに加え、臨床検査情報システム及び臨床検査試薬の減収により、売上総利益は3,339,784千円(同1.4%減)となりました。販売費及び一般管理費につきましては、人件費の増加に対して、効率的な人員配置を行いつつ、開発案件につきましては、集中と選択により経費抑制に努めてまいりました。その結果、営業利益は692,384千円(同10.4%減)、経常利益は679,024千円(同10.3%減)となりました。また、四半期純利益は、東軟安徳の事業再編に伴い、事業分離における移転損失114,987千円を特別損失に計上した結果、411,703千円(同16.0%減)となりました。
(2) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期累計期間において当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(3) 研究開発活動
当第3四半期累計期間における研究開発活動の金額は、716,156千円であります。
なお、当第3四半期累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(4) 主要な設備
当第3四半期累計期間において、新たに確定した重要な設備の新設等の計画は次のとおりであります。
| 事業所名 (所在地) | 設備の内容 | 投資金額(千円) | 完了年月 |
| 江刺工場 (岩手県奥州市) | 生産工場の増設 | 1,700,000 | 平成29年8月 |