四半期報告書-第13期第2四半期(平成26年4月1日-平成26年6月30日)

【提出】
2014/08/08 13:08
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【項目】
24項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(1)業績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、消費税率引き上げにともなう駆け込み需要の反動の影響があったものの、政府の経済対策等を背景に緩やかな回復傾向となりました。また米国においても回復傾向が続き、欧州においては主要国を中心に緩やかな回復傾向にあります。しかしながら中国をはじめとする新興国の経済の成長鈍化等の懸念もあり、先行きは依然として不透明な状況が続いております。
当社グループの属する制御機器業界におきましても、国内では、自動車、電子部品、半導体関連業界で回復傾向にあり、海外では、欧米で設備投資需要が回復傾向にあり、中国においても景気減速による影響はあるものの工場での作業自動化のニーズは高まりつつあります。
このような経営環境の中で当社グループは、「顧客満足の追求により会社の成長を実現する」という経営方針のもと、国内・海外(新興国)での新規顧客の開拓、中国販売子会社の本格稼働、同業他社との協業など積極的な営業活動を展開するとともに、多様化する顧客ニーズに対応すべく新製品の開発にも注力し、業績の向上に努めてまいりました。
以上の結果、当社グループの第2四半期連結累計期間の売上高は、25億40百万円(前年同期比17.3%増)、営業利益は中国子会社設立の初期投資の影響により1億1百万円(同27.7%減)、経常利益1億10百万円(同17.1%減)、四半期純利益78百万円(同3.7%減)となりました。
(2)財政状態の状況
(資産の部)
当第2四半期連結会計期間末の総資産の残高は、前連結会計年度末と比較して3億47百万円増加し、39億19百万円となりました。主な要因は、たな卸資産が1億10百万円、無形固定資産が1億42百万円増加したことによるものです。
(負債及び純資産の部)
当第2四半期連結会計期間末の負債の残高は、前連結会計年度末と比較して2億37百万円増加し、9億33百万円となりました。主な要因は、未払金が1億17百万円、未払法人税等が65百万円増加したことによるものです。純資産の残高は、前連結会計年度末と比較して1億9百万円増加し、29億85百万円となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、営業活動により54百万円増加、投資活動により43百万円減少、財務活動により57百万円増加し、これに現金及び現金同等物に係る換算差額21百万円減少を調整した結果、四半期末残高8億23百万円と期首残高比47百万円増加となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により得られた資金は、54百万円(前年同四半期は1億38百万円の収入)となりました。これは主に、売上債権の増加33百万円及びたな卸資産の増加1億13百万円により資金が減少しましたが、税金等調整前四半期純利益1億10百万円及び仕入債務の増加23百万円による資金の増加があったことによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動により使用した資金は、43百万円(前年同四半期は14百万円の支出)となりました。これは主に、有形固定資産の取得24百万円によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により得られた資金は、57百万円(前年同四半期は50百万円の支出)となりました。これは主に、配当金の支払50百万円により資金が減少しましたが、少数株主からの払込みによる収入1億7百万円による資金の増加があったことによるものです。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、119,073千円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。