四半期報告書-第41期第3四半期(平成29年7月1日-平成29年9月30日)
有報資料
(1) 業績の状況
当第3四半期累計期間における我が国の経済は、米国新政権の政策動向、北朝鮮問題をはじめとする地政学的リスク等による世界経済が先行き不透明の中、企業収益の拡大、雇用情勢の上向き等、緩やかに回復しております。
国内の医療業界におきましては、厚生労働省は平成30年度診療報酬・介護報酬の同時改定に関する議論を本格的に開始しております。医療機関の病床機能の分化、医療と介護の提携、地域包括ケアシステム等の在宅医療推進に焦点を絞り、医療機関の経営改善及び経費削減等への取り組み要請が強まっております。
このような事業環境のもと、当社は主力製品である臨床検査情報システム「CLINILAN GL-3」(以下、GL-3)を拡販するため、新規及び更新施設への提案活動を継続的に推進してまいりました。検体検査自動化システムは、「CLINILOG V4」の国内大型案件を獲得しつつ、韓国・中国を中心に海外大型案件の獲得に努めてまいりました。また、中国において新たなビジネスパートナーと具体的な販売代理契約に向けた交渉を進めております。凝固製品を新たな市場(周産期分野)へ展開するため、アトムメディカル株式会社と提携いたしました。また、平成29年8月より、グルコース分析装置の後継機種「全自動糖分析装置 GA09Ⅱ」を発売いたしました。電解質OEMビジネスは、既存OEM先との関係強化及びOEM製品の品質向上に注力することに加え、新規OEM先を増やすため、国内・海外の生化学分析装置メーカーへアプローチしております。原価低減の取り組みにつきましては、江刺・湘南の両工場を中心に、定量的な目標を設定し、製造工程・歩留まりの改善等に取り組んでおります。また、全社の生産性向上を実現するため、就業規則、地域限定正社員制度の確立等、必要な制度の改革を適宜進めております。同時に、働き方改革を進め、「人事制度プロジェクト」を通じて賃金・評価制度の改定、研修制度の充実、社内ローテーションの推進に向けた体制づくりに着手しております。
研究開発につきましては、GL-3(検体検査)に付随するサブシステム(輸血・細菌検査等)の年内完成に向けて開発を推進しております。また、検体検査自動化システムは、海外規制対応に加え、顧客要望の高い大型モジュールの開発を開始しております。コア技術である電解質センサーは品質・性能強化及び海外規制対応に継続して取り組んでおります。設備投資につきましては、江刺工場の新棟が平成29年8月に竣工いたしました。現在、江刺工場内において機械設備の移設工事等を進め、湘南工場から一部の臨床検査試薬製品の生産移管準備を開始しております。これにより、検体検査装置及び検体検査自動化システム等の「機器類」の生産開始は平成29年10月以降、臨床検査試薬及び消耗品の生産開始は平成30年4月以降を予定しております。また、人員計画につきましては、平成29年4月に新規卒業者17名を採用し、営業、システムエンジニア、生産部門へ効率的な人員配置を行い、来年度は16名の採用を見込んでおります。
海外展開につきましては、米国提携先への分析前工程モジュール(以下、MPAM)をベースとした分注機のOEM販売は堅調に推移しております。中国事業の展開につきましては、平成28年9月に設立した中国(上海)駐在員事務所を中心に、現地ニーズに迅速に対応するため、複数の中国企業とのアライアンスの可能性に向けて、具体的な商談をサポートしております。
当第3四半期累計期間の販売実績を製品系列別に表示すると、次のとおりであります。
① 臨床検査機器システム
検体検査装置は、主にOEM先の販売が低調に推移した影響で減収となりました。臨床検査情報システムは、大型案件が前年度に比べ減少したことにより減収となりました。検体検査自動化システムは、海外大型案件及び米国提携先へのOEM販売が増加した一方、国内大型案件の延期、失注等の影響で減少した結果、売上高は2,980,980千円(前年同期比13.8%減)となりました。
② 臨床検査試薬
海外販売が堅調に推移したものの、OEM販売及び国内の直接販売が減少した結果、売上高は1,654,451千円(同4.9%減)となりました。
③ 消耗品
検体検査装置の稼働台数及びMPAMの販売台数が増加したことで、消耗品は堅調に推移し、売上高は1,495,061千円(同8.3%増)となりました。
④ その他
臨床検査情報システム及び検体検査自動化システムの国内大型案件に付随する他社製品の販売が減少し、売上高は455,427千円(同33.0%減)となりました。
この結果、当第3四半期累計期間の業績につきましては、売上高は6,585,921千円(同9.3%減)となりました。利益面につきましては、臨床検査機器システム及び臨床検査試薬の減収により、売上総利益は3,010,430千円(同9.9%減)となりました。販売費及び一般管理費につきましては、主に研究開発としてGL-3のサブシステムの開発を推進するため、業務委託費等が増加いたしました。その結果、営業利益は216,179千円(同68.8%減)、経常利益は203,386千円(同70.0%減)、四半期純利益は152,447千円(同63.0%減)となりました。
(2) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期累計期間において当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(3) 研究開発活動
当第3四半期累計期間における研究開発活動の金額は、849,954千円であります。
なお、当第3四半期累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(4) 主要な設備
前事業年度末において計画中であった重要な設備の新設について、当第3四半期累計期間に完了したものは次のとおりであります。
(注)上記金額には消費税等は含まれておりません。
当第3四半期累計期間における我が国の経済は、米国新政権の政策動向、北朝鮮問題をはじめとする地政学的リスク等による世界経済が先行き不透明の中、企業収益の拡大、雇用情勢の上向き等、緩やかに回復しております。
国内の医療業界におきましては、厚生労働省は平成30年度診療報酬・介護報酬の同時改定に関する議論を本格的に開始しております。医療機関の病床機能の分化、医療と介護の提携、地域包括ケアシステム等の在宅医療推進に焦点を絞り、医療機関の経営改善及び経費削減等への取り組み要請が強まっております。
このような事業環境のもと、当社は主力製品である臨床検査情報システム「CLINILAN GL-3」(以下、GL-3)を拡販するため、新規及び更新施設への提案活動を継続的に推進してまいりました。検体検査自動化システムは、「CLINILOG V4」の国内大型案件を獲得しつつ、韓国・中国を中心に海外大型案件の獲得に努めてまいりました。また、中国において新たなビジネスパートナーと具体的な販売代理契約に向けた交渉を進めております。凝固製品を新たな市場(周産期分野)へ展開するため、アトムメディカル株式会社と提携いたしました。また、平成29年8月より、グルコース分析装置の後継機種「全自動糖分析装置 GA09Ⅱ」を発売いたしました。電解質OEMビジネスは、既存OEM先との関係強化及びOEM製品の品質向上に注力することに加え、新規OEM先を増やすため、国内・海外の生化学分析装置メーカーへアプローチしております。原価低減の取り組みにつきましては、江刺・湘南の両工場を中心に、定量的な目標を設定し、製造工程・歩留まりの改善等に取り組んでおります。また、全社の生産性向上を実現するため、就業規則、地域限定正社員制度の確立等、必要な制度の改革を適宜進めております。同時に、働き方改革を進め、「人事制度プロジェクト」を通じて賃金・評価制度の改定、研修制度の充実、社内ローテーションの推進に向けた体制づくりに着手しております。
研究開発につきましては、GL-3(検体検査)に付随するサブシステム(輸血・細菌検査等)の年内完成に向けて開発を推進しております。また、検体検査自動化システムは、海外規制対応に加え、顧客要望の高い大型モジュールの開発を開始しております。コア技術である電解質センサーは品質・性能強化及び海外規制対応に継続して取り組んでおります。設備投資につきましては、江刺工場の新棟が平成29年8月に竣工いたしました。現在、江刺工場内において機械設備の移設工事等を進め、湘南工場から一部の臨床検査試薬製品の生産移管準備を開始しております。これにより、検体検査装置及び検体検査自動化システム等の「機器類」の生産開始は平成29年10月以降、臨床検査試薬及び消耗品の生産開始は平成30年4月以降を予定しております。また、人員計画につきましては、平成29年4月に新規卒業者17名を採用し、営業、システムエンジニア、生産部門へ効率的な人員配置を行い、来年度は16名の採用を見込んでおります。
海外展開につきましては、米国提携先への分析前工程モジュール(以下、MPAM)をベースとした分注機のOEM販売は堅調に推移しております。中国事業の展開につきましては、平成28年9月に設立した中国(上海)駐在員事務所を中心に、現地ニーズに迅速に対応するため、複数の中国企業とのアライアンスの可能性に向けて、具体的な商談をサポートしております。
当第3四半期累計期間の販売実績を製品系列別に表示すると、次のとおりであります。
| 区分 | 前第3四半期累計期間 | 当第3四半期累計期間 | 前年同期比 | |||
| 金額 (千円) | 構成比 (%) | 金額 (千円) | 構成比 (%) | 金額 (千円) | 増減率 (%) | |
| 臨床検査機器システム | 3,460,147 | 47.7 | 2,980,980 | 45.3 | △479,167 | △13.8 |
| 検体検査装置 | 557,045 | 7.7 | 439,626 | 6.7 | △117,419 | △21.1 |
| 臨床検査情報システム | 1,705,927 | 23.5 | 1,601,797 | 24.3 | △104,129 | △6.1 |
| 検体検査自動化システム | 1,197,173 | 16.5 | 939,556 | 14.3 | △257,617 | △21.5 |
| 臨床検査試薬 | 1,740,104 | 24.0 | 1,654,451 | 25.1 | △85,652 | △4.9 |
| 消耗品 | 1,380,687 | 19.0 | 1,495,061 | 22.7 | 114,374 | 8.3 |
| その他 | 679,473 | 9.3 | 455,427 | 6.9 | △224,046 | △33.0 |
| 合計 | 7,260,412 | 100.0 | 6,585,921 | 100.0 | △674,491 | △9.3 |
① 臨床検査機器システム
検体検査装置は、主にOEM先の販売が低調に推移した影響で減収となりました。臨床検査情報システムは、大型案件が前年度に比べ減少したことにより減収となりました。検体検査自動化システムは、海外大型案件及び米国提携先へのOEM販売が増加した一方、国内大型案件の延期、失注等の影響で減少した結果、売上高は2,980,980千円(前年同期比13.8%減)となりました。
② 臨床検査試薬
海外販売が堅調に推移したものの、OEM販売及び国内の直接販売が減少した結果、売上高は1,654,451千円(同4.9%減)となりました。
③ 消耗品
検体検査装置の稼働台数及びMPAMの販売台数が増加したことで、消耗品は堅調に推移し、売上高は1,495,061千円(同8.3%増)となりました。
④ その他
臨床検査情報システム及び検体検査自動化システムの国内大型案件に付随する他社製品の販売が減少し、売上高は455,427千円(同33.0%減)となりました。
この結果、当第3四半期累計期間の業績につきましては、売上高は6,585,921千円(同9.3%減)となりました。利益面につきましては、臨床検査機器システム及び臨床検査試薬の減収により、売上総利益は3,010,430千円(同9.9%減)となりました。販売費及び一般管理費につきましては、主に研究開発としてGL-3のサブシステムの開発を推進するため、業務委託費等が増加いたしました。その結果、営業利益は216,179千円(同68.8%減)、経常利益は203,386千円(同70.0%減)、四半期純利益は152,447千円(同63.0%減)となりました。
(2) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期累計期間において当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(3) 研究開発活動
当第3四半期累計期間における研究開発活動の金額は、849,954千円であります。
なお、当第3四半期累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(4) 主要な設備
前事業年度末において計画中であった重要な設備の新設について、当第3四半期累計期間に完了したものは次のとおりであります。
| 事業所名 (所在地) | 設備の内容 | 投資金額(千円) | 完了年月 |
| 江刺工場 (岩手県奥州市) | 生産工場の増設 | 1,701,356 | 平成29年8月 |
(注)上記金額には消費税等は含まれておりません。